平成29(2017)年 6月 1日 木曜日


  1. 三井松島グループと契約 港倶楽部保存会が譲渡 歴史的価値守り魅力的に 大牟田
     轄`倶楽部保存会(真次義彦代表取締役社長)は、旧三井港倶楽部−大牟田市西港町−の資産を三井松島産業梶i天野常雄代表取締役社長)に、事業を潟Gムアンドエムサービス(小池悟代表取締役社長)に譲渡することで合意し5月31日、契約を締結。3社の代表が中尾昌弘市長らに報告し、記者会見を行った。売却額は非公表。事業内容は変わらず、従業員は引き続き雇用される。現体制での運営は6月19日までで、21日から新体制での運営が始まる。

  2. 歯と口の健康訴える 図画・ポスター展開幕 入賞作品84点を展示 大川・三潴
     大川三潴歯科医師会の平成29年度歯・口の健康に関する図画・ポスター展入賞作品展が5月31日、大川市文化センターで始まった。大きな口を開けて歯を磨いているところを伸び伸びと描いた作品など84点が展示され、歯の大切さを訴えている。6月14日まで。

  3. 17日は筑後市デー コラボTシャツも販売 ホークスファーム
     筑後市ファーム本拠地運営支援協議会の会合が5月31日、筑後市中央公民館(サンコア)で開かれた。今後のイベント情報などが説明され、6月17日はタマホームスタジアム筑後でウェスタン・リーグ協賛試合として「恋のくに筑後市デー」を開催することが話された。また今年も福岡ソフトバンクホークスとのコラボTシャツを販売することも明かされた。


     大牟田市で80年にわたって営んできた洋装店が、静かに店を閉めた。中心地区商店街でまちの移り変わりをずっと見守ってきた店だった。何ともいえない気持ちだが「長い間、ごくろうさまでした」と伝えたい▼店の主はとても明るく、何を聞いても笑顔で答えてくれた。商業担当になったばかりの頃、商店街は大型商業施設進出で大きく揺れていた。当時は商店街に取材に行くと、ひりひりする雰囲気。話も聞きづらかった▼そんな時、軽い冗談を交えながらまちの状況を教えてくれた。世間話にも付き合ってくれた。その後、店主は「若いもんが元気にならんと盛り上がらん」と、自ら矢面に立って商店街の若返りのために力を尽くした▼「先輩たちに多くのことを教わり、かわいがられ、今がある。力不足で、あの頃のようないい今≠渡すことはできなかったけどな。それでも育ててもらったこのまちに恩返しせんと」。そして若い商業者に後を託し、顔役としての一線を退いた▼閉まると聞き、その店には多くの客が訪れた。久しぶりの人もいたようだ。思い出話が店内に響く。そして、話の最後に聞かれるのは残念がる声ばかりだった。主は、笑いながら少しだけ目尻に光るものを見せた▼閉店から1カ月。シャッターは閉まっている。それ以外の風景は変わらない。ここに来れば、いつも、いつまでも店主の笑顔があるとばかり思っていた。今はどのような暮らしをされているだろうか。何ともいえない気持ちだが、もう一言伝えたい。「育ててもらい、ありがとうございました」。


平成29(2017)年 6月 2日 金曜日


  1. チャレンジデー 参加率70%超え達成 勝利した由利本荘市旗を掲揚 健康への関心高まる 大牟田市
     人口規模がほぼ同じ自治体同士で、継続して15分以上運動した住民の参加率を競う「チャレンジデー2017」が5月31日、全国で一斉に開催された。大牟田市の参加率は71.1%。対戦相手の秋田県由利本荘市は81.0%。負けはしたものの、大牟田市は目標の70%以上を達成し、過去最高の記録をたたき出した。

  2. 沿岸道路に絵を描く 3校児童460人が思い思い 柳川区間4.5キロ 9月開通へ
     平成29年9月までの開通に向け、工事が進められている有明海沿岸道路の徳益IC(インターチェンジ)〜柳川西IC間(延長4.5キロ)内にある沖端高架橋(仮称)工事現場内(長さ170メートル、幅26メートル)をキャンパスにして柳川市内の児童たちが絵を描いた。有明海沿岸道路事業の施工者で構成する有明海沿岸道路安全連絡協議会の主催。

  3. 被災者の思いつなぐ 家に置けなくなったピアノ贈る 腹栄中へ 小林さんが演奏会も 長洲
     熊本地震で熊本市内の自宅が半壊し、置けなくなったグランドピアノが平成音楽大学講師の小林真寿子さんから知人を通じて玉名郡長洲町腹栄中学校(松永光親校長)に寄贈され、1日に同校で記念のコンサートが開催された。


     大牟田市の石炭産業の歴史を伝える市指定有形文化財「旧三井港倶楽部」の売却先が決まった。松島炭鉱を前身とする三井松島産業である。松島炭鉱は、港倶楽部を建造した三井鉱山の出資を受けて大正2年に創業。再び三井鉱山とゆかりのある企業のもとで運営されることになった▼港倶楽部を受け継ぐに当たり、三井松島産業は「三井グループ全体の成長の礎である地元大牟田市や長年この施設をご愛顧いただいた地域住民への恩返しにもつながる。将来にわたり守り伝えていく」と取得の理由を述べた▼今後については、次の100年も地域から愛される施設であり続けるために、必要な修繕や補修を行い、建物の歴史的価値の保全に努めるという。事業は、迎賓館や保養所などの運営ノウハウを持つ同社の子会社が当たり、21日から新体制で臨む▼とにかく、地元と港倶楽部とのつながりを理解し、歴史的価値を守っていく決意のもとで、運営されていくことが分かり一安心である▼港倶楽部については先月も小欄で、伊藤博文や井上馨の書が所蔵されていることを書いた。この他にも昭和24年、戦後復興のため全国を巡行された昭和天皇が、港倶楽部横の三川坑入坑時に着用されたキャップランプと白衣も所蔵されている。また庭の南端一角が植栽もなく平たく開けているのは、終戦でGHQに接収されていたときに、テニスコートとして使われていた跡だ▼港倶楽部の100年余りの歴史は、石炭産業や戦中戦後の大牟田の歩みと共にあった。より魅力的な港倶楽部になることを期待したい。


平成29(2017)年 6月 3日 土曜日


  1. 受授計画策定へ 大牟田市防災会議 避難以外の人も支援
     平成29年度第1回大牟田市防災会議が2日、市役所北別館で開催され、市地域防災計画の修正案を承認。災害時に効率的・効果的に広域応援受入体制を整えるために、「受援計画」を策定する。熊本地震の教訓を生かして、車中泊など避難所外に避難している人に対しても必要な支援を行う。また本年度の市総合防災訓練は「災害対策本部における迅速な指揮命令系統の確立」などをテーマとし、9月3日に大牟田中央小学校などで実施することを決めた。【写真】

  2. ますます元気な町に 初の地域おこし協力隊 大木
     三潴郡大木町は1日、町で初めての「地域おこし協力隊」となる50歳代、20歳代の男女4人に委嘱状を交付した。食と農に関する魅力発信や都市部との交流、久留米絣の技術継承に取り組む。町役場であった交付式では、石川潤一町長が一人一人に委嘱状を手渡し激励した。

  3. 災害時警戒箇所を巡視 梅雨前に市や消防、警察 荒尾
     梅雨期を前に荒尾市や同市消防団、有明広域行政事務組合荒尾消防署、荒尾警察署による災害時警戒箇所巡視が1日に実施され、スタッフ10人が市内の土砂災害警戒区域(特別警戒区域を含む)など5カ所をチェック。危険防止策や万一の場合の対応などを打ち合わせた。


     1台のグランドピアノが学校にやって来た。熊本地震で家が半壊しても壊れなかったピアノ。多くの人たちの思い出が詰まったものだ。これからは中学校の体育館で入学式や卒業式、文化祭、合唱コンクールなどで音を奏で、生徒たちの健やかな成長を見守っていく▼ピアノを所有していたのは音楽大学の講師。自宅に置けなくなったものの、売るなんて考えられない。音楽を通じて知り合った女性の娘が通う玉名郡長洲町腹栄中学校に寄贈することを思い立った▼寄贈を受けるには、ピアノの輸送や調律などに費用がかかる。それでも相談を受けた同校や町教育委員会は「念じ続ければ思いがかなうことを教えてくれるピアノ。感謝の心を育てるため活用したい」と快諾した▼そして学校で開催された贈呈式と記念コンサート。音楽療法に取り組む音大のスタッフや現役学生らが、生徒たちに音楽の素晴らしさを伝えた。福祉施設や医療機関で心などのケアに尽力しているという▼美空ひばりのような衣装を身にまとい登場したのは准教授。「川の流れのように」を本人さながらに歌い上げたかと思えば、途中から音を1オクターブ上げてソプラノ独唱。生徒たちの表情から驚きと感動が見て取れた▼サラ・ブライトマンでおなじみの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」などに続いて、「情熱大陸」や「365歩のマーチ」で会場が沸き上がった。聴衆である生徒や職員、保護者や地域の人たちはみんな笑顔。音楽の素晴らしさ、それを伝える人たちの優しさと強さを心から感じることができた。


平成29(2017)年 6月 5日 月曜日


  1. 後世に残る本100冊 大川LCが図書館へ寄贈
     ライオンズクラブ国際協会が創設100周年を迎えたことを記念し、大川ライオンズクラブ(野田泰也会長)は、大川市立図書館へ図書100冊を寄贈した。2日に大川商工会議所で開いた例会の席上で、野田会長が図書館の清水敦子館長に目録を手渡した。

