平成27(2015)年 9月 1日 火曜日


  1. まちづくりに炭鉱電車活用を 寄付第1号は100万円 中島物産が創業100周年で 大牟田市
     炭鉱電車(機関車)の旧三川鉱敷地内へ移設した上での展示保存のための寄付第1号として、中島物産梶i本社・大牟田市不知火町、中島康宏代表取締役社長)は8月31日、大牟田市へ100万円を贈った。「当社はちょうど創業100周年。地域の皆さんに育てていただいたので、このような形でお返しできて、うれしい。ぜひとも炭鉱電車を地域おこし、まちづくりに生かしてほしい」と中島社長は郷土への思いを語った。

  2. 有明海再生へ塾開講 大学生らが意識高める
     有明海塾(実行委員会主催)の開講式が8月29日、柳川市椿原町の宰府屋旅館で行われた。有明海にアサリがよみがえり、柳川の掘割がうなぎの郷となる近未来を創生するため、次世代を担う大学生が主体となり実施。有明海再生活動に向け、意識を高めた。

  3. 筑後七国観光アピール 推進協がスタンプラリー 12日から
     筑後七国商工観光推進協議会(会長・中村征一筑後市長)は12日から、「探検!筑後七国スタンプラリー」を開始する。スタンプラリーを楽しみながら、観光地を巡ることで、筑後七国のさまざまな魅力を体験できる取り組みとして、参加を呼び掛けている。

  4. 150人が水上で競う 堀に親しむ 大木町 ハンギリで奮闘
     おおき堀んぴっく2015(大木町商工会主催)が8月30日、三潴郡大木町横溝の道の駅おおき北側クリークで開かれた。およそ150人が参加し、水上での競走や同町ならではのハンギリを使った競技で堀や水に親しんだ。

  5. ニュースポーツを体験 「資質向上」の講演も 荒尾市
     荒尾市スポーツ推進委員協議会(田中一大会長)の研修会が8月30日、同市中央小学校などであり、約30人が参加した。実技研修では玉入れのタイムを競うニュースポーツ「アジャタ」を体験した。


     先日、西鉄天神大牟田線の全線複線化について要望が行われた。現在、単線区間となっているのは、久留米市の試験場前〜大善寺区間、柳川市の蒲池〜みやま市の開区間である▼西鉄天神大牟田線は、西鉄福岡(天神)を中心にダイヤが組まれているため、朝は上り急行が中心となっている。下りは午前6時24分福岡(天神)発の特急があるが、以前は同7時00分が下り特急の始発であった。このため久留米〜柳川間の早朝は、普通に乗るしかなかった。試験場前、津福、安武、蒲池で上りと離合となる。この中で試験場前、津福、蒲池での待ち合わせ時間が比較的長い▼柳川には電車の車庫があり、朝は柳川始発のダイヤが多い。大牟田で折り返すための柳川始発の下り急行もある。夕方から終電までは、その逆で柳川に向かうダイヤとなる▼単線区間で複線化によるダイヤの改善が最も見込まれるのは、蒲池〜柳川間である。柳川で上り特急が発車した後、乗り継ぎの普通が発車できるのは、下り特急が柳川に到着してからで、待ち時間が長く連絡が悪い。朝は前述の理由で、上り電車の柳川発が多いため、蒲池での待ち時間が長くなる▼中間に位置する矢加部駅は以前、国鉄佐賀線を跨いでいたため高架区間である。柳川の北側は、住宅など建物が線路のすぐそばにある。この二つの理由で複線化工事が難しく思われる。試験場前〜大善寺においても、似たような理由があり難しい。最も複線化による効果が表れる区間が、工事を始めるのが最も難しいというジレンマの状態である。


平成27(2015)年 9月 2日 水曜日


  1. 資産生かし大牟田を元気に 知事がふるさと訪問 世界遺産など視察 市民と意見交換も
     福岡県の小川洋知事は、「知事のふるさと訪問」として1日、大牟田市を訪ね、世界文化遺産に登録された三池炭鉱関連施設などの視察を行い同市の現状を把握。「(世界遺産の構成)資産をしっかり守り、将来に伝えるだけでなく、地域の活性化に活用することが大事。観光振興や認知症SOSネットワークなどユニークな取り組みをしているところを実際に見て、これらの資源を最大限活用して大牟田を元気にしたい」と決意を述べた。

  2. 素案を作成 人口ビジョン 社会減ゼロになど3点 みやま市
     みやま市まち・ひと・しごと創生会議(会長・内田和実保健医療経営大学教授)の第4回会議が1日、市役所本所会議室で開かれた。前回会議で示された「人口ビジョン」と「まち・ひと・しごと創生総合戦略」のたたき台から格上げした素案が作成されたことで、委員の意見を聞いた。次回会議は29日に予定されている。

