平成30(2018)年 1月 4日 木曜日


  1. 日常へUターン ふるさと後に 九州道25キロ渋滞
     年末年始をふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが3日、ピークを迎えた。鉄道や高速道路、空港など各交通機関では連休を終え、日常生活に戻る人や車で混雑が生じた。

  2. 景気良くスタート 初売りに多くの人 有明地域
     有明地域の多くの大型商業施設では1日から、初売りが行われた。お目当ての福袋を手に入れようと開店前から長い行列ができ、景気の良いスタートを切った。

  3. ながす羽衣琉金 誕生 赤黒 白黒 鮮やかな美しさを放つ きょうから一般公開 長洲町養魚組合
     「金魚のまち」として知られる玉名郡長洲町。地元の長洲町養魚組合(松井一也組合長)が約5年の歳月をかけ、品種改良を重ね新品種「ながす羽衣琉金」を誕生させた。町の伝統産業の金魚養殖業を盛り上げ、町の活性化につなげようという取り組みが大きく花を咲かせようとしている。


     三が日も終わり、官公庁をはじめ多くの企業では、きょうが仕事始め。皆さん、どのようなお正月だったでしょうか。家族とゆっくり過ごした人、友人との再会を楽しんだ人、はたまた寝正月だった人。さまざまではないでしょうか▼昨年、ある忘年会の時。出席者にお正月の過ごし方を聞いた。すると、おせちを用意しない人が意外に多いことに驚いた。では何を食べて過ごすのかと興味があったが、それは各家庭のこと。それ以上は聞かなかった▼わが家では必ずおせちを用意する。以前は家で作っていたが、ここ数年は購入するようになった。今年は初めてインターネットで注文。写真では良さそうに見えるが、現物はどうなのだろうと心配していたが、それは杞憂だった▼基本的な料理はきちんと押さえてあり、品数も多い。少し味が濃いかとも思ったが、酒のあてにはこれぐらいがちょうどいいか。料理の解説も付いていて、会話のきっかけにもなった。「時代は変わったね」と感心しきり▼そんな三が日も明け、いよいよ本格的な2018年のスタートだが、まだ本調子ではないという人も少なくないかもしれない。恥ずかしながら自身もまだ休みの感じから抜け切れないでいる。原稿作成でキーボードをたたいても、普段より圧倒的に遅いのが分かる▼平常を取り戻すには、休んだ間よりも多くの時間がかかる。しかし、せっかく英気を養ったのだから、それを生かし、じっくりと腰を据えて今年も新聞作りに取り組んでいきたい。あらためて、またよろしくお願いします。


平成30(2018)年 1月 5日 金曜日


  1. 2018年首長が訓示 課題解決へ協力を
     有明地域の各自治体で4日、2018年の仕事始め式が行われた。年頭に当たり、首長たちが職員を前にして訓示。地域が抱えるさまざまな課題の解決に向けて一致協力し、熱意を持って取り組むことの重要性を説いた。職員たちは住民福祉の向上や地元経済発展のために気を引き締め、気持ちを新たにしていた。

  2. 一丸となり地域振興 新春年賀交歓会 長洲南関含め261人誓う 荒尾商議所
     荒尾商工会議所(那須良介会頭)主催の2018年新春年賀交歓会が4日、荒尾市本井手のホテルヴェルデで開催された。地元政財界や関係機関・団体、行政の代表ら261人が集い、今年も一丸となり地域活性化や商工業振興発展のため尽力していくことを誓った。

  3. 勇壮な火祭り「裸ん行」 12日まで参加者募集 大川
     地元から「おふろうさん」として親しまれている大川市酒見の風浪宮の大祭に合わせ、無病息災や邪気退散を祈願する「裸ん行」が2月10日夜にある。締め込み姿の男衆らがたいまつを片手に市内を駆け抜ける勇壮な火祭り。参加申し込みは今月12日まで。


     松の内なので、お正月に関係するお話を。今年も元旦から市中へ買い出しに出掛けた。刺し身を調達し、正月風景を体感するのが目的。朝早くからの人出で、顔見知りの方と年始あいさつも交わした▼正月料理の代表は、お節と雑煮。とりわけ雑煮は地方色豊かで、家々の味がある。子どもの頃、年末の手伝いで、昆布とスルメを3aほどの長さに切るのが役割だった。それが雑煮のだしと、具になった。そこへ丸餅を入れたものが、わが家流▼父の転勤で一時期、関西に住んでいた。友人の半数の家が、すましではなく白みそ。それにサトイモ、ニンジン、大根と具だくさんも。餅は角餅であったり、中にはあんこ餅もあった。まさに衝撃的だった▼有明地域の雑煮には、具だくさんが少ないように思える。それは郷土料理のがめ煮があるからではないか。シイタケの戻し汁に骨付き鶏肉を入れて、炒めた具材のゴボウ、レンコン、ニンジン、タケノコ、大根、サトイモ、コンニャクなど盛りだくさんに煮込む。正月料理の一品に出す家庭も多い▼餅は関西から西が丸餅で、東は角餅が主流。角餅は江戸時代に広がった。長屋暮らしで餅をつく道具もない町民たちのもとへ、餅をついてお金をもらう「賃つき餅屋」が、平たく伸ばした餅を四角に切って売ったという▼仕事始めも行われ、いよいよ2018年が始動。皆さんにとって、そしてこの有明地域にとって幸の多い年でありますように。ニュースのがめ煮である有明新報を、今年もご愛読していただきますようお願い申し上げます。


平成30(2018)年 1月 6日 土曜日


  1. 飛躍の年 誓い合う 有明地域は一つに 新春年賀交歓会へ500人
     2018年有明地区新春年賀交歓会(有明新報社主催、大牟田商工会議所後援)が5日、大牟田市旭町のホテルニューガイア・オームタガーデンで開催された。有明地域の政治、経済、文化、医療、福祉、行政、スポーツなど、各界の第一線で活躍する団体代表ら501人が出席。新年の幕開けを祝い、地域の発展を誓い合った。出席者たちは明るい郷土の未来を目指して語り合い、交流を深めた。【3、9面に関連】

  2. 300人が発展願う 柳川でも年賀交歓会
     2018年新春年賀交歓会(柳川商工会議所、柳川青年会議所主催)が5日、柳川市新外町の御花で開かれた。柳川市、みやま市をはじめ、国勢に携わる人や近郊の政治、経済、文化、教育などさまざまな分野から約300人が出席。新春を祝いながら、日本や地域の振興、発展を願い、心を新たにした。

  3. 威勢良く初競り 有明海産タイラギも 筑後中部魚市場
     新年を迎え、有明地域の魚市場や青果市場で初競りが行われた。柳川市筑紫町の筑後中部魚市場では、有明海産をはじめ、各地から新鮮な魚介類が運び込まれ、競り人たちの威勢の良い掛け声が響いた。この冬初めての有明海産タイラギも入荷され、市場は熱気に包まれていた。


     「今、何をやるべきか。その答えは言うまでもなく、私たちの机の上ではなく、現場にある」。市役所の新年仕事始め式で市長は職員や小中学校長らを前にきっぱりと言った。「前例至上主義」ではいけないことを▼「私たちは各業務の対象者にどれだけ直接向き合っているだろうか。各部署で市民の声を聴き、地域、関係団体、関係業界などと本音の議論をして、ニーズを見極める。そこからがスタートではないか」と▼さらに「現状と課題、そして目指す方向を互いに確認する。その上で役割分担などを協議し、前に進めていく。最初から予算を壁≠ノしてはいけないし、予算がなくても、できることはいろいろあるのではないか」と続けた▼「まちづくりは市役所だけではできないし、特性に応じたパートナーとともに、共通の目的・目標のもとで役割を分担しながら成果を上げていく。これが『協働のまちづくり』と考える」とも言い切った▼「協働のまちづくり」と世間で言われ始めたのは十数年前だったろう。そのころは「市役所が本来しないといけない仕事の半分を市民にまわすとは、いかがなものか」と批判的な声をよく聞いた。それは全く見当外れの意見だったとは思えない▼「民間人は仕事をした上でそれ以外の時間でまちづくりに関わっている。職員にもその意識があれば、市民は協力してくれる」。それを実践していた係長がいた。勤務時間外にも市民のもとを訪れ、本音や実情を理解して動き、自ら汗をかいた。その係長が今は市長。実践はこれからが本番のようだ。