  2. オルレ・みやま清水山 450人が歴史や自然満喫 定員上回る応募者殺到 住民らフルーツでもてなす
     九州オルレみやま・清水山コースのイベント「初夏のスイーツオルレ」が3日、みやま市瀬高町大草の八楽会教団をスタートする同コースで開かれた。九州内外から定員を上回る約450人が参加。寺院や遺跡など歴史が残る豊かな自然を満喫し、道中では住民らによるおもてなしのスイーツも楽しんだ。

  3. 健康づくり活動25年 田中さん久保田さんに感謝状 南関町食改善
     長年、地域の健康づくりに取り組んだことが認められ、玉名郡南関町食生活改善推進員協議会(原賀由美子会長)の田中榮子さん(86)と久保田悦子さん(83)が熊本県食生活改善推進員連絡協議会から感謝状を受けた。1日には佐藤安彦町長に喜びを報告。これからも活動にまい進していくことを誓った。


     大牟田市防災会議が開かれ、市地域防災計画の修正案を承認した。新たな目玉は「受援計画」の策定など▼受援計画は、災害時に効率的・効果的に広域から支援の受け入れ態勢を整えるもの。熊本地震を思い出してもらいたい。地震発生後、有明地域をはじめ全国から、支援要員の派遣や物資を届けようと被災地に集中。現地では受け入れ態勢が整わずに混乱してしまい、ストップがかけられた▼これは救援隊やボランティアなどが押し寄せたものの、救援が必要なところや、支援者を派遣する場所の情報が整理できなかったから。そして救援物資についても、体育館などに食料をはじめ生活必需品などがあふれ、仕分けをしたり、運び出す人の手配がうまくいかなかった▼現地からのストップは、かなり長い期間続いた。支援をしたくても、できないもどかしさから、被災地に近い有明地域では知り合いや親族などから情報を得て、ピンポイントで支援する活動が広がり、紙面でも紹介した。SNSで支援要望を受けて行われたこともあった▼このように大規模災害時に混乱を起こさぬよう、スムーズに支援を受け入れる態勢を整えるのが受援計画である。熊本地震では、避難所だけでなく車中泊などで避難生活を送る人も多かった。そのような状況の調査と適切な支援も欠かせない▼災害時には、行政が行う「公助」がどうしても遅くなることがある。それは行政も被災者の立場にあるから。「自助、共助」の精神で減災に努め、受援計画のもと、救援活動が的確に進められるような態勢づくりを。


平成29(2017)年 6月 6日 火曜日


  1. 市制100周年を祝う 大蛇山まつり 大牟田
     おおむた「大蛇山」まつり振興会(会長・中尾昌弘市長)の平成29年度第1回総会が5日、大牟田商工会議所で開かれ、今夏のまつりの内容が決定した。今年は市制100周年を祝い、芸能人を招聘したステージイベントなどの記念事業も行う。

  2. 廃校ピアノ 音色再び さくらテラスでコンサート 市民有志が修理 芸術振興へ役立てる みやま
     母校で聞いたあの音色を再び―。平成28年で廃校となった、みやま市山川南部小学校のグランドピアノが市民有志の手により再生された。4日には同市瀬高町小川のさくらテラスでお披露目コンサートが開かれ、大勢の人が詰め掛ける中、往年の輝きを取り戻したピアノの豊かな音色が響いた。このピアノは今後、さくらテラスに設置。運営するみやまスマートエネルギーが管理し、イベントなどで文化芸術の振興に活用していくという。

  3. 有明海を満喫 荒尾干潟でマジャク釣り 大川市ふれあいの家
     大川市ふれあいの家が主催し、有明海の魅力に触れ、自然環境への関心を高める取り組みとして「マジャク釣り体験」が4日、荒尾干潟であった。大川市や近郊の児童約20人が参加。ラムサール条約湿地に登録された干潟で土の感触を楽しみ、自然の営みの中で暮らす生き物に親しみを深めた。


     きょう6日は、「いけばなの日」「邦楽の日」「楽器の日」。いずれも6歳の6月6日に芸事を始めたら、上達するとの言い伝えが由来。指を折って数える時、小指が立つ6は「子が立つ」につながり、縁起がいいとされたようだという▼ぞろ目が昔から好まれていたこともあるようだ。「777」はラッキーセブンだが、「666」には新約聖書のヨハネ黙示録に「獣の数字」とし出ているせいか、あまりいい印象は持っていなかった。だが芸事の話を知って、イメージが変わった気もする▼「不吉だ」「縁起が悪い」とされる「忌み数」は洋の東西を問わずある。例えば日本では死、苦につながるとして4や9が忌み嫌われている。部屋番号の末尾に、この二つを使っていないホテルがある。西洋では666や13が代表格か▼実際に特定の数が生活に悪影響を与えることはあるまい。だが多くの人の意識に刻み込まれると、心理的に何らかの何らかの影響を受けよう。このような数をテーマにした映画、ドラマがヒットすれば文化面でもインパクトを与える▼二十四節気の一つ「芒種」が始まった。梅雨前のこの時季は降雨もまだ農作物を潤す恵みの雨。言い伝えには文化的にも新たな実りを望む思いがあるのでは▼文化団体では関わる人たちが高齢化し、後を継ぐ人材もなかなかなく、会員減少に歯止めをかけたいとの声を聞くことが多い。今年も言い伝えに従い、きょうから芸事を始める6歳の子はどこかにいるだろう。その中から地元文化の次代を担う人材が現れるよう願う。


平成29(2017)年 6月 7日 水曜日


  1. 道の駅へ新ショップ 屋外店舗やイートイン約100席 6月議会で提案 来年度オープン みやま
     福岡県下でもトップクラスの売り上げを誇る、みやま市瀬高町大江の「道の駅みやま」に、「農村チャレンジショップ」として屋外販売店舗やイートインスペースが建設される。購買力向上、6次産業化支援などを目的につくられ、6月議会で承認を得られれば、早ければ平成29年度中に建設を完了させ、30年度のオープンを目指すという。

  2. 佐賀県素案公表で協議 オスプレイ特別委 早急に論点整理求める 柳川
     柳川市議会オスプレイ等の配備に関する調査特別委員会が6日開かれ、佐賀県の動向について、市から説明を受け、委員たちは質問や要望を行った。委員からは「佐賀県は論点を整理して考えを素案で述べている。柳川市も論点整理を早急にすべき」との指摘があり、同市のオスプレイ対策本部の責任者である成松宏副市長は「柳川にとってどういう影響があるのかの視点で論点を整理していきたい」と答弁していた。

  3. 大津さんの絵 東京駅に 江藤駅長も大牟田出身の縁 あす 贈呈式とまちPR展開
     大牟田市出身の洋画家・大津英敏さん=神奈川県鎌倉市在住=の作品が、JR東京駅に寄贈されることが決まった。同駅の江藤尚志JR東日本取締役駅長も同市出身で、8日の寄贈セレモニーに合わせて、日本の玄関口の同駅で、中尾昌弘市長や市公式キャラクターのジャー坊も参加して大々的なプロモーション活動を展開、大牟田をPRする。


     「芒種」の頃の年中行事が、ハナショウブとホタルを楽しむこと。さっそく有明地域内の名所巡りに出掛けた▼ハナショウブは、まず柳川からスタート。市の花に制定しているように、外堀から内堀に入る水門の辺りから、川下り沿いのあちらこちらで見ることができる。日本の道100選に選定された水辺の散歩道沿い(城内小学校横)に来ると椛島菖蒲園がある。市観光課が管理運営し約20種3万本が咲き誇っていた。紫や白、黄色と色鮮やかで、来園者や川下り客も目を細めていた▼続いて訪ねたのは、荒尾市下井手の助丸区花菖蒲園。愛好会会員や地域住民が25種3千株を植えている。特設ステージを設けてイベントを繰り広げ、夜は10日までライトアップを行っている。ハナショウブばかりでなく、地域のにぎわいづくりも花開いている▼最後に訪ねたのは、玉名の高瀬裏川水際緑地一帯で繰り広げられている花しょうぶまつり。年々、来場客が増えており、旧市役所跡を臨時駐車場にしたり、玉名温泉街を無料シャトルバスで結び集客を高めている。裏川沿いの商店街も歩行者天国になり、お祭りムード満点だった▼ホタルの観賞は毎年、大牟田市今山に出掛けている。通い続けて20年ほど。一時期は地域住民による夜祭り的な催しもあった。それはそれで楽しさもあったが、人けがまばらな方が風情がある▼二十四節気の一つ、芒種の頃は麦の収穫や稲の田植えなどで忙しい。ハナショウブも、ホタルも、もうしばらく楽しむことができる。ひとときの安らぎを感じてほしい。


平成29(2017)年 6月 8日 木曜日


  1. みやまの"ごみ"大牟田に 不法廃棄 25年間 環境調査継続実施 2年掛け5千トン撤去へ 大牟田市上内の山中
     25年近くにわたって、みやま市から出た一般廃棄物が大牟田市へ不法に廃棄され、埋め立てられていたことが7日、分かった。大牟田市は、みやま市に対して抗議。約5千トンのごみなどの撤去や水質検査などのモニタリング調査を要求。みやま市は撤去計画を策定して2年間でごみを撤去し、撤去後も最低2年間はモニタリング調査を継続して行う。

  2. 南関町 1万人割れ目前 昭和30年合併から半減 子育てしやすさをPR
     玉名郡南関町の人口が5月末現在で1万44人となった。ピーク時からほぼ半減し、1万人を切るのも目前。町は、町外からの移住や若い世代の定住に向けて宅地分譲を行うなど、さまざまな施策を展開し、人口の減少に歯止めをかけようとしている。