  3. 大牟田市 国の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」 「人が育つほっとシティ」 目標人口 10年後 10万人程度に 2040年 7万6643人
     大牟田市は2日の市議会全員協議会で同市まちづくり総合プラン案や人口ビジョン骨子案、まち・ひと・しごと創生総合戦略骨子案について説明する。まちづくり総合プランは現総合計画では基本構想・基本計画に相当する部分。現時点の案では目指す都市像に「人が育ち、人でにぎわい、人を大切にする ほっとシティおおむた」を掲げている。

  4. 荒尾市 国の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」 「子どもと楽しむまち」 2060年 4万2000人 人口問題研究所より6000人多く
     荒尾市総合計画審議会(会長・荒井勝彦熊本学園大学経済学部特任教授)の会合が8月31日、市役所であった。会合の中で市が「人口の将来展望」について説明し、2060年の目標人口を4万2000人と示した。

  5. 登校児童を見守る 筑後警察署 防犯など呼び掛けも
     筑後警察署(柴藤一署長)は1日朝、「新学期における子どもの見守り活動」として、子どもの見守りや地域でのパトロール活動を行った。署員が登校する児童にあいさつや声掛けをし、パトカーから防犯や交通安全を呼び掛けた。


     「お嫁さんやーい」と叫んでいたかにも思える大牟田市動物園の雄キリンのリン君(9歳)の花嫁が決まった。国外からの購入を視野に入れた募金プロジェクト「リン君の婚活大作戦」では8月下旬までに市内外から1500万円を超える浄財が寄せられている▼この多くの人たちの熱意が日本動物園水族館協会の繁殖調整役の心を動かし、優先順位が繰り上がったとも考えられるらしい。市は今月末まで同プロジェクトを行い終了することにした▼動物園にはいろいろな動物が必要だが、来園客から特に求められる「3大動物」はゾウ、ライオン、そしてキリンだと園長経験者から聞いた。このまま後継ぎが生まれなければ、その前にお嫁さんが来ないなら厳しいところだった▼花嫁は埼玉県こども動物自然公園(東松山市)にいるプリンちゃん(1歳半)。購入ではなく、ブリーディングローン(繁殖を目的とした貸借)でやって来る。来園の皆さんへのお披露目は来春の予定だという▼リン君は人間でいえば30歳代。一方のプリンちゃんは未成年。年の差婚≠、んぬんは別にしても、見ず知らずの男女が次第に心を近づけるためには相応の配慮と時間が必要。まずは仕切柵を設けて別々に暮らしながらのお見合い≠ノなるとか▼市民としては一刻も早い花嫁さんの披露や赤ちゃん誕生を期待したいところ。三池炭鉱関連施設が世界文化遺産に登録され、市外からの来訪者が増えているだけに、その相乗効果もある程度見込める。まずは花嫁が安心して暮らせるための環境整備を。


平成27(2015)年 9月 3日 木曜日


  1. 新ファーム本拠地の開業盛り上げ 29日は「筑後市デー」 福岡ソフトバンク ホークスファンへPR 市と球団が相互協力
     筑後市は、29日にヤフオクドームである福岡ソフトバンクホークス主催試合の東北楽天ゴールデンイーグルス戦を「新ファーム本拠地・筑後市デー」とすると発表。ドームに集まったホークスファンに市と球団が相互協力してファーム本拠地開業をPRする。午後6時の試合開始。市は開催告知などして盛り上げを図っている。

  2. 副市長、教育長が不在 人事案件に不同意 荒尾市議会
     荒尾市議会定例会が2日に開会した。会期は10月5日までの34日間。山下慶一郎市長は空席が続く副市長に元熊本県警幹部、24日に任期満了を迎える教育長に現職の市内小学校校長を充てる人事案を提出したが、それぞれ賛成少数で不同意となった。

  3. 大人82人が挑戦 「子ども大牟田検定」に初 世界遺産記念で郷土愛育む
     第9回子ども大牟田検定が2日、大牟田市内の公立小中学校などで行われた。今回は三池炭鉱関連施設の世界文化遺産登録を記念し、初めて一般も対象に実施。82人の大人が参加し、子どもたちと全く同じ内容の検定に挑んだ。

  4. 豊作や豊漁、安全願う 柳川 二宮神社で八朔祭り
     柳川市稲荷町、二宮神社の八朔祭りがこのほど2日間にわたり、同神社で行われた。氏子らが集まり、住民が見守る中、地区内をみこしが巡行。豊作や豊漁、家内安全を祈願するとともに地域住民が交流し親睦を深めた。

  5. 知事のふるさと訪問 より良い大牟田目指して 各団体代表者と懇談会
     平成27年度第2回知事のふるさと訪問の一環として1日、小川洋福岡県知事と大牟田で活動する各団体代表者との懇談会が大牟田市石炭産業科学館で開かれた。高齢者の見守り、世界遺産の利活用、まちづくり、商店街の活性化に取り組む7団体が活動報告や提案・要望を行い、より良い大牟田のまちを目指して活発に意見を交わした。