平成30(2018)年 1月 9日 火曜日


  1. 希望胸に新たな一歩 各地で成人式
     8日の「成人の日」に合わせ、各地で2018年の成人式が行われた。華やかな振り袖、スーツなどに身を包んだ新成人が未来への希望を胸に集い、新たな一歩を踏み出した。友人、恩師らと再会を喜び合い、旧交を温める姿も見られた。

  2. 思い出と再会 長洲 タイムカプセルを開封 新成人が旧友と共に ライオンズクラブ
     玉名郡長洲町の4小学校で6日、タイムカプセルの開封式が行われた。今年、成人を迎える2009年度の卒業生が参加。旧友との再会を喜び、思い出を懐かしんだ。

  3. 勇壮に出初め式 1年の安心安全を願う きびきびと小隊訓練や放水 有明地域
     1年間の地域の安全を願って新春恒例の消防出初め式が6、7日、有明地域各地で行われた。消防職員や消防団員らは火災などから地域住民の生命・財産を守ろうと決意を新たにし、放水やパレードなどで火災予防の意識を啓発した。


     2018年の幕開けにふさわしく有明地区新春年賀交歓会が、華やかににぎにぎしく挙行された。有明新報社が主催し、大牟田商工会議所の後援を得て、政治や経済、文化、医療、福祉、行政、スポーツなど各界で活躍する501人が一堂に会して、地域の発展を誓い合った▼主催者をはじめ来賓による新年あいさつでは、戦後の経済成長を遂げたいざなぎ景気を超える好景気になっているといわれているが、有明地域の地場の中小企業や商工業に至ってはまだまだその兆候が見られない、と現状を分析▼大きな課題は、どこの自治体でもいわれる少子高齢化社会への対策。これに対する特効薬はなく、掲げたそれぞれのビジョンへ向けて、取り組むべきことを一つ一つ着実にこなし積み上げていかねばならない▼有明地域で共通して取り組むべきものの一つは有明海沿岸道路。自動車専用道路が昨年4市を結んだことで、地域の流通・交流動脈として効果を上げていることを実感。熊本へ、佐賀へと延伸させるように行動を起こし、企業誘致や観光振興、防災対策などにも生かそうと声が上がった▼年賀交歓会は、荒尾や柳川、大川、筑後の各地でも行われている。柳川では沿岸道路をはじめとしたインフラ整備に加えて、立花宗茂とァ千代のNHK大河ドラマ招致実現に官民一体となって行動することも誓い合った▼有明地域6市3町の人口は約40万人。それぞれの地域特性を生かしながら、共に取り組めるものは無駄なく協調し合い、地域の発展を目指すべきである。「有明は一つ」の心で。


平成30(2018)年 1月 10日 水曜日


  1. 雨の中、火災よけ祈願 勇壮に臼かぶり 大牟田
     火災よけ祈願の伝統行事「臼(水)かぶり」が8日夜、大牟田市三池の三池本町祇園宮(三池本町弥剣神社)境内で行われた。雨の中、さらに水をかぶる氏子たちの勇壮な姿に声援が送られた。

  2. 地域と未来照らす 柳川JC 新春祝賀会で誓う
     柳川青年会議所(木原頼長理事長)の2018年度新春祝賀会が8日、柳川市新外町の御花で開かれた。来賓やJC会員などを招 いて新春を祝い、感謝の念を表し、スローガンの「BeingからDoing!〜地域と未来を照らす灯火となろう!〜」を合言葉に活動していくことを誓った。

  3. 米、みかん、梨豊作 平山菅原神社で作試し 御幣で札釣り上げる 荒尾
     荒尾市平山の平山菅原神社(月田襄宮司)で7日、今年の農作物の作柄や天候などを占う作試しが行われた。江戸時代から200年以上続く伝統行事で、地元住民らは作柄予想結果の一覧表を見ながら、今年の農作業やムラおこしへの決意を新たにしていた。


     1月10日は「110番の日」。毎日ある記念日の中でも知名度が高い方だろう。言うまでもなく警察の緊急通報用ダイヤル110番の適正利用を呼び掛けるのが目的だ▼戦後間もない1948年、GHQの勧告を受けて東京などの大都市で始まった。もっとも東京以外は異なる番号でスタートし、統一されたのが54年。警察庁による「110番の日」制定は85年で、翌86年が1回目となっている▼有明地域の警察署では例年キャンペーン、教室といった啓発行事がされている。大都市では有名人が一日署長、通信指令課長を務めたとニュースにもなる。事件や事故で警察の初動を早めるために不可欠な存在だが、目的に沿わない通報も多いのが現状▼「ペットがいなくなった」「ヘビが出てきた。怖い」など、いろんな例があるようだ。通報された現場に到着したが、何もなかったというようなものまで。「明らかに虚報だと思っても、受理すれば出動しないわけにはいかない」と警察官は困った表情になる。高齢化社会の進展で、高齢者の勘違いによる通報も増えているようだ▼例えばそうした事案に対応している間に、同じ警察署の管内で発生した重大な事件、事故への初動が遅れ、犯人や加害者に逃げる時間を稼がせてはいけない。いたずらに使わないようなモラルが求められる。ごく当たり前のことなのだが▼日本を代表するビッグカンパニーの相次ぐ不正も明らかになり、いろんなところでモラル崩壊が叫ばれる。日常生活からみんなが守るようにして、食い止めねばならない。


平成30(2018)年 1月 11日 木曜日


  1. 市民舞台劇 見に来て 劇団員たちがPR活動 大牟田
     大牟田市制100周年特別記念事業の市民舞台劇「レ・ビューおおむた2017」が28日、上演される。この劇を多くの人に見てもらおうと出演者らは、大牟田市岬町のイオンモール大牟田でPR活動を展開。ストーリーなどが説明され、チラシも配布。「ぜひ見に来てください」と来店者たちにアピールした。

  2. 海外バイヤーを招致 大川家具新春展 50回の節目迎える
     今年のインテリア業界を占う業者向け展示会「大川家具新春展」が10日、大川市の大川産業会館をメイン会場に始まった。同会館で164社、他の会場や関連イベントも含めると250社以上が参加する日本有数の規模の展示会。開場式では出席者の拍手に送られ、初荷を載せたトラックが出発した。11日まで。

  3. 活躍胸に"筑後市民"へ 新人選手が住民票移す 福岡ソフトバンクホークス
     筑後市のHAWKSベースボールパーク筑後の選手寮「若鷹寮」に入寮する新入団選手たちが9日、同市への転入手続きを行った。「筑後市民」として新天地での活躍を胸に、書類に記入していった。


     この冬、第一級の寒波がやって来た。有明地域ではきょう11日から14日の週明けまで、冬将軍が猛威を振るう。最低気温はマイナス4度が予想されている。それが数日間続く見込みで、水道管凍結の可能性大≠ナある▼それにしても今年の冬は寒い。アメダス(地域気象観測システム)大牟田観測地点の最近10年間を調べてみた。12月の気温で比較すると、昨年が最も低かったようである。1カ月の日平均気温は5・6度。最高気温が10度未満の日と、最低気温が0度未満のマイナスがついた日が、共に14日間もあった。2012年12月がこれに近い記録▼最低気温がすさまじく低かったのが16年1月。まだ記憶に新しい「大牟田大断水」が発生したときである。20日から26日までの毎日、最低気温はマイナスを観測。特に24日から25日までの35時間にわたり、大牟田のまちが、ずっと零下の世界に包まれた。このときの最低気温はマイナス7・4度▼市ではきのう10 日、この寒波襲来で市内を4ブロックに分けて広報車を走らせ、市民に水道管凍結の防止対策やスリップ事故などに対する注意を呼び掛けた。屋外のむき出しになっている水道管には、布を巻いたり保温チューブを取り付けるなどの防寒対策を施し、それでも凍結の心配があれば少量の水を出しっぱなしにするなどの対応を求めている▼市内全域で断水した前代未聞の経験を踏まえて、市は災害マニュアルの見直しを行い二度と同じ轍を踏まない構え。市民も不自由だったあの生活を忘れずに、しっかりと対応をしよう。


平成30(2018)年 1月 12日 金曜日


  1. 3月10日に開通へ 国道208号 高田町〜大和町結ぶ 浦島橋架け替え 間もなく完成
     国土交通省福岡国道事務所は矢部川に架かる新しい国道208号浦島橋が3月10日午後4時に開通すると発表。この日は午前10時から、みやま市高田町濃施のまいピア高田で式典を開き、その後、浦島橋新橋本線上でテープカットなどをして開通を祝う。開通区間はみやま市高田町から柳川市大和町までの延長約700メートル。

