平成29(2017)年 1月 4日 水曜日


  1. 日常へUターン 鉄道や高速道で混雑も 有明地域
     年末年始をふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが3日、ピークを迎えた、鉄道や高速道路、空港など各交通機関では多くの人や車で渋滞や混雑が生じ、駅では手を振って家族を見送る人の姿が見られた。

  2. 飛翔の1年に 初詣客でにぎわう
     平成29年・酉年の幕開けとともに、各地の神社や寺は多くの初詣客でにぎわい、列をなして参拝。「羽ばたく一年になりますように」と祈りを込めて手を合わせた。

  3. 新年の幕開け祝う 沖端でカウントダウン 柳川
     柳川市沖端地区のカウントダウンイベント(沖端商店会主催)が12月31日から1月1日にかけて、沖端水天宮周辺で開催された。川下りコースの水面にも映る長さ約140メートルの仕掛け花火・ナイアガラが華やかに平成29(2017)年の幕開けを祝った。


     平成29(2017)年の幕開けである。読者の皆さまにとって、より良き年でありますように願うばかりです。昨年は日本中がくまなく、この有明地域でも、災害に明け暮れた年というイメージが強い。サル#Nは追わず、前向きに年をトリ≠スい▼今年のえとは、十二支でいう酉。酉の字は、酒壺の形からつくられた象形文字。酒に関係した文字に使われ、「熟す」や「出来上がる」の意味を含む。「果実が極限まで熟した状態」「酒熟して気の漏れる状態」。つまり物事が頂点まで極まった状態を示している▼なので酉年の特徴は、運気も、お客もトリ込め、商売繁盛につながる年といわれている。何となく、いい年のように思え期待が膨らむ▼酉年生まれの人は鋭い直感力と決断に迷いがなく、親切で面倒見がよくて、行動力と社交性がずば抜けている。言ってみれば頼れる兄貴分か姉御肌で、優れた直感力の下、即行動に起こせる人だという▼半面では、本音を隠したがり、駄目だと判断したらすぐに諦めてしまい、プライドが高くて神経質。この悪い面が表れると、外面はいいが本音が見えない神経質な人になってしまう。あくまでも十二支にまつわる話なので、いい方向に捉えていただきたい▼ということで、酉年は商売をはじめ全般的に、ある程度成果が得られ、区切りの年になるのではなかろうか。運気や有効な情報をトリ入れて飛翔する年にしたい。酉年の人が持ち備える直感力と行動力を見習い、より積極的にトリ組み、ケッコーな年になるよう努力を惜しむまい。


平成29(2017)年 1月 5日 木曜日


  1. 力合わせて課題解決を 仕事始めで首長訓示
     有明地域の各自治体で4日、平成29年仕事始め式が行われた。年頭に当たり、首長らが訓示をして激励。力を合わせてさまざまな課題の解決に取り組むことの重要性を訴えた。職員たちは住民福祉の向上や経済発展のために気を引き締め、気持ちを新たにしていた。

  2. 地域復興へ結束誓う 商議所主催年賀交歓会 300人が一堂に集い 荒尾
     荒尾商工会議所(那須良介会頭)主催の平成29年新春年賀交歓会が4日、荒尾市本井手のホテルヴェルデで開催。地元商工業者や行政など政財界や関係機関・団体の代表ら約300人が一堂に集い、地域の振興発展に今年も結束していくことを誓い合った。

  3. 10年ぶり"成人式" ふるさととつながりを 筑後
     第3回30歳の成人式in筑後市が3日、筑後市尾島のホテル樋口軒で開かれた。市内3中学校出身の同期生ら約50人が参加し、10年ぶりの成人式≠ナ旧交を温めた。


     「『あけましておめでとうございます』という日本人のあいさつは誠に素晴らしい。『佳い年になりますように』という希望にすがるでもなく、『幸せな一年を過ごしましょう』という決意を表すのでもない」▼シンガーソングライターの枠を超えたさだまさしさんの言葉だ。それは著書の「さだ語録」で見つけた。「ただ互いが新しい年を迎えられたことを純粋に『寿ぐ』のである。『寿ぐ』は即ち『言祝ぐ』。言葉に出して祝うことを言う」と▼「日本人は、ひたすら純粋に『来る年は素晴らしい年』と疑わない。だから『それを一緒に迎えられて嬉しい』という意味だ」「日本人の生命は一年更新だ。どんなに辛いことがあった年でも大晦日で全てチャラ」とも▼年頭に読んで感銘を覚えた。先日は年始恒例のNHK「年の初めはさだまさし」を見た。年始以外は「今夜も生でさだまさし」(生さだ)の名で主に毎月最終土曜の翌日未明に放映されている▼視聴者から寄せられたはがきを紹介し1、2曲程度を生で弾き語りする。「見ても日常生活にプラスになることは、ほとんどないようなダラダラとした番組」と思うことなかれ。見ると結構、心豊かに、人生が楽しくなってくるから不思議▼さださんの「チャンス」は大牟田市制80周年記念で同市のイメージソングに制定された。当時は三池炭鉱閉山直後。さださんの歌に元気づけられたのは私だけでないはず。それから間もなく20年。みんなで市制100周年を心から言祝ぎ、次の100年につなげたいもの。そんな年の初めである。


平成29(2017)年 1月 6日 金曜日


  1. 明るい郷土へ気持ち新た 各界542人が飛躍誓う 有明地区新春年賀交歓会
     平成29年有明地区新春年賀交歓会(有明新報社主催、大牟田商工会議所後援)が5日、大牟田市旭町のホテルニューガイア・オームタガーデンで開催された。有明地区を拠点とし、政治、経済、文化、医療、福祉、行政、スポーツなど各界の第一線で活躍し、有明地区をリードする各団体の代表など542人が出席して交流。新年の幕開けに当たって地域の振興・発展を目指すことなどを誓い、明るい郷土の未来に向けて気持ちを新たにした。

  2. 地域振興へ心新た 年賀交歓会に300人 柳川
     平成29年新春年賀交歓会(柳川商工会議所、柳川青年会議所主催)が5日、柳川市新外町の御花で開かれた。柳川市、みやま市をはじめ近郊の政治、経済、文化、教育など各界から約300人が出席。新春の訪れを喜び合いながら、日本や地域の振興、発展へ心を新たにした。

  3. 初競り 威勢良く 柳川各市場で
     柳川市筑紫町の筑後中部魚市場で5日朝、新春恒例の初競りが行われた。有明海産のクロシタビラメや真エビをはじめ、ヤリイカやブリなど64トンの魚介類が入荷。開始のベルが鳴ると市場内には、競り人らの威勢の良い掛け声が響いていた。この日はアジやサバなどが休漁の関係もあり、高値が付いたという。


     平成29年が幕開けした。有明地域の各自治体でかじ取り役を務める首長は、何を目標に陣頭指揮を執っていくのか。4日の仕事始め式の訓示から垣間見た▼3月1日に市制施行100周年を迎える大牟田市。中尾昌弘市長は、やはりこの大きな節目を市PRの好機と捉えている。協働の輪を広げることでまちづくりの礎を固め、目の前の多くの課題を一つ一つ解決して、次の100年のスタートとしたいところだ▼平成の大合併で、みやま市が誕生して10年。西原親市長は、昨年参入を果たした電気事業やバイオマス事業、学校再編など市民サービスの真価が問われる年と位置付けた。オルレのみやま・清水コースを新たに加えた観光資源を生かし、まちの知名度を上げることができるか▼有明地域では観光地トップの柳川市。金子健次市長は市民待望の文化会館建設着手を掲げた。職員へは改革改善の意識を持つよう注文を付けた▼昨年10月に初当選した大川市の倉重良一市長は、市職員各自が目標を立てて実践、行動を念頭にと励ました。明るく元気と笑顔でと新鮮味のある訓示。倉重カラーをいかに出していくか▼筑後市の中村征一市長は、昨年オープンしたホークス・ファーム拠点を生かし飛躍できるよう迅速な対応で市民の信頼を得ることを強調。行財政の健全化へ意気込みを示した▼荒尾市の藪内孝則副市長は一丸となり新しい荒尾創生を呼び掛けた。年賀交歓会の会場では、荒尾市政の異常事態を憂う声も。―このリーダーたちの確固たる思いを現実に、そして有明地域に元気を。


平成29(2017)年 1月 7日 土曜日


  1. 冷凍網張り込み始まる 例年より遅く 挽回期し生産者作業 ノリ養殖・福岡
     福岡県沖有明海でノリ養殖の冷凍網張り込みが6日、始まった。同日は未明から生産者たちが網を冷凍庫から運び出し、船に乗せて早朝に出港していった。冷凍網の張り込みは例年、年末に行われているが、今シーズンは栄養塩の低下や赤潮の発生などで時期がずれ込み、異例の年明け張り込みに。張り込みの遅れに伴って1月中旬に予定していた入札会も中止になっており、生産者たちは挽回を期して作業に励んでいた。早ければ1週間ほどで摘み取りがスタート。最初の入札会は27日。