     環状交差点における車両などの交通方法が、昨年の9月に施行された。近々、福岡県でも環状交差点が導入されるとのことである▼環状交差点は以前、一般にロータリーと呼ばれていたが、正式には英語名でラウンドアバウトと称する。特徴としては、信号機のない円形状をした交差点で、車両は1方向にのみ回転して走る。日本は左側通行なので、時計回りになる。交差点に左折して進入し、進みたい方向の枝道にまで来たら、左折して出て行く方式である▼通常の交差点と大きく異なるため、いろんな利点が挙げられている。信号がないため、渋滞の緩和につながる。中央に盛り土などがあり、一方通行になるため、出合い頭の重大事故が防げる。信号機の維持管理が必要でなくなり、停電時でも普段どおりの通行が可能である▼欠点も挙げられている。慣れない運転者が環状交差点に入る前に一時停止してしまったら、後続に追突される危険性がある。改正道路交通法では、環状交差点内では徐行し、他の車両などの進行を妨害してはいけない―となってはいる。出て行くところを見逃して慌ててしまい、ハンドル操作を誤り、縁石にぶつかり、乗り上げてしまうなどが考えられる。中には横着して逆走していく者もいるかもしれない▼福岡市中央区清川には小さな環状交差点があるが、本格的なものではない。導入するには、通常の交差点よりも土地を広く使うため、地方都市や郊外の新しく造られる道路となる公算が高い。いずれにしても興味を持たせてくれる環状式交差点である。


平成27(2015)年 9月 4日 金曜日


  1. 企業立地3件 テクノパーク エコタウン 新規雇用が18人 工場増設や市内進出 大牟田
     大牟田市は3日、大牟田テクノパーク(大牟田市四箇新町)に、高品質の超硬チップソー(切断用の丸のこの刃)などの製造企業、天龍製鋸梶i本社・静岡県袋井市、西藤晋吉代表取締役社長)が進出することを発表。このほか同テクノパークでの工場増設や市内からの進出が明らかにされた。

  2. メガソーラー協定結ぶ 町の環境拠点に期待 南関
     熊本県と玉名郡南関町、熊本いいくに県民発電所(石原靖也代表取締役社長)は3日、同町下坂下の熊本県公共関与産業廃棄物管理型最終処分場「エコアくまもと」の屋根で計画しているメガソーラー発電事業についての協定を締結した。同処分場の近くには竹を活用した発電事業なども進められており、町の環境拠点としての発展が期待される。

  3. 柳川駅&荘艪ノ物語 凱旋公演で披露 19、20日 江口信一座
     柳川市出身の俳優、柳川観光大使の江口信さんによる江口信一座柳川特別凱旋公演「柳川でばさらか え〜すか奴!?」が19、20の両日、同市三橋公民館で上演される。三橋中学校や藤吉小学校、大牟田商業高校同窓生有志らが応援してきた凱旋公演。今回はリニューアルされた柳川駅を舞台に笑いと感動を交えた「SF喜感動劇」を繰り広げる。

  4. 電話でお金の話は詐欺です 巡回連絡を強化 特別推進月間 柳川警察署 民家訪ね呼び掛ける
     柳川警察署(中村隆署長)は1日からの巡回連絡特別推進月間に合わせて、民家などへの巡回連絡を強化。「ニセ電話詐欺が多発しています。電話でのお金の話は詐欺です」などと住民に呼び掛けている。

  5. 日立造船と立地協定 環境規制対応で有明工場設備増設 長洲町 雇用創出や地域活性化
     玉名郡長洲町と日立造船梶i谷所敬代表取締役社長)は1日、同社有明工場の舶用エンジン開発・生産設備増設に伴い立地協定を締結。熊本県庁で調印式を行った。


     ドイツの哲学者カント(1724〜1804年)は、世界の恒久的平和をもたらすために、国際連盟結成の思想的な基礎を築いたとされている。著書「永遠平和のために」の中で、世界市民法と自由な国家の連合を提唱した▼カントによると国際平和は、各国の民主主義や国際間の経済的な相互依存、そして全体をまとめる国際的な組織によって構築される―とする概念である。この国際的な組織は国際連盟を指している。これらは、カントの三角形と呼ばれる国際平和をもたらす構造体型である▼日本は、戦後70年が経過した。昭和12(1937)年には、盧溝橋事件が勃発して日中戦争が始まった。これにより日本は、長期間にわたって大きな全面戦争を経験していった▼19世紀後半から欧米列強は、日本をはじめ東アジアの植民地支配の拡大を狙っていた。その中で、アヘン戦争や日清戦争、日露戦争が起きた。日露戦争後、日本は南満州と韓国を併合した。その後、辛亥革命が起こり、清国は滅亡。第1次世界大戦では、日英同盟により青島のドイツ軍を攻撃した▼昭和6(1931)年に満州事変が勃発。満州国を建国したが、実行支配とみなされて国際連盟から脱退した。日本国内では、軍部の台頭により民主主義が、なし崩しとなってしまった。次第に欧米列強との経済相互依存の関係は解消していき、カントの三角形が完全に崩壊した▼なぜ、日本が戦争に突入していったのか。国際平和を考察するに当たって、カントの三角形は意義深い。


