平成29(2017)年 4月 1日 土 曜日


  1. ノリ価格高騰続く 国内外不作で品薄 福岡有明海漁連 近年最高の売上額
     全国的なノリ生産枚数の落ち込みから、ノリ価格の高騰が続いている。福岡県では昨年末の海況不良による行程の遅れで、入札会が1回分中止。当初は売り上げ減を見込んでいたが、異例の高値が続き、過去10年で最高の売り上げを記録する勢い。昨シーズンが不作だっただけに、生産者からは喜びの声が聞かれる一方、入札会は商社によるノリ争奪戦の様相を呈している。有明地域のノリ販売店からも「このままでは枚数を確保できない」と悲鳴が上がっている。

  2. 柳川の魅力アピール 水の精3人決まる
     観光柳川キャンペーンレディ「水の精」認定書交付式が3月31日、柳川商工会議所で開かれ、20歳代の女性3人に認定書や賞金、記念品が手渡された。3人は「柳川の魅力をアピールしていきたい」などと抱負を述べた。任期は4月1日から来年3月31日まで。

  3. 新病院建設 候補地十数カ所に 浅田市長「8月末まで絞り込む」荒尾
     荒尾市の浅田敏彦市長は3月31日に定例記者会見を行い、庁内組織の「新病院建設計画検証・検討プロジェクトチーム」による会議の進捗状況などを説明。28日の第2回会議の段階で建設候補地が十数カ所に増えていることなどを明らかにした。


     営業を再開した柳川市の目野酒造から、再開して最初の対外的なイベントへの参加として第3回筑後七国酒文化博のPRチラシをもらった。表面には筑後地区の酒造などの九つのたるが並んでいる。地元の清酒を見直す機会にしたいものだ▼目野酒造は業暦127年の老舗で、柳川市では唯一の酒蔵。昨年8月に事業整理の法的手続きに入るとの報道があり、驚いた人も多かった。営業を停止したこともあり、地元では「なんとか経営を続けてほしい」との声が上がり、支援の輪も広がった▼そこで、法的手続きをせずに、支援を受けて自主再建を目指し営業を再開した。消費者の日本酒離れや消費の冷え込みで需要低迷に陥ったことが、経営難になった原因だという▼かつて居酒屋などでは必ず、日本酒を注文していたものだが、今は少なくなったようだ。ショックなのは「日本酒を飲んでいると年寄りくさい」といわれることも。それよりも、外に飲みに出掛けることが激減している▼酒文化博は、4月8日正午から九州新幹線筑後船小屋駅横にある九州芸文館で開かれる。今回で3回目。初めて開かれた時に取材に行った。会場はアルコールの匂いが充満。各酒造のコーナーを見ていたところ、試飲を勧められた。日本酒は嫌いな方ではない。車で行っての取材でなければと思った次第▼各蔵元が自慢の銘柄を準備している。それに酒に合うつまみも販売。また、花魁道中などイベントも華やか。酒文化博で地元の酒を再認識するよう、ゆっくり味わいたいものだ。


平成29(2017)年 4月 3日 月 曜日


  1. 自然豊かな荒尾を満喫 元気ウオークに600人 春の陽気の下 梨園歩く
     第15回あらお梨の花元気ウオークが1日、荒尾市の旧観光物産館前を発着する10・4キロのコースで行われ、市内外から約600人が参加。「市の花」である梨の花はまだつぼみで開花していないものの、春らしい陽気の晴天の下で梨園の中などを家族や仲間、友人らと歩きながら、自然豊かな荒尾の魅力を満喫していた。

  2. 医療と介護の連携充実 大川三潴医師会 新会館が完成
     施設の老朽化などに伴い、移転新築を進めていた大川三潴医師会(酒井良会長)の医師会館が大川市郷原に完成し、1日に現地で落成式があった。医師会、行政などの関係者約90人が出席した。

  3. 菜の花プロジェクトをPR 児童ら発表や合唱披露 ギタリスト壇さんらコンサートも みやま
     みやま市で取り組まれている菜の花栽培を通じた資源循環の取り組み「菜の花プロジェクト」を市民にPRしようと、菜の花まつり(市環境衛生組合連合会主催)が1日、同市高田町黒崎開の黒崎開南区運動広場公園で開かれた。同プロジェクトの活動報告や、地元・開小学校4年生による合唱などがあった。


     4月になって新年度がスタートした。どこかぎこちなく、スーツを着こなせてない若者たちの姿がちらほら見られるようになるだろう。例年、この時季に見掛ける光景。今年も春が来たかと、ほほ笑ましくなる▼しかし、この春はどうも様子がおかしい。そう、サクラの開花が遅く、まだあまり咲いていない。何でも3月下旬の寒の戻りなどで、なかなか気温が上がらなかったのが原因だとか▼サクラの楽しみ方といえば、やはり花見だろう。では、いつごろから行われているのか。調べてみると、起源は奈良時代から平安時代にさかのぼるという説を見つけた。しかも、この時代はサクラではなく主にウメの花を見て、歌を詠んでいたらしい▼それが時代とともに変化してサクラを楽しむようになった。庶民の娯楽として定着したのは江戸時代。さらに明治以降、ソメイヨシノが公園、学校、沿道など、さまざまな場所に植えられたこともあり、全国各地にサクラの名所が次々にできたようだ▼大牟田でも延命公園、甘木公園、三池公園といった名所がある。だが残念なことに、花見客のマナーがあまりよろしくないと毎年話題に上がる。各会場ともごみ箱は設置されない。数年前には「ごみは持ち帰ってください」と書かれた看板付近に、大量のごみが捨てられていた▼せっかくの花見も会場がごみだらけでは興がそがれる。自分たちだけ楽しんで「後は知らぬ」は、どうもいただけない。何より公園など花見会場の多くは公共の場。先に来た人は後から来た人も楽しめるよう、ぜひご配慮を。


平成29(2017)年 4月 4日 火曜日


  1. 次の100年へ人つなぐ 市民文化のつどいで初事業計画 7高校生徒が実行委発足 大牟田
     大牟田市内にある七つの高校による「高校生総合文化祭」実行委員会の第1回会議が3日、大牟田文化会館で開かれた。テーマを「LINE〜次の100年に向けてつながれ大牟田〜」として、今後のスケジュールも確認。生徒たちは新しい行事をつくり上げ、成功させようと意気込んでいる。

  2. さげもんめぐり閉幕 夢育て豊かな心を 短冊に願い込め掘割へ ドンコ舟17隻 子どもら流し雛祭りで 柳川
     柳川雛祭り・さげもんめぐりのラストを飾るイベント、第46回柳川流し雛祭が3日、柳川橋下流川下りコースであった。約420人がドンコ舟17隻に乗り込み、幼児、小学生、中学生の子どもたちが自分の夢や希望を書いたひな短冊を掘割に流し、沿道や行き交うドンコ舟から多くの人たちが見入った。2月11日に始まったさげもんめぐりはこの日で閉幕した。

  3. 石人山古墳 親しんで 弁当広げ花見楽しむ人も 筑後
     筑後市一条と八女郡広川町一条にまたがる国指定の史跡「石人山古墳」に親しんでもらおうと、「石人まつり」が2日、同古墳一帯を会場にあった。子どもらの元気な太鼓、野だて、大正琴、バザーなどの催しがあり、地元住民らでにぎわった。


     4月4日は語呂合わせから「シシリアンライスの日」。シシリアンライスは佐賀市のご当地グルメ。初めて食したのは九州佐賀国際空港のレストランで。また食べたくなって空港へ出掛けた▼有明海沿岸道路を利用して大牟田から1時間足らずで到着。空港へ向かう前に、東側の空港公園を散策。一角には、日本初の国産旅客機YS11が展示されている。一般公開しており機体に触れることができる。団体などで予約すれば機内も公開▼同空港は1998(平成10)年の開港。売りの一つは無料駐車場。搭乗客はもちろん、空港見学だけでも無料。これは大きな利点▼ターミナルビルに入ると、東側は各航空会社のチェックインロビーになっている。就航便は、国内線が羽田行きの全日空1日往復5便と成田行き春秋航空の1日往復2便。国際線はティーウェイ航空ソウル便が週5往復と春秋航空上海便が週3往復。ソウル便は5月から増便され、毎日往復運航となる。開港当時に比べて発着便数が増え、利便性が高まっている▼2階出発ロビーでは、ひときわ目を引いたのが柳川市観光協会提供による、さげもんとひな壇飾り。手近に行ける柳川観光をアピールしていた▼3階レストランでは窓際の席を陣取り、お目当てのシシリアンライスを注文。山盛りサラダの下に隠された温泉卵と佐賀牛を、ライスと共に頬張り、甘辛のうま味を堪能。目の前に延びた全長2千bの滑走路では、哀愁を帯びた金属音を発しながらジェット旅客機が発着を繰り返した。日常を離れた至福のひとときである。


