写真と年表は、2002年4月6日付『有明新報』に「荒尾市制60周年」企画で掲載した内容を編集し転載しています。懐かしい写真を可能な限り採用いたしましたので歴史愛好家の方だけではなく、一般の方も荒尾の歴史をお楽しみください。
荒尾のあゆみ(歴史年表&歴史写真)
 写真は、旧市庁舎。場所は大島町で現在の荒尾駅から競馬場に向かう通りの西鉄バス乗り場にあった。元々は、荒尾町役場として1932年(昭和7年)に新築落成したもので、1942年(同17年)の市制施行後は市庁舎として利用された。そして、現在の庁舎に移転。写真の年代は、はっきりしないが昭和20年代のものと思われる。ちなみに、同庁舎は、元は宮内出目にあったものが写真の場所に新築移転した。
この頁で採用した写真は、荒尾市、大牟田市提供。

【明治】

初頭  『岩本橋』架橋(現、県重要文化財)

1870 熊本藩に大島・平山・荒尾・蔵満・牛水・高浜・菰屋・府本の8組が置かれる

1875 上・下荒尾村が合併、荒尾村に

1889 市・町村制施行により、荒尾・有明・八幡・平井・府本・清里村設置

1897 万田坑、開削着手(現、国重要文化財)

1902 万田坑、出炭操業開始

    万田社宅、現在の仲町に建築

 現在は、国の重要文化財に指定されている万田坑。1897年(明治30年)に開削を開始、1902年(明治35年)には出炭操業を開始。そして、1951年(昭和26年)に閉坑した。写真は、全盛期にあたる大正期のもの。

【大正】

1912 国鉄『万田駅』(のちの荒尾駅)設置

1919 荒尾村が荒尾町に

1923 四山坑、出炭操業開始

    四山坑の大島社宅建設

 写真は昭和12〜13年の国鉄『万田駅』。のちの1943年(昭和18年)に国鉄『荒尾駅』に改称された。

【昭和】

1927 荒尾競馬場、公認の地方競馬場となる

1932 現、大島町に荒尾町役場庁舎が新築移転

1942 荒尾町と、平井・府本・八幡・有明の各村を合併して荒尾市誕生

    荒尾町役場庁舎を市庁舎として開設

1943 国鉄『万田駅』が『荒尾駅』に改称

    市公会堂、現、大正町に設立

1945 大島・万田・原万田地区、米軍機により空爆

1947 炭鉱勤務、三交代制に。それまでは二交代制だった

1948 四山→緑ケ丘間に通勤用の三池鉄道(愛称は炭電)開通

    荒尾市警察署発足

1949 市営バス開通

    荒尾駅→緑ケ丘間に市電開通

    荒尾市立病院開設

1950 国鉄『南荒尾駅』開設

    市営『有明海水浴場開設』

1951 市消防署設立

    万田坑、閉坑

1955 高浜の北半分と、清里村の牛水・水野が荒尾市と合併、現在の市域に

1963 現在の地に、現、市役所庁舎完成

 旧庁舎より移転、新築された現在の市庁舎。写真は1963年(昭和38年)の新築落成当時のもの。
1964 市電廃止

1965 市民体育館完成

1967 荒尾市商工会館完成

1971 競馬場スタンド完成

1972 『赤田公園』吊橋完成

    市民総合プール完成

1973 市立図書館開館

1984 『三池鉄道』(炭田)廃止

1986 荒尾総合文化センター完成

1987 四山坑、閉坑


【平成】

1993 宮崎兄弟の生家開館

1994 第1回荒炎祭開催

1997 市営バスセンター開設

1998 荒尾市観光物産館完成

1999 『メディア交流館』『小岱工芸館』完成

2000 『万田炭鉱館』『みどり蒼生館』完成



歴史写真点描
 昭和35〜36年の市営バス。今はほとんど見られないボンネットバスで、ボディーには古い荒尾市のマークが付いている。マークは1962年(昭和37年)から現在のマークが制定された。  県境は四山商店街の古い町並み。左手に『古賀書店』、その隣(写真奥側)は屋号が見えないがパチンコ店。右手角には『大万カメラ』の看板が見える。時代は、昭和20年代後半〜昭和30年代前半のもの。
 大牟田市行政管理部総務課所蔵の四山坑の写真。年代は、はっきりしないが「大牟田市制35周年(1952年・昭和27年)」の写真とともにアルバムに整理されているため、1950年代頃の写真と思われる。写真手前は、元四山貯炭場あたりに建てられた四山社宅。  1949年(昭和24年)に荒尾駅→緑ヶ丘間に市電が開通。1964年(昭和39年)に廃止された。写真は、市電廃止の時のもので、電車には「市民のみなさんさようなら」の垂れ幕がかかっている。
 現在の荒尾郵便局本局の場所にあった自治体警察庁舎。年代不明。1948年(昭和28年)に荒尾市警察署が発足している。

*郷土の歴史年表と歴史写真*