  3. 大雨に備え再確認 消防、行政、住民が訓練 筑後
     平成29年度筑後市水防訓練が4日、同市島田の矢部川浄化センターで開かれた。梅雨の大雨に備えて、消防団員や行政、住民ら約350人が水害時の避難、水防、連絡体制などをあらためて確認した。


     柳川高校同窓会は、総会の日に講演会を開いた。同校野球部OBの徳永利美さんが母校で「野球人である前に企業人であれ!」の演題で話をした。徳永さんといえば夏の甲子園で当時、超高校級の作新学院の江川卓投手と対戦し、延長15回まで戦い1―2で敗れた柳川の4番打者で知られる▼江川投手はストレートとカーブを駆使し、その球に当てるのは難しいとされ、対戦した柳川はバント攻撃をしていたのを覚えている。徳永さんは卒業後に法政大学に進み、江川投手とチームメイトになり、六大学リーグを春秋で5回制覇し、法政の黄金期に貢献している▼「高校野球はプロ野球より面白い」というファンは多い。長い歴史もあり、高校球児は数々のドラマを演じている。この地域に住む人たちにとって、昭和40年に初出場の三池工業が優勝したのは、最高のドラマだったのではないか▼大牟田市は基幹産業の石炭が斜陽化し、沈滞ムードにあったが、三池工業の活躍はまちを元気づけ、明るくした▼徳永さんは長洲町の出身で、三池工業から誘いもあったというが、「甲子園に行きたい」と柳川を選んだという。その願いがかない、甲子園では江川投手と接戦を演じて話題になったのである▼徳永さんが江川投手と闘ったのは昭和48年の夏。当時スポーツの花形は「野球」。小学生の時はソフトボール、中学生で軟式野球、高校に進むと硬式野球というのが野球をやる定番だった。間もなく甲子園の地区予選が始まる。郷土から甲子園に行くチームが出ることを望みたい。


平成29(2017)年 6月 9日 金曜日


  1. 8月5日開幕 第42回有明地区中学校軟式野球大会25チーム対戦相手決定 選手宣誓は松永主将(大川東) 有明新報社など主催
     第42回有明地区中学校軟式野球大会(全日本軟式野球福岡県連盟大牟田支部、同熊本県連盟荒尾支部、有明新報社主催)の代表者会議が8日、大牟田文化会館で開かれた。組み合わせ抽選があり、参加25チームの対戦相手が決定。選手宣誓は松永蓮主将(大川東中2年)が務めることになった。

  2. 防災拠点機能に問題 庁舎現状調査 耐震性の確保必要 大牟田市
     熊本地震以降、全国で自治体庁舎の安全性確保が求められる中、大牟田市は庁舎現況調査を行い、報告書をまとめた。今回の調査では問題点を踏まえた課題を抽出。その結果、庁舎の耐久性について耐震性の確保、建物の老朽化への対応と性能の向上といった問題があらためて明らかになった。さらに、災害発生時に防災拠点としての機能確保に不安があることも示された。

  3. 学校 地元就職を希望 企業 工場見学に来て 来春学卒者の求人求職 27校42社が意見交換 柳川・みやま
     第28回求人求職に関する合同会議2017が7日、柳川市新外町の御花で開かれた。合同会議は高校・高専・短期大学・大学などの進路指導担当者と企業が、来春卒業予定者を対象とした要望・提案・求人方法などを協議して意見交換するもの。学校側は27校から29人、企業は42社52人が参加。資料として発刊された学校別就職情報には53校分が掲載されていた。


     先日、九州北部地方が梅雨入りした。昨年から比べると2日ほど遅いようだが、平年からすると1日遅れぐらい。例年どおりの入梅といっていいだろう。毎年、この時季になると体調を崩す人が多いとも聞く。気を付けなければならない季節だ▼旧暦の6月のことを「水無月」という。はて、雨がよく降る時季なのに「水が無い月」とはどういうことだろうか。実は「無」という言葉は名詞と名詞をつなぐ助詞で「の」を意味する。ということは、水無月はやはり「水の月」▼梅雨といえば、鈍色の雲が空を覆い、しとしとと雨が降り、沈んだ気持ちになりがち。一般的に、あまり歓迎される季節ではなさそう。しかし、その訪れを心待ちにしている人もいる。農業に関わる人たち▼空梅雨で水が不足すると、農作物の生育に大きな影響を及ぼす。米や野菜が不作となれば価格は高騰する。影響は農家だけでなく、一般家庭にも及ぶ。この時季にどれだけの雨が降るかは、人々の生活を大きく左右するといっていいだろう▼また、この時季を彩る花の代表格はアジサイ。この花は土壌によって色が変化し、酸性ならば青、アルカリ性ならピンクとなる。土の状態や、咲き始めから終わりにかけて色が変わることから「変節」や「移り気」といった花言葉もある▼ともすると、あまり好まれない印象がある梅雨。しかし、人々に多くの恵みや、自然をめでる楽しみを与えてくれる。雨音に耳を傾け、静かに流れる時間を感じるのも、また一興。時季に合った自分なりの楽しみを探してみてはいかが。


平成29(2017)年 6月 10日 土曜日


  1. 企業の魅力PRしよう 15日から受け付け 動画制作費を補助 大牟田
     大牟田市は地域企業が人材確保につなげるため、自社の魅力を発信する「企業PR動画」の制作に補助金を交付する。制作した動画は市のホームページにも掲載。市では「市内外に自社の魅力を発信しませんか」と呼び掛けている。申し込みは15日から、締め切りは7月14日(必着)となっている。

  2. 台湾からのプログラムチャーター便就航 九州佐賀国際空港に 12日
     佐賀市の九州佐賀国際空港と台湾台北市の桃園国際空港を結ぶ台湾からのプログラムチャーター便が12日に就航する。同日は九州佐賀国際空港で記念式典が予定されている。

  3. 庁舎補強設計費を計上 地方財政で国へ意見書 筑後市議会
     筑後市議会定例会が9日、開幕した。耐震性の問題を抱える市庁舎の応急補強の設計費など1506万1千円を増額する一般会計補正予算といった議案2件と報告事項1件、意見書2件が上程された。また今定例会の会期を23日までとし、休会を挟んで14日から一般質問が始まる。


     老朽化した大牟田市役所庁舎は、強い地震で倒壊か崩壊の危険性がある―と耐震診断結果が出ている。それなのに、改修なのか、建て替えるのか、結論を出すのを先延ばしにしているように思えてならない▼昨年4月の熊本地震を重く受け止めて、市は平成31年度に予定していた庁舎の耐震性能調査を28年度に前倒して実施。今年2月に結果を発表。今回は、耐震調査とほぼ同時期に行った現況調査の結果と、29年度の取り組みを市議会委員会へ説明した▼本年度は、国の登録文化財である本館庁舎を保存するのか、解体するのかなど課題を整理。改修や建て替えなどのモデルケースを設定し、その事業費概算を算出して、費用対効果を明らかにしていく。それらを見極めて来年度以降の進め方を検討するという▼現況調査は、来庁者と職員を対象にアンケートを行っている。建物や避難の安全性について、職員の86%が問題があると回答。市民のプライバシーやバリアフリーの確保も不十分。そして防災拠点機能に大きな問題があるとしている▼耐震調査の結果をはじめ、職員や来庁者が、現庁舎は危険であり、使い勝手が悪いと判断している。そこには、すでに方向性が見えているのではないだろうか▼政府は、29年度から32年度まで、耐震性が不十分な自治体の庁舎建て替えの財政支援を行っている。耐震化工事が適さない場合、建て替え事業費の90%まで地方債が発行でき、返済額の2割程度を地方交付税に上乗せして支援する。こうした動きをうまく活用して事業推進すべきではないか。


平成29(2017)年 6月 11日 日曜日


  1. アジア最初の産業革命導いた 三池炭鉱の意義学ぶ 大牟田市史編さんシンポ いかに保存するか
     大牟田市の市史編さんシンポジウム「日本史の中の三池炭鉱」が10日、大牟田文化会館で開かれ、約150人が来場。基調講演やパネルディスカッションがあり、日本の近代化を支え、アジア最初の産業革命の推進において重要な役割を果たした三池炭鉱の意義について理解を深めた。

  2. 長洲延伸の早期着手を 沿岸道路荒玉期成会 国交省などへ要望
     有明海沿岸道路「荒尾・玉名地域」整備促進期成会(会長・那須良介荒尾商工会議所会頭)は6日から8日まで、国土交通省や同省九州地方整備局、財務省、地元選出国会議員などへ、同沿岸道路(U期)の大牟田市(三池港IC=インターチェンジ)〜長洲町間の整備への要望活動をした。

  3. 文化会館建設20億円 13日から市議会定例会 大河ドラマ招致事業費も 金子市長が肉付け編成予算 五輪キャンプ、小中学校洋式トイレ 柳川
     柳川市議会の議会運営委員会が9日にあり、13日に招集される定例会の会期を30日までの18日間と申し合わせた。提出されるのは市長選に伴い骨格編成だった一般会計当初予算に肉付けする補正予算案、条例案、人事案など議案17件と諮問、報告が合わせて6件。補正予算には市民文化会館(仮称)建設事業費約20億7千万円、初代柳川藩主・立花宗茂と妻・ァ千代を題材としたNHK大河ドラマ招致事業費970万円などを盛り込んだ。