  2. 地域経済活性化へ期待 いすゞ自動車九州 みやまに新拠点開設
     いすゞ自動車九州(本社・福岡市東区)のみやま柳川支店・サービスセンターが6日、みやま市瀬高町大江にオープン。九州自動車道柳川・みやまインターチェンジそばに大規模な新拠点が完成し、近隣営業所では実施できなかった大型トラックの修理、整備なども新たに担う。地元を中心に10人を新規雇用。地域経済の活性化に期待がかかる。

  3. 移住定住促進へ”助っ人”新たに5人目の協力隊員 荒尾
     荒尾市で5人目の地域おこし協力隊員として5日、福岡市中央区在住の上田恵子さん(29)に辞令が交付された。荒尾市川登出身。移住定住コンシェルジュ(相談員)として移住定住希望者の相談対応、移住定住情報の発信、空き家などの案内、マッチングなどのサポートを担当する。


     セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。言うまでもなく春の七草である。きょう1月7日は七草がゆを食べる日。おせち料理をたっぷり食べて疲れている胃を休め、野菜が少ないこの時季に不足しがちな栄養補給という意味合いもあるそうだ▼七草を浸した水に爪をつけ、柔らかくしてから切れば、その年は風邪をひかないとの言い伝えもあると聞く。七草がゆには最近ご無沙汰。今年は久しぶりに味わい、日本の伝統を再認識してみたいもの▼門松、しめ縄飾りも12月から1月にかけての風物 詩。年末にはミニも含めて小学校、公民館、事業所、団体などいろんなところで作られていた。児童が地域住民の手ほどきを受け、一生懸命に制作する姿はほほ笑ましかった。今月中旬ごろまでは、まだあちこちで見られそうだ▼これらが目に入れば何となく正月気分がよみがえってくる。もちろんいつまでも「気分は正月」でいたいものだが、残念ながらそうは問屋が卸さない▼だが待てよ。正月は三が日、松の内までというイメージがあり、松の内が明けるころには通常の生活に戻っているが、正月=1月だから31日までだ。「一年の計は元旦にあり」といわれる。だが年の始めを祝い、新たな目標や志を立てるのは1月中でもいい▼まだ新年の決意ができていない人は今からでも、何か始めたけどすでに三日坊主で終わった人は再度一年の計を立てよう。元旦には遅れてもまだ今年はたっぷり残っているし、新しい年の生活から見つけてもいいのだから。


平成29(2017)年 1月 9日 月曜日


  1. 復興へ願い込め 三柱神社会場に 児童生徒ら吟詠披露 柳川
     柳川市三橋町高畑の三柱神社と熊本地震被災地の復興に向けたイベントが、同神社で行われた。参拝客が見守る中、児童生徒らが吟詠を披露し、復興とともに「潤いのある一年に」とより良い年になるよう願いを込めた。

  2. あの頃の自分と再会 タイムカプセル開封 長洲町
     玉名郡長洲町の長洲小学校などで7日、タイムカプセルの開封が行われた。成人式に合わせて実施され、同校を卒業した新成人たち約25人が参加。中に眠っていた思い出の品を手にして小学校時代の記憶をよみがえらせあの頃≠フ自分と再会。旧友との話も弾んでいた。

  3. 米と梨は「6分」と 平山で作試し 今年の作柄占う 荒尾
     荒尾市平山の平山菅原神社(月田襄宮司)で7日、今年の農作物の作柄や天候などを占う作試しが行われた。200年以上続く伝統行事で地元住民らは作柄予想を見ながら今年の農作業への決意を新たにした。


     三池港から有明海へクルージングに出た。20分ほどで小さな島にたどり着く。海岸から約6キロ沖にある人工島・三池島だ。直径約92メートル。上陸することはできないが、周囲を漂いながら見ると、岸壁を覆う構造物や鉄柵などはさびて朽ち果てた様子がうかがえる▼大牟田沖の有明海には、同じく人工島がもう一つ。初島である。海岸から約2・5キロにあり、直径約120メートル。共に三池炭鉱の遺産。初島は1954年に完成し、坑内空気の排気に使われ、立て坑の深さは約190メートル。三池島は73年の完成で、立て坑の深さが約500メートル。坑内に空気を取り入れる入気専用だった▼現在、目に見える沖合の人工島はこの二つだけだが、三池の炭鉱開発では、あと二つの人工島があった。それは59年に深度約640メートルの立て坑掘削で完成した港沖立て坑(のちの四山鉱)と、58年から日鉄鉱業が高田町地先に手掛けた立て坑(同有明鉱)があった。両鉱は陸からの埋め立てで陸続きに▼三池炭田は、勝立付近に露頭する石炭層が有明海へ向かって傾斜角約5度で埋まっている。大浦坑などは地表から掘り進んだ。三川、有明の幹線坑道が地下350メートルに対して、四山は幹線坑道520メートルで、採炭は600メートル以上の深さで行われた▼大牟田市は、今年3月1日に市制施行100周年を迎える。同30日は三池炭鉱が閉山して20年だ。團琢磨は「石炭山の永久などありはしない。築港は産業を興す百年の基礎になる」と多くの財産を残し、それは世界遺産となった。その宝は今、生かされているのだろうか。


平成29(2017)年 1月 10日 火曜日


  1. ふるさとの温もり実感 市制施行10周年祝い30歳同窓会 みやまの変化紹介 定住呼び掛けも
     みやま市市制施行10周年を記念して8日夜、みやま市30歳同窓会が同市まいピア高田で開かれた。同市が誕生した平成19年に新成人だった約90人が出席。遠方から帰ってきた人もおり、10年ぶりに同級生らと再会し、ふるさとの温もりを感じていた。

  2. 大たいまつ引き回す 筑後の火祭り 勇ましく
     筑後市を代表する伝統行事「鬼の修正会」が8日夜、同市熊野の熊野神社であった。長さ15メートル、直径1.5メートル、重さ1トンほどにもなる3本の巨大なたいまつに御神火が点火されると、音を立てて一気に燃え上がり、燃え盛るたいまつを男衆が勇ましく引き回した。

  3. 大人の一歩踏み出す 成人式で自覚新たに 大木町
     三潴郡大木町商工会(近藤純久会長)の新春年始会が6日夜、大木循環センターくるるんなどであった。町内の商工業、農業、行政の関係者ら約110人が親睦を図り、町発展へ向けて決意を新たにした。


     家に花を飾る機会があった。華やか過ぎず、落ち着きのあるアレンジメントを頼んだのだが、それをどう置くかで随分と迷い、決めるまで時間がかかった。同じ物でも見る場所や角度が変わると見え方や感じ方は変化する▼先日行われた有明地区新春年賀交歓会。昨年までとは全く違う立ち位置で関わった。一歩引いた目で全体を俯瞰的に見る。ふと、これまで担当してきた役割の記者の動きが目に入った。危なっかしい部分もあるが、懸命に責務を果たそうとしているのがよく分かる。心配はするが、よほどのことがなければ手は出すまい▼若い記者たちはコンビの写真班。事前によく打ち合わせをして臨み、そして立派に役割を果たした。「いい写真が撮れましたよ」。にっこりと笑い、報告する時の安堵の表情が全てを物語る。当然、その一枚は紙面に載った▼いくら心配しても、動くのは自分ではない。任せるということは、とりもなおさず相手を信じるということだ。自分でやれば失敗は少ないのだが、それではいつまでも人は育たない▼人によって仕事へのアプローチや方法は違う。それを無理にこれまでのやり方に押し込めようとしても、うまくはいかない。そして、あれこれ手助けをするだけが人を育てる道ではない。相手を観察し、特性を理解し、信じて放り出すのも一つの方法だ▼違う立ち位置で仕事に臨めば、新たな発見がある。今回が、まさにそれであった。年賀交歓会がこれまでと少し違う景色に見えた。正面からやや左に向けて角度を付けて置いた花のよう。


平成29(2017)年 1月 11日 水曜日


  1. 基金受け入れ再確認 諫早湾干拓問題 特措法継続も要求 福岡有明海漁連
     福岡有明海漁連は10日、柳川市三橋町高畑の福岡県有明海水産会館で組合長会議を開いた。諫早湾干拓問題について、国が開門しない代わりに和解案として示している100億円の基金などについて協議が行われた。昨年12月の組合長会議で基金受け入れの方針を固めた同漁連だが、この日、あらためて受け入れ方針を確認。仮に基金案を受け入れた場合、毎年10億円以上に上る有明海特措法による再生事業が継続されるのか、出席した農水省農村振興局の幹部に確約を求めた。「引き続き予算確保に全力で取り組む」という回答だったという。