  2. 移動販売で高齢者等見守る トクナガと長洲町 町外への拡大視野に
     玉名郡長洲町は株式会社ユーマートトクナガ(徳永浩則代表取締役社長)と11日、「高齢者等見守り活動に関する協定」を締結した。同社が取り扱う生鮮食品や生活雑貨などを町内で移動販売する「移動スーパーとくし丸」事業を2月9日に開始する。徳島県で始まった「移動スーパーとくし丸」は現在、全国42都道府県で運行中。空白5県の一つである熊本県では初めて長洲町でスタートする。

  3. 旧商工会館跡地入札に ベストアメニティが応募 大牟田
     大牟田商工会議所(板床定男会頭)は11日夜、大牟田市大正町の料亭「一里」で臨時議員総会を開き、旧商工会館跡地の一般競争入札結果を報告。ベストアメニティ株式会社から応札があったことを伝え、承認の議決を得た。


     元東大阪市長で、現在は柳川市に在住している松見正宣さんから自費出版した本を頂いた。ぜひ読んでほしいということだったので読ませてもらった。かつてNHK記者をしていたということから、分かりやすく、読みやすかった。タイトルは「声帯麻痺闘病記」で副題が「立ちはだかった糖尿病」。自身のことをつづってあるだけに真実味があり、引き込まれた▼厚生労働省が発表した日本国内の糖尿病患者は約1千万人。予備軍を含めると2千万人はいるだろうと推測される▼糖尿病は痛くもかゆくもないけれど、生活習慣を改めず、適切な治療を受けなければ、足や自立神経の障害、人工透析に至る肝臓病、白内障や網膜剥離症などの眼病、高脂血症、動脈硬化症といった合併症を併発し、命取りになる病といわれる▼この本は声帯麻痺で突然声を失った筆者が、摘出手術を経て自分の声を取り戻すまでの闘病記。「身にしみて怖いと思ったのは糖尿病が手術の前に立ちはだかったこと」らしい▼自身を、若い頃から酒豪を気取り、暴飲暴食を制御できない不摂生な生活を続けてきたと振り返り、「チョイ悪オヤジ」半生を反省したらしい。幸い、手術は成功し、声を取り戻したが、糖尿病は怖いと実感したというのだ▼胸に手を当てれば思い当たる節がある人たちに「今からでも遅くない。改めなさい」と警告している。健康診断で糖尿病の疑いが指摘されている人もいるはず。松見さんは自身の体験を通して、多くの人たちに注意を呼び掛けているのである。


平成30(2018)年 1月 13日 土曜日


  1. 三池港に“光の航路”出現 夕日が閘門へ一直線 17〜27日 展望所公開時間延長 世界遺産で愛を誓う 大牟田
     大牟田市にある世界文化遺産構成資産の一つ「三池港」。夕焼けが美しいスポットとして有名で、多くのアマチュアカメラマンやカップルなどが訪れている。17日から27日までは、航路の先端から閘門を抜けて同港展望所まで、ほぼ一直線に「光の航路」を見ることができる。市はこの景色を多くの人に楽しんでもらおうと、同港展望所の施設公開を期間中、午後6時まで延長する。

  2. 木室が九州チャンピオン 大川勢31年ぶり大会制覇 全国へ向け意欲燃やす ミニバスケ
     第38回全九州ミニバスケットボール大会で優勝を成し遂げた大川市のチーム、木室ネクサスガールズの選手たちが11日、同市役所を表敬訪問した。大川勢の大会制覇は31年ぶり。報告を受けた倉重良一市長は「大川の人はみんな喜んでいると思います。ありがとう」と笑顔で迎えた。

  3. 商売繁盛、夫婦円満 十日恵昆須で祈願 筑後
     筑後市羽犬塚、六所宮境内にある羽犬塚夫婦恵毘須神社の「十日恵毘須大祭」が10日、六所宮境内で開かれた。全国で最も古いとされる男女双体の「夫婦恵毘須」があり、一年の商売繁盛、無病息災、夫婦円満などを願い、多くの人が参拝。景品付き福ザサの販売、ぜんざいの振る舞いなども行われた。


     今シーズン最強といわれる寒波の襲来で、全国各地で雪による被害が出ている。福岡県内でも大雪の影響で交通が混乱したところがあったようだが、幸い、有明地域では大きな被害はなかったようだ▼大牟田市では2016年1月、寒波によって水道管が破裂するなどして市内全戸断水するという事態に陥った。それ以降、市では極端に寒くなりそうなときは事前に広報車を走らせるなどして早めの対策に取り組んでいる▼あのときの苦い経験から学び「何かあってからでは遅い。結果として空振りでもいいから、早めの注意喚起を」と考えての取り組み。市民の意識も高まりつつあり、多少の寒波が来ても大きな被害は出ていない▼災害が発生し、大きな被害が出た後に「想定外」という言葉がよく使われる。実際に経験したことがないようなことが起きたため、想定を超える被害が発生したということだろう。しかし、自らが経験しないでも、全国各地でさまざまな事例が発生している▼大きな災害が発生すると、テレビなどでも報道されているが、対岸の火事としてではなく、自らのこととして捉えることが重要ではないか。これは行政だけでなく、市民一人一人が考えなくてはならないことだろう▼今回の寒波はピークを過ぎたとの見方もあるが、まだまだ冬が終わったわけではない。これからも寒い日は続く。20日は二十四節気の一つ「大寒」。この頃は、冷気が極まって一年で最も寒くなるといわれている。気を引き締めて、事前にできることを考え、しっかりと対策を。


平成30(2018)年 1月 15日 月曜日


  1. 造形は無限 技法を追究 蒲池焼彦三郎窯の田嶋さん ルーヴル開館記念 「傑作選」に入る みやま
     みやま市瀬高町大草、蒲池焼彦三郎窯代表の田嶋芳実さん(69)が季刊美術誌「美術の杜」のルーヴル美術館開館225周年を記念した傑作選に選出され、作品が掲載されている。絵画、書など約200点が選ばれているが、陶芸は田嶋さんだけ。作品は緻密な一珍文様のつぼで、田嶋さんは「陶芸は奥深く、造形は無限。まだまだ道半ば。もっと文様の技法を追究していきたい」と話した。

  2. 初の認知症カフェフェスタ 見守り地域へ広げる 11カ所紹介 講話やマップ配布
     第1回おおむた認知症カフェフェスタが13日、大牟田市旭町のゆめタウン大牟田で開催された。認知症の人や家族を地域全体で支え見守る取り組みを広げる同市。市内11カ所で運営されている認知症カフェの存在を広く市民に知ってもらおうと初めて行われた。講話や認知症カフェの紹介を通じ、認知症の予防や対応への市民の関心を高めた。

  3. 活気に満ちて幕開け 金魚やコイ初競り 長洲
     九州で唯一という金魚とニシキゴイの初競りが11日、玉名郡長洲町梅田の村木養魚場内の「長洲観賞魚競売場」で行われた。雪の影響はあったものの、同町近郊だけでなく大阪、名古屋からも業者や愛好家らが集まる中「金魚のまち」の同町が主な産地として知られるジャンボシシガシラなどが競り落とされ、活気に満ちた一年の幕を開けた。


     大牟田市三池の三池本町弥剣神社で8日夜、火災よけ祈願の伝統行事「臼(水)かぶり」が行われた。雨粒が舞い降りる寒空の中、子どもから青壮年らが臼やバケツの水を元気いっぱいにかぶった▼三池本町は、柳川藩領の宿場町。肥後熊本から筑後柳川を結ぶ三池街道にあり栄えた。1699(元禄12)年の「三池火事」をはじめ大火の記録が多い。特に1868(明治元)年には三池上町と寺町で80戸を焼失。火災よけ行事として臼かぶりが始まった▼白装束にわらじがけの氏子たちが神社で祈願した後、町内を2度駆け回り、3度目はその年に新1年生となる子どもが神水をかぶり、ほら貝を合図に一斉に駆け出し、各家の前に置かれた臼やバケツの水をかぶって回った▼若者は力比べで臼をかぶり、子どもたちはバケツの水を何杯かぶったかを自慢し合った。だが1958(昭和33)年、車の往来が多くなり昔ながらの狭い三池街道での行事は危険だと中止に。だが四半世紀を経た83(同58)年、伝統行事の保存を願う氏子や有志の総意で復活。同神社境内で再開された▼青壮年がかぶる臼は重量約35〜80キロ。慣れない新人は左右に立つ介添え役に手助けしてもらい、ようやく持ち上げている。手慣れたつわものは腰を下げて一気に持ち上げて水をかぶり、豪快に後ろへ放り投げていた▼14日は、みやま市高田町江浦町の淀姫神社でも臼かぶりが行われた。男衆が地区内を駆け回り、勇壮な姿を見せた。古き時代の人々の営みがあってこそ、今がある。いつまでも、つないでもらいたい。


