平成29(2017)年 5月 1日 月曜日


  1. 行楽地に人、人・・・ GW笑顔で楽しい一日
     ゴールデンウイーク(GW)の2日目となる4月30日は絶好の行楽日和に恵まれた。有明地域の行楽地、レジャー施設や動物園には家族連れや友人同士、カップルなど多くの人が訪れた。各地ともにぎわいを見せ、笑顔で楽しい一日を過ごしていた。

  2. ご当地ナンバー好評 前年比で2倍以上に ジャー坊人気が後押し 大牟田
     大牟田市内で見掛けることが多くなった原付バイクのご当地ナンバープレート。図柄は市の公式キャラクター、ジャー坊や世界文化遺産に登録された宮原坑が配置されている。4月27日現在で272枚が交付。前年の4月は1カ月で124枚のナンバープレートが交付されたのに比べ、2倍以上の数に上る。市は「新規だけでなく、交換も多い。やはり、ジャー坊の人気が大きいのでは」と見ている。

  3. 「おもてなしの心」推進 柳川隊募集や川下りライトアップ 5日 駅周辺で大作戦
     おもてなし柳川℃s民会議(会長・金子健次市長)の平成29年度第1回会議(総会)が4月28日に柳川市役所三橋庁舎で開かれ、29年度事業計画や予算案などを承認。第6回「おもてなしの心大作戦」への参加協力の依頼があった。同会議は市民挙げて「おもてなしの心日本一」のまちを実現することを目的にしており、あいさつ運動や親切運動の定着、まちや掘割を美しく保つための活動を展開して、観光客150万人を目指す。


     あす5月2日は「八十八夜」。「立春」から数えて88日目をこう呼んでいる。農業立国の日本では、夏の準備を始める目安としてきた。種まきや田植えの準備、茶摘みに適した時季である▼茶摘みと言えば荒尾市府本小学校では、このころ校内にある茶畑で茶摘みが行われる。体育館横の斜面に縦30b、横80bの広さ2400平方bの広大な茶畑。茶摘みは1・6年、2・5年、3・4年の3班に分かれて、高学年は低学年に摘み方を教え、縦のつながりの学習にもなっている▼唱歌「茶摘み」に合わせて子どもたちが摘み取った茶葉は、保護者や地域住民の協力で仕分けした後、近くの製茶工場で仕上げてもらう。この新茶は毎年、子どもたちの代表が市長や教育長をはじめ、お世話になった人たちに配られ、喜ばれている▼緑茶は、同じ茶葉を使っても、お湯の温度などの入れ具合で、全く味が違ってくる。うまみ成分のテアニンなどのアミノ酸は、50度程度の低い温度でも引き出すことができる。渋みや苦味成分のカテキンやカフェインは、80度以上の高い温度で出てくる▼沸騰した湯を湯飲みに入れて、手に持って熱さを我慢できる温度が約70度くらい。これを目安として、うまみの多いお茶、渋みと苦味のあるものに。茶葉は1人分が小さじ山盛り1杯。湯飲みのお湯を急須に戻して30〜60秒で飲みごろに▼府本小学校史によると、昭和8年に茶種をまく、55年に全校茶摘み開始とある。その数年後、駆け出し記者として取材したことを懐かしく思い出す。自慢の茶畑を大切にしてもらいたい。


平成29(2017)年 5月 2日 火曜日


  1. GWは七国観光フェス 農産物やグルメ集結 ホークスも催し計画 HAWKSベースボールパーク筑後
     筑後七国観光フェスタinゴールデンウイーク(GW)が3日から6日まで、筑後市のHAWKSベースボールパーク筑後で開催される。福岡ソフトバンクホークスの2軍公式戦に合わせて球場周辺で行われ、新鮮農産物をはじめ、唐揚げ、かき氷など筑後七国のグルメが集結。この他にもホークスが主催する入場者プレゼントなどの企画もあり、GWをにぎやかに盛り上げる。

  2. 定住化へ社宅跡地活用 7棟250世帯分を整備 長洲
     玉名郡長洲町の定住化への取り組みが一段と前に進んだ。宮野地区地域優良賃貸住宅整備事業に向けて特定目的で新たに設立されたPFI長洲町住宅株式会社(長洲町腹赤、山本計至代表取締役)と同町との事業契約締結と、関連の平成29年度一般会計補正予算が、4月末の町議会臨時会で賛成多数により可決された。

  3. 初夏の訪れ告げる風物詩 銀鱗エツ漁解禁 遊覧船でフルコースも 大川
     大川市に初夏の訪れを告げる筑後川のエツ漁が1日、解禁された。豊漁と遊覧船の安全運航を祈願する川開き式が同市小保の若津港であり、行政や観光関係者、一般優待客ら約100人が出席。遊覧船でエツ料理も堪能した。


     毎年行われているイベント反省会でのこと。司会者から「あなたも外から見た目で一言お願い」と言われた。取材で来ていたので、まさか指名されると思わなかったが、何も言わずごまかすわけにはいかない。感じたこと、「できればこのようにしては」と考えたことを言った▼顔をそろえていた実行委員会メンバーと作品展出展者、店の出店者ら30人ほどが全員発言。意見や提言を簡潔に述べた。会議の取材は数あれど、これくらいの人数による会合でみんなが何か言ったのはそれまで記憶になかった▼聞けばいつもこのスタイルとのこと。実際に翌年以降も数度訪れて、話す準備をしていると、当然のごとくコメントを求められた。和やかに「まずみんなの話を聞こう」というスタンス▼ヨーロッパ諸国の代表が集まり、ナポレオン失脚後の1814年から15年にかけて開かれたウィーン会議。全く進行しない一方で、舞踏会はにぎやかに行われたため「会議は踊る、されど進まず」の言葉が生まれた。その間にナポレオンは流されていた島を脱出。これを背景にした映画「会議は踊る」でも知られている▼トランプ大統領の「アメリカ第一主義」がクローズアップされているが、各国の利害がぶつかり合う国際会議では自国の利益が最優先。なかなか進まず、なおかつ実りも少ないという結果に終わる▼イベントをさらに盛り上げたい思いは皆同じで、そこに利害対立はない。これからも活発な話し合いで元気に踊り=Aいろんな人の意見が反映される会議であってほしい。


平成29(2017)年 5月 3日 水曜日


  1. 太陽の恵みを収穫 15トン 主に関東へ向けて 特産ソラマメ出荷始まる 柳川
     柳川市で特産のソラマメが出荷の時季を迎えている。同市は福岡県内一の産地。2日も生産者が早朝から作業に汗を流し、太陽の恵みを受けて大きく育った豆を収穫していった。柳川産のソラマメは大きく、豆が四つ入るのが特長。主に関東に出荷され、高級料亭などで初夏の味覚として並ぶという。

  2. 不審者侵入に対応 荒尾市八幡小 警察官招いて学ぶ
     荒尾市八幡小学校(館山恭一校長)は1日、不審者対策避難訓練に取り組んだ。不審者が校内に侵入した際の緊急放送に伴う安全な場所への避難や危険時の身の守り方を学び、不審者侵入時の職員の対応の徹底を図るために実施された。

  3. ひと足早く夏に乾杯 ビアガーデン始まる
     大牟田市栄町の白亀会館(遠藤信二代表)は1日夜、4階屋上にビアガーデンをオープンした。訪れた人たちは爽やかな風を感じながら、ビールで乾杯し、ひと足早い夏を感じていた。


     ゴールデンウイーク真っただ中、天候にも恵まれて行楽地はにぎわいそうだ。大牟田市で最大の行楽客を動員する市動物園では、3〜7日の5連休に3万2千人、1日当たりの最多人数8千人が来園すると見込んでいる▼キリンの婚活話題や熊本地震で避難中のユキヒョウ、動物とのふれあいなど多彩な企画で人気は急上昇。動物の健康管理などを目的に、麻酔せずに採血を受けさせる訓練で成果を挙げるなど全国からも注目されている。そうした結果、昨年度の来園者は25万人を突破、歴代3位を記録した▼しかし大きな悩みもある。駐車場不足である。来園者が集中する連休期間は、危機的な状況だ。駐車待ちの車が道路に並び大渋滞。周辺住民や来園者から苦情が殺到し、職員は対応に追われている▼昨年は、5日に旧上官小学校を臨時駐車場とし無料のシャトルバスを運行。今年は3〜5日の3日間に拡大、大牟田中央小学校を臨時駐車場にしてシャトルバスを運行。さらに同期間、大牟田駅東口からもシャトルバスを運行、JRや西鉄の公共交通機関の利用を促す。旧延命中や宅峰中、駛馬北小、旧大牟田南高なども、これま でと同様に活用していく▼園では、シャト ルバス運行に当たり、駅をはじめ運行コース沿いに警備員を配置して、来園者のスムーズな誘導や事故が起きないように努めるという▼これでも駐車場が不足するならば、笹林公園や市役所東側立体駐車場なども含め、巡回バス方式を検討してはどうか。同市最大の観光施設を支援し、まちのイメージアップを図るべきだ。