  2. 「110番の日」でキャンペーン "緊急時は慌てずに"
     「110番」の適切な利用を推進しようと、「110番の日」の10日、有明地域各地で警察による啓発活動が行われた。警察官は市民らにグッズやチラシを手渡し、緊急時には慌てずに電話し、相談事など急がない用件は「♯9110番」へかけるよう呼び掛けた。

  3. 有意義な締めくくりを 3学期始業式 児童生徒が元気に登校
     大牟田、柳川、大川、みやま、筑後市の小中学校や特別支援学校などで10日、3学期の始業式があった。曜日や祝日の関係で例年より長い18日間の冬休みを終えた児童生徒が登校。一年の締めくくりとなる学期を有意義に過ごそうと思いを新たにした。


     戦国時代の女城主を主人公とするNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」が始まった。女城主と言えば、柳川藩の初代藩主立花宗茂の正室・ァ千代姫だ▼井伊直虎をはじめ女城主伝説は、日本各地にある。だがァ千代は、それらとは一線を画する。言い伝えを基として後世につくられた記録や軍記物語ではなく、確かな史料で裏付けられた数少ない実在した女城主である▼ァ千代が生まれたのは戦国時代末期の1569年。織田信長から豊臣秀吉、徳川家康へと天下が移り変わろうとしている、まさにその頃。父は豊後(大分県)の戦国大名・大友宗麟に仕える重臣・戸次道雪▼その一人娘のァ千代が城主になったのはわずか7歳。譲り受けた城は滅亡した名族・立花氏の居城「立花山城」。福岡市と新宮町、久山町の境にある標高367bの立花山山頂からは、玄界灘や博多の街が見渡せた。大友氏の筑前支配の要衝である。道雪がこの山城の城主に命じられて移り住んだとき、ァ千代は2歳▼城主としては、宗茂を婿に迎えた13歳まで務めた。宗茂は、大友家の軍事を司る有力武将高橋紹運(筑前岩屋・宝満城主)の長男で当時15歳。婚儀の翌年、宗茂は「戸次」から「立花」に改名。島津掃討の働きで「忠義も武勇も九州一」と秀吉の評価を得た宗茂は、大友家から独立し、秀吉の直臣として柳川13万石の大名に取り立てられた。ァ千代にとって、思い出多き立花山から離れる寂しさはいかばかりか▼戦国の乱世を駆け抜けたァ千代、宗茂の人間ドラマ。大河の主人公として不足はあるまい。


平成29(2017)年 1月 12日 木曜日


  1. テクノパークを指定 グリーンアジア国際戦略総合特区 環境産業軸に集積期待 大牟田
     大牟田市は10日、同市四箇新町の大牟田テクノパークがグリーンアジア国際戦略総合特区地域として追加指定されたと発表。これで指定地域内の企業が特区の対象事業を実施する場合、法人税の軽減などの支援を受けられるため、環境を軸とした産業の集積・拠点構築への大きな弾みとなった。

  2. 大川家具新春展 海外市場を開拓へ 他国バイヤー招待 国内205社が新作出品
     今年の景気を占う家具関係業者向けの展示会「第49回大川家具新春展」が11日、大川市の大川産業会館などで始まった。同会館で158社、他の会場も合わせると205社が出品する日本最大級の規模。開場式では記念のテープカットに続いて、大川家具の初荷を載せたトラックが出発し、出席者が盛大な拍手で見送った。12日まで。

  3. みやま電力供給 来年度は全国展開 売り上げ倍増目指す
     みやま市の1月定例記者会見が10日、同市役所で開かれた。みやまスマートエネルギーの磯部達代表取締役が昨年の契約状況などを説明。電力自由化以来、同社の供給電力は2.8倍の伸びとなり、1万9423キロワット。3月末までに2万4200キロワット、約9億円の売り上げを目指す。さらに平成29年度はエリアを九州内から広げて全国展開し、売り上げも16〜17億円と28年度の2倍を目標に掲げた。


     「緊急時 あわてずあせらず 110番」。今月10日は「110番の日」、各警察署は同日、市町民の同通報の適切な利用推進へ啓発活動を実施した。最近はかなりの人がスマートフォンか携帯電話を持っているため以前より迅速な通報ができる▼それだけに気軽に利用しがちなのが問題。急を要しない相談などを「110番」へかけると、1分1秒を争う緊急な事件事故への対応を遅らせる原因となる。だから「110番は緊急電話 相談ごとは♯9110」とPRしている▼「福岡県内からの110番は、全て警察本部の通信指令室につながります。110番に電話すると、警察官が必要なことを質問しますので、落ち着いて、はっきり答えてください」とも▼110番通報の中には依然として無言電話やいたずら電話も含まれ、これが本来の緊急通報と重なれば出動などに支障が生じる恐れもある。緊急時に通報をためらわず、すかさず連絡していただきたい▼事件現場で犯人がまだ近くにいる時に隙をみて果敢にも通報することだってあろう。こんな時はなおさら警察官が尋ねてくることを確実に答えることだ。迅速で確実な通報が事件に巻き込まれた人たちの命を守る大きな力になるはず▼現実に起こる場面を想定した小学校での学習では児童や教職員が模擬通報を体験。そこでは「逃げた方向を伝えられなかった」との反省や「きちんと話を聞いてもらえて良かった」との感想も。「あわてない、あせらない、てきぱきと分かりやすく」。一つ一つの言葉が命を救う原動力になる。


平成29(2017)年 1月 13日 金曜日


  1. 諫早湾問題 有明海100億円基金受け入れ 福岡・熊本○ 佐賀× 3県漁業トップ協議 「再生の思いは一つ」と強調
     国営諫早湾干拓事業の開門問題をめぐり、福岡、熊本、佐賀県の漁業団体のトップが12日、熊本市の熊本県水産会館で協議した。開門しない代わりに国が和解案として示す、有明海再生に向けた100億円の基金の受け入れ可否について、3県で足並みをそろえようと協議したが、意見の統一はならなかった。基金を活用した再生を主張する福岡県と熊本県は賛成、開門が必要と訴える佐賀県は反対と回答が割れる形に。賛成2、反対1のまま各県で国に回答するが、「有明海再生を望む思いは3県同じ」と強調し、それぞれの考えを文書にし、回答に添えるという。

  2. 柳川らしさ「ゆるり旅」 御花修復工事見学も 36プログラム キックオフ会で発信
     水郷柳川ゆるり旅・春編のキックオフ会が11日、柳川市京町の金剛院で開かれた。同旅は今回の春編で11回目。柳川藩主立花邸御花での「大広間100年に1度の修復工事見学」や柳川の郷土玩具「柳川凧」の一つである子ども用の「子守凧」を作るものなど七つの新規プログラムを含めて36を準備。主催する水郷柳川旅物語企画会議メンバー、各プログラム実施者など約40人が参加し、「少しでも多くの人たちに来てもらいたい」とアピールした。

  3. 空き地 空き家 一体的に対策 市独自の条例を制定 4月1日から全面施行 大牟田
     大牟田市は地域の良好な生活環境の保全を目指して「大牟田市空き地及び空家等の適正管理に関する条例」を制定。この条例は国が制定した「空家等対策の推進に関する特別措置法(空家特措法)」を補完し、空家特措法にはない緊急安全措置など独自の規定が設けられ、空き地と空き家の対策を一体的に行うのが大きな特徴。現在は4月1日の全面施行に向けて、市民への周知を図っている。


     この冬最強の寒波がやって来る。すでに北日本では強い寒気の襲来で、暴風雪による交通障害をはじめ市民生活に影響が出ている。九州でも、今週末から週明けまでの気温がぐっと下がり、最低気温はマイナスとなる日々が続きそう▼寒波と言えば1年前を思い出す。大牟田市では、1月24日から25日にかけて最低気温がマイナス7・4度を記録。市内では、水道管の凍結による破損が相次ぎ漏水が数多く発生。各配水池の貯水量が急激に減少したため、市は市内全域で緊急断水を実施▼蛇口から水が出ない。陸上自衛隊をはじめ福岡、久留米両市水道局などによる給水応援。要配慮世帯へは、民生委員や市職員、地域住民らが安否確認と飲料水を持ち込んだ。医療機関や介護施設への給水活動が続いた。井戸水を自由に使ってと呼び掛ける市民。玉名の温泉施設が無料開放した。「災害派遣」と表示した自衛隊の車両が駆け回る市内は被災地だった▼全戸復旧したのは29日朝。減圧措置や市民への広報活動の遅れ、漏水被害状況の把握の不徹底など反省点が多かった。市はこれらを踏まえて寒波対応マニュアルを見直した。安心安全な水の提供に全力を尽くしてもらいたい▼水の供給を受ける側の市民の寒波対策も必要だ。屋外の露出した水道管は保温チューブで覆うなどの対策を怠りなくすべきである。破裂した場合は止水栓を閉めるなど応急処置を施し、漏水をできるだけ減らすこと。万一に備えて、飲料水や生活用水の確保を。行政も市民も、被害を最小限に抑える知恵を備えよう。