平成30(2018)年 1月 16日 火曜日


  1. 精進や振興へ力尽くす 有明新報社 新年文芸の入賞者表彰
     有明新報社が募集した2018年有明新年文芸の表彰式が15日、大牟田市有明町のだいふくで開かれた。一般の部入賞者を祝福し、出席者が今後も精進して、地域の文芸振興へ力を尽くそうと思いを新たにした。

  2. 口溶け、味に高い評価 冷凍網のり 初入札 福岡県沖有明海産
     福岡県沖有明海産の冷凍網のり初入札会が15日、柳川市大和町中島の福岡有明海漁連共販センターで開かれた。黒々とした冷凍網一番摘みのり7295万3500枚が並び、約14億2790万円の売り上げとなった。買い付けに訪れた商社の担当者らからは「昨年よりも質がかなり良い」「口溶け、味も良い」などと高く評価する声が聞かれた。【入札結果は後日掲載】

  3. 荒尾干潟で探鳥会 親子連れ観察 レンジャーの児童も
     2018年最初の荒玉地区探鳥会として荒尾干潟探鳥会(日本野鳥の会熊本県支部・荒玉地区、荒尾干潟保全・賢明利活用協議会共催)が14日、荒尾市蔵満の海岸で行われ、参加者が越冬中の鳥などを探した。


     「『すぐに来て』そんな時には落ち着いて110番」と丁寧に呼び掛けるチラシをもらった。「110番をかける際には、今いる場所を教えてください」と。あまりなじみのない場所でも、街かどの住所表記や電柱の管理番号でも伝えられる▼「『いつ、どこで、何があったのか』などをお尋ねしますので、落ち着いて答えてください」とも。的確に説明しないと現場到着が遅れる。そうしないと事態の迅速解決には至らない。基本中の基本▼「110番の日」の今月10日、有明地域の各警察署でも積極的に啓発活動が行われた。大牟田署は大牟田市内の大型商業施設で110番の適正利用や犯罪予防を訴えた。「緊急時には迷わず110番。相談などは♯9110番か、直接、警察署に電話して」とPR▼柳川署は柳川、みやま市内の商業施設で街頭キャンペーン。筑後署は三潴郡大木町内の小学校で110番教室、荒尾署は各交番・駐在所から適正利用を促すチラシを配布した▼荒尾署によると熊本県警の昨年1年間の110番送受信件数12万4664件のうち、いたずらなどの非有効受信は14・3%の1万7816件もあったという。月別では寒くて活動が鈍るのか1、2月が少なく、曜日別では行動範囲が広域化する金曜や土曜が多いとか▼時間帯では通勤時間より退勤ラッシュの午後4時からの4時間に集中する傾向がある。観光・レジャーでは初めて通る道でハンドルを握ることもあろう。カーナビに頼り過ぎず、自分の目でしっかりと状況を見極めて運転を。通報の場合も同様だ。


平成30(2018)年 1月 17日 水曜日


  1. 「真」の心 貫き活動 荒尾JC 新年祝賀会で誓う
     荒尾青年会議所(山崎貴博理事長)の2018年度新年祝賀会が15日夜、荒尾市本井手のホテルヴェルデで開催された。同JCの現役やシニア会員、近隣JCメンバーや来賓など約140人が出席。山崎理事長らは荒尾JCの本年度(1〜12月)のスローガン「確乎たる『真』の心を貫く。」を披露し、この一年も地域おこし、まちづくりなどに尽力することを誓った。

  2. 農福連携で事業展開 毎月15日「イチゴの日」に 障害者の就労を支援 柳川
     障害者就労支援の一環で「あまおうフェア」が柳川市京町の柳川商店街KATARO・Base32で始まった。特産品であるイチゴのあまおうを使ったプチクレープの販売やあまおう1パックプレゼントが行われ、多くの人たちが訪れてにぎわった。今後も15日を「イチゴの日」として毎月開催する予定。

  3. 1年の健康、安全祈る 大牟田、柳川、荒尾、長洲 住民がやぐら囲み
     大牟田市、柳川市、荒尾市、玉名郡長洲町で13、14日にどんど焼き(どんどや、ホンゲンギョウ)が行われ、地域住民らが燃えるやぐらを囲んで一年の健康や安全を祈った。


     地域の安全を願い新春恒例の消防出初め式が、有明地区の各市町で行われた。消防職員や消防団員らのきびきびとした小隊訓練やパレード、火消しの心意気を示す放水デモンストレーションに拍手が送られた▼消防団の始まりは、江戸時代にさかのぼる。将軍徳川吉宗が南町奉行大岡越前守忠相に命じ、町火消し「いろは四十八組」を編成。無報酬で装備は自前だったが、各組に名前が付けられたことにより、互いの名誉にかけて競い合った▼消防団は消防組織法で設置され、団員は非常勤特別職の地方公務員。年報酬は各市町条例で定められるが、どこもほぼ同じ。大牟田市の場合、団長8万2500円、分団長5万500円、団員3万6500円。火災など災害活動や訓練に出れば2千円、講習や器具点検の従事で千円支給。一定期間勤務すれば退職報償金がある▼それぞれ職業を持つ傍ら、いざというときの出動。使命感をもって臨まないと続かない。戦後は全国で200万人を数えたが、今は80万人台と減っている▼大牟田市消防団は、協力事業所や学生消防団活動認証制度の導入、自作の募集動画をインターネットで公開するなど団員獲得を強化。2010年の608人から、17年10月末で683人まで増員。日本消防協会から認められ、県下で初めて防災学習機材や車両を寄贈された▼「自分たちのまちを、自分たちで守る」のが消防団。この精神こそ、まちづくりの根本。市民の生命と財産を危うくさせる火元は消さなければならないが、この心意気は消してはならない。


平成30(2018)年 1月 18日 木曜日


  1. インフルエンザ 注意報レベルへ上昇 猛威ひたひたと 大牟田 A、B型が同時流行
     全国的にインフルエンザの感染が広がる中、大牟田市では流行の指標となる定点報告数が2018年第1週(1月1〜7日)は17・17人で「注意報レベル」。市内の2小学校と1中学校の合わせて3クラスが17日まで学級閉鎖になるなど、流行が本格化している。また、今シーズンの特徴はA型とB型が同時に流行していることで、市保健衛生課では注意と予防対策の徹底を呼び掛ける。

  2. 水温10度水しぶき 水難防止願い初泳ぎ みやま
     みやま市水泳部(江口光臣部長)の初泳ぎが14日、同市瀬高町小川の瀬高B&G海洋センターで行われた。水難事故防止や水泳の上達を願い水温10度のプールに飛び込み、冷水の中を泳いだ。

  3. アイデア駆使し競う 少年少女発明クラブ ロボット改造に知恵 荒尾
     第16回荒尾少年少女発明クラブアイデアロボットコンテストが14日、荒尾総合文化センター小ホールで開かれた。小中学生合わせて39人が参加。ブルドーザーキットを、それぞれのアイデアを駆使し工夫を凝らして改造したロボットによるタイムトライアルレースに挑んだ。