平成29(2017)年 4月 5日 水曜日


  1. ご当地弁当を開発 鶏やミカンなど地場産品使う 食文化通しまち活性化 大牟田食堂組合
     大牟田食堂組合(徳永久樹理事長)が開発に取り組んでいた「大牟田のご当地弁当」が完成。食材や料理は大牟田産や、まちの食文化にゆかりのある物をふんだんに使ったという。徳永理事長は「大牟田の食文化や郷土の良さを多くの人に知ってもらいたい。食を通じてまちの活性化につながれば」と期待を寄せる。ご当地弁当は、8日に延命公園内お花見広場で開催されるイベントでも販売される。

  2. 川崎フィーバーに沸く 1打席目でクリーンヒット ホークス
     メジャーから6年ぶりに古巣に復帰した川崎宗則が4日、タマホームスタジアム筑後に登場した。福岡ソフトバンクホークスとオリックスバファローズ3連戦初戦で、川崎は1番、遊撃手でスタメン出場。1打席目でいきなりライト前にクリーンヒットを放ち、満員の観客は川崎フィーバーに沸いた。

  3. 地域の原風景語り継ぐ 園児がホタル幼虫放流 大川
     「水」をテーマにした環境啓発活動に取り組む、大川市のNPO「愛LOVEおおかわ」(後藤利和代表)は4日、市内の保育園児を招き、同市大川東中学校内のビオトープにヘイケボタルの幼虫400匹を放流した。


     沖縄本島の最北端に近い故郷の与論島に向かって遥拝する人たち。今年は天候や陽気にも恵まれ、例年より多い約650人が与洲奥都城前広場に集った。奥都城とは墓所のことで、ここは与論出身者が先祖を供養するための納骨堂である▼大牟田市制100周年の春を迎えたが、それより107年前の明治43(1910)年に与論出身者は長崎県島原半島の口之津から三池(大牟田・荒尾)に渡ってきた。それまで三池炭鉱で掘った石炭は小型船で口之津まで運ばれた▼三池炭はそこから大型船で国内外に運搬、日本近代化はもちろん、海外の産業発展も支えた。荷役作業に不眠不休の労働で尽力したのが与論の人たち。9年前の三池港100周年の際もそのことがあらためて見直された。その功績は市制100周年の今、あらためて高く評価されるべきだ▼先日の奥都城春季大祭。動物園との境界にあるソメイヨシノは咲き始めたばかりだったが、三池移住100周年の際に当時の与論町長らと一緒に記念植樹した3本のしだれ桜はまさに満開▼帰省した息子や娘が連れてきた孫やひ孫と一緒に訪れ、パラジ(親戚)など同じユンヌンチュ(与論出身者)としての絆を確かめ合う人たち。笑顔で近況報告する姿を見ると、こちらの頬も思わず緩む▼琉球と奄美の文化が融合した与論島。三線の切なく郷愁を誘う音色が式典後の演芸大会で一帯に響いた。にぎやかな曲に合わせて踊りまくる人たちははじけんばかりの笑顔。旧延命中学校のすぐ近くに「三池の中の与論島」はある。


平成29(2017)年 4月 6日 木曜日


  1. 道の駅みやま 売り上げ過去最高に 野菜高騰の中で 価格安定が人気呼ぶ
     みやま市は5日、道の駅みやまの平成28年度決算見込みが9億3950万円となることを発表した。前年度比6・7%増で過去最高額を更新。28年3月に増床し購入客数も60万3500人と同比3%の伸びだった。上期は熊本地震による客足の鈍化もあったが、下期は野菜価格の高騰が続いた中、比較的価格が安定する道の駅に人気が集まったという。

  2. インテリア総合展始まる 木工まつりで販売 新作1万点など 大川
     家具関係業者向けの展示会「ジャパンインテリア総合展2017」(協同組合福岡・大川家具工業会主催)が5日、大川産業会館などで始まった。同会館には組合員企業、ゲスト企業合わせて123社が新作家具など約1万点を出展している。6日まで。8日からの「大川木工まつり」では一般に公開し、一部を入れ替えるなどして展示品を特別価格で販売する。

  3. 法人化で新たな一歩 近くネット通販スタート ふるさと納税3億円目標 南関町の応援団
     玉名郡南関町の情報発信や地場産業振興などに取り組んできた南関ふるさと応援団が5日、一般社団法人となり、新たな一歩を踏み出した。同町関町の応援団本部事務所では発足式が行われ、花見洋昭理事長らがさらなる地域発展へ向け、意気込みを述べた。


     大牟田市動物園(椎原春一園長)の猛獣舎の一つ。絶滅危惧種に指定されているユキヒョウの「スピカ」が、おりの隅に横たわる。飼育員たちは餌やりを行う一方で、しっぽを金網から引き出して採血を行う▼これは麻酔をすることなく、動物が自発的に医療行為や健康チェックに協力するハズバンダリートレーニング(受診動作訓練)。ユキヒョウの成功は国内で初めて。同園は平成27年5月にトラ、7月にライオンとサバンナモンキー、8月にマンドリルの無麻酔採血を、国内で初めて成功させている▼スピカは、熊本市動植物園で飼育されている動物。昨年の熊本地震で、獣舎にひびが入るなどの被害を受けたため、大牟田へ避難。被災したという話題性と、国内で21頭しか飼育されていないという珍しさ、それに奥からなかなか顔を出さない奥ゆかしさも相まって、人気を呼んでいる▼無麻酔採血の訓練は、熊本側の許可を得て移送から4カ月後の8月21日から開始。最初は難航したが、夜に活発に動く習性から夜間訓練に切り替えたことで順調に進んだ。採血の試みは今年2月8日から開始。しっぽの血管の位置を探すことが難しく、3月20日に7度目の挑戦でようやく成功した▼希少動物を海外から導入できない国内の動物園にとって、動物の健康管理と繁殖機会を増やすことは重要な課題。それだけに、大牟田市動物園の取り組みは脚光を浴びている▼23日はスピカが来園して1周年。講演会や「スピカの肉探しタイム」などイベントがある。元気に過ごすスピカに、会いに行こう。


平成29(2017)年 4月 7日 金曜日


  1. みやま米でギネス挑戦 地域活性化と健全育成目指す 団体交流し内容協議へ 山門JC
     山門青年会議所(石橋輝喜理事長)の4月例会が4日、みやま市瀬高町下庄の正龍館で開かれた。農業、商業、観光関係者らも交えて行われ、みやま産の米を使い、ギネス記録に挑戦することを話し合った。内容、方策などについて議論され、「地元の食材を使ったおにぎりアート」「おにぎりピラミッド」「米粒をはしで並べる」などの案が出された。後日、あらためて協議し、出された意見を基にどんな内容でギネス記録に挑戦するか決めるという。

  2. 地域交流センター「たんぽぽ」 歌や演奏で脳トレ 高齢者が音楽療法 大牟田
     大牟田市の高齢者らが音楽療法を活用した「脳トレ」に取り組んでいる。毎月2回、大牟田市八本町の地域交流センター「たんぽぽ」に集まり、歌や楽器演奏に挑戦。声や音を合わせて一つの曲を奏でながら和やかに楽しむとともに、夏祭りなどイベントへの出演もできたら―と張り切っている。

  3. 春の交通安全運動スタート
     子どもと高齢者の交通事故防止を基本とした「春の交通安全運動」が6日にスタートした。初日は有明地域でも警察の出動式やキャンペーン活動が展開され、警察官や子どもたち、ボランティアなどが交通ルール順守を呼び掛けた。