平成29(2017)年 5月 4日 木曜日


  1. 大蛇山 博多っ子を魅了 世界遺産と100周年PR 官民200人が熱く発信 大牟田
     福岡市で3日に開幕した第56回博多どんたく港まつりへ、大牟田市の官民約200人で結成された「大牟田市制100周年記念世界遺産祝賀博多どんたく隊」が参加した。大蛇山と共に沿道を練り歩き、世界遺産と100周年の節目をアピール。パレードは急な激しい雷雨に見舞われ途中で中止となったが、大牟田の熱気を博多のまちに発信した。

  2. 長洲金魚まつり開幕 きょうまで 体験コーナーなど多彩
     長洲町合併60周年記念の第22回火の国長洲金魚まつりが3日、金魚と鯉の郷広場で開催され、町内外から約2万8千人の来場者でにぎわった。玉名郡長洲町主催、同町養魚組合、同町商工会、同町観光協会など共催、有明新報社など後援。

  3. 出会い、空の魅力語る 山門高同窓会 石原さんを講師に みやま
     山門高校同窓会(板橋元昭会長)の平成29年度総会が3日、みやま市瀬高町上庄の同校で開かれた。俳優やタレント、気象予報士などとして活躍する石原良純さんが記念講演。石原ファミリーに生まれ、家族とのエピソードも盛り込みながらテレビのバラエティー番組出演やウェザーキャスターなど幅広い活動のきっかけや出会い、空の魅力について述べた。講演は会員以外にも公開された。


     ゴールデンウイーク中。各地でさまざまなイベントがあり、行き先に迷う人もいようが、人出が多い休日にも仕事の人はいる。少子高齢化となりゴールデンウイークの過ごし方にも変化が出ているのではないか▼長年の記者生活で、自身はどのように過ごしたか思い出してみると、息子たちが幼い頃は毎年、家族5人で1泊2日で出掛けていた。自家用車を利用していたので、運転手を任されていた。九州内だけでなく、本州に出たこともあった▼もちろん、地元のイベントにも出掛けた。子どもたちが喜んだのが、グリーンランド、それに当時は高田町だったが「鯉・恋・来」にもよく行った。遠くまで運転して、くたくたになって帰るのを考えると、近場の良さを感じさせられたものだ▼子どもたちも独立し、孫がいる世代になった。今はゴールデンウイークに、家族で出掛けることはなくなった。だが、柳川を担当していることで、取材を兼ねて柳川を回ってみようと思う▼柳川では沖端水天宮大祭(5日まで)、西鉄柳川駅周辺では「おもてなしの心大作戦」(5日)、中山の大フジは見頃だ。4日には沖端水天宮大祭で、さげもんガールズが登場するとあって、これも見逃せない▼ゴールデンウイークは大型連休だが、子育て中の若い頃は家族サービスの面も。この年代になると、日頃なかなかできないことをやりたい。庭や山林の草取りなどもある。近場のイベントにも行くが、草取りには混合油を購入して備えている。連休を大いに楽しみたいものだ。


平成29(2017)年 5月 7日 日曜日


  1. 漁場改善でアサリ増 きょうまで 潮干狩り一般開放 荒尾・長洲
     ゴールデンウイーク終盤の6日、荒尾市と玉名郡長洲町で潮干狩りの一般開放が始まった。連休最終日の7日は、午前11時ごろから午後1時すぎまで潮干狩りが楽しめそうだ。

  2. 柳川 盛り上げたい 新さげもんガールズ 来場者とふれあう 観光PR活動へ 「かわいい」と歓声
     柳川観光PR動画制作で誕生した「さげもんガールズ」の2期生が4日、沖端水天宮祭でデビュー。舟舞台で紹介され、来場者とのじゃんけんゲーム、記念撮影をしてふれあった。会場では「かわいい」の声が聞かれた。

  3. 青空に400匹 悠々と 松尾さんがスケッチ大賞 家族連れ2500人でにぎわう みやま「鯉・恋・来」
     みやま市のこいのぼりイベント「第29回鯉・恋・来」が5日、同市高田町濃施の高田濃施山公園で開催された。「こどもの日」の同日は好天に恵まれ、家族連れら約2500人が来場。青空に約400匹のこいのぼりが悠々と泳ぐ中、スケッチ大会、紙飛行機作り、消防車やパトカーの乗車体験など多彩な催しが行われ、子どもたちの楽しげな笑い声が響いた。スケッチ大会の鯉恋大賞は松尾百希子さん(高田町)が輝いた。


     大型連休も、きょうが最終日。有明地域の遊園地や行楽地も家族連れなどで、にぎわいを見せた。昨年は熊本地震の影響で自粛ムードもあったが、今年は復興の風にも押されて盛況だったようだ▼多くの人が集まるといえば国内最大級の集客を誇る博多どんたく。大牟田市は市制100周年を記念してパレードなどに参加した。大蛇山を持ち込み、200人を超えるどんたく隊を結成した▼大牟田は昨年に続いての出場。しかし、どんたくは雨のジンクスが有名。二日間のうち、どちらかは雨に見舞われる。前回エントリーした初日のパレードは荒天で中止。そして満を持しての今回。開始前は快晴に恵まれ、意気揚々だったが▼写真撮影のために中洲で待機。しかし、にわかに博多の空が暗くなる。もうすぐ大蛇山の出番なのに。気温がすうっと下がったかと思ったら、泣き出した。しかも大粒。沿道の観衆は一気に引いた。そこに遠くから「ヨイサ、ヨイヤサ」の声が▼雹が激しく打ち付ける。視界はほとんど取れない。それでも、大牟田は一丸となって前へ前へと進む。雨音に負けじと、掛け声はさらに大きくなる。軒下の家族は「あれが、オロチヤマか。すごいな」「ちゃんとしたのを見たいね」▼大牟田からの一行は一部を除き、何とか最終地点まで到達はしたが十分なアピールとはいかなかっただろう。結局、その後パレードは中止となった。大蛇山は水神ともいわれるだけに雨を呼んでしまうのか。その後の何事もなかったような空が、悔しさをあおる。あれは一体なんだったんだろう。


平成29(2017)年 5月 9日 火曜日


  1. 夏も近づく八十八夜 児童が校内で茶摘み 荒尾市府本小
     「八十八夜」(5月2日)に合わせ、荒尾市府本小学校(金子浩幸校長)の全校児童らによる茶摘みが8日に行われた。児童81人と職員や保護者、府本地区協議会、老人クラブ会員ら約120人が参加。「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る」という唱歌「茶摘み」が流れる中で伝統ある茶摘みを体験し、みんな笑顔で楽しんだ。

  2. 安全安心の看護・介護へ 県ナースウェーブの会 大牟田 署名活動と健康チェック
     福岡県ナースウェーブの会が主催、安全安心の看護・介護実現を目指す「『看護の日』の宣伝行動」が6日、大牟田市で開かれた。ゆめタウン大牟田での署名活動を通して看護、介護職員の夜勤交代制労働改善や増員など安全安心の取り組みへの理解を広めるとともに来場者へ健康チェックの機会を提供した。

  3. 八十八夜の新茶どうぞ 25年間続ける 大丸茶業が柳光園へ 柳川
     「八十八夜の新茶です。これを飲んで健康で長生きしてください」と柳川市京町、大丸茶業(中尾裕彦社長)が8日、同市佃町の社会福祉法人やまと医正会養護老人ホーム柳光園(柳木英夫施設長)に摘みたての八女茶1キロをプレゼントした。贈呈は新茶が出るこの時季に毎年続けているもので25回目。


     今年初めての黄砂が観測された。有明地域でも6日夕方から8日にかけて、遠くの景色が黄色っぽくかすんで見えた。気象庁によると、1967年の統計開始以来、5月観測は最も遅い記録。歓迎すべきものではないので、来なければ来なくてもいいものであり、やっかいな気象現象である▼黄砂は、中国を中心とした東アジア内陸部のゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの砂塵が巻き上げられて、西からの風に乗って地上に降り注ぐもの。季節としては、大陸からの偏西風が強まる春に最も多く発生▼黄砂情報など日常的に出されているため、ここ半世紀くらいから始まったかのようにも思えるのだが、実際は太古の昔からあっている。地球温暖化や砂漠化の進行で、20世紀になって増加傾向にあり注目されるようになった▼気象庁は、ホームページに黄砂情報を用意している。実況図と予測図のページがある。観測は、目視と気象衛星などの装置を使用。予測は、高度1`までの地表付近と、大気中の総量と2種類を示している▼昨年の黄砂観測日数は、4月に9日間、5月に2日間と短期集中型だった。一昨年は、2月から6月までの間に合わせて18日間観測された▼黄砂が飛来すると視界が悪くなるため、車の運転に注意が必要。ぜん息など呼吸器の病気やアレルギー疾患のある人は、屋外での激しい運動や外出は控えたい。洗濯物も外に干すのはNGだ。外出時はマスクを着け、帰宅したらうがいをするなど対策を忘れないように。しばらくは黄砂情報も、小まめにチェックしよう。


平成29(2017)年 5月 10日 水曜日


  1. 三池の世界遺産 保全状況を確認 地震、豪雨損壊と修復経過 3市連携で資産管理 大牟田・荒尾・宇城
     三池地区管理保全協議会(非稼働資産)の平成29年度第1回会議が8日、荒尾総合文化センター小ホールで開催され、平成27年7月に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の三池エリア(大牟田市、荒尾市、宇城市)の資産のうち、三池港を除く非稼働資産の管理保全状況などを確認。日本政府への報告内容などを協議した。