     あれからもう23年の時が流れた。1995年1月17日は阪神大震災発生の日。死者は約6500人に達 し、当時は戦後発生した災害で最多の死者だったという▼「防災」という言葉が使われる機会が増えたのは、この災害がきっかけ。有明地域でも防災教室、講座などがあちこちで開かれ、取材した記憶もある。それから20年もたたない2011年3月11日に東日本大震災が発生し、さらに多くの死者を数えることになってしまった▼近年は気候変動の影響と考えられる大雨、台風など自然災害のニュースも増えている。由々しいことだが、しょっちゅう接していると少々のことでは驚かないというか、感覚が鈍くなってしまわないかという不安も頭をもたげる▼30年以上前に東京へ行き、友人のところに泊まっていた時のこと。夜に地震が起きた。それまで経験したことのない揺れだったので、ただおっかなびっくり。それでも彼は涼しい顔。「またか」とつぶやき、念のためという風情で家具に手を添えた。震度4だったと報道された▼思えばこのころは地震が多かったようで、第2の関東大震災が発生する可能性ありといわれていた。友人にはあまり油断しないようにと話したものの、「大丈夫だ」とそれほど深くは考えていない様子だった▼最近も防災教室や訓練の会場へ行く機会はある。「憂いなし」とまではいかなくとも、しっかり備えておきたい。阪神の頃と比べると高齢化も進んで、、いろんな課題が山積している。みんなで知恵と力を出し合い対処していきたい。


平成30(2018)年 1月 19日 金曜日


  1. 小学校で出前講座スタート 金魚 好きになった 新品種誕生秘話を紹介 長洲町と養魚組合
     玉名郡長洲町の伝統産業である金魚養殖業の振興へ「ながす金魚の新たな挑戦!〜ながす羽衣琉金誕生〜」と題した「地域学習〜ながす金魚〜」出前講座が18日にスタート。初回は長洲小学校で同校の全校児童を対象に開催された。児童たちは「養魚組合の皆さんの話を聞いて、金魚がもっと好きになった」「ぜひ金魚の館へ見に行きたい」などと声を弾ませていた。

  2. 夢の実現へ努力を 宮尾県教育長が母校訪問 荒尾一小と海陽中 後輩にエール送る
     荒尾市出身の宮尾千加子熊本県教育長(59)は17日、荒尾市内の母校を訪問。荒尾第一小学校では子どもたちが学習リーダーとなり進めた授業を参観。荒尾海陽中学校では全校生徒を対象にした「ようこそ先輩」講話に臨んだ。

  3. 白秋の誕生日祝う 25日に生誕祭 大八車引きパレード 柳川
     柳川市出身の詩聖北原白秋の生誕祭が25日、柳川市内である。柳川白秋会(大城昌平会長)の会員や白秋の母校・矢留小学校の児童などが沖端地区内を大八車を引いてパレード。白秋詩碑苑では式典が催され、白秋の133回目の誕生日を祝う。


     あす20日は「大寒」。一年のうちで最も寒い時季といわれており、この頃にぬか床を作ると出来が良いとされる。だから「ぬか床の日」にも制定されている▼米ぬかを乳酸発酵させて作ったぬか床に、食材を漬け込んだものがぬか漬け。日本の代表的な漬物の一つ。キュウリやナス、大根、カブ、ニンジン、白菜やキャベツ、それに有明地域でたくさん収穫される高菜など、どんな野菜でも漬け込める。魚や肉などでも構わない▼ぬか床を作るには、深めの容器(金属製は避ける)に、ぬかを入れて、塩水を少しずつ加え、ダマにならないように混ぜる。耳たぶくらいの柔らかさが目安。仕上げにうま味となる昆布とトウガラシを入れて軽く混ぜる。サンショウやショウガ、ニンニクなどの香味も好みで加える▼ぬか床の発酵は、キャベツや白菜の外葉をよく洗い水気を切って底の方に漬け込む。毎日2回ほどかき混ぜ、漬けた野菜は数日ごとに取り替える。2〜3週間で熟成された香りが出てくる▼ぬか漬けの作り方は、きれいに洗った野菜を隠れるように漬け込む。空気が入ると野菜の色が悪くなるので、突っ込むように入れるのがコツ。ぬか床の表面は平らにならして、容器のふちについたかすをきれいに拭き取り、カビの発生を抑える▼保存の適温は20〜25度。30度を超えると異常発酵するので、クーラーがきいた部屋か冷蔵庫へ。毎日、野菜を漬け込み、かき混ぜることで、うま味が増す。おいしいがゆえに、手間暇がかかる。幾度となくチャレンジしているが、なかなか続かない。


平成30(2018)年 1月 20日 土曜日


  1. 諏訪公園 楽しめる空間に 4月から冒険心くすぐる滑り台 3カ年で大型遊具更新 大牟田
     大牟田市民の憩いの場、諏訪公園のレクリエーションゾーンにある遊具のリニューアルが進んでいる。現在は同ゾーン冒険広場の大型遊具の更新作業が行われており、一部の遊具が使えない状態。市は「リニューアルした遊具を順次供用していきます。多くの人に楽しんでもらえる公園を目指します」と話す。

  2. 東京・伊勢丹で常設展示 大川の魅力アピール ブランド「木のきもち」製品を
     大川商工会議所青年部が中心となって推進する、大川市支援ブランド「木のきもち」製品の常設展示が、24日から東京・立川市のデパート伊勢丹立川店で始まる。同ブランドで開発した組子時計、いすなど、日用品や家具の販売を通じ、さらなる大川の魅力≠oRを目指す。

  3. 新卒者の内定率上昇 求人倍率 最高に 福岡労働局
     福岡労働局は3月に福岡県内の中学、高校、大学等を卒業予定の生徒、学生について、昨年11月末現在の求人・求職等状況を取りまとめて公表した。高校新卒者の求人数は1万7380人となり、求人倍率は2・49倍と、1987年度の調査開始以降で最高となった。就職内定率は86%となり、92年度以降で最高。大学等新卒者の内定率は69・3%となり、87年度の調査開始以降で最高となった。


     正月行事であるホンゲンギョウが各地で行われた。竹、木、わらで作ったやぐらに、松飾りやしめ縄飾り、書き初めなどを一緒に燃やし、1年間の無病息災や五穀豊穣を祈る伝統行事である。どんど焼き、左義長ともいわれる▼もともとは7日や15日に行う行事だが、参加しやすいようにと、土、日曜に実施されるのが一般的になっている。有明新報の紙面にも、この行事が多く紹介されている。地域の人たちが集まり、一緒に行事に取り組むことで、交流ができる。長く続けてもらいたいものである▼やぐらを燃やした火はけがれを清めて新しい命を生み出し、竹のはじける音は災いを退けるなど、はらい清める役割と、正月に浮かれた人々を現実世界に戻す―という二つの役割を担っているらしい▼地域の役員が中心となって実施されており、各団体が協力し、もぐら打ちや鏡開きも行われている。子どもたちも参加して、やぐらの点火役やもぐら打ちをしていた。長い竹や棒の先にわらを巻き付け、作物を荒らすモグラを追い払うのだ▼地方都市は人口減少が続き、それに歯止めをかけるため、住みよいまちづくりなど定住促進策が行われている。この地域は空き家の有効利用など課題はあるが、まだ利用できる広大な土地があるというのは強み▼ホンゲンギョウは高く組んだやぐらを燃やすため、火災が起きないよう田んぼなどある程度の広さの土地が必要。都会では、このような行事ができる土地の確保は難しい。郷土の良さを認識できる大切な行事であろう。


平成30(2018)年 1月 22日 月曜日


  1. "追放目指して団結" まちから暴力団なくそう 市民ら900人総決起大会 柳川・みやま市
     柳川市・みやま市暴力団追放総決起大会が20日、柳川市民会館で開催された。両市の行政、警察、防犯、まちづくりなど関係機関や団体、市民ら約900人(主催者発表)が出席。「私たちは暴力団追放を目指し団結するぞ」などとシュプレヒコールを挙げ、安全安心のまち実現へ決意を新たにした。

  2. 武士の舞 現代に 幸若舞 豊穣など願い奉納 みやま
     国の重要無形民俗文化財に指定されている「幸若舞」が20日、みやま市瀬高町大江の大江天満神社で奉納された。多くの戦国大名が愛した「武士の舞」として知られ、現代に継承する地域の住民、子どもたちが優雅に舞い、五穀豊穣を祈願。会場には多くの人が詰め掛けた。

  3. 熱く的ばかい 860年続く伝統行事 長洲
     玉名郡長洲町の勇壮な新春名物の裸まつり「的ばかい」が21日、同町長洲の四王子神社一帯で行われ、締め込み姿の男衆約150人が激しく的を奪い合った。迫力満点の伝統行事が同町内外から詰め掛けた観衆を魅了した。