     「大きな山をひとまたぎ キングコングがやって来る 怖くなんかないんだよ キングコングは友達さ…」。かつてテレビ放送されたアニメ版キングコングの主題歌の歌詞の出だしだ。ちなみに作詞作曲は小林亜星さん▼キングコングを初めて見たのがこの番組。「キングコング対ゴジラ」「キングコングの逆襲」といった映画も見た。日本生まれとばかり思っていたが、後になってアメリカの怪獣王だと知った▼特撮映画として1作目が作られたのは1933年。孤島で暮らしていたコングが人間によってアメリカへ連れ去られ、文明社会で暴れた末に、当時世界一の高さを誇ったエンパイアステートビルから落ちて死ぬというストーリー▼21年後に誕生したゴジラも核実験で眠りから覚め、放射能をまとって東京を火の海にし、1人の天才的な科学者が開発した水中酸素破壊装置で倒される▼どちらも人知を超えた生物と人間の戦いというのが共通点。それでもコングにエンターテインメント性、ゴジラには被爆国日本の核への恐怖があるように国柄の違いが歴然としてある。ゴジラではまた、研究の結果、恐ろしいものを生み出してしまったという科学者の苦悩も描かれた▼時は流れて、映画も「シン・ゴジラ」に続いて「キングコング髑髏島の巨神」が公開中である。これからも日米怪獣王の映画は作られ続けるだろうか。時代、社会情勢の変化でキャラクターがどう変わるか楽しみ。そして、王者同士の対決をまた見たい。どのように描かれるか期待しながら待つことにしよう。


平成29(2017)年 4月 8日 土曜日


  1. 柳川市長選あす告示 無投票か 他に動きなく 3選目の施策へ注目
     任期満了に伴う柳川市長選挙は9日に告示される。複数の立候補があれば16日に投開票となるが、現職の金子健次氏(68)の他に動きはなく、無投票当選の可能性が高い。今後4年間の市政の方向性と、施策が注目される。

  2. みやま市と大木町 バイオマスで相互連携 公共施設の電力供給予定も 20日災害時協力など包括協定
     みやま市と三潴郡大木町は20日、持続可能な循環型社会の構築に向けた包括協定を結ぶ。来年秋にバイオマスセンターのオープンを予定していてるみやま市だが、大木町も同様の施設として「おおき循環センター」を10年前から運用していて、今回の協定を機に、運用やメンテナンス、災害時の協力などの分野で連携する。またエネルギー分野では、同町の公共施設の電力をみやまスマートエネルギーに切り替えることも予定しているという。

  3. ジャー坊“わくわく隊長”へ 14日 議会に諮る 特別市民の承認求め 中尾市長が提案
     大牟田市は7日、記者会見を開き、市制100周年を記念して誕生した「ジャー坊」を市の特別市民として登録し、特別住民票を交付、さらにまちをPRする「おおむたわくわく隊長(仮称)」に任命する考えを明らかにした。14日に開かれる議会に諮られ、可決されれば、あらためてまちの魅力を市内外に広く伝える職務遂行に当たる。


     大牟田食堂組合が「ご当地弁当」を開発した。食材や料理は、地場産品や大牟田の食文化にゆかりのある物をふんだんに使っている。食を通してまちの活性化につながれば―という期待を込めている▼メニューは、あまり知られていないが大牟田でも飼育している福岡県のブランド鶏「はかた一番どり」、石橋屋のこんにゃく、上内米、三池高菜、それにお好み焼きをモチーフにしたものなど。九つに仕切られた容器に満載だ▼メインのおかずの一つは「はかた一番どりのみかん塩麹漬」。上内産ミカンをミキサーにかけペースト状にして、塩麹を混ぜたタレに「はかた一番どり」を漬け込んで焼いたもの。ミカンの爽やかな風味が引き立ち、冷めても鶏肉が固くならないのが特徴▼大牟田をPRするには売れなくてはいけない。それにはネーミングが肝心。地場のいろんな産品が詰め込まれているので、一つを取り上げることは避けたい。大牟田≠フ地名を入れるのは地味なようだが、まちをアピールする戦略で、あえて打って出るならば「大牟田三昧」はどうか▼包装やパッケージも重要。人目を引かなくてはならない。せっかく地場産品を使っているのだからおしながき≠添えて、大牟田にはこれだけのものがあるということを知ってもらう必要がある。食べる前に文字の説明書きなんて読みはしないので、漫画チックに絵で見せる工夫もしたい▼きょう8日には、延命公園のお花見広場で開かれるイベントで初めて販売される。限定200個を用意。花見がてら出掛けてみてはいかが。


平成29(2017)年 4月 9日 日曜日


  1. 犬猫0殺処分 県下でも初 設立以来の快挙 大牟田市動物管理センター
     大牟田市動物管理センターは平成28年度、犬と猫の殺処分ゼロを達成した。設立以来初めてで、福岡県でも殺処分ゼロは初めてだという。同センターは「殺処分ゼロを達成できたのは市民やボランティアの協力があってこそ」と話した。

  2. 大川木工まつり 最新家具1万点並ぶ 小学生の夢 職人が形に コンテスト表彰式も
     第8回春の大川木工まつり(実行委員会主催)が8日、大川産業会館をメイン会場に始まった。大川市内外の家具関連メーカー約200社の最新作など約1万点が展示販売される春の一大イベント。小学生の夢の家具を形にした「ドリームファニチャーコンテスト」などもあり、同日は雨天にもかかわらず多くの家族連れなどでにぎわった。9日まで。

  3. ピンクの恋チャリ登場 SNSで拡散期待 筑後船小屋でレンタル
     恋のくに筑後にピンク色(チェリーローズ)のレンタサイクル「恋チャリ」が登場した。主なターゲットは若い女性層やカップル。ホイールに筑後市のPRキャラクター「パネコとポネコ」や市内のグルメを紹介するクーポン付き本「恋グルPASS」をデザイン。「ついSNSなどで投稿したくなるデザイン」を目指したといい、インターネットや口コミで筑後市の魅力拡散≠期待する。JR筑後船小屋駅そばの筑後船小屋観光案内所で1日500円で貸し出している。


     柳川市の公式ホームページの中山大フジの開花情報を見て、現地へ見に行った。情報では「開花が遅れそう」とあったのだが、「ところによっては咲いているところもあるのでは」と、フジ棚のある約1700平方bを見て回った。確かに情報どおりで、少しでも咲いている花を見つけることができなかった▼この大フジは樹齢約300年。中山熊野神社境内にフジ棚が広がる。発祥は江戸時代の享保年間にさかのぼると伝えられている。酒屋を営む人が上方見物をして河内野田のフジの実を持ち帰り、自宅に植え、開花したことから、それを現在の熊野神社に移植したのだという▼現地で見た教育委員会が掲示している大フジの説明看板によると元は1株だったらしいが、いくつかの幹に枝が伸びていた。手入れをしているのは地元保存会▼枝を金属製のパイプで支え、針金で固定し、枝はきれいに剪定。上から電球がつるされ、ライトアップされるようになっていた。手入れは大変だ。とても家庭ではフジの栽培は難しそう▼第17回中山大藤まつりは17日から28日までの予定。開花が遅れることが予想され、5月の上旬まで咲いていそう。そのため、まつり期間の延長もあり得る。ゴールデンウイークに出掛けても大丈夫かもしれない▼花の取材も多い。梅に始まり、桜、そしてフジ。それにハナショウブの開花も近い。自宅庭ではスイセンの白い花が咲いている。毎年、手入れをしないのにきれいな花を咲かせる。フジの開花は遅れているが、まつりに間に合うよう願いたい。


平成29(2017)年 4月 11日 火曜日


  1. 柳川市長選 金子氏が無投票当選 3選果たす 「責任の重大さ実感」
     任期満了に伴う柳川市長選挙は9日に告示され、現職で3期目を目指した金子健次氏(68)=柳川市三橋町磯鳥?以外には立候補届け出がなく、無投票当選が決まった。当選証書は17日午後2時から市役所で渡される。2期目の任期は23日までのため、3期目の初登庁は24日でセレモニーが予定されている。同市は平成17年3月に1市2町が合併して誕生した市で、合併後の市長選挙で無投票になったのは初めて。