平成27(2015)年 9月 5日 土曜日


  1. 20日 模擬訓練 市内統一型 校区独自型 認知症SOSネットワーク 児童が学習成果発表 大牟田
     20日に大牟田市全域で実施される第12回認知症SOSネットワーク模擬訓練を控えた3日夜、大牟田文化会館で関係者約350人が参加して全体連絡会議を実施。駛馬南小学校児童の学習発表、ミニフォーラムや平成27年度の訓練実施計画についての説明などがあり、最後は頑張ろう宣言で気勢を上げ、本番に向けて気持ちを新たにした。

  2. 子どもと高齢者守る 交通安全運動推進会議 20日 「オールドマシンフェスタ」 荒尾市・長洲町
     秋の全国交通安全運動(9月21日から30日まで)を前に、荒尾市と玉名郡長洲町による合同推進会議が4日、荒尾警察署で開かれた。関係者ら約70人が運動の基本「子どもと高齢者の交通事故防止」や運動の重点項目、期間中の取り組みを確認。20日に長洲町である出発式では、昨年好評「オールドマシンフェスタ」が同時開催される。

  3. ゆるり旅≠「らっしゃい 秋編は15種 19日から予約開始 柳川
     水郷柳川ゆるり旅・秋編のキックオフ会が2日、柳川市三橋町の三柱神社省耕園で開かれた。7回目を数える今回、同市出身の詩聖、北原白秋を顕彰する白秋祭にちなんだプログラムなど15種類がそろった。19日からの予約開始前に、市や市観光協会が組織する水郷柳川旅物語企画会議(会長・金子健次柳川市長)メンバーらが市民や観光客に楽しんでもらい、成功に導こうと意気込みを見せた。

  4. ”仲間を信じ全力で” 熊本県体に向け結団式 荒尾
     第70回熊本県民体育祭に向けた荒尾市役員・選手団の結団式が3日夜、同市総合文化センターで開かれた。18競技に臨む選手と役員らが出席。山下慶一郎市長らから激励を受け、代表してテニス競技に出場する松本康男さん(43)が「健康でスポーツできることの喜びと、いつも支えてくれる仲間を信じ、一戦一戦全力でプレーします」と力強く選手宣誓した。

  5. 炭都国際交流芸術祭in大牟田 宮原坑を3Dマッピング ”世界遺産”アートで感じて
     第3回炭都国際交流芸術祭in大牟田が、10月から開かれる。国内外の作家による国際交流展覧会や世界文化遺産となった宮原坑での3Dプロジェクションマッピングのほか、海外のアーティストを大牟田市に招いて滞在してもらい、さまざまな交流事業を計画している。実行委員会代表の梅崎弘さん(59)は「アートの目線で世界遺産を感じてほしい」と話している。


     国内外から1700体余りが出場し、ゆるキャラグランプリのネット投票が11月16日まで行われている。柳川、大川、みやま、筑後市からもそれぞれのゆるキャラがエントリー。各市は上位目指して市民らに投票を呼び掛けている。3体持っている筑後市は「3本の矢」での挑戦だ▼ゆるキャラブームの火付け役的存在は「ひこにゃん」。後を追って「くまモン」「ふなっしー」など全国的な人気を確立するキャラが続々と世に出ている。その登龍門ともいえるのが、ゆるキャラグランプリ▼ゆるキャラと聞けば自治体のマスコットキャラクターというイメージが強いかもしれないが、公共施設や公共機関、企業、団体などをPRするものも多数存在。例えば警察署が行う交通安全、防犯などのキャンペーンでは福岡、熊本県警のキャラを目にすることもある▼ご当地のPRにはいろんなものが使われる。昨今はイメージ、ビジュアル的な要素が大きなウエートを占めることを思えば、ゆるキャラの力は大きい。関係者の力が入るのも分かる▼「くまモン」が大川市内でのあるイベントを訪れ、同市の「モッカくん」と共演。会場の道筋はいつの間にか人で埋まり、歩く「くまモン」に多くの親子連れが続いた。「大川のどこに、これだけ人がいたのか」と思ったくらいだ。最後の「くまモン体操」もすごい盛り上がり。初めて会って力を実感させられた▼地元のキャラたちにもこの機会に少しでも知名度を上げてほしいものだが、まず市民により身近な存在にしなければならない。


平成27(2015)年 9月 7日 月曜日


  1. マイナンバー制度スタート 来月以降 12桁番号届く
     国内に居住する全ての人に個別の12桁の番号を振り分けるマイナンバー制度(社会保障・税番号制度)。10月に始まることから、国や大牟田市など各自治体は制度内容を住民にPRしている。