平成29(2017)年 1月 14日 土曜日


  1. もう梅の花満開 白秋と遊んだ 曾祖母も楽しんだ 柳川・古賀ふとん店
     柳川市旭町、古賀ふとん店裏庭に咲いている梅が満開となっている。同店の古賀大介さん(39)は「北原白秋と一緒に遊んでいたひいおばあちゃんが子どもの頃には咲いていたというから、150年以上前から植えられていたのではないでしょうか。年賀状にもこの梅の花を使ったこともあり、わが家のシンボルです」と話している。

  2. 市長選挙立候補事務説明会 予想の顔ぶれ2陣営 ほかに1人出馬を検討 荒尾
     荒尾市長選挙立候補事務説明会が13日、市役所11号会議室で開催され、予想された2陣営に加え、「出馬を検討している」という人物本人を合わせて計3陣営が出席した。新たに浮上してきた人物が実際に市長選に立候補するかどうかは、微妙な状況だ。

  3. 終息へ向かう 鳥インフル 搬出制限区域を解除 南関
     昨年12月に、玉名郡南関町上坂下の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生した問題で、熊本県はこの農場から半径3キロ以内の移動制限区域の養鶏場6戸で検査を行った結果、異常がなかったことを確認。12日午後10時に搬出制限区域(発生農場から3キロ〜10キロ以内)を解除した。


     成人式が終わり、1月も中旬。世は完全に通常モードへと戻ったようである。今でこそハッピーマンデー制度により1月第2月曜日が「成人の日」とされているが、1948年から1999年までは1月15日。時の流れで、そのことを知らない若者も多いのではないか▼成人式の原点は奈良時代以降の元服。15歳と教わっていた記憶があるのだが、11歳から16、17歳あたりまで地域などにより幅があったようである。いずれにしろ大人の仲間入りが今より早かったのは間違いない。15日が「成人の日」になったのも、元服に由来しているのだろうか▼かの織田信長が「人間50年」と舞ったように、昔はまだ平均寿命が短かった。子どもに大人の自覚を促すのも「より早く」と思ったのは想像に難くない。それが自立につながるのである▼成人式には元服のイメージは薄らぎ、多くの参加者にとって久しぶりに幼なじみや同級生と会うのが目的となっている感がある。だがその中から再会した相手のいいところなど見つけ、大人の道を歩む刺激にしてほしい▼今日の学校教育では「生きる力」を育むことが重要視されている。社会がどう変わろうと自ら学び、考えて判断、行動するとともに、他人への思いやりなど豊かな人間性も併せ持つことだ。まさに自立のため必要な力だ▼今年の冬休みも終わった。「生きる力」を高めるため、児童生徒の学びの日々がまた始まり、進級や進学が近づいている。一年を振り返り、「生きる力」を高めるため必要なことをみんなが考えてもらいたい。


平成29(2017)年 1月 16日 月曜日


  1. 勇壮に 的ばかい 長洲
     玉名郡長洲町の新春名物の裸まつり「的ばかい(破魔弓祭)」が15日、同町長洲の四王子神社一帯であり、締め込み姿の男衆約130人が激しく「的」を奪い合い、勇壮な伝統行事が同町内外から詰め掛けた観衆を喜ばせた。

  2. 江戸時代久留米藩御用絵師 三谷家粉本の魅力紹介 21日「雪舟と筑後」講演も 大川・清力美術館
     江戸時代の御用絵師一族・三谷家が残した粉本(絵の手本)の魅力を紹介する企画展「粉本にみる絵師たちの世界展」が、大川市立清力美術館で開かれている。約4600点に上る所蔵品の中から特徴的な作品を展示している。2月26日まで。

  3. 「大きくなって」と稚魚放流 全国豊かな海づくり大会 園児がソフトバンク選手と 筑後
     10月に福岡県内で開催される第37回全国豊かな海づくり大会福岡大会協賛行事の「リレー放流」が14日、矢部川支川の沖端川につながる筑後市の筑後広域公園内水路であった。市内保育所の園児約40人が、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの高谷裕亮捕手らとオイカワの稚魚を放した。


     福岡市動物園で飼育されていた絶滅危惧種で国の天然記念物、ツシマヤマネコの雌「ふみ」が死んだ。推定20歳という長寿。国内で飼育されているツシマヤマネコでは最高齢だった。ふみは1999年に長崎県の対馬で捕獲され、同園に移された。11匹を出産し種の保存に貢献▼大牟田市動物園では昨年、キリンの雄の婚活を大々的に行い、若い雌キリンを迎えることに成功した。婚活が話題を呼び、市民の協力の下で募金活動が展開、入園者数も大きく伸びた。このとき導入されたのが繁殖を目的とした貸借(ブリーディングローン)▼同園では2013年にゾウの「はなこ」が死んだ。アフリカゾウはワシントン条約で厳しく売買が禁止されている。そのため新たにゾウを手に入れることを断念せざるを得なかった。ゾウに代わる動物園の看板として期待されるのはキリンであり、婚活の成功は大きい▼こうした国内動物園での繁殖は、日本動物園水族館協会でも積極的に取り組んでいる。だが欧米のそれと比べると強制力が弱いという。国内では園施設が地方自治体所有が多く、個体の持ち出しに手続きが面倒であり、また、それ以上に都合のいい繁殖のタイミングがなかなか取りにくいらしい▼同園には、熊本市動植物園から地震被害で緊急避難中のユキヒョウがいる。その効果やキリン婚活で園の平成28年度入園者数も順調な伸びだ。これも同協会や園同士の連携から生まれた成果。将来、動物園から、ゴリラやゾウなどの希少動物がいなくなることのないよう願いたい。


平成29(2017)年 1月 17日 火曜日


  1. 精進や振興へ思い一つ 有明新報社 新年文芸入賞者を表彰
     有明新報社の平成29年有明新年文芸表彰式が16日、大牟田市有明町のだいふくで開かれ、一般の部入賞者をたたえた。出席者が今後の精進、文芸振興へ思いを一つにし、交流を深めた。

  2. 冷水かぶり火災よけ 木臼 豪快に放る みやま
     みやま市高田町江浦町 の二の丸・吉原地区の伝統行事、臼かぶりが15日、同地区内で開かれた。締め込み姿の若人衆が「ワッセ、ワッセ」の掛け声とともに地区内を練り歩き、水の入った木臼を豪快にかぶって 放り投げ、火災よけを祈願。沿道には地域住民、アマチュアカメラマンも多数詰め掛け、熱気に包まれた。

  3. 観光客もてなす 炭坑ガールズがライブ 荒尾盛り上げようと
     荒尾市盛り上げ隊「炭坑ガールズ」は15日、同市原万田の万田坑ステーションで万田坑おもてなしライブを開いた。赤や黄などカラフルな衣装を着たメンバーたちが歌や踊りのパフォーマンスを披露。寒空の下でも観光客ら訪れた人たちに笑顔を振りまき歓迎した。万田坑ステーション(荒尾市観光協会)、市が協力。


     柳川藩の儒学者である安東省菴生誕祭で主催者の顕彰会長が米国の次期大統領のトランプ氏を取り上げ、「自国のことを見直す機運が出てきている」と紹介。ホテルやデパートなどで客を迎えるときおなかの前に両手を置く姿を見ることがあるが、それは韓国の作法で、日本は両手を両足の届くところに置くのが流儀だという▼韓国の作法を否定するわけではないとしたが、「日本は日本の伝統文化を守りましょう」と呼び掛けていた。それに関連して「日本語の言葉は論語や漢語」として、省菴が柳川に残した功績をたたえたのだ▼省菴は小さい時から勉強が大好き。現在の小学生ぐらいの年齢の時に「論語」という中国の難しい本をすらすら読み覚えて、家族を驚かせている。その才能にいち早く目をつけたのは柳川藩主の立花宗茂▼省菴の逸話として有名なのが、明から日本に来ていた儒学者、朱舜水と出会い、自分の給料の半分を出して朱舜水を支え続けたこと▼省菴は給料の半分を朱舜水に提供してきたことで、粗末な食事をし、雨漏りでボロボロの家に住んでいたらしい。周りの人たちは心配したが、省菴は朱舜水の教えを受けられることがうれしく、貧しいことを少しも気に掛けなかったという▼省菴は80歳まで生きている。柳川藩の4人の藩主に仕え、藩の教育者として活躍。自分が開いた塾が後に藩校の伝習館になったのである。まだ、顕彰会員は少なくないが、子ども塾があり、子どもたちが学んでいる。柳川の日本の伝統を守り続けてもらいたい。