  2. 「まちなかめぐり」始まる のぼり立てアピール 二十日えびすに向けて 大牟田
     春の大牟田二十日えびすの関連事業「まちなかめぐり」が10日、大牟田市中心地区商店街で始まった。商店街での買い物で補助券を集めると、二十日えびすでの抽選会に参加できるもので、主催の同市中心地区商店街連絡協議会「まちなかくらぶ」(山田耕治会長)は、のぼりを立ててアピールしている。

  3. 閉山20年 節目に再会 三池炭鉱職員OB会 110人が旧交温める
     三池炭鉱閉山から20年の節目に、三池炭鉱職員OB会(奥薗誠一会長)の閉山20周年記念大会が9日、荒尾市本井手のホテルヴェルデで開かれた。出席した元職員ら約110人は久しぶりの再会を笑顔で祝い、思い出話に花を咲かせた。


     最近、いくつかの持ち物の調子があまりよろしくない。その中の一つがスマートフォン。先日、いつになく静かだと思ったら、知らないうちに電源が落ちていた▼再起動してみたらメールが1通届いていた。件名は「大至急」。慌てて連絡を取ったが、そこまで急ぐ用件ではなかった。何でも連絡が取れなかったため、相手としてはとても不安になったらしい。とにかく早く返事が欲しかったので「大至急」と切迫した言葉を使ったようだ▼ここ30年ほどで身の回りのテクノロジーは驚くほど進化した。実際、いろいろと便利になって毎日その恩恵にあずかっている。そして進化のスピードは気付かないところで日々、加速している▼特にパソコンの台頭以来、情報伝達に関しては目を見張るものがある。携帯電話もスマートフォンもなかった時代。すぐに連絡を取りたいと思っても難しかった。そのもどかしさや、すれ違いを題材にした映画や歌もあった。だが、今はその手法は使えないだろう▼最近は、とにかく急いで情報を伝え、即座に反応を求めようとする傾向が強くなったようだ。いつでもどこでも連絡できる手段を手にしてしまったため、それに縛られているような気がしてならない。まるで道具の番人のよう▼これからさらに技術は進み、戻ることは、おそらくもうできないだろう。しかし付き合い方を少し変えることはできるかもしれない。便利すぎることは、かえって窮屈に感じる。いつも端末に気を付けるのはやや疲れる。少し不便なくらいが、ちょうどよいのではないか。


平成29(2017)年 4月 12日 水曜日


  1. 世界遺産+大蛇山PR 来月3日 博多どんたく出場 市制100周年を盛大に 官民7団体がスクラム
     5月、福岡市で開かれる博多どんたく港まつりに「大牟田市制100周年記念世界遺産祝賀博多どんたく隊」の参加が正式に決定した。官民7団体が実行委員会を結成して市制100周年を祝い、世界遺産と大蛇山をPR。市の公式キャラ「ジャー坊」も一肌脱いで、大牟田の魅力をアピールする。

  2. 企業、地域へ貢献を 共同入社・入店式で激励 53人が26社に仲間入り 柳川・みやま
     柳川商工会議所、柳川市とみやま市の商工会が主催する第36回新入従業員共同入社・入店式が11日、柳川市本町の柳川商工会館であった。柳川、みやま市にある企業26社から男性32人、女性21人の53人が参加。新入従業員たちは激励を受け、引き続き行われた研修講座で企業人になった心構えやビジネスマナーなどを学んだ。

  3. 七国が誇る酒楽しむ 酒文化博に多くの人 筑後
     第3回筑後七国酒文化博が8日、筑後市津島の九州芸文館で開かれた。酒の香りが漂う会場では、地酒や焼酎の試飲などが行われ、雨ながら大勢の人で盛況。地元が誇る酒や特産品を使ったさかなを楽しんでいた。


     「みやま米」の注目度が急浮上している。山門青年会議所は、みやま米でギネスに挑戦しようと動きだした。みやまの観光プログラム「ぶらり旅2017春版」では、みやま米を使った利き米会が行われた▼山門JCの取り組みは、地域活性化と健全育成を目的に行う。子どもたちが田植え、収穫体験で作った米を活用してギネスに挑戦する。先日、農業や商業、観光関係者らが集まり、内容や方策について話し合った。「おにぎりアート」や「おにぎりピラミッド」「米粒を箸で並べる」など多くの意見が出された。協議を重ねて、10月か11月に実施する予定▼ぶらり旅は、市観光協会などで構成するみやま魅力発信協議会が主催する着地型観光プログラム。春版は自然や食、歴史などを体験する19のツアーが用意されている。その初回が「利き米会・日本一のお米と春山菜」。全国コンクールで3年連続金賞を獲得したみやま米が、食べ比べに出された▼みやまでは、県産米の「夢つくし」「元気つくし」と、主力の「ヒノヒカリ」、それに減農薬適合の「つやおとめ」「ヒヨクモチ」を生産。近年、注目を浴びているのが「にこまる」。金賞受賞の立て役者だ▼これまで、米は特産品としての扱いがなかった。農業を主力産業としているみやま市では、その米を「みやま米」と打ち出してブランド化しようと、力を入れている。ふるさと納税の返礼品にも「みやま米・食べ比べセット」を用意▼おいしい米を作ろう―と生産者たちの努力が実り、秋の豊かな稲穂のように、黄金色に輝き始めている。


平成29(2017)年 4月 13日 木曜日


  1. 市配水管給水に切り替える 閉山対策全て終了 水道一元化29年度末で 計画期間を1年短縮 大牟田
     大牟田市は12日、水道一元化に伴って旧三池炭鉱専用水道施設を利用した給水から、市の配水管での給水へと切り替える工事が計画されていた平成30年度から1年前倒しとなる29年度末で完了する見込みであることを明らかにした。これで、三池炭鉱閉山に伴う閉山対策事業は全て終了する。

  2. 新1年生の登校見守る 通学路でタッチ運動 荒尾・長洲
     荒尾市、玉名郡長洲町の小学校新入学児童が入学式後に初登校した12日、交通安全タッチ運動が両市町内で行われた。荒尾市の緑ケ丘小学校前交差点では、同校に向かう新入学児童に対して、荒尾警察署の中川成記署長が荒尾市の浅田敏彦市長らと、新入学児童の手を引いて安全な横断歩道の渡り方を指導。交通安全の徹底を図った。

  3. 熊本地震 風化させない 写真と防災グッズ展示 柳川警察署
     熊本地震発生から間もなく1年となるのを前に、柳川警察署(南島彰夫署長)で12日、被災地での警察活動の模様を伝える写真と防災グッズの展示が始まった。今月いっぱいの予定。


     競技を前に一輪自転車の練習をしていた小学生の女子2人がぶつかり転倒した。陸上競技場の芝の上とはいえ、2人が転んだ姿を見てハッとした。先に起き上がった女児はすぐさま、まだ倒れている相手の女児に駆け寄り「大丈夫?けがはなかった?」と▼優しいこの言葉を聞いた女児はニッコリ笑顔で「大丈夫だよ」と答え、さらに「ありがとう」とも。練習中のアクシデントで友情を確かめ合った2人。その光景を見ながら、こちらも思わず頬が緩んだ▼ロータリー財団100周年記念の荒尾ロータリークラブ主催の第28回なかよし一輪自転車競技大会。荒尾市内の小学校10校中8校、玉名郡長洲町内の全4小学校から163人が出場して青空の下で開催された▼大会の目的は子どもたちの体力増進と心身の健全育成。まさに「継続は力なり」を実践している取り組みで、2年後に第30回を迎えるロングラン行事だ。そんなに運動神経が良くなくても地道に練習すればするほど上手になる。努力型≠フ子どもが活躍できる競技だ▼練習中にぶつかった女児たちは競技が始まるとお互いに大きな声を出して応援していた。この2人のやりとりだけ見ても、この大会が着実に成果を挙げていることがよく分かる▼1年生の時から6年連続出場、いわゆる「皆勤賞」をもらった児童6人はみんな誇らしげ。努力は夢をかなえる原動力であることをあらためて教えてくれる大会を久々に取材して、大きな充実感を得ることができた。主催者や頑張った子どもたちに感謝したい。