  2. 待機児童 解消目指す 民間運営クラブに補助 大牟田
     大牟田市は、共働き世帯の増加、学童保育所等の利 用希望者が増加して待機児 童が増えていることや学童保育所未整備の校区があることなどを踏まえ、平成29年度から民間事業者が設置運営する放課後児童クラブへの補助を実施する。民間事業者の新規参入を促して安定的な運営を支援を図り、児童受け入れも促進。待機児童の解消を目指す。

  3. 東京五輪キャンプ地へ名乗り 柳川、みやま市が誘致 12日 オセアニア諸国代表迎える
     2020年の東京五輪を前に福岡県と柳川市、みやま市など県内4市町が合同でオセアニア諸国の事前キャンプを誘致していることが分かった。事前キャンプに向け、オセアニア諸国の代表がやって来て12日から各地の体育施設などを視察。柳川市やみやま市などは海外の人たちを迎え入れることで、市のアピールができるとし、海外からの観光客増加や経済効果に期待している。


     「みんなは『いかのおすし』を知っていますか」という警察官からの質問に、子どもたちは元気よく「はーい」と返事。小学校での不審者対策避難訓練。不審者が万一、校内に侵入した際の緊急放送に伴う安全な場所への避難や危険時の身の守り方などを学んだ▼「いかのおすし」とは「知らない人には、ついて『いか』ない」「知らない人の車に『の』らない」「危ないと思ったら『お』おきな声を出す」「その場から『す』ぐ逃げる」「大人に『し』らせる」ということ▼最近の犯罪の例を見ると、知らない人だけでなく、知っている人にも気を付けなければならないとも感じるが、とにかく「いかのおすし」の言葉をどんな時も忘れないことが大切だ▼訓練では警察署の生活安全課長が不審者に扮し「スーパーはどこ」などと児童に聞いた。ここで気になったことがある。確かに課長は「変なおじさん」の言動をしていたようだが、知らない人に道を聞かれた場合に答えないのはどうだろうか▼大牟田市内の農村部で数人の小学生男児に公共施設の場所を聞いたことがある。すると「おっちゃん、こっちこっち」とみんなが数十メートル走って曲がり角まで案内してくれた。「ありがとう」と笑顔でお礼を言ったことを思い出す▼「知らない人」「知っている人」の中から、すぐに誰が不審者なのかを判断するのは困難かもしれない。その訓練をしっかりと防犯教育の中でもすることが、明るく住みよい安心安全な地域をつくることにつながるはず。みんなで取り組んでいこう。


平成29(2017)年 5月 11日 木曜日


  1. 感謝の気持ち100文字に 受け付け19日まで 100周年でメッセージ募る 大牟田
     大牟田市は市制100周年記念事業の一環として、大切な人へ100文字で贈る「ありがとう」メッセージを募集している。市では「大切に思っている人へ感謝の気持ちを表現してみませんか。ぜひ多くの温かいメッセージをお待ちしています」と呼び掛けている。申し込み受け付けは19日まで。

  2. 地産地消で健康応援 登録店や直売所など1冊に 筑後
     筑後市は「ちっご地産地消健康応援店」と市内の直売所、観光農園を掲載したパンフレットを製作し、発表した。地産地消とヘルシーを両立したグルメや地元農産物などの情報を1冊に凝縮。1300冊を作り、市役所や掲載店舗などで配るという。

  3. 「母の日」向け出荷大忙し 赤いカーネーション人気 みやま
     14日の「母の日」に向けて、花の産地、みやま市でカーネーションの出荷が行われている。毎年、この時季は需要が高まるといい、生産者が早朝から夜遅くまで大忙し。生産者は「丹精した花です。贈り物に、ぜひ手にとってもらえれば」とアピールしている。


     5月11日は、語呂合わせから「ご当地キャラの日」。滋賀県彦根市に本部を置く一般社団法人・日本ご当地キャラクター協会が制定した。地域の活性化を目指し、まちを元気にするご当地キャラクター同士の連携を深め、全国に発信するのが目的▼有明地域にもキャラクターはたくさんある。はね丸(筑後市)、くるっち(三潴郡大木町)、モッカくん(大川市)、こっぽりー(柳川市)、くすっぴー(みやま市)、マジャッキー(荒尾市)、ふれきんちゃん(玉名郡長洲町)、なんかんトッパ丸(同郡南関町)とずらり▼唯一、その存在がなかった大牟田市に、公式キャラクター「ジャー坊」が誕生した。市制100周年を記念して同市出身の日野晃博氏が社長を務めるレベルファイブが制作▼ジャー坊は、大蛇の化身でキャップランプに似たヘルメットをかぶり、つるはしを手に持ち炭鉱のまちにピッタリ。同社の代表作「妖怪ウォッチ」に登場できそうな雰囲気がある▼市では、ジャー坊を広く市民に利用してもらい、まちのイメージアップにつなげようとしている。第1弾でイラストを、商品や印刷物、パッケージなどに利用するためのルールを決めた。内容を見ると、キャラク ターのイメージが一人歩きしないよう に、吹き出しの禁止など、かなりの規制がある▼着ぐるみについては、どのようなルールを打ち出すのか。隣の荒尾市などではマジャッキーの着ぐるみの貸し出しを行っている。キャラクターのイメージが崩れないような配慮も必要だが、やりすぎては目的の達成はできまい。


平成29(2017)年 5月 12日 金曜日


  1. GW来場者2万人超す 動物園と世界遺産関連施設 (3〜5日) 大牟田 シャトルバス約3千人利用/周辺の渋滞緩和
     大牟田市は、ゴールデンウイーク期間(GW)の3〜5日の市内各施設への来場者数を発表。市動物園と世界遺産関連施設(計5カ所)に2万1748人が訪れた。3日間とも好天に恵まれたこともあって、前年同期より4974人増えた。

  2. 日の光浴び たわわに 生産量は九州一7月末まで 特産デラウェア出荷 みやま
     みやま市特産のブドウ、デラウェアの出荷が始まった。日の光をたっぷり浴び、たわわに実った果実が次々に収穫され、福岡県内をはじめ、九州各地へ出荷されていった。JAみなみ筑後山川ぶどう部会部会長の筒井武彦さん(60)は「朝ちぎりした新鮮なものをその日に出荷しています。甘くておいしく、種もないので、ぜひ食べてください」と話している。

  3. 実行委が収益金寄付 木工まつり 市も来場者増へ協力 大川
     春の大川木工まつり実行委員会は10日、まつりやプレイベントで実施した木工教室の収益の一部10万円を大川市に寄付した。倉重良一市長は「来年もたくさんのお客さまが来られ、たくさん家具を買ってもらえるよう一緒に頑張ります」と感謝を表した。


     久しぶりに揚げパンを食べた。パンを口にする機会は多いが、これは小学校の給食以来だと思う。懐かしい味を思い出したひとときだった▼毎月12日は「パンの日」、その基になる「パンの記念日」が4月12日。パン普及協議会が制定した。同協議会によると、日本人が初めて日本人のためのパンを作ったのは江戸時代末期、天保13(1842)年の旧暦4月12日。アヘン戦争がきっかけで軍用携帯食としてパンが焼かれた▼だが西洋から初めて伝来したのは、それより300年ほど前。鉄砲と一緒に伝わ り、かの織田信長も食べていたという記録が残っているそうだ。しかし鎖国によって長い間、食されることはなかった▼時は流れて揚げパン、アンパン、メロンパンなどは日本で開発されている。子どもたちに人気のアンパンマン。アニメ化から30年近くなり、親子2代にわたって愛され続けている。作者のやなせたかしさんは、パンがなければ何を材料に同じようなキャラクターを生み出しただろうと考えた▼小学校の道徳教科書。検定を受けて出版社が教材の「パン屋」を「和菓子屋」に変え、物議を醸した。教科書全体で国、郷土の文化と生活に親しみ、愛着を持つ点が足りないというのが文部科学省の意見だったと報道されている▼パンはもともと西洋から伝わってきたものだからというのが理由なのか。パンだけでなく和菓子も好きなので、どちらが良い、悪いというつもりはない。アンパンマンを見て育った児童は「何でパンが駄目なの?」と不思議に思わないだろうか。


平成29(2017)年 5月 13日 土曜日


  1. 港倶楽部を売却へ 修繕費負担に 「市民の宝守りたい」 大牟田
     大牟田市西港町の旧三井港倶楽部を運営する株式会社港倶楽部保存会(真次義彦代表取締役社長)は、臨時株主総会で三井関連企業に同倶楽部を売却し、保存会を解散することを決定。12日に取引先企業へ説明した。売却額、譲渡先企業名については「売買契約がまだ済んでいないため」と非公表にしている。事業内容は変わらず、従業員は引き続き雇用される見通し。ここ1カ月をめどに事業譲渡について詰めの交渉を進める。

  2. 柳川、みやまに好印象 オセアニア代表団が視察 五輪キャンプ誘致へ歓迎
     東京五輪へ向け、合同で事前キャンプを予定しているオセアニア諸国の代表が12日、柳川市とみやま市を視察。視察団(団長・グアムのオリンピック委員会事務総長)は歓迎を受け、好印象を受けたようだ。日程など正式にはまだ未定で、福岡県が市町村と調整して決めるという。