平成29(2017)年 1月 18日 水曜日


  1. 猛威振るうかインフルエンザ 福岡県内に「注意報」発令 大牟田 有明高専で学級閉鎖
     全国的にインフルエンザの流行が本格化している。全国の2017年第1週の報告数は定点値10・58人となり、注意報レベルの10人を突破。福岡県全体でも10・73人となり、今月13日には注意報が発令された。大牟田市では7・5人で注意報レベルには至っていないが、16日には有明工業高等専門学校で3年生の1クラスが学級閉鎖となった。市では「予防や対策を十分に行って感染防止に努めてほしい」と強く呼び掛ける。

  2. 恋のくにバレンタインを応援 観光や定住促進アピール 期間限定ショップ 28日から東急ハンズで 筑後
     「恋のくに 筑後」がバレンタインを応援―。筑後市の期間限定ショップが、福岡市のJR博多シティ内、東急ハンズ博多店2階にオープンする。恋≠イメージさせる同市のスイーツや特産品の絣商品などが並べられる。恋の神様「恋木神社」のオブジェと恋みくじも登場し、来店客らの恋愛成就を応援する。期間は28日から2月14日まで。

  3. アイデアロボット駆使 発明クラブ 小中学生がレースに挑戦 荒尾
     第15回荒尾少年少女発明クラブアイデアロボットコンテストが15日、荒尾総合文化センターで開かれた。参加した小中学生は、それぞれ製作したロボットを駆使しタイムトライアルレースに挑戦し優勝を目指した。


     「記者の方は、やっぱり文章が上手ですね。書くのが好きなんでしょう」。このようなことをいわれることがある。社交辞令であろうが、それでもそのたびに何ともいえず、面はゆい気がする▼文章を書くことを生業として幾年月。物書きの末席に身を置いている。いまだに「よく書けた」と思うことは、あまりない。むしろ「きちんと伝わったであろうか」と、気をもむことの方が多い▼先日、高校生エッセーの表彰式を取材した。最優秀賞を獲得した作品を読むと、とても爽やかな文章だった。奇をてらうことなく、自分を良く見せようとするわけでなく、高校生が経験を通じて感じたことを素直に表現している等身大の文章。そんな印象だった▼表彰式のとき、もう一つ感銘を受けた。講評を述べたのは大手新聞社の東京本社論説委員、文化部長などを経て現在、大学の客員教授を務めている人だった。物書きとしての大先輩▼その人は「文章を書き始めて50年になります。しかし、よく書けたと思ったり、苦しんだりの繰り返し。それは今も同じなんです」。少し驚きだった。当然、長い経験の中で文章作成力は一流のはず。その人ですら、いまだにそうなのか▼書く上で大切なことを若い高校生に伝える姿や言葉に引き込まれた。特に「どんなテーマでも、書く材料がないはずはない。心に釣り糸を垂らし、引っ掛かったものを静かに引き上げる。それを、気持ちを込めてつづってください」。言葉が深く心に残った。高校生より、勉強をさせてもらったのはこちらの方だった。


平成29(2017)年 1月 19日 木曜日


  1. 鳥インフル 移動制限解除へ 消毒ポイント撤去 きょう対策本部解散 南関
     熊本県は玉名郡南関町上坂下の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザについて、19日午前0時に発生農場から半径3キロ以内の移動制限区域を解除する予定。これを受け、南関町では同日午後3時から町防疫対策本部会議が開かれる。

  2. 授業中 小4死亡事故 倉重市長「痛恨の極み」 大川市議会へ説明と陳謝 安全調査委で原因究明
     大川市川口小学校で授業中、4年生の男子児童がゴールの下敷きになって死亡した事故を受け、同市議会の臨時全員協議会が18日、市役所で倉重良一市長ら執行部も出席して開かれた。市教育委員会が議員に事故の概要を説明した。

  3. イノシシ相談急増 "地域ぐるみの対策を" みやまで講習会
     平成28年度みやま市鳥獣被害防止対策講習会が、同市瀬高町長田のJAみなみ筑後東山支所で開かれた。全国的にイノシシなどによる被害が増加している中、同市でも本年度の相談件数が急増。行政や猟友会だけによる対策では限界があるとして地域でも緩衝地帯の設置、鳥獣の餌となるごみの処理方法など協力を呼び掛けた。


     大学入試センター試験が行われた。有明地域では、大牟田市岬町の帝京大学福岡医療技術学部と、大川市榎津の国際医療福祉大学福岡保健医療学部でも行われた。いずれの会場もトラブルなく終了。受験生やその周りで支援する家族なども安堵したことだろう▼センター試験の前には共通一次があった。その共通一次が始まる数年前に、入試の門をくぐり抜けた世代としては、それらは非常に分かりづらい存在に感じる。センター試験などは、私立大学も取り入れるところが多く、地元の会場となった大学でも導入している▼そのセンター試験は2019年度が最後の実施となる。同時に全ての高校生を対象とする基礎学力を試すテストが行われる。翌20年度からは大学入学希望者が受験する学力評価テストが実施される見込み。センター試験廃止の理由は、たった一度の記号式テストで受験生の力量を測るわけにはいかないということらしい。「2020年問題」だ▼それより前に訪れる「2018年問題」。この年から大学を受験する18歳人口が減少傾向となる。大学の生き残りを懸けた取り組みが始まる▼受験生が大学を選ぶ基準は、学びたいことが学べるか、そして卒業時の就職状況などが大きな判断材料。そのためには充実したカリキュラムの構築が欠かせない▼もう一つの課題として、地元の大学には、有明地域の高校と強い連携で受験生を獲得し、就職先となる地元企業の受け皿も広げてもらいたい。「地元で学び、地元で働く」ということは、元気な地域づくりの原点ともなるから。


平成29(2017)年 1月 20日 金曜日


  1. 古民家改修ほぼ完成 中島商店街活気づける拠点施設 柳川市 来月25日オープン 仕上げの掃除 参加募集
     柳川市が内閣府地方創生推進室の地方創生加速化交付金の適用を受けて実施しているワッセ!なかしまプロジェクト「歴史に彩りを加えた中島商店街イノベーション事業」の拠点施設「交流館なかしまワッセ!」がほぼ完成。29日に最後の「お掃除ワークショップ」が行われ、2月25日にオープンし、イベントで祝う。

  2. 冷え込みで甘さ増す 西日本一の産地 セロリ収穫 最盛期みやま
     西日本一のセロリ産地、みやま市で収穫の最盛期を迎えている。生産者が早朝からビニールハウスで収穫作業に大忙し。同市瀬高町長田のJAみなみ筑後東山選果場には朝採りされた新鮮なセロリが運び込まれ、関東や関西、九州各地などに向けて出荷。作業を進める同JA瀬高町セルリー部会部会長の瀬口隆治さん(54)は「冬場のセロリは、冷え込みで甘さが増しておいしい。爽やかな香りも特長。みやま産のセロリは、筋が少なく食べやすいのでぜひ味わって」とアピールしていた。

  3. 強く、優しく、気炎せよ 荒尾JC 新年祝賀会で誓う
     荒尾青年会議所(前田和仁理事長)の2017年度新年祝賀会が18日夜に荒尾市本井手のホテルヴェルデで開催され、同JCの現役やシニア会員、近隣JCメンバーや来賓など約140人が参加。荒尾JCの2017年度スローガン「強く、優しく、気炎せよ!〜Emotion ARAO〜」を胸に地域おこし、まちづくりなどの活動に尽力することなどを誓った。


     昔、入江に出入りしていた唐船との貿易で栄えていた「せなが長者さん」が家で飼っている猫がいた。この猫はけんかが強く、このあたりには勝てる犬や猫はいないというほど。ある日、唐船の船主さんと長者さんが酒を酌み交わしていた時のことだ▼船主さんは「お互いの宝物を賭けて私の犬と勝負しましょう」と申し出た。船主さんの犬もこれまでけんかに負けたことがなく、自慢の愛犬だったからである。長者さんは即座に承知。猫と犬の決闘が始まった▼すさまじい闘いをして、その果てに猫が勝利。犬は死んでしまった。そこで長者さんは金の茶釜を手に入れ、荒尾郷を治めていた小代家に間もなく献上した。しかし、猫はこの闘いでの深手が原因で数日後に命を落とした▼これを哀れんだ長者さんはほこらを建てた。これが「猫宮」や「猫社さん」と呼ばれるようになった。ここの大字は「荒尾市一部」だが行政区名は「猫宮」。毎年1月10日に「猫大明神まつり」が行われている▼人だけでなく猫の無病息災も願い、安産成就や交通安全、ネズミよけや家事災厄よけ、金運上昇などにもご利益があるという最近は存在が広く知られ始め、市外を含めた区外からの参拝も増えているとか▼このまつりを十数年ぶりに訪れた。世話方を務める地元の皆さんは大歓迎してくださった。そしてみんな笑顔。「招き猫」みたいな表情だ。付近を見渡すとあちらこちらに猫の姿。自分が主のように堂々としている。にゃんとも非日常の世界に浸って、ゆったりとした時間が過ごせた気がした。