平成29(2017)年 4月 14日 金曜日


  1. 市内外から100通応募 ご当地グルメスタンプラリー 抽選会 魅力発信に貢献 大牟田
     洋風かつ丼、ラーメン、お好み焼きの各店を巡る「知っとんね??おおむたご当地グルメスタンプラリー」(大牟田商工会議所主催)の抽選会が12日、行われた。おおむた洋風かつ丼研究会会長も務める大塚力久副会頭は「市外からも多くの応募があり、大牟田の魅力を伝える機会になったと思う」と喜んでいた。

  2. 荒尾警察署と防犯協会 小中1年生へグッズ 「いかのおすし」徹底
     荒尾警察署(中川成記署長)は荒尾地区防犯協会連合会と連携して管内(荒尾市、玉名郡長洲町)の小中学校の新入生に対して防犯グッズを贈呈。13日に荒尾市教育委員会と長洲町教育委員会の教育長室で贈呈式が行われた。

  3. こいのぼり悠々と泳ぐ 市制100周年記念と鎮魂で 三川坑へにぎわいを 提供受け100本掲げる
     NPO法人三池港未来のまちづくり会(入江裕二郎理事長)は、三川坑を訪れた人に楽しんでもらおうと、こいのぼりを設置した。100本のこいのぼりと吹き流しが飾られ、悠々と空を泳いでいる。


     大牟田市動物管理センターは平成28年度、収容・保護された犬と猫の殺処分ゼロを達成した。昭和40年のセンター設立以来、初めての快挙。福岡県内5カ所のセンターを含めても、この実績はなかった▼センターでは当初、野犬や捨て犬などが多く、年間で6千頭を殺処分することもあった。転機となったのが、平成25年に改正「動物の愛護及び管理に関する法律」が施行されてから▼法では、飼い主の責任として最後まで飼育することが明記された。それにより自治体側は安易な理由の持ち込みの場合、引き取りを拒否できるようになった。同年度の殺処分は犬61頭、猫151匹。翌26年度は犬12頭、猫54匹で、27年度が犬2頭、 猫27匹まで減少した▼引き取りがなくなった訳ではない。28年度は犬77頭、猫60匹を収容・保護している。このうち犬76頭は元の飼い主や新しい飼い主に引き取られ、残り1頭はセンターで飼育。猫は53匹を譲渡、残り7匹は動物愛護団体に引き取られた▼センターでは、不幸な動物を増やさないために高齢犬の引き取りを求められた場合、適切な飼育方法をアドバイスしている。野良猫の不妊・去勢手術の補助事業も試験的に行っている。譲渡に際しては、住宅や家族事情なども聞き取り適切な飼育ができるかを判断している▼動物を飼うに当たっては、飼い主としての責任を十分に自覚し、最後まで共に暮らす覚悟を持たなければならない。事情が変わったので、病気をしたのでと言って、安易な放棄は許されない。動物も、人と同じ、大切な家族の一員だから。


平成29(2017)年 4月 15日 土曜日


  1. ジャー坊 「わくわく隊長」就任 先頭に立ち まちアピール 議会で全会一致可決 大牟田
     大牟田市制100周年を記念して誕生した「ジャー坊」。市の特別市民として登録し、まちをPRする「おおむたわくわく隊長」任命を議題とした「ジャー坊議会」が14日に開かれた。白熱した議論の末、いずれの議案も全会一致で可決。ジャー坊特別決議も決まり、任命式も行われた。ジャー坊は「わくわく隊長」として、さらに市内外で大牟田のまちをアピールしようと気持ちを新たにした。

  2. 総合市民セ どうする 5月1日まで受け付ける 市民から意見募集 みやま市
     建設を予定しているみやま市総合市民センター(仮称)の基本計画案について、同市がパブリックコメントの募集を行っている。3月末に検討委員会から提出された同案では、建設候補地を瀬高公民館敷地とし、体育施設として兼用可能な可動式800席の大ホールを設置、トレーニングルームや子育て広場なども盛り込んでいる。募集は5月1日まで。

  3. 安全意識低下を指摘 児童ゴール下敷き事故 再発防止へ提言書 大川
     大川市川口小学校で1月、4年生の男子児童が授業中にゴールの下敷きになって死亡した事故で、市教育委員会が設置した市学校安全調査委員会(石橋良知委員長)の5回目の会合が13日、市役所であった。「学校全体として、安全点検に対する意識が低下していた」などとする再発防止に向けた提言書をまとめ、市教委へ提出した。


     数日前のこと。今年初めて「ホーホケキョ」というウグイスの鳴き声を聞いた。やけに遅いと思ったが聞き逃していただけで、この時季になって初鳴きでもあるまい▼日本人に親しまれているウグイス。福岡県の県鳥にもなっている。県花が梅。まさしく「梅に鶯」だ。菅原道真が京都を追われた時に詠んだ「東風ふかばにおいおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ」にちなみ、公募でウグイスに決まったそうである▼「梅に鶯」とは取り合わせが良いものの例え。それを表現するのに春、とりわけ早春を象徴するような両者が選ばれたのか▼正岡子規は「鶯やちなりつたひに梅の花」をはじめウグイスを詠んだ句が多い。「わが病める枕辺近く咲く梅に 鶯なかば うれしけんかも」という歌もある。病床にあった子規は冬の終わり、春の訪れを告げるウグイスの声から元気をもらっていたのである▼電線の上でさえずったり、滑るように飛ぶツバメも見るようになった。鳥たちが派手に鳴くのは、繁殖期を迎えてオスがメスを誘う目的や縄張りの主張、ウグイスの「ケキョケキョ」という「谷渡り」のように周囲を警戒をするため。子孫を残し、生きていくのに欠かせない行動なのだが、生きる喜びを歌っているようにも思える▼冬眠や冬越しを終えたものもいて、いろんな命が躍動し始める春。今年は朝晩の寒さが続き、梅雨のような雨も降ってまだあまり実感がないが、人間にとってもいろんな面で新たなスタートの時。ダッシュを決め、一歩を踏み出したい。


平成29(2017)年 4月 17日 月曜日


  1. 空き家活用し、交流の場に みんなの家リクシスがオープン 新たな拠点完成を祝う 大牟田
     空き家を活用した地域の交流拠点「みんなの家リクシス」が16日、大牟田市岬にオープン。落成式には関係者たち約50人が出席。看板の除幕式やテープカットなどを行い、手鎌地域へ新たに誕生した交流の場の完成を祝った。子どもから高齢者をはじめ、障害者などさまざまな人たちが利用する地域の拠点としての機能に期待がかかっている。

  2. 家具のまちに新拠点 大川テラッツァが完成 観光などの情報提供へ
     大川市向島の筑後川昇開橋たもとに完成した市観光・インテリア情報ステーション「大川テラッツァ」のオープニング式典が15日、現地であった。同市や近隣自治体から行政、観光関係者ら約60人が出席し、新たな情報発信拠点の誕生を祝った。

  3. 熊本復興を支援 ホークス 3軍戦で募金活動 筑後
     プロ野球福岡ソフトバンクホークスは15、16の2日間、筑後市のタマホームスタジアム筑後で高知ファイティングドッグスとの3軍戦に合わせ、熊本地震復興支援の募金活動を行った。