     「世界文化遺産は、あまりにも『政治化』されている」と講師であるNPO法人の理事は話した。大牟田・荒尾などの三池炭鉱関連施設を含めた「明治日本の産業革命遺産」が登録されるか否かという2年前の最終の世界遺産委員会でヒヤヒヤしたことを思い出す▼講師は「文化遺産は建物だけではなく、そこに生きた人々の足跡としての記憶を形にする(記憶する)ことが大事ではないか。炭鉱に関わった多様な立場の人たちの語り(声)を拾い、多くの人たちに伝えていくべきだ」とも訴えた▼戦争遺跡でも同じだろう。講演は荒尾二造市民の会による学習会の中で行われた。荒尾二造とは荒尾市内にあった軍需工場「東京第二陸軍造兵廠荒尾製造所」の略称だ▼市民の会は近代化遺産・戦争遺跡である荒尾二造を生かし、地域づくり、調査・研究、命の尊さや平和の大切さを伝えていく活動を続けており、昨年度は変電所跡や火薬庫跡などの写真を使ったポストカード(絵はがき)を作成した▼軍需工場は太平洋戦争のための国策で造られたもの。それが複数の町村にまたがっていたから合併させ戦時中の昭和17年4月に荒尾市制が施行された経緯もある。そこで働いた人、周辺で暮らした人たちの記憶や歴史が、そこに存在する▼「二造に限らず、歴史や通常の市民生活の中から生み出されたもの、さまざまな価値あるものを宝として保存していくべきだと考える」。市民の会の役員は強調した。今も残る遺構の建物をどう保存し、どう語り継いでいくか。市民全体で考えなければなるまい。


平成29(2017)年 6月 13日 火曜日


  1. 柳川市文化協会 誕生 3団体を統合 会長に立花さん
     平成17年の1市2町の合併後も旧自治体の枠組みで文化協会が組織されていた柳川市で11日、3協会を統合した「柳川市文化協会」が発足した。同市大和生涯学習センターで設立総会があり、会長には市文化協会連合会長だった立花民雄さんが選出された。

  2. 南関の魅力を体感 神戸から中学生が修学旅行
     玉名郡南関町を修学旅行で訪れた神戸市高倉中学校の3年生157人が、同町のホテルセキアで特産の小代焼きの作陶と南関あげ巻きずし作りを体験。生徒たちは南関の魅力を体感した。

  3. 労災防止へ決意新た 全国安全週間 推進大会始まる みやま・柳川・大牟田
     「組織で進める安全管理 みんなで取り組む安全活動 未来へつなげよう安全文化」をスローガンとする全国安全週間みやま推進大会が12日、みやま市商工会館で開かれた。約40人が参加し、労働災害防止への決意を新たにした。【写真】


     野焼きの火が燃え移る火災が相次いでいる。6日に梅雨入りしたが、数日雨が降っただけ。消防署などでは、引き続き注意を呼び掛けている▼有明地域では、5月以降、好天が続いて空気が乾燥、注意報も出されていた。特に6月に入り、林野火災やその他火災が毎日のように発生。一般紙面の記事や「こちら110番」のコーナーで紹介し、警鐘を鳴らした▼その多くは、野焼きをしていたら、火がそばの草むらや竹林に燃え広がってしまったという事案。乾燥が続いているところに、風速5b以上の風にあおられて火の粉が飛ぶなど、悪い条件が重なる状況下にあった。残念なことに、柳川市では死亡1件、大牟田市でも火を消そうとしてやけどを負ってしまうケースがあった▼ごみや刈った枝葉などの野外焼却は、平成13年4月から廃棄物処理法で原則禁止されている。煙や悪臭により周囲の人に迷惑を掛けるだけでなく、ダイオキシン類や塩化水素など有害物質の発生の原因となるから。5年以下の懲役もしくは1千万円以下の罰金という罰則もある▼ただし公益上や社会の習慣、また周辺地域の生活環境に与える影響が軽微なもの、農林漁業でやむを得ない廃棄物の焼却など例外もある。果樹園の剪定で切り落とした枝やたき火、キャンプファイアなどがそれ▼梅雨本番を前に、少なくとも今週はまとまった雨が降らないもよう。枯れ草などの野外焼却は控えるべきだ。例外の農作業での焼却についても、水や消火器を用意して、絶対に火から離れないように。くれぐれも、ご用心を。


平成29(2017)年 6月 14日 水曜日


  1. ランタン800個が迎える 7月15〜17日 港まつり ジャー坊キーホルダーや長友さんライブも 大牟田
     今夏のおおむた「大蛇山」まつりのスタートを告げる第56回港まつりが、7月15〜17日に三川坑跡などで開かれる。会場を三川坑跡に変更して初めての開催。大小合わせて約800個のランタンを飾り、幻想的な光で来場者を迎える。ステージイベントなどで盛り上げ、食のブースも開設。多彩な企画で楽しませる。また運営費確保のために市の公式キャラクター「ジャー坊」のキーホルダーも作成し、今月16日から販売を始める。

  2. "被災者が元の生活に" 熊本地震 復興へ義援金 大川中央LC
     大川中央ライオンズクラブの岡喜一会長、木下裕之幹事が、大川市役所に倉重良一市長を訪問。熊本地震の被災地を支援しようと、義援金10万円を贈った。「シンボルの熊本城など復興はまだ途上。被災地の方々が再び健康に元の生活に戻ることができるよう、その一助になれば」と倉重市長に託した。

  3. 住民情報を不正使用 女性の車にGPS、つきまとい 荒尾市職員 懲戒免職
     荒尾市の浅田敏彦市長は13日、臨時記者会見を行い、同市の住民情報システムを不正使用して女性職員に対してストーカー行為などをしていた男性職員を、12日付で懲戒免職処分したことを発表した。


     みんなでまちをきれいに―。大牟田市内でクリーンキャンペーン、地域での清掃活動が行われた。キャンペーンには約500人が参加し、市長が「訪れやすく、美しいまちのアピールを」と呼び掛けた。可燃、不燃ごみ合わせて約60`が回収されている▼川の清掃をした校区も。中に生えた水草除去、ごみ拾い、川沿いの落ち葉掃きなどに住民が取り組んだ。さらに街路環境美化作業をしたグループは花苗植えや清掃作業に汗を流し、子どもたちが頑張る姿も▼定期的な清掃を行う団体なども増え、公園などのごみは少なくなったようだ。「掃除をする人が多くなったからか、ごみは減っている」という声を聞く。だが、あまり目立たない場所ではまだ、ごみが多いと話す人もいるのが現状▼地球温暖化防止が叫ばれ、環境問題への関心も深まっている。そんな中で、トランプ大統領はアメリカの温暖化防止に関するパリ協定からの脱退を表明した。とどまっていたら自国が不利を受けるという考えからだ。前大統領のオバマ氏は協定締結の立役者というイメージ。しかし指導者が代わると何が起こるか分からない▼国の場合は利害も絡むが、このような市民の地道なボランティア活動ならそれがない。環境を守るためにも、一人一人がやれることを実行すれば力が結集され、大きなうねりになる▼大牟田川で最近サギを見た。魚がいる証拠だ。茶色の水が流れていた頃を思えば、隔世の感である。環境に優しいきれいなまちをつくれば、きっと次の100年にもつながるに違いない。


平成29(2017)年 6月 15日 木曜日


  1. 慢性的渋滞の解消へ 国道389号 打越・市屋間 開通 事業着手から22年 テープカットで祝う 荒尾
     荒尾市の国道389号の打越・市屋区間(1097メートル)で未開通だった824メートルが14日正午に供用開始され、慢性的な渋滞に悩んでいた一帯の交通混雑の解消や歩行者・自転車利用者の安全確保などが図られた。事業着手から22年、供用開始を前に同日午前中、荒尾市主催で開通式が行われ、同市、熊本県、地元住民代表や市議会、荒尾・玉名地区の県議会議員など約50人が集い、テープカットなどで同区間の開通を祝った。

  2. "引き続きかじ取りを" 佐藤町長 2期目に意欲 南関
     玉名郡南関町議会定例会は14日、前日に続き一般質問が行われた。来年4月に任期満了を迎える佐藤安彦町長の町長選出馬に関する質問で、佐藤町長は「引き続き町政のかじ取りをさせていただくために出馬したい」と意向を表明した。

  3. 伝統はんぎりで競漕 筑後市古島小 水しぶき上げ満面笑み
     筑後市古島小学校(下川善道校長)は14日、はんぎり(木おけ)に乗って水上を進む「はんぎり競漕」を行った。かつてクリークに自生していたヒシを、はんぎりで収穫していたとい う地区の伝統に倣ったもの。青空の下、児童たちがプールで水しぶきを上げ、満面の笑みで楽しんでい た。


     大牟田商工会議所の創立85周年記念式典が開かれ た。節目を祝い、永年勤続者などを表彰するとともに、創業100年以上の会員事業所をたたえた。市制100周年に当たることから記念事業として行ったもので、長年、地域経済に貢献してきたことへ敬意を表した▼創業100年以上の企業表彰は、最長の歴史が1875(明治8)年創業のヤマサキ。説明するまでもなく築炉事業では全国に名が知れている。この他、2組合と19の事業所が表彰された▼三井系大手を除けば、全てが地場企業。地元の人ならよく耳にしたり、商品を利用したりして、おなじみのところばかり。それぞれが100年の歴史を刻みながら、まちと人々に影響を与え、貢献してきた▼この地に石炭産業が根付き、三池港が築港され、まちや周辺事業が拡大した。市制施行した1917(大正6)年の人口は約6万8千人。開港してから市になるまでのわずか9年間で倍増。以後、石炭化学コンビナートが構築され、今の大牟田のまちが形づくられた▼基幹産業の石炭はなくなってしまったが、それ以外の重工業は健在であり、今回表彰された地場企業をはじめ多くの事業所が頑張っている。20年前の閉山時の人口は約14万5千人。今月が約11万7千人。中心企業がなくなったというのに2万8千人ほどしか減っていない▼言い換えれば、大牟田はすでに石炭に頼らないまちに変貌していたのだ。これからは100年企業や地場の事業所などが元気に活躍することが、このまちの未来を切り開いていくことになる。