     記者として働くようになって、もう結構な年月がたつ。仕事内容は情報を集めること、話を聞くこと、それを基に記事を書くこと、そして写真を撮ること。いずれも、まだまだ満足のいくものではなく日々、精進しなければならない▼特に写真を撮るのが好きだ。これまでスポーツ、祭り、各種イベントを撮影してきた。年間に1万回以上シャッターを切るだろうか。だが、こちらもなかなか上達しない▼三池港へ「光の航路」の取材に挑んだ。これは、写真勝負。100行の記事を書くより、一枚が重要になる。意気込んで出掛けたが、これまで腰を据えて風景写真を撮ったことは、ほとんどなかったことに気付いた▼「光の航路」は1月と11月に現れる。三池港の世界遺産・閘門の間に夕日が落ち、水面に光の帯が一本通る。現場に到着すると多くのアマチュアカメラマンが。すでに情報交換が行われていた。完全に出遅れた▼その日は夕日が途中で雲に隠れて撮影できず。相手は自然。どうしようもない。翌日はさらに多くのカメラマンの姿が。天候も良く、撮れたと思った。帰社し確認すると全体的に印象が弱く、胸を張って掲載できる写真ではない▼天候的にも最後のチャンスと決めた3日目。カメラの設定と、撮影場所も変えた。夕日は落ち始めると、あっという間。気が抜けない。やや日は高いが、何とか光の帯を収めた。「ようやく仕事ができた」と思ったものの、よく見ると、数本の電線が。再度撮影したいが読者に情報を伝える鮮度もある。今回はやむなし。またチャレンジしよう。


平成30(2018)年 1月 23日 火曜日


  1. 筑後国主 田中吉政を描く 子どもらに読んでほしい 180冊贈る 掘割や道路、干拓整備 柳川、大川、みやま
     関ヶ原の戦いで石田三成を捕らえた功により初代筑後国主となった田中吉政の生涯を題材にした書籍「田中吉政 天下人を支えた田中一族」が梓書院から発行された。すでに各店舗で発売されており、売り切れになるなど好評だという。出版に携わった関係者が22日、大川市、柳川市、みやま市の教育委員会を訪れ、「子どもたちが興味を持ってもらえるように漫画も取り入れている。ぜひ読んでほしい」と3市合わせて180冊を寄贈した。

  2. 大川音楽祭 伸びやかな歌声響く 古賀政男顕彰・予選に240人挑む 本選は3部門30人出場へ
     大川市生まれの作曲家・古賀政男を顕彰する第36回大川音楽祭の歌唱コンクール予選会が20、21の2日 間、同市文化センターであった。民謡、一般歌謡、古賀メロディー各部門の本選出場を目指し、約240人がステージで伸びやかな歌声を響かせた。

  3. 迫る町長・町議選挙 町議に現職10、新人5人が準備 後援会が事務所開き 首長選挙は無投票か 南関
     2月25日投開票が行われる任期満了に伴う玉名郡南関町長・町議会議員選挙まで、あと1カ月ほどに迫った。町内では出馬の意向を示す声が聞かれたり、後援会の事務所開きが行われるなど、出馬予定者の選挙に向けた動きが活発になっている。


     海の事故や事件を緊急通報する「118番」。警察の「110番」や消防の「119番」に比べて、まだまだ認知度が低い。通報の大部分が「間違い電話」や「いたずら電話」というから驚きである▼福岡をはじめ佐賀、長崎、大分、それに山口県西部を管轄する第7管区海上保安本部では、昨年1年間に受けた118番通報が2万4233件。内訳は船舶海難296件、人身事故173件、海難以外411件で、これらを合わせた有効件数が880件。全体の3・6%にすぎない▼警察通報用電話は、1948年にGHQの申し入れでスタート。東京が110番で、大阪や京都、神戸が1110番、 名古屋が118番とまちまちだったが、54年の新警察法施行に伴い統一された▼消防の緊急通報用電話は、それより歴史が古い。17年に、電話による火災報知が制度化された。当時の電話は交換台方式だったため、「火事」と言えば、交換手が消防につないだ。119番になったの は、回転ダイヤル式が導入されて間もない27年▼海上保安庁が緊急通報用に「118番」の運用を開始したのは2000年5月1日から。警察や消防のそれに比べると、新参者である。07年からは位置情報を受信し、電子地図上で通報者の位置を迅速に把握するシステムも導入した▼118番は、海難事故の救助をはじ め、悪質巧妙化する密輸や密航へ素早く的確に対応する重要な手掛かりになる。虚偽の通報は、業務妨害であり、人命に影響を及ぼすことにもなる。海の「もしも」は118番。その周知と適正利用を。


平成30(2018)年 1月 24日 水曜日


  1. 処理委託料引き下げ 18年度事業計画決定 大牟田リサイクル発電運営協議会
     2017年度第1回大牟田リサイクル発電事業運営協議会が23日、大牟田市健老町の市エコサンクセンターで開かれた。18年度の事業計画案などが審議され、決定。同年度はRDF処理委託料を1トン当たり、現行の1万500円から引き下げて7150円とする。

  2. 寒さで甘味増す 西日本一の産地・みやま セロリ出荷最盛期 JAみなみ筑後
     西日本一のセロリ産地、みやま市でセロリの出荷が最盛期を迎えている。爽やかな香りが広がるビニールハウス内では、生産者が早朝から収穫作業に追われていた。JAみなみ筑後瀬高町セルリー部会長の瀬口隆治さん(55)は「今が旬だし、今年の出来は最高に良い。寒さで甘味が増しています。ぜひ食べてほしい」と話していた。

  3. "温かい心"持ち帰って 荒尾駅待合室に 「旅の友図書棚」開設
     ボランティア「こころ」ゆかいな仲間たち(落合久美子代表)が、JR荒尾駅待合室内に「荒尾駅旅の友図書棚」を開設した。開始式が22日に同待合室で行われ、主催者と来賓合わせて35人が出席し「ここから荒尾の温かい心を持ち帰ってもらおう」と誓い合った。


     熊本地震からもうすぐ2年。被災直後の避難所で「みんなが困っている時に、自分に何ができるか」を考え、自主的に世話役を買って出ていた子どもたちがいたことを先日、故郷の荒尾市を訪れた熊本県教育長から聞いた▼子どもたちは被災者なのに、自分のことよりも「体が不自由な人、高齢の人、妊娠している人は大変だ。何とかしなければ」と周囲の状況を見極め、動き回っていたという。何ともうれしい話だ。これが避難所にいた人たちをどれだけ励まし、勇気づけてくれたことか▼避難所にいる人は千人。それでも届けられたおにぎりは300個。これをどう捉えるか。子どもたちが頑張っていた避難所にいた人たちは、これを分け合い「ありがたい」と笑顔で食べていたとか▼諸外国と比べ、日本が素晴らしいことは「水道から出てくる水が飲めること」だという。そんな「当たり前の幸せ」を実感することが何事にも感謝して、前向きに生きる原動力になることを教えてもらった▼熊本地震の前震の10日前、阿蘇郡南阿蘇村の一心行公園にも「当たり前の幸せ」があった。一心行の大桜の夜間ライトアップが始まる直前の夕方。村商工会青年部員たちが地鶏を焼くテントの下で、和気あいあいと笑顔で客を応対していたのを見た▼それから1年半後、この村を訪れた。食堂のおかみさんが「自宅は半壊しましたが、店が大丈夫だったので助かりました」と笑顔で話してくれた。あの青年部員たちはどうしているか気になる。日々の幸せを実感しながら、防災対策も整えたいと思う。


平成30(2018)年 1月 25日 木曜日


  1. 身近な川や海守ろう 吉野小 サイエンス賞に輝く 市教委へ報告 共同研究の成果発表 大牟田
     大牟田市吉野小学校は、公益財団法人中谷医工計測技術振興財団主催の「2017年度中谷財団科学振興助成 成果発表会」で日経サイエンス賞を受賞。23日に児童らが市役所で大迫孝博教育委員会事務局長らへ報告した。

  2. ふるさとづくり大賞 大木町に自治体表彰 県内初 "循環のまち"を評価
     地域をより良くしようと取り組む団体、個人を表彰する総務省の「2017年度ふるさとづくり大賞」の地方自治体表彰を、福岡県内で初めて三潴郡大木町が受けた。10年以上にわたってごみを資源として地域で循環させる取り組みを、住民と一体となって進めていることが評価された。

  3. 丁寧な手作業に賛辞 佐賀市からハゼ蝋見学 みやま
     みやま市で貴重なハゼ蝋を生産する荒木製蝋に23日、筑後地方の伝統産業を学ぼうと佐賀市の団体が見学に訪れた。ハゼの実から取ったハゼ蝋を使い、和ろうそく作りを体験。みやまの魅力をPRし、「丁寧な手作業で素晴らしいですね」などの声が聞かれた。