平成29(2017)年 1月 21日 土曜日


  1. 全国唯一 大江に継承 国の重要無形民俗文化財 幸若舞奉納し五穀豊穣願う みやま
     全国で唯一、みやま市に継承されている幸若舞が20日、同市瀬高町大江の大江天満神社で奉納された。幸若舞保存会が5曲を上演し、最初の演目「日本記」は大江小学校の児童も担当。国の重要無形民俗文化財に指定されている優雅な舞楽で五穀豊穣を祈願し、会場には多くの人が詰め掛けた。

  2. マグロ求め参拝客が列 諏訪神社で「二十日えびす」 筑後
     筑後市山ノ井の諏訪えびす神社で20日、一年の商売繁盛や無病息災などを願う「二十日えびす大祭」が開かれた。えびす鍋(黒豚汁)やたる酒の振る舞いをはじめ、重さ66キロほどある本マグロの解体ショーと即売会も実施。小雨交じりの天候で冷え込む中、厚着をした参拝客がマグロを買い求めようと列をつくった。

  3. 三池港の歴史語る 絵はがき10種類を作成 世界遺産PR 来港者へプレゼント 大牟田
     世界文化遺産に登録された三池港の魅力を多くの人に広く伝えようと、大牟田市の三池港にぎわい交流拠点づくり推進協議会は港の歴史を語る「三池港来港記念ポストカード」を作成。展望所を訪れた人に無料で配布している。絵はがきは全10種類。希望者はスタンプで日付を押印することもできる。


     イノシシが住宅街で出没。注意が必要だ。今年に入り、本紙の「こちら110番」でも頻繁に発見通報が続いている▼荒尾署管内の1月3日午後6時18分「大島の四山神社付近で黒豚様の動物1匹が徘徊しています」交番員出動。イノシシ3頭を発見。山へ逃げ帰った/大牟田署管内の13日午前0時51分「三川町の駐車場にイノシシがいます」交番員出動。体長1メートルほどのイノシシ1頭がいたもよう。発見にいたらず/同署管内の15日には午前9時ごろ浪花町で、午後8時ごろ早米来町で発見通報▼県境近くの四山公園を中心にイノシシが行動していることが想像できる。この辺りは同公園から、大牟田市の四山工業団地一帯まで、広い範囲で茂みが広がっている。姿を隠しやすいし、ねぐらをつくるのに都合が良さそう▼ただ、餌が豊富な環境とは言い難い。そこで周辺の住宅街に出没しているのだろう。浪花町付近では家庭菜園のジャガイモが掘られる被害が確認されている▼イノシシは、土を掘り返す能力にたけている。力が強く、鼻先で70キロほどのものを持ち上げる。1メートルほどのジャンプ力があるし、20センチほどの隙間もくぐり抜けてしまう。神出鬼没の有害鳥獣である。牙もあることから、非常に危険▼万が一、遭遇した場合は、急に走ってイノシシを興奮させないこと。なるべく背中を見せないようにして、ゆっくりと後退するように。街中にイノシシが寄り付かぬよう、餌となる残飯やごみを放置しないこと。彼らも命懸けで生きていることを、お忘れなく。ご注意を。


平成29(2017)年 1月 23日 月曜日


  1. 有明海沿岸道路 徳益―柳川西IC間 自動車専用道 9月に開通 大牟田―大川間が直結 広域交通や経済活性化に期待
     平成29年度内の開通を目指している有明海沿岸道路の柳川市内、徳益IC(インターチェンジ)―柳川西IC区間の約4.5キロが、今年9月に開通する見込みであることが明らかになった。これによって福岡県内の有明海沿岸4市(大牟田、みやま、柳川、大川市)が高架などの自動車専用道路で直結。広域交通ネットワークの形成で地域経済のさらなる活性化が期待される。

  2. 白秋しのび歌声響く ゆかりの地で生誕祭 南関
     玉名郡南関町で生まれた詩聖北原白秋をしのぼうと22日、同町の南関御茶屋跡で「白秋生誕祭in母の里なんかん」が開かれた。来場した約60人は白秋も訪れた御茶屋跡で白秋にちなんだ歌などを楽しんだ。

  3. 大切な文化財 火災から守ろう 大川、みやま 地元住民ら放水訓練
     「文化財防火デー」(26日)を前に22日、大川とみやまの両市で防火訓練が行われ、大切な文化財を火災から守ろうと、地元住民や消防関係者らが訓練に取り組んだ。


     自然豊かな山間部にある知人の家を訪ねた。ずいぶん久しぶりだ。「訪ねた」と書いたが1年半ほど前からだろうか、空き家になっている。門扉や塀がないので敷地に入ることはできるのだ。外からちょっと見たら、住人がいると思う人もあるだろう▼子どもの頃から親と一緒に時々訪問していたものだ。4世代同居だった当時で築100年超と聞いていたので、今は150年くらいだろうか。時がたつとともに家族も減り、老夫婦2人暮らしに▼十数年前に夫が病を得て闘病生活を送るようになり、夫婦だけでの生活はしんどいと、特急電車が停車する駅の近くに住む息子夫婦の家で同居することに。寂しがらせたくないと、そのころ寝たきりになっていた夫の妹には伝えないままだったという▼今はそう感じないが、幼い頃はえらく大きな家だと思った。家の裏には清流が流れ、昔は水遊びも楽しませてもらい、おいしい井戸水も。主がいなくなってからは親戚が集まり、バーベキューやホタルを見る会をしたそうだ。過疎化が進み、近くの小学校も廃校。住民の交流施設になっていた。これも時代の変遷だ▼核家族化の進展などにより、各地で空き家が増加している。折しも柳川市内に古民家を改修した商店街イノベーション拠点施設がほぼ完成したという▼ある程度でも人が集まる場所にあれば空き家活用法も検討されているが、過疎地の集落などではそうもいくまい。知人の家が長く忘れられず、時折みんなが集まって旧交を温める場所であり続けるよう願う。


平成29(2017)年 1月 24日 火曜日


  1. 市制100周年宣伝部長 大牟田 なかじートークで笑顔に まちの"よかとこ"再認識
     大牟田市制100周年記念事業、なかじーとトークしよう!「おもろい大牟田」(大牟田ユネスコ協会主催)が22日、同市有明町のだいふくで開催され、約110人が来場。市制100周年宣伝部長の中島浩二さんが講演し「大牟田のいいところは、何といってもそこに住む人の素晴らしさ」と強調した。またフリートークでも郷土のよかとこ≠再発見した。

  2. 音楽の楽しさ伝える 市民楽団864! 太鼓や小中学生と共演 荒尾
     荒尾市民楽団864!(宮川美香団長)の「第5回定期演奏会〜設立5周年記念〜音楽を未来へ繋ぐ演奏会〜」が22日、荒尾総合文化センター大ホールで開かれた。和太鼓とのコラボ、小中学生との共演もあり、音楽の楽しさを伝えた。

  3. 日本とチベットの心歌う 国際ソロプチミスト大牟田 バイマーヤンジンさん コンサートに350人
     国際ソロプチミスト大牟田(新山真理会長)は22日、大牟田文化会館小ホールでチベットの歌姫、バイマーヤンジンさんのトーク&コンサートを開いた。約350人が来場し、母国や日本、教育などへの思いを語ったトークと、心に響く歌声に耳を傾けた。


     南関町の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザが終息した。とにもかくにも感染が広がらずに、防疫対応を終えることができて何よりである▼昨年の暮れになって発生した鳥インフルエンザ。「本当にこの有明地域で」と耳を疑う災いであった。熊本県では、2014年の多良木町に次ぐ2例目だった。県の前回と同様の迅速な対応をはじめ、町や自衛隊などと共に官民を挙げた取り組みの成果だ▼ウイルスは、渡り鳥が運んでくるといわれている。それら野鳥のふんに触れた動物や人、車などから養鶏場に入り込む。農林水産省では、発生養鶏場を調査した結果、数aの隙間が数カ所あったり、小動物の死骸を見つけたことを発表している。因果関係とは結び付かないが、それだけ徹底した施設整備が求められている▼この冬は、国内外で鳥インフルエンザが猛威を振るっている。有明地域では養鶏場が数多くある。今後も緊張感を持って、防疫強化に努めなければならない▼今回の移動・搬出制限により売り上げが減少した周辺の農家などへは、国と県から補助があるという。鶏約9万2千羽を殺処分した発生養鶏場にも、国からの補償手当があるらしい。全て元どおりとはいかないだろうが、大きな痛手とならずによかった▼厚生労働省などによると、鶏の肉や卵を食べて人に感染したという事例は報告されていない。だから風評被害を起こさないように、正しい知識と情報で冷静に対処しなければならない。万が一の場合は、早期発見と迅速な対応で、被害の最小限を心掛けねば。