平成29(2017)年 6月 16日 金曜日


  1. 旧道 住民の安全道に 次回は公聴会 ダンプ減ったが高速車増 みやま市山川町
     福岡県が主催する第5回「山川まちと道路のワークショップ」が14日夜、みやま市山川市民センターで開かれた。同市山川町を走る国道443号の一部(旧道)が将来的に市道になるのに伴い、旧道の整備や活用を話し合うもの。新しくできた山川バイパスを産業道路として活用する一方、旧道は住民のための安全な道路として整備を求める声が多かった。次の第6回では市民公聴会が開かれる。

  2. 暴力団排除 性犯罪抑止 地区防犯協会 重点目標定める 大牟田
     大牟田地区防犯協会の定期総会が14日、大牟田警察署で開かれた。平成28年度の活動報告や29年度の事業計画などが話し合われ、活動協力者への表彰も行われた。本年度も暴力団排除や高齢者を狙ったニセ電話詐欺の抑止などに取り組み、安全・安心な地域づくりを進める。

  3. 暴排条例学び情報交換 宅建協会荒尾支部 警察署員ら招き
     熊本県宅地建物取引業協会荒尾支部(村上裕二支部長)は13日、荒尾市のあ らおシティモール内シティホールで、熊本県暴力団排除条例研修会と情報交換会を開催した。荒尾警察署員から同条例や暴力団対策法の内容や暴力団情勢、対処法などを具体的に学んだ。


     各公共職業安定所が発表した4月の有効求人倍率は大牟田管内が1・38倍、玉名管内が1・23倍、大川出張所管内は1・08倍。いずれも1倍を超えており、求人状況は改善されているとの見方がされている▼そんな中、柳川市で求人求職に関する合同会議が開かれた。企業と学校側が意見交換を行うものだが、学校側からは「ほとんどの生徒は地元での就職を望んでいる。1人でも多くの求人を」との意見が出た▼この会議で、大牟田職安が説明した今年3月に高校を卒業した人たちの就職状況によると、求職者数は572人、就職内(決)定率は99・5%。就職したのは569人で、そのうち管内に就職したのは178人。率にすると31%になる▼だが、求人倍率は1・09倍で大牟田職安管内で1倍を超えたのは初めてという。求人倍率は求職者に対して何件の求人があるかを表す数値で1倍というと、100人の求職者に対して100件の求人があるということ▼学卒者はほとんどが地元就職を望んでいるのに、3分の2以上はそれがかなわなかったことになる。このことが人口流出の一因で、定住化促進を目指すのであれば地元就職を促進しなければならない▼大牟田職安を担当していた時、三池炭鉱閉山による大量の離職者発生で、職安も人であふれたものだ。当時、求人倍率は低下の一途で、有効求人倍率1倍は届かない数値だった。玉名職安では、ミスマッチの解消に取り組んでいた。学卒者が就職できる環境整備は、倍率アップだけでないのかもしれない。


平成29(2017)年 6月 17日 土曜日


  1. 消費税完納運動など推進 総会で事業計画承認 大牟田間税会
     大牟田間税会(山本和夫会長)の第24回通常総会が14日、大牟田市原山町のグランドホテル清風荘で開かれた。本年度も消費税完納運動をさらに推進し、小中学生への啓発にも努める。

  2. 野口さんの作品 常設展示 大川の文化芸術を紹介 ウッドワークミュージアムで
     大川市三丸の大川ウッドワークミュージアムで、同市大野島の洋画家野口忠行さん(78)の作品の常設展示が始まった。施設内には伝統工芸・大川組子の建具なども展示されている。運営するクレアプランニング(本社・福岡市)の中田泰之会長(75)=大野城市=は「大川の匠の世界と併せて文化芸術も紹介できれば」と意気込む。

  3. “甘く大きい実になって” 児童がナシ袋がけ体験 荒尾市清里小
     荒尾市清里小学校(坂本和子校長)の4年生18人は14日、同市水野の徳山果樹園でナシの袋がけを体験。「甘く、大きい実に育って」と願いを込めて作業に取り組んだ。


     先日、梅雨入りしたはずなのだが、なかなか雨が降らない日が続いている。日中は太陽がさんさんと照り、あたかも夏のよう。このままでは、本当に空梅雨となり、その後の野菜の高騰など、生活への影響が心配になってしまう▼最近は夏の食材がスーパーに並んでいる。野菜でいえば、枝豆、オクラ、ゴー ヤ、トマトやトウモロコシなど。先日、自宅で採れたキュウリは、驚くほどみずみずしかった。程よい厚さに切って、熊本名物の山うに豆腐を乗せて食べたが、これが実に美味だった▼日本の夏は快適とは言い難い。湿度が高くて高温のため、食欲は減退する。さらに最近は気温も上昇傾向にある。このような時季だからこそ、しっかりと食べて体力を付けなければ、乗り切れないだろう▼そこで登場するのがウナギ。夏のスタミナ食の王様といっていいだろう。というのもビタミンA、B群、D、Eなどが豊富に含まれている。体力が消耗する夏には、もってこいの食べ物だろう。何より、うまい▼「土用の丑」にウナギを食べる風習の始まりには諸説ある。中でも有名なのが江戸時代の蘭学者、平賀源内の発案という説。当時、夏に甘いたれを使ったウナギのかば焼きはあまり売れなかった。そこで、困った店主が平賀源内に相談して、考え出されたという▼今年の「土用の丑」は7月25日と8月6日(二の丑)の2回あるようだ。ぜひ、ウナギを食べて夏を乗り切りたい。いやはや、すっかり夏の気分になっていたが、実はまだ梅雨の最中だった。本格的な夏到来の前に、恵みの雨を待ちたい。


平成29(2017)年 6月 19日 月曜日


  1. 万田坑 炭鉱の記憶深掘り 非公開「坑内排気ポンプ室」に見入る キャップランプ姿で茶会 荒尾
     炭鉱で日本の伝統文化を体験する「モグラ茶会in万田坑」が18日、荒尾市の同坑で行われた。来場者は通常公開されていない「倉庫及びポンプ室」内に特設された茶室で、お茶とお菓子を味わいながらダイナミックな炭鉱の記憶を深掘り≠オた。

  2. 大河ドラマ招致へ全力 社団法人化も推進 柳川市観光協会
     柳川市観光協会(渡辺力会長)の平成29年度通常総会が16日、同市のランヴィエール勝島で開かれた。提案された29年度事業計画案などを承認。渡辺会長は「大河ドラマの招致をやっていく。実現すれば、観光客が130万人台から150万人以上になる可能性がある。市民へ周知し、盛り上げていきたい。来年へ向けて社団法人化を進める。より大きい観光協会を目指していく」とあいさつした。

  3. 高校生が大牟田PR 見どころ動画制作し配信 ネットでも 市民文化のつどい一環
     平成29年度大牟田市民文化のつどい特別事業として市制100周年を記念し行われる高校生総合文化祭のシティプロモーションビデオ(大牟田PV)撮影が18日、市内で行われた。実行委員会の生徒たちが大牟田の魅力発信に一役買おうと、和気あいあいと熱心に取り組んだ。


     ふるさと納税の返礼品競争が過熱しているとして総務省は4月、資産性や換金性の高い返礼品の見直しを通知。さらに5月24日付で、約100の自治体に対し再通知を行った▼先日の福岡県議会代表質問では、県内7市町が再通知を受けたことが明らかになった。その一つが大川市。倉重良一市長は市議会一般質問の答弁や記者会見で、家具の返礼を続ける考えを述べている▼市長は「なぜ家具が駄目なのか。ふるさと納税で市内の業者、市民のやる気が一段上がっている。家具がないと大川らしくない。大川をPRするのに家具は欠かせない。返礼割合も当初から寄付額の3割以内」と▼大川のふるさと納税返礼品は、約1100点のうち8割が基幹産業の家具やインテリア製品で占められている。平成28年度の納税額は約6億円。前年度の約3億2千万円からほぼ倍増した。納税者はリピーター率が高く、関東からが多いという▼ふるさと納税は、出身地や応援したい地方自治体に寄付するもので、2008年にスタート。例えばA市に1万円を寄付すると、居住地に納める所得税と住民税から8千円減税される。2千円の自己負担はあるが、返礼品が寄付額の3割ならば3千円で、千円のもうけとなる。A市は7千円の税を獲得したことになる▼このように寄付を集めるため、自治体が豪華な返礼品を用意することになり、返礼品競争が起きている。総務省は、粘り強く説明していくという。一方、倉重市長が言うように大川PRに家具は欠かせない。税も家具も納めるものだが、はてさて。


平成29(2017)年 6月 20日 火曜日


  1. 上下流域の児童が交流 筑後川 恩恵や大切さ共に学ぶ 道海島小 来月、再会を約束 大川
     大川市道海島小学校(橋本真理子校長)の4年生18人が16日、同市内で朝倉市金川小学校の4年生26人と交流した。筑後川の遊覧船に乗り込み、川について調べたことを発表。一緒にレクリエーションも楽しんだ。

  2. 努力の大切さ伝える プロ選手がバスケ教室 みやま
     みやまスポーツ夢体験事業としてプロバスケットボールチーム「ライジングゼファーフクオカ」の選手による教室が17日、みやま市瀬高体育センターなどで開かれた。小中学生を対象に、2選手が日々の努力の大切さなどを伝えた。