     「鉄砲と弓、戦で役に立つのはどちらか」。そんな論争の末、実際に勝負することになった。弓を手にした武将は立花宗茂。鉄砲を持ち出した武将は黒田長政である▼天下に知られる2人の大名が勝負したのは、日本から遠く離れた朝鮮半島。文禄の役の碧蹄館の戦いで勝利し、宇喜多秀家の陣で催された宴での出来事。長政が鉄砲が優れていると主張したことに、宗茂は異議を唱えた。「一方が優位とは言えず、状況により利点は変わる。雨が降れば鉄砲は使えない」と▼勝負は調髪に使う笄を標的に行い、勝者が相手の得物をもらうことになった。まず弓を手にした宗茂が前に立った。弓術の免許皆伝で、弓の武勇もある。みごと命中させて喝采を浴びた。次に長政は愛用の鉄砲「墨縄」を構えた。放った一撃は笄を揺らすこともできなかった▼長政も武人であり、宗茂の主張を認め、愛用の「墨縄」を宗茂に譲った。その後、秀家の勧めで宗茂も愛用の弓を長政に贈り、互いの面目が立ったといわれている▼この「墨縄」を目にすることができる。宗茂生誕450年記念で開催中の特別展「立花宗茂と柳川の武士たち」で。他にも、宗茂が改易されて浪人のときや、奥州棚倉の大名のときに、加藤清正の世話になっている家臣などとやりとりした手紙。「宗茂の下に早く戻りたい」「まだ召し抱える余裕がないので待て」とつづられ、主従の熱い思いが垣間見られる▼特別展は、柳川古文書館と立花家史料館の合同で開催。会期末の2月4日までは、あと10日間。お見逃しのなきよう。


平成30(2018)年 1月 26日 金曜日


  1. 白秋の133歳祝う 大八車引きパレード 柳川で生誕祭 母校児童ら盛り上げる
     柳川市出身の詩聖、北原白秋生誕祭が25日、同市内であった。沖端地区の掘割沿いを柳川白秋会(大城昌平会長)会員らが白秋の遺影を載せた大八車を引いてパレード。柳川市矢留本町の白秋詩碑苑では式典が催された。白秋は133回目の生誕の日を迎えた。

  2. すっきりと良い味に 新酒の仕込み 寒造りが最盛期 みやま
     厳しい冷え込みが続く中、みやま市など酒どころで寒造りが最盛期を迎えている。同市高田町舞鶴の玉水酒造(山下茂社長)でも早朝から、酒造りの職人たちがかいを手に仕込み作業に励んでいた。同酒造では3月11日に蔵開きを行う予定で、山下社長は「気温が低いので、すっきりとした良い味わいのお酒ができそうです」と話していた。

  3. 大牟田の宝 再認識を サークル連絡会 子ども検定に挑戦 三池地区館
     大牟田市三池地区公民館の平成29年度サークル研修会が25日、同地区館で開かれた。サークル連絡会の会員およそ30人が参加。子ども大牟田検定に挑戦した。


     1月26日は「文化財防火デー」。1949年のこの 日、奈良県の法隆寺金堂が焼け、壁画が焼損したのがきっかけで、6年後の55年から施行。国民全体の貴重な財産である文化財を火災、自然災害から守ろうという意識を高める日だ。各地で防火訓練も行われている▼一口に文化財といわれても、存在をよく知られていないものも多い。だが、そこに地域の歴史、世代を超えた住民の歴史が投影されているのは間違いあるまい。だから指定を受けていない史跡でも、文化財と同じような存在だと思う▼小学校では、身近な地域を知ろうという学習が多く取り入れられるようになった。先人の生活、文化、歴史から学び、グローバルな視野を広げることにもつなげようというのである。地域学習に果たす文化財の役割も大きい▼近年は、有明地域でもそうであるように、世界遺産をはじめ、「○○遺産」と名付けられるものも増えている。「遺産≠ェ多すぎて、ありがたみが薄れる」との声も聞くが、郷土の大切な資源を守り伝えるための意識を高めるには、対外的に広く知られる方がいい▼地震や風水害など、規模の大きな自然災害が増加した。大川市の国指定重要文化財、旧吉原家住宅も熊本地震で大規模な復旧工事が必要になり、休館が続いている。防火だけでなく、防災全般について広く考えねばならない時期に来ているようだ▼一度壊れてしまったものは元に戻らない。もちろん文化財も例外たり得ないのである。まず地域の大切な遺産という意識を持ち、文化財を守り続けたい。


平成30(2018)年 1月 27日 土曜日


  1. 旧三井港倶楽部 全面改修へ 4月にリニューアルオープン 29日から休館 文化財価値を維持
     大牟田市西港町の旧三井港倶楽部は全面改修工事のため、29日から4月6日まで全館休館する。市指定文化財の価値を維持しながら、隣接する旧三川坑と合わせて三池炭鉱の繁栄を物語る貴重な財産としてリニューアルする。

  2. 三池港は物流拠点 柳川でポートセミナー
     三池港の利用促進を目指して福岡県、大牟田市など6団体で構成するマイポートみいけ利用促進協議会(会長・義経俊二福岡県県土整備部技監)は大川・柳川地区の利用荷主拡大のため、「三池港ポートセミナー柳川」を25日、柳川市新外町の御花で開いた。三池港利用の企業、団体などから約100人が参加して、大川市の製材業、株式会社エトウの江藤義行社長と柳川市の全自動乾海苔製造装置の製造販売などを手掛ける竹下産業株式会社の竹下政敏社長の講演を聞いた。

  3. "大川の心"届けよう 木工のまちらしく支援 打楽器カホン 親子で製作 2月18日青年会議所
     昨年7月の九州北部豪雨の被災地復興を支援しようと、大川青年会議所(鵜川秀樹理事長)は2月18日午後1時半から、大川市三又小学校体育館で親子木工教室を開く。小学生の子どもと保護者で打楽器のカホンを2台製作してもらい、うち1台を朝倉市の小学校、幼稚園などへ贈る。


     地域の社会福祉に貢献したとして、柳川市東蒲池の特別養護老人ホーム「ふるさとホーム」が、天皇陛下の「御下賜金」を受けた。運営する社会福祉法人学正会の金納学理事長は、市役所を訪ねて報告。金子健次市長は「ますますの福祉充実を」と柳川初の誉れをたたえた▼学正会は、児童福祉施設や障がい者支援施設、高齢者福祉施設など15施設を運営。金納と東蒲池地区などに一大福祉村≠形成している▼金納理事長が福祉の道に進んだのは、天理教の教会長だった父伊之助氏が、昭和初期まで近隣のハンセン病患者を自宅で保護する慈善事業を行っていたことに通じている。これらの人々に生きがいを与えようと興した養鶏などの事業は、金納理事長の兄弟が金納興業として引き継いでいる▼金納理事長は天理大学卒業後、柳川へ戻り、父や兄弟と金納家の将来を話し合った。これからは保育園が注目されると見て、家財の全てを投じ施設を建設。昭和27年、蒲池保育園が開園した▼御下賜金とは、事業運営が優良な民間の社会福祉施設や団体に対して、天皇陛下が与える金一封のこと。毎年12月23日の天皇誕生日に、都道府県と政令指定都市から、各1団体に贈られる。格式あるのし封筒と、それが陛下からの賜り物であることを記す宮内庁長官の書状が添えられ、知事から伝達される▼金納理事長は「この栄誉を心に、職員一同精進したい」と喜びを語った。「世のため人のため力の限り尽くしなば身のゆく末は神のまにまに」と詠み他界した伊之助氏。その心は大きく花開いている。


平成30(2018)年 1月 29日 月曜日


  1. 未来の希望 舞台で満開 歴史やまちのよさ再発見 市制100周年記念事業 市民劇団1年かけ練習 大牟田
     大牟田市制100周年特別記念事業の市民舞台劇「レ・ビューおおむた2017」が28日、大牟田文化会館大ホールで上演され、約1500人が来場。時空を超えてまちの過去、現在、未来の姿が描かれた。出演者たちは大観衆を前に練習の成果を演じ切った。来場者は大牟田の歴史やまちの良さを再発見し次の100年≠ノ向けての希望を受け取った。