平成29(2017)年 1月 25日 水曜日


  1. スチール缶リサイクルを 全国ポスターコンクール 羽山台小が特別賞受賞 大牟田
     大牟田市羽山台小学校(宮下哲夫校長)が第11回スチール缶リサイクルポスターコンクール(スチール缶リサイクル協会、日本製缶協会など主催)で特別賞の学校団体活動賞を受賞した。23日に応募した4年生が市役所で安田昌則教育長へ報告。「これからも自分にできることを」と環境に優しい社会づくりへ思いを深めた。

  2. 日本文化に触れワクワク ガールスカウト 団員が着付け体験 大川
     大川市を拠点に活動するガールスカウト福岡県第23団(宮崎ひろみ団委員長)の着物着付け体験が22日、同市大川コミュニティセンターであった。年長児から中学生までの団員15人が参加し、色とりどりの着物でおめかしした。

  3. “甘くてとろとろ” 手作り豆腐に舌鼓 南関三小
     玉名郡南関町南関第三小学校(大木洋一郎校長)の3年生が、同校で豆腐作りに挑戦した。児童は納豆や豆腐を製造している丸美屋の社員から指導を受け、手作りの味に「甘くて柔らかい」と舌鼓を打っていた。


     間もなく柳川雛祭り・さげもんめぐりが始まる。柳川の至る所でさげもんが展示され、城下町にマッチしてまちが明るくなる。さげもんめぐりは柳川の春最大のイベントで、多くの観光客が見物に訪れ、にぎわい創出にもつながる▼さげもんはつるし飾りの一つ。女児の生まれたところはその一生の幸せを願い、ひな壇は父方の実家、さげもんは母方や母親、祖母が用意するのが風習。柳川さげもんは城内の奧女中が着物の飾り布で、子どものおもちゃや琴爪入れを作ったのが始まりとされる▼果物や動物の飾りなどを作ってつるすのだが、とにかくきれい。いまは柳川だけでなく、各地でさげもんが見られるようになった▼28、29日に柳川市民体育館でさげもん・柳川まり・手芸品の作品発表と展示即売がある。さげもんは約500点販売されるが、九州内はもちろん、中国地方からも訪れていて、多くの人出だったことを覚えている。ほかに柳川まりなども出品されていて、会場は華やか▼柳川でのイベントだが、2月11日の「おひな様始祭」でスタート。この日から柳川商店街は、ときめきひな灯りと巨大さげもんの展示も始まる。期間中は掘割で「おひな様水上パレード」「流し雛祭」も予定されている▼この他、柳川では雛めぐり舟が運航し、着物を着た人でにぎわう「柳川きもの日和」「おひな様里親さがし」「おひな様フォトコンテスト」も行われる。古き町並みが残る裏路地でひな飾りを楽しむ「恵美須ひな小路」も。家族、仲間でさげもんを巡ってみては。


平成29(2017)年 1月 26日 木曜日


  1. 白秋132回目誕生日祝う 生誕祭 大八車でパレード 母校矢留小児童が献詩や合唱 柳川
     柳川市出身の詩聖、北原白秋生誕祭が25日、同市内であった。柳川白秋会(大城昌平会長)の会員や白秋の母校・矢留小学校の児童などが沖端地区内を大八車を引いてパレード。白秋詩碑苑では式典が催され、白秋の132回目の誕生日を祝った。

  2. 海外で大川家具PR 組み立て式茶室を出展 米国グラミー賞会場へ
     家具、建具などの基幹産業振興を図ろうと、大川市は海外販路拡大プロジェクト「OKAWA1536」をスタートさせる。第1弾として、2月に米国ロサンゼルスである音楽業界最大のイベント「グラミー賞」の公式ギフトラウンジへ、大川の伝統技術を集めた組み立て式茶室を出展。メディアへの露出や、出席する著名人によるSNSでの拡散などに期待を込める。

  3. 市長選準備進める 荒尾市選管 初の18歳投票で啓発も
     29日に告示される出直し荒尾市長選挙に向けて、同市選挙管理委員会(森田英之委員長)は準備作業を進めている。期日前投票所の設営作業は25日までにほぼ終了。投票所入場券は23日に発送しており、遅くとも告示前日の28日までに市内の有権者に届く予定だ。


     ここ数日、非常に寒い日が続いている。なかなか日中の気温も上がらない状況だ。「大寒」から「立春」までが1年で最も寒い時季といわれている。この頃を真冬と捉えていいだろう。今年の「立春」は2月4日。暦の上では、春になる。こう冷え込みが強いと、早く暖かい春が来ないかと待ち遠しい▼1年前のことになる。昨年の1月24日から25日にかけて、九州北部地方へ非常に強い寒波が流れ込み、有明地域は大雪に見舞われた。大牟田では、水道管が凍結して破損。市内全域の約5万4千戸で「緊急断水」というかつてない事態に陥った▼まちには給水車が走った。寒空の中、ポリタンクを抱えた人が長い列をつくった。順番を待つ高齢の女性は「まさか、こげんかことになるとは思わんやった」と声を震わせた。あの日あの時、大牟田はこれまでテレビの中の出来事と思っていた被災地≠フ姿そのものだった▼しかし、あらためて確認されたことがある。人のつながりや温かさだ。編集部には、井戸水が出る人から使ってほしいと呼び掛ける人や、復旧したのでまだ水の出ない人のためにボランティア給水を申し出る商店街の人たちの情報などが次々と舞い込んできた▼給水に来た人は「本当に人の優しさが心に染みた。頂いたのは、水だけではない」と言って、ペットボトルを胸に抱いた。人間関係が希薄になったと嘆かれる時代。極寒の緊急事態の中、そこで目を覚ましたのは、誰かを思いやる温かく優しい心だった。世知辛いといわれる世の中、まだまだ捨てたものではなかった。


平成29(2017)年 1月 27日 金曜日


  1. 市防犯協が解散統合へ 柳川市と新協会設立 みやま
     みやま市防犯協会(会長・西原親市長)の臨時総会が25日、同市のまいピア高田で開かれた。平成22年に瀬高警察署が柳川警察署に統合され、柳川署管轄となっているみやま市。同市防犯協会と柳川市防犯協会を解散統合して、柳川・みやま地区防犯協会とする議案などが審議され、承認された。3月31日で解散し、4 月1日に新協会が発足す る。2月8日には柳川市防犯協会も総会を行い、ここで承認されれば統合が正式決定する。

  2. 「高千穂の夜神楽」舞う 水田天満宮 初天神開運大祭、書道展も 筑後
     筑後市水田、水田天満宮の初天神開運大祭が25日、同天満宮境内であった。本殿そば、心字池にある神楽舞台では国重要無形民俗文化財に指定されている「高千穂の夜神楽」が公開され面をかぶった舞い手が太鼓や笛の音色に合わせ舞を披露。100人以上の参拝客らが池を囲んで舞台を鑑賞。書き初め奉納書道展や餅つき大会なども行われた。

  3. 地域の宝 火災から守ろう 「文化財防火デー」に訓練 大牟田・荒尾・南関
     「文化財防火デー」の26日、大牟田市と荒尾市、玉名郡南関町で防火訓練が行われた。地域の宝を火災から守ろうと、消防職員らが放水訓練などを行った。


     大相撲の稀勢の里関が、第72代横綱へ昇進した。日本出身力士としては、1998年夏場所後に昇進した3代目若乃花以来19年ぶりの誕生で、2003年に貴乃花が引退してから14年ぶりの復活となる。新横綱の活躍が楽しみだ▼稀勢の里関が土俵に上がったのは2002年。04年に新入幕したとき、先代師匠の故・鳴戸親方(元横綱隆の里)からしこ名を授かった。「稀な勢い」と大きな期待が込められた。稀勢の里関の表情が控えめなのは、先代の教えで「感情を表に出せば相手と土俵に失礼。心は熱く、だが淡々と闘え」を守り通しているから▼新横綱の土俵入りは「雲龍型」に。鳴戸親方の「不知火型」にするかどうか悩んだようだが、「昔から憧れがあった」と雲龍型に決めた。現役横綱では鶴竜も雲龍型で、白鵬と日馬富士が不知火型になる▼雲龍型と言えば、地元柳川市大和町の出身で第10代横綱の雲龍久吉が元祖である。四股を踏んでせり上がりの際に、不知火型が両手を広げるのに対して、雲龍型は左手を胸近くに当てて右手だけを伸ばす。左手が守りで、右手が攻めを示し、攻守を兼ね備える。綱の結び目は雲龍型が一つで、不知火型が二つ▼大和町には「雲龍の郷」という施設がある。敷地内には、シンボルとして直径30メートルの相撲ドームがあり、相撲大会が開かれている▼この大会では地元出身の琴奨菊関が活躍。角番で迎えた初場所は、5勝10敗で大関から陥落した。今場所で稀勢の里関に唯一土をつけたのは琴奨菊関であり、意地を見せた。次の場所の巻き返しを願いたい。