  3. 家庭と連携し安全指導を 中学生の踏切事故 臨時校長会で徹底図る 大牟田市教委
     大牟田市内在住の男子中学生(12)が踏切事故で死亡したのに伴い、同市教育委員会は19日、市生涯学習センターで臨時校長会を実施。再発防止のため、家庭とも連携した児童生徒の安全指導徹底を確認した。


     「高額医療の保険料の過払いで還付金があります」「はがきは届いていませんか」「期限がきょうまでなので、きょう中に手続きをお願いします」。払い戻し≠フ場所として指定されたのは、いずれも同じATM(現金自動預け入れ・払い出し機)▼そこは住宅地の中にある医療機関前の駐車場の一角。警察署から市役所に行く途中の左側なので、とても寄りやすい。まさか、ここが犯罪の舞台になっていたとは…。年金支給日の直前に相次いで高齢者が被害者となった▼電話の先の相手は言葉巧みに促してくる。「ATMに着いたらフリーダイヤルに電話してください」と番号を伝え、到着後の通話の中でATM操作を指示。還付金が打ち出されるはずの通帳を見ると、びっくり▼「お預かり金額」どころか「お支払い金額」の欄に引き落とし限度額ぎりぎりの99万円前後の数字。残高がその分そっくり減っている。「だまされた」と思っても、時すでに遅し。ことごとく同じパターンで引っ掛かっている▼注意、警戒を促す回覧板を見ても「自分は大丈夫」と思う人ほど危ない。「そうか、気を付けなければ」と感じる場合は前述の人より、ある程度だまされにくいようだ。電話でお金の話が出たら、まず不審だと思ってほしい▼いったん電話を切って、その関係機関に確認することが必要。一人で判断せず、必ず家族や警察に相談することも当然。そうすれば、だまされることはないはず。うまい話があれば、怪しいと思う習慣が大事な財産を守る行動につながる。とにかく皆さん気を付けて。


平成29(2017)年 6月 21日 水曜日


  1. 黄金の輝きまとう 異彩を放つ大蛇山 三区八剣神社 100周年祝う心意気示す 大牟田
     おおむた「大蛇山」まつりのメインとなる大正町おまつり行事まで、およそ1カ月となった。大牟田市内の各地では大蛇山の製作の最盛期を迎えている。中でも異彩を放っているのが祇園六山の一つ、三区八剣神社(相川浩一総代会長)の大蛇山。今年は黄金の輝きをまとって臨む。相川総代会長は「ぜひ多くの人に、いつもとは一味違う大蛇山を見てほしい」と話している。

  2. 日向神ダム 貯水低下 雨量は平年の半分・・・ 農業など節水呼び掛け 矢部川渇水調整協
     矢部川水系渇水調整協議会が20日、久留米市の筑後川河川事務所で開かれた。梅雨に入っても降雨が少なく、矢部川上流の日向神ダムの有効貯水量が低下。このまま雨が降らなければ24日ごろには有効貯水量が0になると見込まれ、緊急的に流域自治体などとの会議が開かれた。

  3. 障害防ぎ適切な発達を ウオーミングアップなど学ぶ みやま
     平成29年度みやま市スポーツ指導者研修会が、同市瀬高体育センターで開かれた。スポーツ障害を防ぎ、適切な発達につなげようと、ウオーミングアップの重要さについて講義が行われた。児童や指導者を中心に約250人が参加し、体幹づくりのトレーニングなども体験した。


     きょう21日は「夏至」。南北に長い日本列島では多少の違いがあるが、1年のうちで最も昼の時間が長い日とされている。ちなみに三池港の日の出は午前5時10分で、日の入りが午後7時30分。実に14時間20分。「冬至」の10時間足らずと比べると、4時間半ほどの差がある▼農事では、夏至の時季から半夏生(7月2日)の頃までに「畑仕事や田植えを終える」という目安になっている。大牟田やみやま市の山間部では、早くも田植え作業が進んでいる▼JAみなみ筑後によると、山あい約1900ヘクタールで米を栽培。梅雨に入っても降雨が少なく、水不足を心配する声もあったが、無事に水が張られ、整然と苗が並ぶ田園風景が広がっている。これから平野部や干拓地などでも田植え作業が本格化する▼この頃、食されるものがタコやうどん。タコは、作物がタコの足のようにしっかりと根を張るようにという願いが込められている。タコには疲労回復効果のあるタウリンが豊富に含まれており、理にかなった食べ物といえる。うどんは、収穫されたばかりの麦を使い、農作業で疲れた人たちに振る舞ったのが始まりという▼そして、この時季に行われる神事が、茅の輪くぐりや安全祈願祭。半年の間に身に付いた罪や汚れを除き去り、すがすがしい心身に立ち返るために行われる。梅雨と夏の暑さを無事に乗り切ろうと無病息災を願う▼暦や太陽の動きは、しっかりと1年の半分を刻んでいる。だが4月始まりの年度に慣れてしまうと、もう半年過ぎたの?と、少し焦りを覚える夏至の頃である。


平成29(2017)年 6月 22日 木曜日


  1. 匠の技術 全国に広めた 中小企業庁長官賞など3社獲得 建具業者ら市長へ報告 大川
     第51回全国建具展示会(全国建具組合連合会など主催)で中小企業庁長官賞などの入賞を果たした、大川市内の建具業者らが21日、市役所を訪ね、結果を報告した。倉重良一市長は「大川の匠の技術を全国に広めてくれてうれしい。ぜひ後につなげてほしい」とたたえた。

  2. 10月「ふる里おおむた屋」 市制100周年盛り上げる 大牟田物産振興会 森会長を再任
     大牟田物産振興会(森史朗会長)の平成29年度総会が19日夜、大牟田市本町の新みなとで開かれ、行事計画を承認。「ふる里おおむた屋」物産展などで市制100周年を盛り上げる。役員改選では森会長が再任された。

  3. 園児が短冊に願い込める JR荒尾駅で七夕飾り
     荒尾市万田のJR荒尾駅に七夕飾りが設置され、駅利用者が見入っている。同市日の出町、なかよし保育園(上野静香園長)の園児たちが飾り付けたもので、赤や黄、青など色紙で作っ たものや願い事を書いた短冊がつるされている。同駅は「七夕」の7月7日まで置き、利用者に楽しんでもらうという。


     「今からこれだけ暑いと夏がどうなるか恐ろしか」―。知人が本当に困ったという表情でため息交じりにつぶやく。平年より最高気温の高い日が続き、すでに昼間は30度を超えたこともある。夏のような日が多い▼今年の「夏至」は21日だった。北半球では一年で昼が最も長い日。だが今の時季は梅雨真っただ中の日本。普通なら日照時間が短いためそれが実感できず、真夏の方が昼は長そうに感じるものだ。しかし入梅後、雨もなかなか降らず、やけに明るい時間が長いような気がする▼それでも朝晩は割とひんやり。最低気温を見ると平年比で低い日が目立つ。一日の気温差が大きいのである。熱中症への注意はもちろん、普段の体調管理にも気配りが必要だ。そしてこの傾向がずっと続けばミニ砂漠化≠ニ言ってもいいような状況▼近年は「今年の夏も暑かった」と感じても、実は気温が前年より低かったということがある。これは一体どういうことか。「温暖化」「猛暑」という言葉も聞き慣れ、暑さが増しているというイメージのせいか▼ラン、バラなどの展示会場に行っても、出展者から「天候不順で育てるのに苦労した」の声を耳にすることが多くなっている。植物は人間よりもはるかに気温に敏感。平均気温が1度違っても、生息する北限や南限がかなりずれると聞いた▼自然観察を心掛けていると、気温の影響への感覚が鋭くなるかもしれない。一人一人が気候変動の進行を肌で察知し、自分なりにできることを講じるのが対策の第一歩になるとあらためて感じた。


平成29(2017)年 6月 23日 金曜日


  1. 市街地活性化に協力を 「再生マネージャー」募集 重点施策と関係機関連携 大牟田市7月末まで
     大牟田市は7月31日まで、中心市街地のまちづくりと活性化に挑戦する「街なか再生マネージャー」を募集している。「やる気と情熱を持って地域に入り込み、まちづくりにチャレンジできる方々の応募をお待ちしています」と同市。

  2. 地域で子どもを育成 水上、南、二川 モデル校に コミュニティスクール導入 みやま
     みやま市は平成30年度から、小中学校の運営に地域が深く関わり、地域ぐるみで子どもを育成するコミュニティスクールを導入する。導入に先立ち、29年度4月から市内小学校3校をモデル校に指定。他校区に先駆けてコミュニティスクールを実験的に導入していて、学校と地域が共にどういった事業、協力を行っていくのかについての話し合いが本格化している。

  3. 荒尾でフラッグツアー 2020年へ巡回展 乗松さん意欲示す 23日まで
     2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた巡回展「フラッグツアー」が22日、荒尾市役所1階ロビーで始まった。23日までオリンピック旗やパラリンピック旗を展示。同市出身・在住でウィルチェアー(車いす)ラグビーの日本代表選手としてリオデジャネイロパラリンピックに出場し、銅メダルを獲得した乗松聖矢さん(27)が訪れ、東京での金メダルへ意欲を示した。