  2. さげもんがいっぱい 色鮮やかな作品 次々売れる 来月11日から柳川雛祭り 開幕前に展示即売
     柳川雛祭り・さげもんめぐり開幕前に、さげもん展示即売会が27、28の両日、柳川市民体育館で開かれた。多くの愛好家が訪れ、会場に展示された色鮮やかなさげもんなどに見入っていた。

  3. 堀干しまつり 大木町 冬の風物詩を伝える ごみ揚げや水車体験
     面積の14%を掘割が占める三潴郡大木町の石丸山公園で27日、「堀干しまつり」があった。掘割の水を抜いて底にたまった泥をさらう「ごみ揚げ」実演、魚釣りやつかみ取り、「堀干し音頭」の演奏と踊りなど、多彩な催しを子どもからお年寄りまでにぎやかに楽しんだ。


     柳川がふるさとである詩聖・北原白秋の生誕祭は、大八車を引いてのパレードと式典で盛り上がった。白秋は国民的詩人であり、多くの詩集や童謡は、多くの人たちに愛されている。その白秋の誕生を祝う行事が毎年、柳川市で行われているのである▼白秋は沖端の造り酒屋を営む家で幼少、青年期を過ごしている。本名は隆吉。「白秋」は中学伝習館の生徒だった時に付けたペンネーム。懐かしい柳川を思って描いたのが詩集「思ひ出」。それに子どもたちに向けて書いた童謡は「からたちの花」「ペチカ」「この道」など500作品に及ぶ▼のちに柳川で生まれた芥川賞作家の長谷健。観光柳川の発展にも大きく関わった。白秋を尊敬し、偉大な詩人の「帰去来詩碑」を柳川に建立するときには、建設委員長として募金活動にも忙しく働いたという▼それに自身が執筆した小説「からたちの花」では白秋のことを書き、評判となった。映画化されたことで、「柳川は白秋の故郷」と世に知らしめることになった▼その映画では舟遊びのシーンがあり、それが川下りに火を付けたといわれている。白秋の命日を挟み、白秋祭が催され、ドンコ舟に多くの人たちが乗船し、掘割を川下りでパレードするのが目玉になっている▼生誕祭では、大八車のパレードが沖端の掘割を回遊。ドンコ舟から見ていた観光客がいた。白秋は柳川を有名にして、観光振興に大きく役立っている。柳川には顕彰活動をしている白秋会が存在する。みんながいつまでも白秋を語り継いでいってほしいものだ。


平成30(2018)年 1月 30日 火曜日


  1. 危険空き家 68件に 除去や改修済みなど17件 利活用向け協議進める 柳川
     第1回柳川市空家等対策協議会が29日、同市役所で開かれた。取り組み状況の説明があり、新たに3件を協議し、全て特定空家等に該当すると判断。さらに措置内容についても指導を徹底させることが決まった。同市内の危険空家は昨年12月31日現在で85件だったが、除去やリフォーム済み、所有者を確認して17件で対応し、残りは68件になったという。

  2. より良い職場、人材を 柳川市からも参加 合同面談会に39社 大牟田
     大牟田地域企業合同面談会が28日、大牟田市旭町のホテルニューガイア・オームタガーデンで開かれた。35のブースが設けられ、製造業をはじめ運輸業や卸売業、サービス業、医療・福祉事業所など市内を中心に柳川市からも参加した39事業所が自社の特色を説明。市の支援事業で作成した、企業魅力発信のPR動画も活用された。より良い就職先を求め、若年から中高年まで幅広い層の求職者が面談に訪れた。

  3. 動物園へ休憩室贈る ゆっくり、くつろいで 認証40周年記念で テーブル、いすも 国際ソロプチミスト大牟田
     国際ソロプチミスト大牟田(古賀淑子会長)が、「小さな子どもたちやお母さんがくつろげる場所に」と進めていた大牟田市動物園の展示・レクチャー・休憩室の内装工事が完了。完成を祝い、29日に市への贈呈式が行われた。


     大牟田市制100周年特別記念事業の市民舞台劇「レ・ビューおおむた2017」が上演された。客の入りはどうかと思っていたが、来場者は約1500人で文化会館の大ホールは満員。入りきれなかった人のためにパブリックビューイング席も用意され、大盛況だった▼演じたのは、この舞台のために集まった人たち。ほとんどが未経験でゼロからのスタート。約1年かけ表現方法を学んだ。最初は恥ずかしさもあり、うまくいかなかったようだが「何とか成功させたい」と懸命だった▼この気持ちは少し分かる。というのも学生時代、裏方として演劇を手伝った。当時、部は崩壊寸前。わずかに残った部員は素人同然。技術はなく、あるのは気持ちだけ。もがき、苦しみ、必死▼「レ・ビューおおむた」の稽古を取材した時、どこかあの頃と似たにおい≠ェした。経験者が演技を見せると、それに引っ張られる。練習を重ねるうちに、台本に書かれた活字は次第に演者の言葉になり、最後は登場人物の声となる。懐かしい感覚▼厳しい目で見れば「おや」という部分もあった。しかし、プロとは違う。舞台の最大の目的は人を育てることだったと思っている。単に市民へ、優れた演劇を見せたいのであれば、プロを呼べばよかっただけだ▼舞台を通じて、特に若い劇団員たちは得難い経験をしたのではないか。どのような道に進むにしても、必ず生きる。これからのまちをつくる人づくり。その観点からすれば、これ以上の成功はない。客出しの時の若い笑顔が、全てを語っていた。


平成30(2018)年 1月 31日 水曜日


  1. 定住促進に新たな光 駅前の優良地を宅地開発 みやま市開校区
     住民を挙げて定住促進を図っている、みやま市高田町の開校区で28日、西鉄開駅前にある約4300平方メートルの「市街化区域」の農地が地元不動産会社に販売され、「開校区発展のために活用する」との協定が結ばれた。新しく住宅を建てたくても法規制で難しい同校区にとって、住宅建設が可能となる貴重な土地。定住促進に期待がかかる。

  2. 長年の応募に感謝 税の絵はがきコンクール 7校を記念表彰 大牟田法人会
     大牟田法人会(真次義彦会長)が主催する「税に関する絵はがきコンクール」が第10回を迎え、これまで長く応募してきた学校への記念表彰が29日、柳川市新外町の「御花」で行われた。10年連続で応募している大牟田市大牟田中央小学校、柳川市豊原小学校の2校をはじめ合計7校をたたえ、「租税教育へ今後もご協力を」と感謝を伝えた。

  3. きれいなバラ咲かそう 中高生が花壇整備協力 荒尾
     荒尾市大島町の市大島浄水センター内にある「おもやい市民花壇」の整備活動が27日にあった。同花壇の維持管理をするボランティアに中学生、高校生およそ20人も協力。きれいなバラを咲かせようと力を合わせて作業に励んだ。


     「ジビエ」という言葉を耳にするようになった。フランスの言葉で、狩猟で得た野生動物の食肉を意味している。日本ではなじみが薄いが、高級食材として扱われ、野生動物の肉だから脂肪が少なくヘルシーだ▼ジビエが注目されるのは、野生鳥獣による農作物被害が深刻化している一面もある。福岡県では2016年度被害金額が9億9千万円に達している。イノシシ害が最も多く約4億円、次いでシカ約2億円▼5年ほど前、みやま市山川町の山へ農協職員について取材に行ったときのこと。「そこはイノシシ被害に遭ったところ」と職員が指さす方を見ると、段々畑の一面が全て掘り返されていた。クワで耕したようにボコボコだった▼鳥獣被害は、金額もさることながら、生産者の営農意欲をそぎ、耕作放棄や離農にもつながりかねない。環境省は14年、鳥獣保護法を鳥獣保護管理法に改正。保護から、管理も含めた対策に重点を置く政策へ転換。イノシシやシカの捕獲数が伸びた▼この野生鳥獣の肉を有効活用するために、ジビエの普及が叫ばれている。農林水産省によると、その多くは土に埋めたり、焼却するのがほとんど。ジビエとしての利用は1割程度という▼福岡県はジビエへの理解を広める目的で毎年、「ふくおかジビエフェア」を開催している。5回目の今年は2月10日から3月11日まで、県下83店舗の協力を得て実施。地元ではイタリア料理トラットリアパレオ(大牟田市本町)、柳川料理つむら(柳川市本城町)が参加。この機会に、ジビエ料理に親しんでみよう。