  3. 英国青年 古武道学ぶ 荒尾の松永日本刀剣鍛錬所 「今度は新婚旅行で」
     イギリス在住の青年歯科医師が、荒尾市川登の松永日本刀剣鍛錬所で1週間にわたり古武道を学び、日本文化への理解を深め、12日に荒尾を離れた。父の故郷の広島を経て、近くイギリスに帰国するが「景色も素晴らしい荒尾が大好きなので、今度は新婚旅行でやって来たい」とお世話になった関係者と再会を約束した。


     「都市鉱山」。耳慣れない言葉だ。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」を推進。大牟田市もこの取り組みに賛同し、市民に協力を呼び掛けている▼使わなくなった小型家電製品や携帯電話などを回収して、それらに含まれる微量の金銀銅を抽出し、2020年東京オリンピック・パラリンピックのメダル約5千個に活用するという五輪史上、初の試み▼例えば携帯電話1台から取れる金は0・03グラム、銀0・2グラム、銅10グラムで、リチウムやプラチナ、チタン、ニッケルなどのレアメタル(希少金属)も含まれる。国内で眠る小型家電などからは金6800トン、銀6万トン、銅3800万トン、プラチナ2500トンが取れると推定され、これらを「都市鉱山」という▼回収対象はデジタルカメラ、CDプレーヤー、ビデオカメラ、据え置き型や携帯型のゲーム機、ICレコーダー、携帯電話、電子辞書、デジタルオーディオプレーヤーなど。市内の店舗や公共施設に専用回収ボックスを設置。燃えないごみで収集した物の中からも、使用済み小型家電製品を取り出す作業を進めている▼回収ボックスの投入口は横25センチ、縦10センチで、これに入る大きさに限る。電池や電球などは外しておくこと。携帯電話などの個人情報は自己責任で消去を▼再資源型社会は、目指すべき未来の都市像だ。限りある資源を有効に活用する日本の姿を、東京五輪で全世界へアピールしよう。それは地球をもっと豊かにすることにつながっていくはず。


平成29(2017)年 5月 15日 月曜日


  1. 「宗茂とァ千代」人気 関ヶ原「その後」 朗読劇も好評 水の精 ヒロインに 柳川
     立花宗茂とァ千代を取り上げた直木賞作家の葉室麟小説「無双の花」朗読イベント(劇)が14日、柳川総合保健福祉センター「水の郷」であった。 立花宗茂とァ千代を取り上げた直木賞作家の葉室麟小説「無双の花」朗読イベント(劇)が14日、柳川総合保健福祉センター「水の郷」であった。

  2. 歯の祭典ポスター 市長賞に桐原さん 大牟田、みやま5906点から選ぶ 来月3日に表彰式
     大牟田歯科医師会(永江正廣会長)などによる「第63回歯の祭典」行事、「歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール」の審査が13日、同歯科医師会館であった。高取小1年の桐原綾花さんの作品をはじめ特別、天、地、人の各賞を選出。22日から展示が始まり、6月3日に表彰式が予定されている。

  3. 病院中心のまちづくりモデルに 地域医療連携で 建て替えへ使命と期待 荒尾
     荒尾市民病院主催の第18回地域医療連携懇親会が12日夜に同市本井手のホテルヴェルデで開催され、市内や近隣市町の医療・福祉関係者約320人が参 加。今後も緊密な情報交換や連携を行い、地域医療の推進、充実を図っていくことを誓い合った。新病院建設 への強い使命感や期待感を示すあいさつが続いた。


     東京オリンピック・パラリンピックへ向けて、事前に日本にやって来る海外からの選手たちのキャンプ地として、柳川市とみやま市が手を挙げた。そのため、オセアニア諸国の代表が視察に訪れた▼事前キャンプで印象に残っているのが、2002年の日韓共催のサッカー・ワールドカップ大会での大分県日田市中津江村。当時は市町村合併前で中津江村は一つの自治体だった。ここがアフリカのカメルーン代表の公認キャンプ地に選ばれたのである▼テレビのニュース番組で「一番小さな自治体のキャンプ地」として紹介されたことに加え、選手団の到着が遅れたことも重なり、話題になった▼中津江村は熱烈に歓迎。ワールドカップでは日本代表よりもカメルーン代表を応援していたほど。国際交流も深まっただろうが、何より、中津江村の名を全国に高めたのだ▼オセアニア諸国は17の国と地域からなる。柳川市とみやま市を訪れた視察団はそのうちの15の国と地域の代表で、各オリンピック委員会の事務総長という。体育施設や宿泊施設をチェックしていったが、視察団は笑顔も見せ、終始和やか。歓迎されたこともあり、好印象を受けたようだ▼柳川市は「おもてなしの心日本一」を掲げている。視察団にもおもてなしの横断幕と小旗で歓迎。降雨で川下りは中止となったが、うなぎ飯は満喫してもらったという。柳川は海外からの観光客が増加傾向。それに拍車を掛けるためにもキャンプ地への誘致をぜひ実現させ、最高のおもてなしをしてもらいたいものだ。


平成29(2017)年 5月 16日 火曜日


  1. 地元と環境保全協定 柳川・みやま新ごみ焼却施設 33年度供用開始 両開発展に行政支援
     柳川市とみやま市で組織する有明生活環境施設組合(組合長・西原親みやま市長)が柳川市橋本町に建設を予定しているごみ焼却施設に関して、環境保全協定書調印式が15日、有明まほろばセンターであった。西原組合長と地元の両開地区開発促進協議会の内田成彦会長が署名押印。この地区は農漁業が盛んなところで、生活も含めて環境問題を心配する声があったが、同組合が地元と協議を重ね、環境保全協定書をまとめた。地元が調印に応じたことで、建設への障害はなくなった。

  2. 荒尾名物 マジャク釣り大会 干潮選び7月22日に
     荒尾マジャク釣り大会実行委員会(委員長・浅田敏彦市長)は15日、荒尾市制施行75周年記念の第14回荒尾マジャク釣り大会を7月22日に荒尾地先で開催することを決定した。予備日は翌23日。

  3. 盛り上がっているか 大きな節目を生かせ 多くの市民参加で 大牟田市制施行100周年
     大牟田市は、今年3月1日に市制施行100年を迎えた。これまで記念行事として「バースデーセレモニー」や「おおむた・九州うまかもん祭」などを開催、市公式キャラクターの「ジャー坊」も誕生させた。平成28年度はプレ・イヤーと位置付け、さまざまな催しも開いた。しかし市民の反応はいま一つ。市は7月9日の記念式典に向けて準備を進めている。まち活性化に向けて、大きな節目の年を今後どうやって盛り上げていくかが鍵を握る。


     さまざまな食のイベントなどで話題になるご当地グルメ。その食べ物が地域のソウルフードとして定着するには、もちろん何らかの理由があるはず。食を楽しむだけでなく、地域の歴史や特徴を知るのも、また一興だろう▼大牟田市で有名なのはダゴと呼ばれるお好み焼き。多くの大牟田市民は取り皿にたっぷりのソースをたたえ、大量の一味唐辛子を投入。そこへ切り分けたお好み焼きをどっぷりと浸して食べる。いわゆる「つけ食い」をする▼別の地域でこの食べ方をした時、友人は「すでにソースはかけてあるのに、さらにソースをつけるなんて絶対におかしい」と納得できない様子。これが当たり前と思っていただけに、逆にこちらの方が驚いた▼市内のある店でこの話をしたら店主は大笑い。その店主によると、実は「つけ食い」も炭鉱マンにルーツがあるという。炭鉱労働従事者たちは大量の汗をかき、塩分が失われる。そこで濃い味の料理が好まれるようになり、「つけ食い」が生まれたとか▼料理は、その地域が持つ風土の中で長い時間をかけて変化していく。同じ名称の料理でも地域によって味や内容が随分と違うものがある。正月に食べる雑煮がいい例。食は地域文化そのものといっていいだろう▼近年は全国的に画一的なレシピで作られた料理が提供されることも多い。これらは確かにおいしい。だが、その土地の味、使う素材、調理法を受け継ぐことが文化の継承にもなる。出来たてあつあつのお好み焼きを我慢できずに食べてしまった猫舌は、後悔しながらそう考えた。


平成29(2017)年 5月 17日 水曜日


  1. 大蛇山まつり 公式シャツ披露 財源確保へ着用呼び掛ける 100周年記念限定 「黄色」が登場 大牟田
     今夏開かれる第56回おおむた「大蛇山」まつりの公式Tシャツ、ポロシャツ、ポスターが16日にお披露目された。17日に市内4カ所で販売開始される。同まつり振興会の永川俊彦実行委員長らは「Tシャツ、ポロシャツの売り上げは、まつりの主たる財源。元気な大牟田を内外にPRするためにも、ぜひ多くの方に着用をお願いします」と呼び掛けている。

  2. 届けよう 地域の安心 思いやり 100周年記念しパレード 民生委員制度 「住民の期待に応える」 みやま
     民生委員制度100周年を記念したみやま市の記念パレードが16日、同市役所前をスタート地点に実施された。同市山川中学校生徒会が考案した標語「届けよう 地域の安心 思いやり」の懸垂幕がお披露目され、その後、同市の民生委員・児童委員約70人が法被やそろいの衣装で地域を練り歩き、活動の周知を図った。