     地域の児童が育てた米を使い、ギネス記録に挑戦する取り組みがスタートした。山門青年会議所が主催する青少年育成事業ルーツ・オブ・チルドレンである▼手始めは田植えから。みやま市清水小学校そばの水田で児童約30人が参加。昔ながらの手植えに挑戦。靴を脱ぎ、はだしで田に入った。足の指と指の間を、泥が通り抜けるこそばゆい感触に歓声を上げた。足を取られて転倒する児童が続出。自然とふれあい、農業の魅力を体感した▼事業の一環で、川の水の源流探しや草刈り、稲刈りまで行う。最後は、今秋に開催する大規模イベントのパークサミットで、子どもたちが育てた米でギネスに挑戦する予定。「地元の食材を使ったおにぎりアート」「おにぎりピラミッド」「米粒を箸で並べる」「巨大高菜丼を作る」などの案を出して議論を詰めている▼みやま、大牟田両市をエリアとするJAみなみ筑後によると、約1900fで米を栽培。山間部では、すでに田植えが始まっている。品種別では、まず福岡県オリジナルの「夢つくし」から、暑さに強い「元気つくし」、長年愛されている「ヒノヒカリ」と続く▼それに減農薬適合の「つやおとめ」「ヒヨクモチ」、近年注目されているのが「にこまる」。3年連続で全国コンクール金賞を獲得するなど「みやま米」のブランド化に力を入れている▼こうした地域の思いが、子どもたちに地元の米に親しんでもらおうと、ギネス挑戦の原動力になった。ふるさとで生活し、ふるさとを愛し、発展させようとする人材の育成に励んでもらいたい。


平成29(2017)年 6月 24日 土曜日


  1. 大河ドラマ招致へ 発起人会が事業計画承認 官民で委員会 柳川と広域 2本立て
     立花宗茂とァ千代を主人公としたNHK大河ドラマ招致委員会設立へ向けての発起人会が23日、柳川市役所であり、事業計画を承認、これまでの経過と今後の日程が説明された。招致委員会は柳川委員会と広域での招致委員会に分けられ、設立総会は柳川委員会が8月1日、広域の招致委員会は同中旬に開催することになった。そして同下旬にはNHK福岡と東京のNHK本社を訪問し、招致活動を展開するという。

  2. 「大川家具」ブランドに 特許庁の地域団体商標受ける 地元産承認し地産強化
     日本一の家具産地、大川市が誇る「大川家具」が特許庁の「地域団体商標」に登録された。登録出願した大川商工会議所の津村洋一郎会頭が23日、市内で記者会見を開き、「100パーセント大川で作られた優良家具にブランドを与え、販売したい」と考えを述べた。

  3. 新たに「家事おたすけ隊」 シルバー人材セ 女性会員の就業拡大を 荒尾
     荒尾市シルバー人材センター(荒木啓一理事長)は21日、荒尾総合文化センター小ホールで平成29年度定時総会を開き、本年度事業計画などを決定した。新規事業として、掃除・買い物といった生活支援サービスとして荒尾市の委託で「家事おたすけ隊」事業を行い、特に女性の会員拡大と就業拡大に取り組むという。


     柳川市がやがて建設に着手することにしている市民文化会館(仮称)の建設費が高騰しているという。これが市議会で問題となり、一般質問で原因を尋ねられた市は、国の政策、東京オリンピック開催で建設ラッシュ、熊本地震の影響などを挙げた▼市民文化会館基本計画策定の時は建築費は総額で40億円を超えないとしていた。だが建築資材や人件費が上がり、現段階では土地購入費なども含めて49億4千万円になるとの見通しを示した。建築費は約19%も上昇していると説明▼五輪開催に伴い、建設ラッシュが当面続くと予想されており、人件費が上昇しているにもかかわらず、人手が足りない。建設業界は人材の確保が急務だ▼財政が厳しい柳川市だが、市民文化会館をはじめ、みやま市と共同でごみ焼却施設、火葬場建設と大型公共事業が控えている。それが建設費が高騰している時期にぶつかったのである。質問した議員からは再考を求める指摘もあった。建設費を抑えるために知恵を絞ってほしいとの要望▼今回の一般質問ではシルバー人材センターの活用を求めるものがあった。ビニールハウス栽培をしている人がセンターに農作業を依頼したところ、「他を当たってほしい」と断られたらしい▼会員数の減少に伴い、農作業までは派遣が難しい状況だという。対応として入会説明会を増やして会員の増強を図っているところとの説明があった。人材を求めている企業などがある半面、職を求めている人も多い。この両者をマッチングさせる取り組みが大事だ。


平成29(2017)年 6月 26日 月曜日


  1. 今秋 新嘗祭へ献上 伝統の御田植祭 赤いタスキに菅笠の早乙女ら 荒尾
     今秋の新嘗祭で献上する米作りへ25日、荒尾市の野原八幡宮献穀田(神田)で伝統行事の御田植祭が行われた。関係者160人が参加。菅笠とかすりの着物姿の早乙女と、八幡小学校児童が稲苗を丁寧に植え、秋の豊かな実りを祈った。

  2. 日本水連 公認プール完成 23年ぶり50メートル復活喜ぶ 観客1400席で県大会規模も みやま
     みやま市瀬高町本郷にある福岡県筑後広域公園の屋外50メートルプール(長水路)のオープニング式典が25日、同プールで行われた。県、地元行政、住民ら関係者が出席。瀬高町営プールが平成6年に閉鎖されて以降、23年ぶりの長水路復活を喜んだ。またバルセロナ五輪金メダリストの岩崎恭子さんも出席し、花を添えた。この日は式典のみあり、オープンは7月1日になる。

  3. 初夏の味覚と散策楽しむ エツを使ったピザも 大川
     大川えつ祭りと筑後川昇開橋スタンプラリーが25日、大川市観光・インテリア情報ステーション「大川テラッツァ」一帯であり、市内や近隣地域から訪れた家族連れなどでにぎわった。


     今年に入ってからだろうか。仕事をしていても、日常生活でも「おや」と思うことが多い。目のピントが合う範囲がとても狭くなったのだ。これまで当たり前にできていたことが、できなくなるのはとても不便▼さらに少し前から、近くの小さな文字が見えにくくなっていた。初期の老眼である。認めたくはないが、年齢的にも、やむなしだろう。こちらはお手元用≠フ眼鏡で対処していたのだが、最近は急激に目が悪くなり、遠くも見えにくい▼老眼は目の中にある水晶体の弾力が弱まり、調節力が低下した結果、近くの物が見えにくくなる状態。通常は40歳くらいから始まるが、早い人になると、30歳代で症状が出始めるという▼さらに、老眼をきっかけに目が悪くなる人も多いと聞いた。職業柄、目はよく使う。車も運転するし、見えづらい状態は早急に改善しなければならない。となれば、変な意地を張らずに眼鏡を作るしかなかろう▼先日、なじみの眼鏡店に足を運んだ。これまでは取材で話をすることがほとんどだった。だが、今回は違う。あらためて店内を見渡すと、眼鏡フレームがずらり。「さて、どれからいきましょうか」と、にやり。店の人も本腰を入れる▼顔立ちによって似合う眼鏡の形があるらしいが、「気にせず、とにかくいろんなのを試着したほうがいいですよ」。片っ端から手に取る。一体どれくらい装着しただろうか。最後は汗まで出てきた。結局、数本の候補を選出したが、決定には至らなかった。残念ながら衰えは確実に進む。眼鏡探しの旅は、しばらく続きそう。


平成29(2017)年 6月 27日 火曜日


  1. 女性目線で移住定住促進 サポート会議が設立 暮らしやすさPR 幅広い機関で推進体制 大牟田
     大牟田市への市外からの移住や定住を積極的に促進しようと、おおむた移住定住サポート会議の設立総会が25日、市役所職員会館で開催された。会長には田中久仁子さん(大牟田商工会議所女性会)が就任。平成29年度はファミリー層を対象とした移住体験ツアーなどを実施し、大牟田のまちの魅力を広く伝える。

  2. 大川木工まつり みんなの心に一輪の花を 家具とコラボ作品制作
     日本一の家具産地、大川市最大のイベント「大川木工まつり」(10月7〜9日)に2人組のアーティスト、ミレイヒロキさん(東京)が参加することになった。「世界中の人の心に花を(Share flowers)」をコンセプトに、家具とコラボレーションした作品を展示するという。

  3. ぶらり旅 秋と来春も 総会で戒総領事講演 みやま市観光協会
     みやま市観光協会(江口和彦会長)の定期総会が23日、同市瀬高公民館で開かれた。平成29年度の事業計画案などを承認。着地型観光プログラムとして、みやまぶらり旅2017秋、同2018春を展開し、ホームページ「ぶらぶらみやま」でも観光情報発信を行っていく。また、総会終了後には駐福岡台湾総領事館の戒義俊総領事が講演を行い、日本と台湾の一層の交流を呼び掛けた。


     7月から「大雨警報」の基準が変わる。これまでの単純な雨の量の基準から、地域ごとの特性を考慮した指数で判断。雨水が排水溝に集中しやすい都市や、水がたまりにくい傾斜地、雨水が浸透しやすい山地などの特性が加味される▼気象庁のホームページなどでは、市町村別に3時間単位の時系列で、大雨や洪水、暴風などの種別に、黄色の注意報から、赤色の警報へと、発令の流れの予想を表で見ることができる▼もう一つ、今シーズンから初登場の発表方法がある。「警報級の可能性」だ。5日先まで予想されるとき、警報の発表の可能性が高いときに「高」、一定程度認められるときに「中」と、どちらかを付けて発表する▼アメダスの大牟田観測地点では、今月6日に梅雨入りして以来、25日までの降雨量が130・5ミリ。昨年は、6月の1カ月間が655・5ミリ、梅雨明けの7月18日までの梅雨期間中の総雨量が995・5ミリで、平年より少し多かったくらい。これと比較すると、今年は典型的なカラ梅雨▼だが梅雨本番はこれから。昨年は6月22日に1日降雨量300ミリを記録。大牟田市は同日、過去にない規模の「避難勧告」を出した。市内20校区のうち3分 の2に当たる13校区で3万7844世 帯、7万9480人に上った▼近年は、1時間雨量80ミリ以上の猛烈な雨や、それに伴う記録的短時間大雨情報など、それまで耳にしたことのない用語が日常的に出てくるようになった。「警報級の可能性(高・中)」などの情報を有効活用して、災害に遭わない心構えと準備が必要だ。