  2. 両市内を一体的巡回 世界遺産無料バス 新ルート運行開始 大牟田・荒尾
     大牟田市は「世界文化遺産巡り無料循環シャトルバス」(土曜・日曜・祝日)の運行ルートを今月から変更。新たに宮原坑や荒尾市のJR荒尾駅、万田坑をルートに入れた運行を5日に開始。2日目の6日は運行前にかなり雨が降ったものの、動きだすころには好天となったことから両日とも各施設はにぎわった。

  3. 物産展、ちゃんこ大鍋 合併10周年を記念 11月 よかもんまつり 柳川
     柳川よかもんまつり実行委員会(会長・金子健次市長)の第1回会議がこのほど、市民会館で開かれた。11回目を数えるまつりは、市の合併10周年記念として11月21、22の両日に開催。同市上宮永町の有明地域観光物産公園を会場に柳川の物産の展示と実演、ちゃんこ大鍋やジャンボ巻きずしなどイベントを通して産業振興や市民交流、地域の活性化につなげる。

  4. 大川勢 男女とも団体1部3位 柳川で筑後地区中学卓球
     筑後地区中学親善卓球大会(実行委員会主催)がこのほど2日間にわたり、柳川市民体育館で行われた。同市や大川、大牟田市などから約500人が参加し、競技を通して交流。郷土勢からは大川が男子団体戦1部で3位入賞。大川南も女子団体戦1部で3位と健闘した。

  5. 8人が1次審査突破 かぐや姫に18人応募 大川
     大川市をPRする第35代さわやかかぐや姫のマナーアップ講座と1次審査が6日、同市文化センターで開かれた。応募した18人が参加。審査で10月11日に大川中央公園おまつり広場である本審査に出場する8人が決まった。


     柳川市は、「かおり風景100選」と「水の郷百選」に選ばれている▼かおり風景100選とは、環境省が平成13(2001)年に、日本各地の生活や文化に根差した香りある地域を100件選定したもの。樹木や花、潮風、温泉、寺院の線香、酒蔵、田畑、変わったものでは神田古書店街がある。うなぎに関しては、「浜松の蒲焼き」があり、柳川市は「柳川川下りとうなぎのせいろ蒸し」で登録されている▼かおり風景100選を行った趣旨が興味深い。環境省は近年増加している都市型、生活型による悪臭問題を解決するために、悪臭防止法を昭和42(1967)年に制定。その普及を促進するために、良好な香りと、その源になる自然や文化を保全、創出しようとする地域の取り組みを支援するために実施した▼水の郷百選とは、国土交通省(当時の国土庁)が平成8(1996)年に、水をめぐる歴史文化や水を活かした町づくり、村づくりに優れた成果を挙げている地域を100件認定したものである▼福岡県では、他に朝倉市が選ばれている。長崎県島原市は湧水が選ばれた。熊本県の熊本市と南阿蘇村には阿蘇の湧水や伏流水があり、山都町には通潤橋がある。柳川市は「水辺とひとが輝くまち柳川」をテーマに選ばれた▼国土交通省は、水文化指針を取りまとめている。水文化とは、地域固有の自然環境や社会条件の中で磨き上げられたもので、地域を映し出す鏡であり、生活の知恵でもあるとしている。この誇れる自然を、いつまでも大切に守り続けたいものである。


平成27(2015)年 9月 8日 火曜日


  1. 「商品券」一般向けに 残る6千万円分追加販売 応募多数は抽選で 大牟田商議所 公平を期し対策
     大牟田商工会議所(板床定男会頭)は7日、「おおむたスーパープレミアム商品券」について、現在残っている約6千万円分を一般に向けて追加販売を行うことを決定した。残部は事前申し込みで販売するが、公平を期すため申し込みが多数の場合は抽選となる。購入希望者の応募受け付けは10月1日から13日まで行われる。

  2. 花嫁迎える準備に リン君婚活応援定期預金 大牟田柳川信金が237万円寄付
     大牟田柳川信用金庫(小柳敏昭理事長)が実施した「『リン君の婚活大作戦』応援定期預金」による寄付金の贈呈式が7日、大牟田市役所で行われた。寄付金は市動物園の雄キリン「リン」の花嫁を迎えるための準備に活用される。

  3. 応急手当て意識高める 18チームが救命技術競う 有明広域行政事務組合消防本部
     有明広域行政事務組合消防本部(宮本裕知消防長)の第6回応急手当コンテストが6日、荒尾消防署で開かれた。18チーム、36人が出場し、2人一組で息を合わせて救命技術を競った。

  4. 不登校やいじめ現状は 小中学校長も参加 長洲町総合教育会議
     玉名郡長洲町総合教育会議の平成27年度第2回会議がこのほど、町役場会議室で開かれた。町教育大綱を決定したほか、町内小中学校の不登校やいじめなどの現状について話し合った。