  3. ショールームにカフェ併設 桐里工房にオープン 大川
     大川市榎津のきりだんす工房、「桐里工房」のショールームが、「インテリアカフェえすぷりっと」としてリニューアルオープンした。工房のテーマ「健康と元 気」の下、地元産の無農薬野菜を使った食事やお茶を提供。工房の代表者、稗田正弘さんは「気軽に立ち寄り、お茶を楽しみながら家具や雑貨を眺めて」と来店を呼び掛けている。


     明治維新で日本の近代化に貢献した長州五傑(長州ファイブ)。その中で外交の父といわれた井上馨は1908(明治41)年、当時大蔵大臣として三池に来山。築港された三池港のドックへの入水式に立ち合い、「山海を開発して世界に通ず」と書を残した▼同じく長州ファイブで内閣の父といわれた伊藤博文は、三池炭の輸出と築港を強く働き掛けた。来山の折、三池で石炭が生産されて港への船の出入りが盛んになったことを喜び、「浦潤山輝」と筆を走らせた▼この2人がしたためた、これらの書は大牟田市西港町の旧三井港倶楽部に残されている。額縁に入れているが、レストランとして使われる部屋の壁に飾っているため、何も説明されない通常の来客は、それらに気付くことは少ない▼その旧三井港倶楽部が売却されることになった。三池港の築港と同時に開館して109年がたつ。木造2階建ての西洋建築。外国高級船員の宿泊や三井財閥の迎賓館として使われ、1987(昭和62)年以降は結婚式場やレストランとして利用された▼所有する三井鉱山が産業再生機構の支援を受ける中で2004(平成16)年に閉館。解体など心配した地元をはじめ全国から3万人の署名が集まり、経済界有志が保存会を結成。倶楽部を買収して05年に営業再開。市指定文化財の指定も受けた▼売却先は交渉中のため明らかにされていないが、「市民の宝を守るという方針を大切にしてもらえる相手だ」という。三池の栄華を確信した井上、伊藤の2人にも、倶楽部の行く末を見守ってもらいたい。


平成29(2017)年 5月 18日 木曜日


  1. 大牟田の元気示そう! 過酷な障害物競争に出場
     大牟田の元気を全国にアピールしようと、市職員ら体力自慢の有志が集まってチーム・わくわく隊を結成。日本初上陸で、27日に神奈川県相模原市で開催される世界最高峰の過酷な障害物レース「スパルタンレース」に出場する。大牟田の精鋭≠スちは本番に向けて気合十分。「まちの元気を示してくる。ぜひ全員完走を」と張り切っている。

  2. 求愛ジャンプ 初夏の風物詩 勢いよくムツゴロウ 有明海の干潟で
     有明海の初夏の風物詩、ムツゴロウの求愛ジャンプが沿岸各地で活発に見られている。繁殖期に入り、雄が雌の気を引こうと干潟の上を勢いよくジャンプ。愛好家や住民らがその様子を見に訪れ、愛嬌たっぷりな様子で和ませている。

  3. 幕末の志士たたえる 山梔窩祭 子どもら歌や発表 筑後
     筑後市で約10年を過ごした幕末の勤王志士、真木和泉守保臣(1813〜1864)を顕彰する山梔窩祭が17日、同市水田の山梔窩で行われた。保存会会員らによる玉串奉てんなどの神事が行われ、地元の子どもたちが歌や発表で和泉守の功績をたたえた。


     「わが家には、いつも近所の人などが遊びに来ており、大人や子どもたちであふれていました。母は本当に世話好きだったんでしょうね。『人のためになることをしなさい』と言われ育てられました」。一人息子は母の一周忌でかみ締めるように話した▼1年前の熊本地震本震では熊本市内に住む息子の自宅が揺れに揺れ、タンスなどの家具が倒れ、室内はガラスの破片だらけ。息子の妻はタンスの下敷きになり肋骨3本を折る重傷。その娘2人は手や背中にけがをした▼一家は大牟田市内の実家に一時避難した。そこには一人暮らしの84歳の母。近所の人たちと一緒に心も体も傷ついた家族を温かく出迎え、付きっきりで看護しながら励ましてくれた。一家は元気を取り戻した▼だが息子らが熊本市内に帰った11日後、母は急性肺炎で突然に他界。「とても優しい母でした。心労が重なったのだと思う」と息子の妻。その後も毎週末、実家で暮らす一家を近所の人たちが支え続けた▼地震で滅茶苦茶になった室内で、唯一倒れなかったのがピアノ。息子の長女が大事に弾いていたものだ。傷だらけになり演奏できない状態になっていたが、楽器店に修理や調律を頼んだところ、命日の6日前に大牟田市内の実家に運び込まれた▼一周忌の法要後に近所の人や親戚、友人らが駆け付け演奏会。親戚の青年が「川の流れのように」のメロディーを奏でた。夫に先立たれた後も姑や息子、近所や親戚の人たちとの絆を深め気丈に生きた母。集まった人たちの笑顔と涙を見て、素晴らしい人生だったろうと思った。


平成29(2017)年 5月 19日 金曜日


  1. 鳥インフルエンザ対策終了で バードケージを開放 大牟田市動物園 クジャク求愛季迎える 来園者 間近で観察 感染防止に課題残す
     大牟田市動物園は、18日までに鳥インフルエンザ対策の終了を発表。歩きながら、間近に鳥を観察できる大型バードケージにも入場が可能になった。クジャクの求愛シーズンを迎えていることもあり、来園者を楽しませているが、感染防止対策には課題を抱えたままだ。

  2. 新嘗祭へ米と粟 献上 野原八幡宮で吉丸さん栽培 荒尾から初めて 月田宮司「誠に光栄」
     今秋に天皇陛下が執り行われる新嘗祭で、熊本県からは荒尾市の米と粟を献上することになり、その献穀田に同市野原の野原八幡宮境内の神田が選ばれた。同市内で栽培した米と粟を新嘗祭で奉献したという記録はこれまでなく「おそらく初めて」と関係者は見ている。

  3. 立花宗茂とァ千代を大河ドラマに 招致活動に全力 のぼり旗、横断幕作りPR 柳川市
     「立花宗茂とァ千代を大河ドラマに」と、柳川市は招致活動に取り組んでいる。その第1弾として、のぼり旗20本と横断幕二つを作り、市役所などに置き、来庁する市民へアピールしている。本格的には7月をめどに立ち上げる招致委員会で取り組む。


     大牟田市立図書館の開館時間が、今月から2時間延長されている。平日の火曜から金曜は夜8時まで利用できる。仕事帰りにも立ち寄りやすくなった▼貸出冊数の減少がこの数年大きいため、利便性向上を目的に始めた取り組み。平成25年度が57万冊、26年度54万3千冊、27年度53万1千冊、28年度51万5千冊と軒並み減り続けている。一つの要因は、予約がないとき2回以上の貸出延長を認めていたが、1人が同じ本を長く持ち続ける状態を避けるため25年度途中から1回だけにしたこと▼それ以上に大きな要因としては、小学校まで図書教育が熱心に行われているが、中学になると受験中心の勉強や携帯ゲームなどへと、関心が他に移ってしまっているからだろう。その証拠に児童書の貸し出しは増えている▼だが図書館には足を運んでもらいたい。いろんな工夫、取り組みがあって面白いから。以前は見られなかった光景だが、書棚の上に話題のテレビドラマや映画の原作本などがピックアップされて、ずらりと並んでいる。地元に関わりのある本を集めたり、時季を捉えた特設コーナーなど数多く設けている▼書架のあちこちには腰を下ろせるところが多くなった。床に接して開いている地窓の前のいすに座れば、ほっこりした気分で読書が楽しめる。たまに、うっつらとするのもいい▼有明圏域定住自立圏により大牟田、柳川、みやま、荒尾、南関、長洲の住民は、どこの図書館でも登録カードを受ければ本を借りることができる。時間があれ ば、図書館巡りも楽しいかもしれない。


平成29(2017)年 5月 20日 土曜日


  1. 柳川の夏をアピール 掘割舞台に水郷水まつり 花火フェスタでナイアガラ 8月日程決まる
     柳川の夏を代表する二つのイベントの日程が決まった。両方とも8月開催で、「水郷柳川夏の水まつり スイ!水!すい!」は5、6の両日にからたち文人の足湯公園、第19回有明海花火フェスタは27日(延期の場合は9月3日)に市学童農園「むつごろうランド」周辺で開かれる。両イベントとも実行委員会を構成して主催する。

  2. 市制100周年・世界遺産祝う どんたく隊 元気な大牟田伝わった 大蛇山まつりへ気持ち新たに 解団式 7団体組織化の提言も
     第56回博多どんたく港まつりに参加した「大牟田市制100周年記念世界遺産祝賀博多どんたく隊」の解団式が18日夜、大牟田商工会議所で行われ、約100人が参加。荒天にも負けず、大牟田をPRした熱い心意気を、今夏の「大蛇山」まつりにつなげようと、気持ちを新たにした。

  3. フルボ酸鉄に高い関心 みやま市沿岸漁業振興対策協議会 "覆砂併用が理想" 市や漁業者ら意見交換
     みやま市の有明海再生に関する意見交換会(みやま市沿岸漁業振興対策協議会主催)が18日、同市高田漁村センターで開かれた。市や漁業関係者ら約20人が出席。アサリ回復の成果を見せ始めている福岡県の覆砂事業と、玉名郡長洲町のフルボ酸鉄シリカ資材を使った漁場改善実験について報告があった。同町の取り組みに同市関係者も関心が高く、質問が相次いだ。実験を担当する教授からは「覆砂と組み合わせるのが理想的」などと話された。