平成29(2017)年 6月 28日 水曜日


  1. "現場は整理されていた" 労働災害防止目指し 大牟田労基署長ら 柳川の工事現場パト 全国安全週間で
     第90回全国安全週間(7月1日〜7日)における労働災害防止に向けた取り組みとして、大牟田労働基準監督署の柴田浩署長らと建設業労働災害防止協会大牟田分会の指導員たちの合わせて14人が27日、柳川市の西鉄柳川駅東部土地区画内に建設されている分譲マンションのIG・TOWER工事現場をパトロールした。

  2. 食感爽やか 安全安心 JAみなみ筑後 特産セロリをスープに 西原みやま市長へ報告
     JAみなみ筑後の乗富幸雄組合長らは27日、みやま市役所本所を訪問。同市特産品のセロリ使った加工品「まるごとセロリと卵のスープ」を開発したことを報告した。セロリの爽やかな香りと食感を楽しめるよう工夫したといい、乗富組合長は「矢部川の肥沃な大地で育てた安全安心のセロリです。香りもよく、おいしいのでぜひ食べてもらえれば」とアピールした。

  3. 南関や大牟田などに前線基地 竹を生かし産業興す 工場竣工見込みは11月 バンブーフロンティア
     有効な対策がなかった竹を活用して新たな産業興しを進めているバンブーフロンティアの事業説明会が24日、玉名市立願寺の司ロイヤルホテルで開かれた。株主や関係自治体など約40人が出席。玉名郡南関町に建設が進むバンブーフロンティア、バンブーマテリアルの工場の状況や今後の事業展開について説明した。


     「子どもを授かった日の喜び、子どもが生まれた日の喜び、子どもが成長する喜び。当たり前の日常の中で、大切なものを忘れかけていませんか」。「健やかに育む〜ある家族の記録から〜」をテーマに大牟田市内在住の小児科医を講師にした家庭教育子育て講座が開催された▼この小児科医は久留米市の聖マリア病院での小児科救急医療と自身の子育ての経験を生かして「子どもと保護者と家庭を診る優しい医療」を実践している▼「今、普通にしている『わが子を抱っこすること』が決して当たり前のことではないということを心に留めておいてください」。日々の忙しさの中で、ついイライラして、わが子を叱りがちな親たちに「ごく普通に育っていることのありがたさと素晴らしさ」を問い掛けた▼いくつもの病気を抱えて生まれてきた女の子。それでもこの子は家族の希望の星。生後11カ月で亡くなった後でも「過去形」ではない。家族や周囲の人たち、医療スタッフの心の中で生き続けている▼3歳の兄は妹が生まれる前から「まりあちゃん」と名付け、誕生を心待ちにしていた。しかし、待望の誕生後も妹とはガラス越しにしか会えず、自宅で一緒に暮らしたのはわずかな日々。その一日一日をかみしめるように大切に過ごした▼妹の死を受け止め、その時には泣き叫んだお兄ちゃん。しかし、その後は悲しみにくれる両親や周囲の人たちを励まし続け、小学生となった今も仏壇の妹にいつもお土産を持って帰り、声を掛けているという。命の大切さをこのお兄ちゃんから教わった。


平成29(2017)年 6月 29日 木曜日


  1. 降雨大規模災害に備える 矢部川減災対策協 連携協力して取り組む
     矢部川大規模氾濫に関する減災対策協議会が28日、柳川市消防庁舎で開かれた。国、県、周辺自治体の関係者が出席し、降雨などによる大規模災害に備えるため、取り組みや成果結果報告、情報提供などが行われ、連携して減災に向けて取り組むことを誓い合った。

  2. 大牟田の魅力アピール 福岡で100周年特別企画展 地元食材使ったメニューも
     大牟田の魅力を福岡都市圏でPRする市制100周年特別企画展「わくわくしたい? それなら、おおむた」が7月3日から8月25日まで、福岡県庁11階の福岡よかもんひろばで開催される。まちの歴史、おおむた「大蛇山」まつり、世界文化遺産の三池炭鉱関連施設、市動物園など郷土の良さをアピール。また、地元食材を使った限定メニューも提供する。

  3. 地域の防犯意識向上 「見せる活動」を推進 荒尾署 沿岸警備協力会総会
     荒尾警察署沿岸警備協力会(江藤隆久会長)は、玉名郡長洲町長洲のホテル有明会館で平成29年度通常総会を開催。今後も地域の沿岸防犯意識を高めながら自主的な「見せる活動」を推進し、平穏で安全な郷土づくりに取り組んでいくことなどを確認した。


     大牟田市へ市外からの移住や定住を促進するために、おおむた移住定住サポート会議が設立された。平成29年度は、未就学児を持つファミリー層を対象にした移住体験ツアーや女性を対象にお試し居住を実施する▼会議は、市をはじめ商工会議所、農協、観光協会、青年会議所、サービス連合(宿泊や旅行業など)、中小企業家同友会など多種多様な機関で構成。運営する執行部は全員女性に決まった。役所的な型にはまった考えではなく、斬新な切り口で、これからのまちづくりに活を入れてもらいたい▼炭鉱閉山以降、大牟田の人口は減少の一途をたどっている。高齢化率も全国平均を大きく上回る。しかし転勤族の方々からよく聞くのは「大牟田は暮らしやすい」という言葉。都会に比べて物価は安いし、食べ物はおいしい、何と言っても人が温かい―と異口同音▼大牟田の負の面ばかりが対外的に知れ渡り、まちの良さや暮らしやすさが伝わっていない。会議では、まちのイメージ向上にも力を入れるという▼大牟田は、豊かな自然環境や温暖な気候に恵まれている。世界文化遺産があり、市立小中学校で行っているESD教育、年をとっても安心して暮らせる認知症支援の取り組みなど、他に見られない優位な特徴がある。女性目線での情報発信に期待したい▼移住定住に欠かせないのは住まい。当然、視野に入れていることだろうが、まちには多くの空き家がある。すぐに活用できる戸建ては200戸余り。空き家対策との連携で、積極的な情報発信や移住定住の促進を図ってもらいたい。


平成29(2017)年 6月 30日 金曜日


  1. 観光客131万人 平成28年動態調査 熊本地震影響受け減少 外国人 台湾が半数占める 柳川
     柳川市は平成28年(1月〜12月)観光動態調査の結果を発表した。入込数は131万6千人で前年から5万800人の減少。3月までは過去最高だった前年とほぼ同じで好調だったが、熊本地震が発生した4月からは急激に落ち込み、年間としても減少したのは熊本地震の影響と見られる。消費額は約61億2千万円で前年より約5680万円の増加。これは宿泊数が5万1534人と、前年より約4600人(約9%)増えたことが影響。増加傾向にある外国人観光客も地震の影響で12万4743人となり、前年から2万4千人ほど少なくなった。

  2. 「大川家具」登録を報告 商議所議員総会 プレミアム商品券も
     大川商工会議所(津村洋一郎会頭)の平成29年度第1回通常議員総会が28日、同商議所であり、28年度の事業報告や決算関連の議案14件を全て承認した。さらに「大川家具」の地域団体商標登録、プレミアム付き商品券「おおかわるる券」の概要などが報告された。  地域団体商標は、地名を使った商品名を登録し地域ブランドを保護しようという特許庁の制度。「大川家具」は同商議所が登録出願した。

  3. 荒尾市の全小学校 10月から給食費無償に 浅田市長 公約の一つ 児童1人当たり月額4200円補助 年間経費1億2792万円
     荒尾市教育委員会は27日の市議会全員協議会で、小学校給食費無償化事業について説明した。当初は平成29年度後期(10月中旬開始)からの無償化を考えていたが、10月分の徴収の煩雑化などを考えて、10月1日からの無償化にしたという。


     ランドセルが結ぶ縁―。国際交流フォーリナーサポートクラブに、ランドセルを受け取った海外の子どもたちから感謝のメッセージと喜ぶ写真が届いた。大牟田市民らに対するお礼の言葉もつづられていたという▼同クラブはフィリピンの貧しい地域の子どもたちにランドセル、文房具や洋服などを贈り続けている。寄贈品はこちらで不要になったものが多いだろうが、貧しさのため学校に行けない子もいるという現地ではまさしく貴重品▼「大牟田市全体の取り組みになれば、物を大切にしようという子どもたちの心も育つのでは」と同クラブ代表。どんな物でも大切で、誰かの役に立つのだと地元の子どもが分かってくれれば、素晴らしいことだ▼いろんな物を大事にできるのは「もったいない」の精神から。ノーベル平和賞を受けたケニア出身の環境保護活動家、ワンガリ・マータイさんが来日した折、この言葉に感銘して環境保護のため「もったいない運動」を広めたいと考えたのは有名だ▼「もったいない」はあらゆる場面で貴重だ。例えば金銭の無駄遣いに限ったことではない。時間を浪費しても同じ。充実した人生を送ろうとするなら、限られた時間を自分の実になるよう有効に使わねばならない。当たり前のことを再認識させてくれる▼写真に見られる笑顔の子どもたち。みんな未来への夢や目標を抱いているはずである。小さな地域で民間交流の輪が広がれば本当にうれしい。もちろん彼ら、彼女らが一生懸命学んで、思いをかなえられることも願っていたい。