     熊本地震から1年が経過した。有明地域でも、市民は経験したことのない大きな揺れを体験した。地域内では、施設への物的な影響がいくらかあったくらいで、人的な被害はそれほどはなかった▼「まさか、自分の身の回りで起きはしないだろう」と、思っていたことが起きるのが災害である。この1年でどれだけ、その「まさか」に備えることができただろうか▼熊本地震を振り返ると、発生直後に混乱したのが、受援体制が整わなかったことである。東日本大震災を経験した後、被災地を支援したいというボランティアや救援物資に繰り出す気構えが醸成されていたために、それらが殺到。被災地では受け入れ不可能となった。有明地域からも、支援や救援物資を届けようとしたが、待ったをかけられた。結局、被災地の知り合いなどの求めで、ピンポイントの支援が当面続けられた▼この教訓は全国的にも注目され、受援体制の重要性が高まっている。大牟田市では地域防災計画の中に支援受け入れを調整する班を設けているが具体的な対応までは定めておらず、本年度中に策定予定という▼もう一つ、大規模災害時には、行政も被災者の立場であり、救援・支援活動が困難になる。その時に重要となるのが、住民自らが身を守るための「自助、共助」である。自分自身や家族、そして身近に居合わせた人、地域の住民。それぞれが声を掛け合い、助け合うことだ▼「まさか」のときの心掛けと、防災グッズの準備、家族との確認ごと。この節目に当たり、怠りのないようにしておこう。


平成29(2017)年 4月 18日 火曜日


  1. 中山大藤まつり開幕 開会式で神事 海外から観光客も 柳川
     柳川市の春の花イベントである第14回中山大藤まつりが17日、始まった。開会式は雨が降っていたことで、同市三橋町中山の中山熊野神社神殿で神事を行い、フジ棚の根元に酒をささげる献酒を行い、まつり期間中の無事とにぎわいを祈願した。フジの開花は遅れており、まだ咲き始めの状態。

  2. 修学旅行4校743人誘致 2市2町と熊本県連携で "体験型教育"内容が好評 荒尾玉名・大牟田
     荒尾玉名・大牟田観光推進協議会(会長・田川秀樹荒尾市産業振興課長)は17日に荒尾市役所で総会を開き、「体験型教育旅行」の誘致推進策を話し合った。平成29年度は兵庫県伊丹市内1校と神戸市内3校の計4校の修学旅行を5月下旬から6月上旬にかけて受け入れる予定。おもてなし力の向上で今後の誘致の足掛かりとしたい考えだ。

  3. 干潟の豊かな自然満喫 青い海と多彩な鳥眺める 探鳥会80人が楽しむ 荒尾
     「有明海・市民探鳥会in荒尾干潟」が16日に行われた。晴天に恵まれ、荒尾市内のほか、鹿児島県など県外からも参加。約80人が青い海と多彩な鳥たちを眺め、ラムサール条約に登録されている同干潟の豊かな自然を満喫した。


     柳川市橋本町の有明海岸沿いの堤防近くにある龍神宮で、両開小学校の全児童が熱戦を展開した相撲大会があった。参加賞を校区内の各団体が提供し、多くの見物客が来てにぎわった▼柳川市といえば大相撲の関取である琴奨菊関の出身地。関取も郷土愛が深く、ことあるごとに連絡があり、柳川のことを心掛け、支援も行っている。同市では子どもたちが参加する雲龍相撲大会がある。これには琴奨菊関も子どもの頃に出場し、連覇を達成している▼市も、教育委員会も相撲普及に力を入れており、雲龍相撲大会には市内全校から参加があるほどだ。それにまわしも準備している。近い将来、柳川市から琴奨菊2世が誕生するかもしれない▼両開小の相撲大会は毎年4月15日に実施されている。由来を尋ねたところ、地域の長老が「ここは干拓地で相撲を取ることで、地固めをするため。堤防がほぼ完成した日に行うようになった」というのだ。長老たちが子どもの頃は多くの児童が在籍していて、相撲を取るのは男の子だけだったらしい▼少子化が進み、児童数の減少とともに、女の子も参加するようになった。その女の子だが、男の子顔負けの迫力ある取組で大いに観客が沸いた▼大相撲は人気があるが、子どもたちは裸でまわしを着けてぶつかり合うことを嫌い、競技人口は野球やサッカーなどに比べるとやや少ない。だが、両開小のように毎年、独自で大会を開いていると広まろう。それに琴奨菊関の影響も大きい。みんなが楽しめる相撲であってほしい。


平成29(2017)年 4月 19日 水曜日


  1. 八女高生が若鷹応援 地元とホークス連携を強化 吹奏楽とスタンド一体に あす山門高も
     タマホームスタジアム筑後で行われた18日の2軍公式戦で、筑後市和泉の八女高校が福岡ソフトバンクホークスの応援イベントを実施した。高校生が地元球団の選手を力いっぱいに鼓舞。球場には吹奏楽部による演奏が鳴り響き、さながら甲子園≠フ雰囲気に。スタンド一体となって大盛り上がりを見せた。

  2. 中逸氏が無投票3選 町長選 “住みたい長洲町”つくる
     任期満了に伴う玉名郡長洲町長選挙が18日に告示され、無所属現職の中逸博光氏(62)=長洲町長洲=以外に立候補者はなく、無投票で中逸氏の3回目の当選が決まった。4年前の前回に続いて同町長選は無投票。中逸氏は「育ってきた地方創生の芽を3期目で大きくして『住みたいまち・ながす』をつくる」と意欲を示した。中逸氏の現任期は5月8日まで、3期目の新任期は5月9日に始まる。

  3. 地裁判決“開門せず” 地元から落胆の声 諫早湾干拓
     国営諫早湾干拓事業の開門差し止め訴訟が17日、長崎地裁で行われ、原告の訴えどおり、国に開門しないよう命じる判決が下された。平成22年には福岡高裁による開門を命じる判決も出ていて、相反する司法判断に事態は依然として膠着状態。地元からは「このままでは有明海はどうなるのか」と落胆の声が上がっている。


     先日、ジャー坊を特別市民として登録し、まちをPRする「おおむたわくわく隊長」への任命を議題とした「ジャー坊議会」が開かれた。実に興味深かった。本会議と全く同じで市長、副市長をはじめ、市の幹部、全議員が出席した▼まず中尾昌弘市長の提案理由説明から始まり、質疑・質問戦が展開。内容は「ジャー坊の住所」「わくわく隊の構成メンバー」など。舌鋒鋭い議員の質問に対し、市長は真剣に答弁。その熱意が伝わったのだろう。二つの議案は全会一致で可決された▼普段、議会の取材をしている身としては、そのやりとりが、おかしくてしょうがない。さらに素晴らしかったのは参加者全員が誰も手を抜かず、しかも表情を一切緩めなかったこと。そこにいた全員が大真面目だった▼世界の映画界で認められた北野武監督は、フランス最高権威のレジオン・ドヌール勲章を受章した時、「基本はコメディアン。良い賞を頂けば落差で笑いが生まれる。総理大臣がバナナの皮で転ぶとみんな笑うと、チャプリンが言った」などと答えた▼毎年、成人式で歌を披露することで注目を集めるようになった阿蘇市の佐藤義興市長は「若者に伝えたいメッセージが歌詞の中にあった。自分が堅苦しく語るより、歌った方が伝わるのではないか」と歌い始めた理由を話した▼笑いだけでなく、面白さの原点は落差にあるのではないか。当たり前のことをしても、これまでどおりの結果しか返ってこないだろう。行き詰まったら、あえて真面目に落差をつくってみることも、大事かもしれない。


平成29(2017)年 4月 20日 木曜日


  1. まるで“冬のミカン” 「南津海」出荷始まる 福岡市場へ 売り出し中 みやま
     みやま市で数年前に栽培が始まった、かんきつ類の「南津海」の出荷が本格化している。冬以降はハッサク、ブンタンなど大玉系のかんきつ類が主に流通するが、「南津海」は小玉で、手で簡単に皮をむけ、温州ミカンのような味わい。春から初夏の味覚として愛され、JAみなみ筑後山川選果場は「冬に出荷される甘いミカンのような味です。濃厚で甘みが強く、程良い酸味もあります。ぜひ一度食べてみてください」とPRしている。

  2. 電気自動車を無償貸与 日産が柳川市へ3年間
     日産自動車がB&G財団を通して柳川市に電気自動車を3年間無償貸与した。この車が届き、19日に市役所駐車場で披露され、セレモニーが行われた。日高良教育長からキーを受け取って駐車場内を運転した金子健次市長は「快適。柳川市でも環境対策車の導入を検討していきたい」と話していた。