     初めて目にする言葉に誘わ れ、「廃墟遺産」というタイトルが付いた本の書評を読んでみ た。世界には名建築といわれる多くの建造物が存在し、観光客は絶えない。研究や勉強のため訪れる人もいるだろう▼その一方で計画されながら建てられなかったり、計画どおりにならなかったものもある。「負の遺産」とも言えようか。その時に人間の思考の痕跡を示す廃虚ができるということで、世界各地から選んだ25物件をピックアップしている▼何らかの事情で工事がストップしたまま放置されたもの、完成したが使用されなかったり、一時は成功したが結果的に廃業に追い込まれたもの―。それらの経緯や概要、現在の姿を撮った写真などを紹介しているという▼有明地域にも、世界遺産、産業遺産、文化遺産、歴史遺産といった、観光振興やまちづくりへの活用が模索されたり、住民生活に根を下ろしている、さまざまな遺産がある。そんなわが地域の宝を広く紹介しようと開かれる、地元住民グループなどによるイベントを取材する機会もよくある▼もちろん貴重な建造物がいつまでも残されてほしいし、地域のアイデンティティーとなる伝統芸能や文化の継承も望まれる。負の遺産とならないようにするためには、まずもって身近にいる人たちが愛情を持ち、見捨てずに支えることが必要なのは論を待たない▼「覆水盆に返らず」といわれる。一度なくしたものは戻っては来ない。一人一人ができることを考え、力を結集して守り続けよう。その精神が助け合い、思いやりの心にもつながると信じたい。


平成29(2017)年 5月 22日 月曜日


  1. 三池港の利便性向上へ 沿岸道路4市直結 埠頭拡張整備 貿易振興会 地域経済発展を目指す 大牟田有明
     平成29年度三池貿易振興会総会が19日、大牟田市旭町のホテルニューガイアオームタガーデンで開かれた。三池港を取り巻く環境を見ると、9月までに有明海沿岸道路の沿線4市である大牟田、みやま、柳川、大川市が自動車専用道路で直結。また本年度中に三池港の公共埠頭のバックヤードを広げる工事が終了して利用開始が見込まれている。これら三池港の利便性をアピールして利用促進を図り、大牟田有明地域の持続的な経済発展を目指す。

  2. 水害想定し700人が訓練 海外観光客増えたため 外国語で避難誘導も 柳川
     柳川市防災訓練・水防演習が21日、市役所柳川庁舎と同市橋本町の旧炭鉱跡地で行われた。市が水害を想定し、実施したもので、警察、消防、自衛隊が参加。その他、関係団体の加わり、約700人が訓練に励み、意識高揚を図った。

  3. マジャク釣りを体験 関西の中学生 2年ぶり教育旅行で 荒玉・大牟田
     荒尾玉名・大牟田観光推進協議会(会長・田川秀樹荒尾市産業振興課長)が誘致した「体験型教育旅行」のトップを切って21日、兵庫県伊丹市北中学校の3年生6クラス212人が荒尾地先でマジャク釣りを楽しんだ。


     熊本県宇城市の三角西港へ行った。そこは三国港(福井県)と野蒜築港(宮城県)と共に、明治政府の三大築港の一つであり、唯一当時の姿を残している。そして三池炭鉱宮原坑と万田坑、三池港、専用鉄道敷跡と共に、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」三池エリアの一つでもある▼港一帯は、洋館や和風の建物が立ち並び、芝やカラー舗装、植栽で整備されている。時折吹く海風が、ベイサイドの開放感を醸し出していた。明治政府派遣のオランダ人技師が将来的な港の土地利用を想定し、埠頭だけでなく後背地の道路や水路まで設計。当時の日本の基準をはるかに超えるスケールだったという▼一段下がった岸壁に立つと、城の石垣を思わせる石畳が続く。東西に緩やかに湾曲しながら延び、全長は756メートル。船舶が接岸する縦壁の石積みが見事。石はきちんと四角形に加工されて積み上げられている。これは長崎の大浦天主堂やグラバー邸などを手掛けた天草の石工たちの仕事。西洋と日本の土木技術の融合である▼1887(明治20)年にわが国初の近代港湾施設として竣工。三池炭は、長崎の口之津港と共にここから中国上海などへ積み出されていった。ただ三池から60キロ離れた立地の悪さで、経済的にも非効率。三井が三池炭鉱の払い下げを受けた後の1902年、石炭積出港としての役割を終えた▼港を散策している間、休日とあって何台もの観光バスが団体客を誘導していた。それが地域の活性化につながっているのかと問えば、どこの地の答えも同じだろうが、疑問符だ。


平成29(2017)年 5月 23日 火曜日


  1. 詐欺、交通事故に注意 ひまわり隊 荒尾を巡回 熊本県警
     熊本県警ひまわり隊が、荒尾市内の高齢者宅などを主体に個別訪問。振り込め詐欺や道路横断中の事故が多発している現状を説明しながら、市民に注意するよう促している。同市内を今月末までの平日に順次巡回する予定。

  2. 今年も50万本ひまわり園 7月20日ごろオープン 両開小児童らも種まき 柳川
     柳川市橋本町の柳川ひまわり園で22日、両開小学校2年生23人が種まきを行った。前日の21日も一般参加の10人がまいた。同園のひまわり祭りは7月20日からの予定で、8月上旬まで50万本のヒマワリが楽しめる。

  3. 大川から元気届ける 木工まつり 10月7―9日 展示即売会など計画決定
     今年で68回目を迎える大川市最大のイベント、「大川木工まつり」の実行委員会が22日、大川商工会議所であった。委員ら約60人が出席し、パレード、家具や建具の展示即売会などの事業計画を決めた。実行委員長の倉重良一市長は「たくさんの方に来ていただき、『大川はいいところ』と言ってもらえるまつりにしたい」と協力を求めた。


     5月中旬の日曜日、柳川市では運動会のピークだった。市長も各会場を回り、「ここで7カ所目。12の運動会があっている」と忙しそうだった。大和町の各小学校では豊原小を除く4小学校が公民館と合同開催。このことで、多くの住民が参加して子どもたちを見守っていた▼来賓で来ていた教育長は小学校が地域と一緒に運動会を催すことについて「児童減少で運動会を催すことが難しく、そのための処置だろうが、地域で子育ての観点からも地域との合同開催は歓迎したい」と話していた▼大和町皿垣校区の88歳になる北島ヒサヨさんというおばあちゃんが皿垣小学校を訪ね、米寿になった記念で玉入れ競技に使う紅白の玉88個を寄贈した。足りなくなって困っているという話を聞き、自分でこつこつと手作りして贈ったらしい▼もちろん学校は感謝しているが、運動会は地域と一緒に行うことで、公民館女性部が毎年紅白1個ずつを用意していことから、それが一度に88個もそろったことで、喜んでいよう▼また、六合小学校でも小学校と地域との合同開催。会場では熊本地震で大きな被害を受けた益城町の益城中央小学校へ支援金を受けるため、児童たちが募金活動を行った。多くの住民が頑張る児童たちに快く募金に応じたのは言うまでもない▼少子高齢化が進んでいる。児童・生徒数の減少は顕著だが、子どもたちは地域の宝。みんなで見守り、育んでいくためにも、子どもたちが地域に親しむように交流を図ることを続けていきたいものだ。


平成29(2017)年 5月 24日 水曜日


  1. にぎわいと交流の拠点へ 三池港来訪者減少したが 推進協 浪漫フェスタ充実図る
     平成29年度三池港にぎわい交流拠点づくり推進協議会総会が23日、大牟田商工会議所で開かれ、本年度の事業計画が決まった。三池港が世界文化遺産に登録された27年度に比べ、28年度は来場者が24%減少。これら厳しい状況を踏まえて29年度は、にぎわい創出と魅力あふれる拠点を目指して市内外にアピールし、三池港浪漫フェスの充実などに取り組んでいく。

  2. 来場者18万人 中山大藤まつり 昨年から大幅増 目立った海外観光客 柳川
     第14回中山大藤まつりは4月17日から同30日まで柳川市三橋町中山の熊野神社境内で開かれ、期間中に18万人を超える人出があったという。昨年は熊本地震の影響もあり、約11万人だったが、大幅に増加した。報告した中山大藤まつり実行委員会によると、「来場者は18万人の半ばほど」と推測。

  3. 自転車の死亡事故受け 大川で高齢者へ安全教室 筑後署
     大川市で4月22日に発生した、自転車に乗った高齢女性の死亡事故を受け、筑後警察署(宮崎光一署長)は23日、同市上巻の大川中央公園で高齢者対象の自転車交通安全教室を開いた。高齢化による瞬発力や体力低下などをあらためて認識してもらい、安全運転を呼び掛けた。