  5. 歌人の足跡たどる 石田昌顕彰会が勉強会 柳川
     石田昌顕彰会は5日、柳川市大和公民館で勉強会を開いた。同市出身、郷土史家などとして活躍した石田昌(1864〜1948)に理解を深めるもので、約30人が歌人としての側面を学習。地元の鷹尾神社に残る歌碑などから、その足跡をたどった。


     先日、改正マイナンバー法が、衆議院本会議で成立した。改正点は、金融機関の個人口座にマイナンバーを適用することが中心である。マイナンバーが個人の資産情報を丸裸にし、税と社会保障の効率的な一体化を図る制度であることが明確化した▼今年10月には、国民一人一人のマイナンバー個人番号が、簡易書留で郵送され通知される。マイナンバーは通知カードに記載してある。通知カードは市役所、町役場に申請すれば、個人番号カードを作成してくれることになっている。運転免許証に代わる新たな身分証明書にもなるとしている▼マイナンバー制度は、個人情報の一元管理により、行政運営が効率化されることが、一番のメリットである。消えた年金問題を繰り返さないなど、行政側のための制度導入である▼今後、事業者はマイナンバー制度導入の準備をしていかなければならない。実際に必要とする事務は、源泉徴収票、扶養控除申告書、健康保険、厚生年金、雇用保険などの届け出から始められる▼ところで、これらの事務手続きは、平成28年分の書類提出から開始されるので、今年10月にマイナンバーが通知されても、即座に準備していく必要はないことになる。目安として、社内のマイナンバー制度対応の体制を、今年中に整備を進め、次に28年6月ごろまでに従業員からマイナンバーの提供を終了することで、十分に間に合うようだ▼社内で注意すべき点は、一部の担当者に丸投げにせず、会社全体の課題として位置付けた組織体制が必要なことである。


平成27(2015)年 9月 9日 水曜日


  1. 「炭鉱電車」展示保存目指す ネットで21人から84万円 1週間に寄付197万円 大牟田市 「順調な滑り出し」
     「世界文化遺産・三池炭鉱を世界に発信する」をテーマに、炭鉱電車(機関車)の保存展示に向けたGCF(ガバメント・クラウド・ファンディング)の開始(今月1日)から1週間が過ぎた。7日までにインターネットでの寄付が市内外の21人から84万円。現金持ち込みを含めると197万円が集まった。目標金額の3千万円に対して達成率は6.6%。担当の企画総務部総合政策課は「まずは順調な滑り出し」だという。

  2. 「100歳おめでとう」 大川市長が敬老訪問
     大川市は8日、市長の敬老訪問を行った。鳩山二郎市長が平成27年度中の100歳到達者4人を訪問し、「おめでとうございます」と祝福。訪問を受けた高齢者は「長生きすると幸せですね」と笑顔をみせた。同市の敬老訪問は年度内の100歳到達者を対象に実施し、本年度の該当者は15人。

  3. きりのたんすや茶棚 柳川の林さん 水の郷にミニ家具展示
     柳川市宮永町、林軍治さん(79)が作ったミニチュアの家具展が柳川市の柳川総合保健福祉センター「水の郷」で開かれ、利用者を楽しませている。昭和20年代から30年代ごろの家具を思い起こしながら制作したもので、きりのたんすや茶棚など当時をしのばせる作品が並ぶ。年末まで展示予定という。

  4. 調査委託料など審査 市民病院候補地 市議会常任委で 荒尾
     荒尾市議会の財務常任委員会総務文教分科会が8日にあった。市民病院移転候補地6カ所の検討資料作成のための調査委託料などを計上した平成27年度一般会計補正予算の所管分について審査し、分科会長を除く委員5人のうち2人が賛成、3人が保留とした。

  5. たった一つの命だから 朗読会でメッセージ聞く はつらつ瀬高塾
     みやま市の「はつらつ瀬高塾」が8日、同市立図書館で開かれ、約70人が参 加。筑後市に拠点を置き全国的に活動しているワンライフプロジェクト(富田裕子代表)の「たった一つの命だから―あなたはどんな言葉をつなげますか?―」を主題として朗読を聞いた。