  3. 74歳女性 窓口で高額引き出し依頼 息ぴったりに詐欺防ぐ 荒尾署 銀行員2人へ感謝状
     荒尾警察署の中川成記署長は19日、「振り込め詐欺」からの市民被害を未然に防止した銀行員2人へ感謝状を贈呈。熊本県警シンボルマスコット「ゆっぴー」の縫いぐるみをプレゼントし、「今後も皆さんの声掛けや連携プレーで『振り込め詐欺』などを未然防止してください」と呼び掛けた。


     大牟田の近代化産業遺産の一つ、三池炭鉱三川坑跡が、市民活動の中に溶け込み、広く利用されようとしている。今年の第56回港まつりの会場に決まったのも、その証しと言えよう▼港まつりの会場は平成24年度から昨年度まで、有明海沿岸道路の三池港インターチェンジ近くの広場で開催されていた。土地所有者が替わったことで、会場候補地として三川坑跡に白羽の矢が立った。新たな歴史の1ページを刻むのにふさわしい場所である▼三川坑は、戦前戦後の三池炭鉱の主力坑で、高度経済成長の原動力となった。現存施設は世界遺産ではないものの、斜坑入り口や繰り込み場、浴場、人車線路や巻き揚げ機室が残る▼昨年8月には、三井鉱山から譲渡されていた炭鉱電車4両を三川坑跡に移設。保存・展示を兼ねて屋根で覆った。隣の旧三井港倶楽部を結ぶ連絡通路も設置。近く第2斜坑やトイレの整備も行う予定。市は修復・整備活用計画を本年度策定するが、そのスピードはお役所的であり、遅い▼炭鉱電車の移設・保存資金の多くは、インターネットなどで広く寄付を呼び掛けて調達。日本庭園の整備に使ってほしいと市民からの寄付もあっている。これだけ市民が熱望しているのだから、市も予算付けにもっと力を入れるべきではないか▼三川坑跡は、世界遺産の三池港に程近い。連携して門司港レトロのような、にぎわいを目指せないものか。三川坑跡では今、100本のこいのぼりが飾られている。大型連休中は連日、施設が開放される。ぜひ、足を運んでいただきたい。


平成29(2017)年 4月 21日 金曜日


  1. 国際学会発表で入賞 竹永さん先輩の研究引き継ぐ 他分野に挑戦1年間で成果 有害物質分解実験
     大牟田市東萩尾町の有明工業高等専門学校(高橋薫校長)専攻科2年生の竹永拓海さんが国際学会の発表で入賞した。先輩の研究を引き継ぎ取り組んだ、ダイヤモンド系電極を用いた有害物質分解実験の成果を発表したもの。これからも研究を深めていきたいと意欲を見せている。

  2. 歴史や魅力 切り取る 23日まで作品展 「荒尾の海」テーマに 写真クラブ
     荒尾写真クラブ(石原幹生会長)の会員展が19日、荒尾総合文化センターで始まった。23日まで。課題に沿ったものや自由作品の計104点を出品。「荒尾の海」を共通テーマにした55点では、多くの人でにぎわう海水浴場やアサリ漁の様子、朝夕の情景など郷土の歴史や魅力が写し出されている。荒尾市教育委員会、同市文化協会後援。

  3. 4小学校 正課で英語授業開始 長洲町 全国より3年前倒し
     玉名郡長洲町内の4小学校での正課での英語授業が平成29年度にスタート。その最初の授業が19日に六栄小学校で行われ、4年1組の36人がオーストラリア出身のソフィー・タッカーさん(25)から指導を受け、楽しみながら英語学習を開始した。


     「真っ白な雪道に 春風香る 私は懐かしい あの街を思い出す 叶えたい夢もあった 変わりたい自分もいた 今はただ懐かしい あの人を思い出す」。復興支援ソング「花は咲く」が熊本地震復興祈念講演会の会場に響きわたった▼荒尾市内で開催された講演会。講師は「歌うママ防災士」として知られる宮城県出身者。6年前の東日本大震災を宮城県内で体験。自宅が大規模半壊して避難所生活をした。その際の子育て世代、女性の立場としての思いや対策も呼び掛けている▼現在は玉名郡和水町内で2児と暮らすこの女性が語るのは「これならできる」を続けることと、楽しみながら続ける「日常備蓄」、乗り越えるために今あるものを工夫して使うなどの知恵を絞ること▼「完璧じゃなくていい、無理なく楽しむ防災術」を広めている。周囲の人の変化や妊婦など少数の声に気付く女性の感性は避難生活で大きな役割を果たすのに、みんなで気付こうということ▼それを個々のペースで無理なく実践すれば、日常生活も豊かになる。買い物用ビニール袋とキッチンペーパーで作るおむつ、新聞紙製のスリッパ、ツナ缶にティッシュペーパーを入れるランプなども活用。親の不安は子どもに伝わるので、いざというとき慌てないためにも絶えず多めに買い、使っては補充する「日常備蓄」が大切と▼「誰かの歌が聞こえる 誰かを励ましてる 誰かの笑顔が見える 悲しみの向こう側に 花は花は花は咲く いつか生まれる君に」。みんなで歌いながら、優しく強い気持ちになれた気がする。


平成29(2017)年 4月 22日 土曜日


  1. 競馬場跡地と周辺区画整理 本格始動へ 審議会を設置 荒尾市南新地
     荒尾競馬場跡地と、その周辺の南新地土地区画整理事業が、本格的に動きだした。荒尾都市計画事業南新地土地区画整理審議会が設置され、平成38年3月までに行う約34・5ヘクタールの区画整理のスケジュールを含め、今後も地権者や関係住民の意見を聞きながら事業を進めていくことなどを確認した。

  2. 昨年の雪辱果たせ! 大牟田
     第56回博多どんたく港まつりに参加してパレードする「大牟田市制100周年記念世界遺産祝賀博多どんたく隊」の結団式が20日夜、大牟田商工会議所で行われた。荒天でパレード中止となった昨年の雪辱を果たそうと、官民が一丸となって気勢を上げた。

  3. 電力、バイオマス事業で連携 みやま市と大木町が協定
     地域新電力、バイオマス事業などで連携しエネルギーの地産地消を進めようと、みやま市と三潴郡大木町は20日、「持続可能な循環型社会の構築に係る包括協定」を結んだ。電力、バイオマス事業を含めた包括的な協定は全国初だという。


     「泣く子も黙る大川産激辛トウガラシ/皆で一緒にヒーハーしませんか」。大川市をトウガラシの産地としてPRしよう―と始められた激辛プロジェクト。順調に進んでいるようだ▼2015年に大川市と久留米市城島町で試験栽培が始められ、昨年から本格的にスタート。世界で3番目に辛いとされる「ブート・ジョロキア」をはじめ、「黄金」「モルガ・スコーピオン」の3品種1500本の苗を植え、8月から11月初旬まで収穫した▼トウガラシは、瓶詰めにして製品化。「オオカワ・ペッパー」として売り出した。ラベルは著名デザイナーを起用。刺激的な辛さと共に話題を呼んでいる。大川市向島にオープンした市観光・インテリア情報ステーション「大川テラッツァ」で、1本15グラム入り千円で販売。詰替用は100グラム3千円▼ブート・ジョロキアは、実を触った手で目をこすると赤く腫れ上がるほどの刺激がある。よく知られている「ハバネロ」の2倍の辛さがあり、07年にギネス認定されている▼17年度は、新たに生産者4人が加わり、10人に増えた。栽培面積は約30アール、栽培本数3千本と、それぞれ2倍に拡大。大川とうがらし研究部会の添島清美部会長は「市と共に激辛で、まちおこしをしていきたい」と意気込む▼世界中で、トウガラシを使った料理が増えている。メキシコ料理はもちろん、インドのカレーや中国の四川料理、韓国のキムチ料理など、赤い料理がいっぱい。辛い物好きな人も多い。大川の刺激的なまちおこしも、ヒートアップしていくこと間違いなしだ。


平成29(2017)年 4月 24日 月曜日


  1. 好天に恵まれ 人、人、人 二十日えびす盛り上がる 大牟田
     商売繁盛などを願う恒例行事、春の大牟田二十日えびすが22、23日、大牟田市新栄町のアベニューパーキングなどで開かれた。両日とも好天に恵まれ、多くの人が来場。多彩な料理や催しで人を呼び込み、市制100周年を迎えた大牟田の活性化に弾みをつけた。