     暑い日が続いている。日差しも強くなり、あたかも梅雨を通り越して夏が来たような陽気となっている。夏といえば、大牟田市民が最も盛り上がる大蛇山の季節。各地で制作も始まり、まつりが近づいているのがひしと分かる▼始まりは三池の地といわれ、農業とのつながりが非常に深い。というのも昔から農業者にとって蛇は稲を食べるネズミの天敵として崇められていた。また、とぐろを巻く姿が三池山と重なり、山岳信仰とつながっているという説もある▼地域を巡行して五穀豊穣や疫病退散などを願う形となったのは江戸時代中頃ともいわれるが、残念ながら明確な資料はない。そして三池から始まった大蛇山は時を経て市内全域へと広がり、大牟田を代表するまつりへと成長した▼現在、市内にはさまざまな山があるが、代表されるのは祇園の流れをくむ六つの山。これらは祇園六山と呼ばれる。六山は毎年山崩しをするために、その年に作った顔はまつりの終わりと共に姿を消す。その潔さが魅力の一つともいわれる▼大蛇山は、まず竹で大まかな形を作り、それに幾重にも紙を張って完成させる。制作に当たって図面などは一切ない。先人が作る姿を見て、後に続く人たちが体で覚え、脈々と続けられている。伝統継承のお手本といっていい▼今年も竹の切り出しから始まる大蛇山の制作が各地で進んでいる。もうすぐすると、楽や囃子の練習が始まり、本格的にムードが高まってくる。そして、今年は市制施行100周年の記念の年。忘れられない、盛大なまつりになることを願う。


平成29(2017)年 5月 25日 木曜日


  1. 販売額3億円に プレミアム商品券 市の支援要望 大牟田
     大牟田商工会議所の板床定男会頭、大牟田全市商店連合会の内田康雄会長らは24日、大牟田市役所を訪れ、両団体が連携して企画する「おおむたプレミアム商品券」発行事業実施に関する要望書を、市と市議会に提出した。

  2. 社団化30周年の節目祝う 大牟田法人会 総会で役員改選も
     大牟田法人会(真次義彦会長)の社団化30周年記念式典が23日、大牟田市旭町のホテルニューガイア・オームタガーデンで開かれ、約170人が出席。30年の歩みを振り返り、今後も「税のオピニオンリーダー」として、納税意識の高揚や地域発展に貢献することを誓った。

  3. 明るく住みよいまちへ 統合後 初総会で意気込み 柳川・みやま防犯協会 功労者の表彰も
     柳川・みやま地区防犯協会の初めての総会が23日、みやま市消防本部であり、理事、評議員ら関係者約50人が出席した。ニセ電話詐欺防止や子ども、女性、高齢者の安全確保などを重点に置いた事業計画を決め、明るく住みよいまちづくりの推進へ意気込みを新たにした。防犯功労者らの表彰もあった。


     柳川市は、2020年NHK大河ドラマ招致活動の準備に入っている。主人公は柳川藩初代藩主の立花宗茂と、妻のァ千代。実現すれば福岡県の経済効果は300億円、観光客は150万人増と、同市は見込んでいる▼この話、柳川市だけでなく、大牟田市も期待したいところ。宗茂の実弟・立花直次は三池藩祖。直次の長男・種次が三池藩の初代藩主となり、1621(元和7)年、三池新町に陣屋を築いた。今の三池小学校の辺りである。そして伯父の宗茂の援助を受けて、祖父である高橋紹運の名を取った菩提寺紹運寺(今山)を創建した▼紹運は、ァ千代の父・戸次道雪と共に、豊後の戦国大名・大友宗麟の家臣。紹運の長男で、直次の兄の宗茂は、道雪の求めでァ千代の婿養子になった。紹運と道雪は大友氏の同紋衆だが、戦国時代であり、互いの関係を強固にするため、宗茂は人質的な意味合いも含めての婿入り▼島津氏が大友領の筑前へ侵攻したとき、紹運は岩屋城で玉砕。直次は宝満山城で捕虜となり、後に釈放される。豊臣秀吉の朝鮮出兵では、民軍に囲まれた宗茂を直次が助け出している▼関ヶ原の戦いの後、宗茂は改易となったが、実力を知る徳川家康から将軍親衛隊長の役職を得て、陸奥棚倉の大名に復帰。さらに1620(元和6)年、柳川藩主に返り咲いた。西軍参戦で旧領復帰は唯一▼子がいない宗茂は、直次の四男を跡継ぎに迎えた。2代藩主忠茂である。有明地域は、この兄弟の強いつながりから始まっている。大河ドラマの招致も互いに手を携えて挑んでみては。


平成29(2017)年 5月 26日 金曜日


  1. ジャー坊のPR推進 帝京大生と対話集会 総会で事業計画承認 大牟田経済倶楽部
     大牟田経済倶楽部(永松均会長)の平成29年度通常総会が24日、大牟田市本町の新みなとで開かれ、事業計画などを承認。本年度は「ジャー坊」や「大蛇山まつり」のPR推進などで、地域経済の高揚を図る。

  2. 地域公共交通網形成へ 大牟田計画と広域分整合 荒尾市活性化協
     荒尾市地域公共交通活性化協議会(会長・田上稔副市長)は24日、市役所で平成29年度第1回会議を開き、地域公共交通網形成計画(仮称)を本年度中に策定することなどを確認した。同計画は大牟田市の協議会が策定する計画と広域分を整合させたものとなり、共通目標を掲げ、共通調査などを踏まえ評価していくという。

  3. 高次脳機能障害乗り越え 歌手一ノ瀬さんがエール 南関
     高次脳機能障害と向き合いながら、各地で歌手として活動する一ノ瀬たけしさん(39)のミニコンサートが24日、玉名郡南関町関町の南の関うから館で開かれた。会場には約100人が来場。一ノ瀬さんの歌に聞き入った。


     「熊本は危ない」。熊本地震発生の影響を受け、昨年度は関東、関西地区の公立中学校2校が荒尾市などを訪れ、干潟でのマジャク釣りなどを体験する予定になっていたが、いずれもキャンセルされた▼この地は被害が大きくなかったとはいえ、他の地方から見れば同じ熊本県内。訪れてもらえなかったのは確かに残念だったが、関係者は「益城、阿蘇などの被災地は大変な目に遭っている。ここで熊本の底力を見せよう」と前を向き、翌年度以降の誘致へ動きだした▼この「体験型教育旅行」の誘致活動をしているのは荒尾市と玉名郡南関町、長洲町、大牟田市の2市2町が熊本県と連携する「荒尾玉名・大牟田観光推進協議会」。県の枠を超えた広域的な取り組みだ▼昨年度は「売り込む」というより、この地域に地震被害が少なかったことや新幹線・高速道路の復旧情報など、旅行会社や学校が求める情報の提供を丁寧に続けた。その結果、本年度予定の関西地区4校からのキャンセルはなかった▼「熊本を応援しよう」という機運が各地で高まっているのも確か。来年度は、27年度に訪れた中学校の後輩たちを含め、兵庫県神戸市内の2校の来訪が決定している。本年度最初の中学生たちが先日、マジャク釣りにやって来た▼マジャッキーやジャー坊、ふれきんちゃんと歓迎の横断幕を持つスタッフの出迎えを受けた兵庫県伊丹市内の中学生212人は笑顔で干潟に入り歓声を上げた。担当教諭は「楽しかったので、また生徒たちを連れてきたい」と約束してくれた。新たな1ページが開いた。


平成29(2017)年 5月 27日 土曜日


  1. 三池高創立100周年を記念 50数年ぶり固い握手 始球式でドラマも 三池工高と野球部対戦
     大牟田市草木の三池高校(西田智校長)は創立100周年を記念して26日、同市営延命球場で三池工業高校との招待試合を行った。始球式は、元三池高校野球部のセンターで社会人野球の日本代表としても活躍した溝口修さん(69)と、三池工業高校の全国高校野球選手権大会優勝時、ピッチャーを務めた元プロ野球選手、上田卓三さん(68)による五十数年ぶりのライバル対決が実現。スタンドに集った後輩や保護者、卒業生たちを沸かせた。

  2. ”暮らしやすさ”前進へ 空家等対策計画 審議会が答申 荒尾
     荒尾市空家等対策審議会(会長・正木哲有明高専創造工学科助教)は26日、同市空家等対策基本計画の成案を浅田敏彦市長に答申した。空き家の防止策、活用策、撤去策を三つの柱とするもの。同市は同答申を基に同基本計画を決定する。

  3. 4個人2団体たたえる 犯罪防止など活動重点に 大川・大木地区防犯協総会
     大川・大木地区防犯協会(会長・倉重良一大川市長)が26日、大川市役所で開かれた。平成29年度の事業計画案などを承認。子どもや女性、高齢者の犯罪防止などを活動の重点に掲げ、防犯パトロールや広報活動を展開していくことを決めた。また表彰や感謝状贈呈も行われ、4個人2団体をたたえた。