平成29(2017)年 1月 28日 土曜日


  1. 市民センター検討委 瀬高公民館敷地 443号バイパス沿い 用地2案に 大ホール 可動800席で体育施設兼用 みやま
     みやま市総合市民センター(仮称)基本計画検討委員会の第4回会議が26日、 同市消防本部会議室であった。用地については前回の会議で「瀬高公民館敷地」と「国道443号バイパス沿い」の2案で大きく割れているため、委員会では一つの案に絞ることはせずに市へ提案する方針を固めた。センターの大ホールは可動式800席とし、体育施設として兼用できる形にすると意見がまとまった。

  2. 太陽光活用し地域貢献 南関町などへ寄付金贈る 熊本いいくに県民発電所
     玉名郡南関町下坂下の熊本県公共関与産業廃棄物管理型最終処分場「エコアくまもと」の屋根を活用し、太陽光発電を行っている熊本いいくに県民発電所(石原靖也代表取締役社長)が26日、同町とNPO法人くまもと温暖化対策センターへ寄付金を贈った。

  3. 色そこそこ 味良し 冷凍網のり 初入札に1億4千万枚 福岡
     福岡県沖有明海産のりの入札会が27日、柳川市大和町中島の福岡有明海漁連共販センターで開かれた。冷凍網の初入札会となり、一番摘みを中心に1億4040万6700枚が出品さ れ、全国各地からバイヤー約200人が訪れた。福岡、佐賀県では網の張り込みが異例の年明けにまでずれ込み、本来予定していた1月上旬の初入札会も中止になっていた。この日の入札会には枚数もそろい、関係者からは「全体的に質良くまとまっている」と安心する声も聞かれた。


     「大きな災害が発生した時にはパトカーや救急車、消防車などはすぐには来ないので、頼りになるのは隣組です。隣近所が助け合い、手をつなぐことが万一の際の力になります。災害はあってはならないものですが、その備えは、しっかりとしておきましょう」▼荒尾市内の公民館で開催された防災講演会で公民館長が集まった地域住民に呼び掛けた。22年前の阪神・淡路大震災、6年前の東日本大震災、さらには昨年の熊本地震でも「共助」の重要性があらためて注目された▼自治体や公的機関によるものが「公助」。大規模災害時にはスポットでの助けは得られにくい。その一方で被災した際には自身や家族の力による「自助」にも限界がある。高齢者、障害者などの要支援者の場合、それは顕著だ▼「向こう三軒両隣」。これは災害時だけでなく、日常生活の大きな力となる。連れ合いに先立たれ、ひとり暮らしになっても近所の人たちとのコミュニケーションが生活そのものはもちろん、心豊かな暮らしを支えてくれる▼建物の耐震化には時間と多額の費用を要するが、室内の家具などの転倒防止対策は、時間とお金があまりかからず、すぐにでも対応できることから最初にできる「自助」ともいえる▼防災講演会では市の担当職員が安全な家具の配置や固定方法などを分かりやすい動画などを使って説明した。参加した住民たちは防災、減災への思いを高めただけでなく、近所付き合いの大切さも実感、笑顔で声を掛け合っていた。これが防災力向上に直結するはずだと確信した。


平成29(2017)年 1月30日 月曜日


  1. 市政前に進めるのはどちら 新人、前職が一騎打ち 荒尾市長選
     前市長の辞任に伴う荒尾市長選挙が29日に告示され、無所属新人で元市総務部長の浅田敏彦候補(56)、無所属前職で元県職員の山下慶一郎候補(57)=届け出順=の2人が立候補。7日間の激しい選挙戦の火ぶたが切られた。

  2. "郷土発展し後世へ" 市誕生10周年 盛大に みやま
     みやま市制施行10周年記念式典が29日、同市のまいピア高田で開かれた。市民をはじめ、近隣市町や国、県などの関係者約500人が出席し、節目の年を盛大に祝福。西原親市長が「大きな可能性を持った郷土をさらに発展させ、後世に引き継ぐ」と決意を述べ、次の10年に向け新たなスタートを切った。ヨコクラ病院理事長で今年10月に世界医師会長に就任する、日本医師会の横倉義武会長による記念講演も行われた。

  3. 「さげもん一色」 祭り前に展示即売会 柳川
     柳川雛祭り・さげもんめぐりを控え、さげもん展示即売会が28、29の両日、柳川市民体育館で開かれた。さげもん約500点、柳川まりなどが約3千点ほど並び、多くの人たちでにぎわった。


     平成29年「有明新年文芸」一般の部小説部門で、佳作に選ばれた小川七次さんの作品「どんこんこんこんの兵長さん」を、きょう30日付紙面から紹介を始めます▼小川さんは昨年暮れの12月26日、今回の入賞を知ることなく他界された。享年96歳。先日の新年文芸表彰式の開会式前に、小川さんのご息女がしたためられた手紙を頂戴して、知ることとなった▼手紙によると、小川さんは15年ほど前から療養を続け、病床で作品づくりに励まれていた。手が動く間は絵や短歌、小説を書いていたが、3年くらい前からは口述で少しずつ、つづり上げていた。最後は声が出なくなり、目も見えなくなってしまい、口パクで単語を探すようにして積み重ねた▼口述筆記は、病院でリハビリを担当された女性Aさんが行った。何度聞き返しても分からず、互いに疲れ果て『もういい』と終わりになることも度々あった。そんな状態の中で昨年11月上旬、Aさんから小説が出来上がったと聞いた家族は、ただただ驚くばかりだったという▼亡くなる数日前、ご息女が「お父さんが一番楽しかったのは何」と聞かれた。それは若いときに強かった剣道でもなく、俳句でも絵でもなく、最後に尋ねてみた「小説?」に、ウンウンとうなずかれたそうだ▼表彰式には、家族の願いもあって、Aさんが代理で出席。きっと小川さんも一緒に、表彰状を受けられたことだろう。最後に、この「むつごろう」欄のタイトル絵も小川さんの作品であることを紹介し、創作に情熱を持ち続けた故人の安らかな眠りを祈りたい。


平成29(2017)年 1月31日 火曜日


  1. 日独自治体エネルギー会議inみやま 電力地産地消を考える 取り組み学び合う 市内児童の発表提言も 2月6、7日
     日独自治体エネルギー会議inみやま(環境省主催、みやま市、みやまスマートエネルギー共催)が2月6、7日、みやま市のまいピア高田で開催される。ドイツから4団体、日本国内からは同市をはじめ、約30自治体などが参加。地域に密着したエネルギー事業を展開するドイツの自治体都市公社「シュタットベルケ」の取り組みを学び、日本国内での電力地産地消の拡大を模索する。7日は午前9時から、まいピア高田で市民フォーラムも開かれ、一般の人も入場できる。

  2. 161人が自慢ののど披露 大川音楽祭2次予選 客席から声援も
     第35回古賀政男記念大川音楽祭で行われるコンクールの2次予選が29日、大川市文化センターであった。テープ審査を通過した161人がステージで自慢ののどを披露し、客席から「良かったよー」と声援も上がった。

  3. 100周年まであと30日 職員が人文字で盛り上げ 大牟田
     大牟田市制100周年特別記念事業となっている大牟田市民舞台劇の練習が今月、始まった。公演のちょ うど1年前になる28日に は、2回目の練習が大牟田文化会館であり、出演者やスタッフが発声などの基礎練習に挑戦した。


     大牟田市玉川校区の行事で、玉川小学校児童による「玉川米はかり踊り」を見た。元禄時代に始まったとされる米はかり踊りが、玉川にも明治後期に伝わったという▼その後は地元の女性が引き継ぎ、今では同校5年生が伝統を受け継いでいる。ユーモラスなしぐさの中に、上納米を完納しようと頑張る農民たちが農作業のつらさ、苦しさを紛らわし、元気を取り戻そうとするたくましさが表現されていると聞く▼文化財指定を受けたり、あちこちから見物客が訪れるなど広く名の通ったものでなくても、郷土の伝統芸能、古くから伝承されている祭りはどこにもある。昨年秋の伝統芸能紹介イベントでは米はかり踊りに加え、上内地区の銭太鼓踊りとひゅうたん廻し、黒崎地区のがたいね踊りも演じられた▼地域のシンボルとしてずっと継承されてほしいが、少子化は大きな課題だ。実際に子どもの参加が途絶えていたある伝統行事では、地元の子ども会に呼び掛けて復活させたが、何年か後にまた元に戻ってしまった。残念だが、このような例は他にもあるはず▼同校では農業学習の一環として保存会と連携し、踊りを続けている。このような形で継承を図るのが望ましいかもしれない。何より自分たちの住む地域をより深く知り、郷土をもっと身近に感じるきっかけにもなるのだから▼地域の良さを発信しようと、学習している子どもたちもいる。時が流れる中で、埋もれてしまった宝がまだあるかもしれない。取材を通して、そんなものを探すことができれば…と思う。