  2. 子育てしやすいまちへ ファミサポ事業 3カ月経過 依頼会員「仕事休まずに助かる」 南関
     子育てしやすい地域を目指す玉名郡南関町は「なんかんファミリー・サポート・センター事業」を展開している。1月から本格スタートして3カ月ほど経過。町からの委託を受けている同町社会福祉協議会が、子育て中の保護者に活用してもらおうと運営に取り組んでいる。

  3. 安全安心のまちづくりへ 住民らが包括見守り隊 顔認証システム活用 みやま
     安全安心のまちづくりのため、みやま市の住民らによる見守り組織「みやま市包括見守り隊」(仮称)が立ち上がった。顔認証による徘徊者感知システム「HITОMI」を活用。見守り対象者の外出を瞬時にメールで知らせ、受け取った人は動画で確認することができる。高齢者や子どもの見守りの輪を広げていきたいという。


     20日が二十四節気の一つ「穀雨」だった。穀物を潤す恵みの雨といわれる。もっとも期間としての「穀雨」は「立夏」まで2週間あるので、今年は5月4日まで。かつてはこの時季に合わせて農作業の準備が始められ、春で最後の節気となる▼蘭や山野草のグループによる展示会を取材した折、出展した人たちから雨が多かったり寒い日が続いて発芽、開花が例年より遅かったと聞いた。なかなか暖かくならず、この時季にしてはよく雨にも降られた▼だが月日のたつのは早い。何とか本格的に気温が上がり始めたかと思ったら、暦の上だともうすぐ夏になる。本来ならこれから降水量が増えるはず。「穀雨」の終わりに近い5月2日が雑節の「八十八夜」▼「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは茶摘みじゃないか…」と童謡に歌われ、八十八夜の手摘み日本茶は縁起物とされてきた。親戚で見た茶摘みの光景が懐かしい。一方で、春先で最後の霜が降りることもあり、注意する日でもあるそうだ▼微妙な季節の移ろいを感じられるのは四季のある日本ならでは。そう考えると、日本人に生まれて良かったと感じる。残念ながら花の名前などあまり知らず、季節を感じる感覚も鋭くない身だが▼「立夏」まであと10日。新緑が映えるようになる頃なのに、暦の上ではもうすぐ夏といってもなかなかピンと来ない。そうは言っても、その後はいよいよ梅雨。雨が災害、不作をもたらすことなく、穀物などの成長、秋の豊穣につながる恵みの雨であり続けてほしい。


平成29(2017)年 4月 25日 火曜日


  1. 金子市長3期目スタート 柳川の捨て石となり全力 6月市議会へ政策予算提案 就任式で決意表明
     柳川市長選挙で無投票当選した金子健次市長は3期目の任期が始まる24日に登庁すると職員たちが拍手で出迎え、後援会と女性職員が花束を手渡し、祝福。引き続き、市役所委員会室で就任式があり、金子市長は「これからの4年間、柳川市の捨て石となって全力で取り組む」と決意を述べ、「まちづくりのために力を貸してください。共に頑張りましょう」と職員たちに呼び掛けた。

  2. 駕籠かき にぎやかに 藩境まつり 古い町並み楽しむ 大川
     柳川、久留米藩の境界だった大川市小保、榎津地区で22、23の2日間、「藩境まつり」があった。家族連れなど多くの人が訪れ、両地区に残る古い町並みの中での散策を楽しんだ。23日は地元小学生による「駕籠かき競争」が行われ、「エッホ、エッホ」とにぎやかな掛け声が響いた。

  3. 新入社員が地域探索 世界遺産巡り歴史に親しむ 三井化学
     三井化学大牟田工場(裾分啓士工場長)は24日、新入社員による大牟田市地域探索ツアーを実施。清掃活動を行いながら、同市や荒尾市の世界遺産を中心に巡り、地域の歴史と文化に親しんだ。


     4月25日は「ギロチンの日」。1792年のこの日、フランスで初めて行われた。マリー・アントワネットもこれによって処刑された。同国では1981年死刑廃止と共になくなった▼ギロチンと言えば、国営諫早湾干拓事業の、あの光景がよみがえる。1997年4月14日、広大な干潟を含む約3500ヘクタールの海が閉め切られた。建設された潮受け堤防の大きな鉄板293枚が、次々に落とされていった▼あの場面は、空撮されてニュースで流された。あれは、どの場所の鉄板から、どの順番に、どのくらいの時間をかけて行うのかを、事前に、しかも入念に報道機関に知らされていたと想像できる。でなければ、あれほど見事に撮影はできない▼裏を読みとれば、国側は、あの衝撃的な映像を広く知らしめて「後戻りできない事業」ということを訴えたかったに違いない。恣意的であり、相当の覚悟を感じさせるやり方だ▼「ギロチン」と呼ばれた、あの光景から20年が経過した。この間、有明海の漁獲量が激減し、海の浄化が衰えているのは同事業が影響しているとして、潮受け堤防開門を求める裁判が起こされた。一方では、開門差し止めの裁判も。結果的に、背反する司法判断が下され、出口が見えない状況となっている▼国が示した有明海再生のための100億円基金。福岡有明海漁連は、有明海再生を優先し苦渋の決断として「賛成」表明したが、和解は決裂した。国の責任で事態の打開を図るべきである。また宝の海再生に向けた努力は、裁判とは別問題として取り組みを。


平成29(2017)年 4月 26日 水曜日


  1. 川下りルーツ探る 二ツ河川水門からドンコ舟4隻で 東百町高齢者協 60人が自然を満喫 柳川
     「観光柳川の目玉である川下りのルーツを訪ねて」と題して柳川市三橋町の東百町高齢者協議会(老人クラブ)は25日、二ツ河川水門から沖端地区の御花まで、2時間ほどかけて川下りを実施。会員のお年寄り60人が4隻のドンコ舟に分乗し、地元の自然を満喫し、川下りコースのルーツを探った。

  2. 水害から住民守れ 梅雨前に水防訓練 みやま市消防団
     梅雨の季節を前に、みやま市消防団(菅原竜介団長)の水防訓練が23日、同市瀬高町高柳の保健医療経営大学グラウンドで開かれた。団員約390人が参加。水害から住民を守るべく、積み土のう工法など水防工法の腕を磨いた。

  3. 海上保安部に女性係長誕生 山本さん三池で活躍 人命救助の仕事へ憧れ
     男性中心の職場で女性の活躍が注目される中、第七管区海上保安本部三池海上保安部に、初の女性係長として山本美奈子さん(39)=福岡出身=が着任した。


     昭和44年10月に発足し、48年の歴史がある柳川文化協会が解散する。柳川市は平成17年3月に1市2町が合併して誕生。現在も合併前からあった同様の施設や団体が存在している。効率的な運営のために、廃止、統合して一つになるところもある▼文化協会も市に三つ。柳川、三橋、大和であり、それが6月に統合され、新たに「柳川市文化協会」になるという。市町合併から12年が過ぎ、文化協会も一つになるのだ▼柳川文化協会の前身は柳川文化クラブ。いつごろできたのかは不明。しかし教師をしながら芥川賞を受賞した長谷健が会長だったという記録が残っている▼長谷健は現在の東京都台東区の浅草小学校時代のことをつづった「あさくさの子供」で芥川賞を受けた。昭和19年3月に柳川の実家に疎開し、故郷の文化や文学の発展に尽くしたという。特に詩聖として知られる柳川市出身の北原白秋を尊敬していて、白秋の「帰去来詩碑」の建設には委員長として携わった▼加えて大きな功績は白秋の少年期を描いた小説「からたちの花」。それが映画化され、評判となったことで「柳川は白秋のふるさと」と知られるようになった。ドンコ舟で川下りをする白秋祭誕生にも結び付き、これが観光柳川になる大きなきっかけともなったという▼また、直木賞受賞作家の檀一雄は白秋と出会い、小説を書き始め、ふるさと柳川を愛した人。柳川は白秋など著名な文化人の宝庫。その志を受け継ぐ文化協会は解散してもなくなるのではない。合併して拡大するのだ。