     安全保障関連法案が今月14日以降に参議院で採決される見込みとなった。安保法案に反対する集会が、全国各地で開かれている。この法案に対しての考え方は実にさまざまだ▼後方支援が戦場の一体化に発展すると、日本も戦争に巻き込まれることから、戦争法案と呼ばれ、憲法第9条に違反する。日本は平和国家であり、戦争は絶対にしてはならないので反対するという考え方だ▼日本の防衛を観点にした考え方もある。これには、安保法案に賛成と反対の相反する両方が存在する。家に鍵を掛けず、安心している人は、まず誰もいない。個別的自衛権は、絶対に必要と考える▼安保法案に賛成する理由は、集団的自衛権による抑止力が、現代の世界標準であるとする考え方だ。仮想敵国が紛争を始めた時に、同盟国間で連携して対応していく▼反対する理由としては、日本本土が実際に攻撃されたのは、有史以来、太平洋戦争の時だけで、日本の防衛は、安保法案の集団的自衛権で守るよりも、外交により保全されることが、最も効果的である―とする考え方だ▼先日、中国では、抗日戦争勝利70年周年を記念した軍事パレードが行われた。ロシアのプーチン大統領、韓国の朴大統領など出席したが、日本をはじめ東南アジア諸国、米国、欧州各国は出席しなかった。一方、年内には日中韓の3カ国首脳会談が開催されることが決まった。北朝鮮をけん制するのが目的だ▼外交は2国間のみならず多国間で、さまざまな案件を交渉する。日本は外交努力をもっと積極的に行うべきだ。


平成27(2015)年 9月 10日 木曜日


  1. 新100歳50人 過去最多 14、15日 人生金メダル贈る 大牟田市
     大牟田市は「老人の日」(15日)に合わせて14、15日を中心に、100歳となる高齢者を訪ね、「人生トライアスロン金メダル」などを贈る。同市で平成27年度に100歳となる高齢者は50人で過去最多。

  2. おもてなし充実へ 無料Wi―Fi整備推進 NTT西日本と協定 柳川市
     柳川市は8日、市役所柳川庁舎で同市公衆無線LAN事業の推進に関するNTT西日本との協定書調印式を行った。無料公衆無線LANサービス「Yanagawa Free Wi―Fi」によりインターネット接続サービスを利用できる環境を整備し、観光客の利便性の向上、おもてなしの充実を図り、同市を訪れる人に安心し快適に過ごしてもらうもの。今後、民間施設・店舗などに「柳川ワイファイ応援隊」への参加を募り、整備を進める。

  3. 金魚すくいの腕磨いて 土、日曜、祝日限定で体験コーナーを開設 長洲・金魚の館
     玉名郡長洲町の金魚と鯉の郷広場にある「金魚の館」は現在、土、日曜、祝日限定で有料の金魚すくい体験コーナーを開設している。27日には毎月恒例の「金魚すくい道場」もあり、「金魚すくいの腕を磨いてみませんか」と呼び掛けている。27日まで。

  4. 市街地に大型サル出没 大牟田、荒尾署 見つけても近寄らないで 8、9日 警察官が出動
     大牟田市や荒尾市に8、9日、猿が出没した。屋根に上ったり塀を飛び越えるなど素早い動きで、捕獲に当たった警察官らを翻弄して逃げた。これまで人に危害を加えてはいないが、警察では見つけても近寄らないよう注意を促している。

  5. 大牟田署倒壊を想定 ヘリ運用や通信確保訓練
     大牟田警察署(大倉英治署長)は7日、大牟田市新勝立町の帝京大学福岡医療技術学部勝立校舎で災害警備本部移転訓練を行った。福岡県警本部のヘリコプターも参加し、同署に大きな被害があった場合も迅速な対応ができるよう、緊急用アンテナによる通信や物資の搬入などを訓練した。


     「大牟田と荒尾は一つ」。常々そう思い、連携強化を期待してきた立場として今回の取り組みは実にうれしい。大牟田市が運行している「世界文化遺産巡り無料循環シャトルバス」のコースが荒尾市内まで拡大された▼両市は街並みが連続。間に県境がありながらも経済的・文化的なつながりが強く、住民はあまり県境を意識せず日常生活を送っている。共に石炭産業で栄えてきたという背景以上に、一体感があるようだ▼一方で県境の存在がさまざまな連携の障壁になってきたのも確かである。それを打ち破るべく大牟田・荒尾地域振興推進協議会は諸課題の政治的解決へ、30年を超える取り組みを続けてきた▼その成果は、ごみ共同処理や共同浄水場、都市間交通ネットワークの整備、両市を含めた有明圏域定住自立圏形成など多方面に及ぶ。世界遺産登録への取り組みでも生かされたが「さらなる」協力関係が求められよう▼それが世界遺産の活用である。両市民をはじめとした地域住民全体の郷土愛の醸成だろう。万田坑の敷地は大牟田市に跨っており、両市の史跡として国から指定されているが、その意識が果たして両市民全体にあるか。荒尾市民は万田坑だけが地元の世界遺産と思っていないか・・・▼荒尾には三池炭鉱専用鉄道敷もあるし「四ッ山灯台」(通称)が三池港の施設の一つで正式には「三池港灯台」だということも。シャトルバスは今後も土曜・日曜・祝日に運行される。大牟田、荒尾の両駅からも乗れるので、両市外の人も利用し郷土愛の枠を広げてみてはどうだろうか。