     北朝鮮が先週に引き続いて、今週も弾道ミサイルの発射を繰り返している。政府は「危機が直ちに迫っているわけではない」としているが、どう対処すべきか心構えだけは持っておきたい▼有明地域の市町では4月下旬、各ホームページでミサイル発射時の情報伝達について掲載している。これらは内閣官房「国民保護ポータルサイト」に基づいている▼弾道ミサイルは、発射から10分もしないうちに到達する可能性がある。日本に落下する可能性がある場合、政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)を使用して緊急情報を伝達する。Jアラートを使用すると、市町の防災行政無線が自動的に起動、屋外スピーカーなどから特別なサイレン音と共にメッセージが流れる。携帯電話には緊急速報メールが配信される▼メッセージが流れたら、速やかな避難行動と正確な情報の収集に努めること。屋外にいる場合は、できる限り頑丈な建物や地下に避難する。建物がない場合は、物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る。屋内にいる場合は、窓から離れるか、窓のない部屋へ移動する▼近くにミサイルが着弾した場合、弾頭の種類で被害状況が変わるが、神経ガスなどの可能性もあり、口と鼻をハンカチで覆い、現場から離れて密閉生の高い屋内や風上へ避難。屋内にいる場合は、換気扇を止め、窓を閉め、目張りをして室内を密閉する▼詳しくは国民保護ポータルサイトを参考にしてもらいたい。このようなことが現実に起きてはならないことだが、万が一の備えとして知っておくべきだろう。


平成29(2017)年 5月 29日 月曜日


  1. "北っ子魂"見せる 元気に最後の運動会 大牟田
     大牟田市駛馬北小学校(坂本美也子校長)の最後となる運動会が28日、同校で開催された。児童たちは楽しみながら、綱引き、騎馬戦、リレーなど元気に各種目に取り組んだ。訪れた保護者や地域の人たちへ北っ子魂≠見せて感謝の気持ちを伝えた。

  2. 復興願い義援金贈る 大牟田音楽家協会 演奏会益金など託す 荒尾
     大牟田音楽家協会(木村法子会長)の40周年記念行事で開催した熊本地震復興祈念コンサート「MUSIC PALETTE」(4月16日、荒尾総合文化センター)の出演者が26日、荒尾市役所に浅田敏彦市長を訪ね、募金活動の成果と収益金の一部、合わせて20万8千円余りを「熊本地震被災者の皆さんのために役立ててください」と託した。

  3. 生産能力・衛生機能向上 橋本製菓 新工場落成 南関
     玉名郡南関町の特産でもある黒棒を製造している橋本製菓(橋本明子代表取締役)の新工場が同町関町に完成。26日には新工場で竣工・落成式が行われ、関係者ら約50人が出席し、同社の新たな一歩を祝福。橋本代表取締役は「消費者に安全・安心を届けたい」と意気込みを述べた。


     小さなものなら差し支えないようだが、虫歯がある人は宇宙飛行士になれないといわれていると聞いた。宇宙では気圧が下がり、そうなると相対的に歯の内部は圧力が高くなるからで、飛行機でも同じという▼日本人宇宙飛行士が何人も続けて宇宙へ飛び、子どもたちの関心も高まっているだろう。パイロットやキャビンアテンダントも憧れの職業としてもてはやされてきた。宇宙や空へ羽ばたきたいなら、歯を大切にしなければなるまい▼学校では食育が行われ、「規則正しい食生活をする」「偏食しない」「孤食はやめる」などが啓発されている。食べるためには健康な歯が必要。80歳になっても自分の歯を20本残そうという「8020運動」もある▼大牟田市歯科医師会などによる歯の祭典行事として、小中学生の図画・ポスターコンクールや園児、小中学生、親子、高齢者を対象にした歯の審査があった。近く表彰式も行われる▼同市は市制100周年。次の100年を担う人材育成が叫ばれている。その目標に向けて心身共に健全な青少年を育てるためには、健康な歯づくりも大きな要素。さまざまな機会を利用して、正しい歯磨きをすることなどしっかり啓発を続けよう。もちろん健康寿命を延ばすことにもつながる▼歯を失う大きな原因が歯周病と虫歯。55―64歳の日本=人で歯ぐきに炎症を持つ人は80%を超 え、生活習慣病と見なされている。かなり進行してから気付くケースも多いとか。8020の達成者が増えるよう、若いうちから歯を大切にしておこう。


平成29(2017)年 5月 30日 火曜日


  1. 荒尾海岸線 6月14日開通 国道389号の混雑・狭小を解消 市屋ガードまで一直線に
     国道389号(打越・市屋区間)が6月14日に供用開始されることが29日、熊本県や荒尾市から発表された。市は午前10時から現地で開通式を行う。一般車両の供用開始は正午からになる予定。

  2. 入館者数減少傾向続く 古賀政男記念館 若年層にも広める 大川
     大川市三丸の古賀政男記念館・生家を管理運営する古賀政男顕彰会(理事長・倉重良一市長)の役員会が29日に市役所であり、平成28年度の記念館入館者数が報告された。有料入館者は1万2127人で、減少傾向が続いている。

  3. 今年初の30.1度 真夏日 熱中症に注意を
     大牟田市で29日午後2時48分に最高気温30・1度を記録。同市では今年初めての真夏日(最高気温30度以上)となった。市内では帽子をかぶったり、日傘を差して歩く人やハンカチで汗を拭いながら信号待ちをするスーツ姿の人も見られた。


     「進取、至誠、自治」を校訓、「逞しく時代を拓く人間たれ」を校是とする大牟田市草木の県立三池高校。1917(大正6)年2月22日に県立三池中学校として認可されたのを創始とし、今年、創立100周年を迎えた。校門を巣立った卒業生は3万3千人を超える▼生徒会提案の100周年テーマは「伝統をずっと、変化をもっと」。大きな節目を祝うため、さまざまな取り組みが行われている▼大牟田がかるた発祥の地であることから創立100周年記念かるたは、なんと創立90周年から始めている。平成19年度の「あ行」から1年に1行ずつ作った。図書委員会が中心となり、生徒から読み札の文書を募り、書道部員が書き、美術部員が絵札を描いた▼そのかるたにも詠まれた昭和27年の第34回全国高校野球大会出場。100周年事業の一つとして「野球で地域を盛り上げよう」と、市内で同じく甲子園に初出場し初優勝した三池工業高校と同校の両野球部による招待試合を行った▼始球式では、三池工業高の甲子園優勝投手と、三池高OBで社会人野球でも活躍した2人が対決。卒業後初めての再会で、母校のユニホームを着て大役を果たした後、半世紀ぶりに固い握手を交わし、招待試合に花を添えた▼同窓生による支援も活発。100周年記念事業実行委員会を組織し、老朽化した同窓会館「櫪友会館」の改修をはじめ、記念誌編さん、記念式典(11月18日)などを計画している。在校生や卒業生たちが目指す次の100年への力強い一歩は、大牟田のまちの躍進にもつながるはずだ。


平成29(2017)年 5月 31日 水曜日


  1. 浅田荒尾市長 こども未来基金 創設へ 一般財源と広く寄付募る
     荒尾市の浅田敏彦市長は29日、市議会6月定例会の6月5日招集を告示した。平成29年度当初予算が「骨格予算」だったことから、3月の所信表明の際に示した政策の3本柱を重点的に取り組むために必要な政策的経費を盛り込んだ積極的な「肉付け予算」として編成したといい、新たに全国でもあまり例のない「こども未来基金」創設のための条例制定や予算も提案することを明らかにした。

  2. 柳河小で教育実証事業 プログラミング思考育成 柳川市 地域人材生かして指導
     柳川市は総務省が行う「クラウド・地域人材利用型プログラミング教育実施モデル実証事業」を活用し、柳河小学校で、NPO法人日本ソーシャルスクール協会を代表団体としてプログラミング教育の実施モデル事業を行うと発表。6月に募集をし、7月に指導者の育成、8〜9月にプログラミング講座を5回実施する。

  3. 歴史や自然を一冊に みやま市史上巻 完成 6月1日から販売
     みやま市は市の歴史資料や自然などをまとめた「みやま市史資料編 上巻」を完成させ、6月1日から販売する。原始時代から中世までの文化財や歴史資料、地域の動植物といった自然などを一冊に凝縮。カラーの写真や図もふんだんに掲載している。1部3千円。


     5月最後の日曜日に、柳川市では掘割沿いなどを散策する人たちが目立った。運動ができる軽装でリュックサックを担いだり、小さめのカバンを持ったグループが和気あいあいと会話しながら歩いていた▼この日、柳川では二つのウオーキング大会も開かれていた。柳川の魅力を発信しようと月に1回まちづくりネットワーク柳川が主催している健康・文化ウオーキングと、「歩いて学ぶ糖尿病」と題したウオークラリー▼柳川は詩聖北原白秋など多くの文化人を輩出していて、それらの人たちに関するさまざまな石碑がある。さらに柳川藩の城下町ということで、藩主などを祭った寺院や神社も多い。それが掘割の川下りとともに、柳川の観光に寄与しているのである▼今回の健康・文化ウオーキングは市北部の白秋などの文化人の歌碑や句碑などを巡った。いつもより参加者も多く、そのほとんどが女性たち。柳川ゆるり旅でも、女性の方が増えているという▼歩いて学ぶ糖尿病は、家族での参加が多かった。歩くことで、糖尿病を克服したり、予防してほしいというのだ。生活習慣病予防には適度な運動が必要。その運動にウオーキングは最適というわけ。自分のペースで、無理をせず楽しみながら歩くことができる▼柳川は、年間の観光客数150万人を目指している。この時季、観光にとって最適な季節。寒いのも困るし、猛暑も観光の敵になる。白秋、川下りで全国に知られる柳川を歩いて楽しむ人が多いのは結構なこと。ゆっくりと柳川の魅力を堪能してもらいたい。