平成27(2015)年 9月 11日 金曜日


  1. かやぶき屋根 ふき替え 万田坑と共に見学を 荒尾の宮崎兄弟生家
     熊本県指定史跡、荒尾市の「宮崎兄弟の生家」で、かやぶき屋根のふき替え工事が行われている。これまで補修工事はあったが、全体を取り替えるのは「宮崎兄弟の生家施設」の開館した平成5年以来、初めてのこと。市では「世界文化遺産の万田坑と共に荒尾市を代表する施設。珍しい工事なので、ぜひ一緒にご覧ください」と呼び掛けている。

  2. 橋を通るのが楽しみ 両開小児童ら 建設道路で絵描く 柳川
     柳川市吉富で建設が進む沖端大橋(仮称)の左岸アプローチ橋で9日、小学生を対象にした現地見学会があった。招待された地元の両開小学校児童が、橋面をキャンバスにした「お絵かき」などを体験。地域にできる道路への愛着や理解を深めた。

  3. 炭都≠フ歩み振り返る 三池カルタ・歴史資料館 最古市街地図など展示 大牟田
     大牟田市立三池カルタ・歴史資料館(梶原伸介館長)秋の企画展「地図・絵葉書でめぐる大牟田炭都物語」が8日に開幕した。「古地図ブーム」が静かに広がりを見せる中、地図や絵はがきを通して、石炭産業の隆盛に沸き立つ炭都¢蝟エ田の歩みを振り返っている。12月6日まで。

  4. 独創的な踊りを体感 ながす未来館 舞踏家・田村さんが指導
     舞踏集団、大駱駝艦に所属する舞踏家、田村一行さんのワークショップがこのほど、玉名郡長洲町のながす未来館であった。約40人の参加者が田村さんの独創的な踊りの世界を体感し、その魅力に触れた。

  5. 有効求人倍率は0.81倍 久留米職安大川出張所管内 新規が大きく増える
     久留米公共職業安定所大川出張所(重松秀樹所長)は、7月分の管内(大川市、三潴郡大木町、久留米市城島町)雇用失業情勢をまとめた。有効求人倍率は0.81倍で前月比0.17ポイントアップ、前年同月比では0.01ポイントダウンした。有効求人倍率が前月より伸びたのは今年になって初めて。


     現代経営学の大家、ピーター・ドラッカーによると、「イノベーション(改革)を成功させるには、小さく行動をスタートしなければならない。大がかりであってはならない」と述べている。改革というと、とにかく大上段に構え、大がかりに取り組むことで、突き進んでいくイメージを多くの方が持つだろう▼さらにドラッカーは、「組織が存在するのは、組織それ自体のためではない。社会的な目的を実現し、社会や個人のニーズを満たすためである。組織はそれ自身が目的ではなく手段である」と述べている▼会社の仕事を毎日、続けていると、会社の事業や存在が、あたかも目的のように勘違いしてしまう。あくまでも会社は顧客にとっては、手段にすぎないことを忘れてはならない。自分たちの都合や常識を大切にするのではなく、顧客にとっての手段に徹することが重要な鍵となる▼地方創生が全国各地で叫ばれている。「まち・ひと・しごと」創生を進めていく上で、地方の中小企業が全国でイノベーションを起こしていけば、日本全体が元気になっていく。どんな企業においても、経営資源を必ず持っている。小さなことでも実験して試みなければ何も始まらない。知識は行動することで、初めて成果につながるのだ▼ドラッカーの教えは、現代の企業経営に参考になるものが多い。既にある経営資源を組み合わせて活用し、新たなイノベーションを起こすのだ。小さくスタートするのだから、何も躊躇する必要はない。うまくいった方法を展開していけば良いのだ。


平成27(2015)年 9月 12日 土曜日


  1. みやまPRに役立てて 大牟田法人会がビデオ贈る
     大牟田法人会は11日、みやま市観光協会に同市観光PRビデオのDVDを贈った。贈呈された同協会は道の駅みやま内にある事務所で定期的にビデオを上映してPRする。

  2. 宅峰中 初の体育大会 秋晴れの下 熱き戦い
     秋晴れに恵まれた11日、大牟田市内の中学校で体育大会が行われた。生徒たちは全力で競技に打ち込み、爽やかな汗を流した。同市右京、船津、延命中学校が再編し、4月に開校した宅峰中学校(和田洋子校長)にとっては第1回の体育大会。「新未来〜私たちが刻む青春譜〜」をスローガンに掲げ、行われた。

  3. 言葉の大切さを強調 長船さんの講演会に70人 長洲
     熊本県を拠点に活動するローカルタレント、長船なお美さんの講演会がこのほど、玉名郡長洲町中央公民館であった。子育てについてのエピソードを笑いを交えながら語る長船さんの話に、約70人の来場者が聞き入った。

  4. お座敷に三味の音響く 楽しさ知ってほしい 民謡歌手の濱口さん
     お座敷文化を伝えていきたい―。大牟田市本町の老舗料亭、新みなとの座敷に三味線の音が響く。りんとした表情で演奏し、民謡、長唄、端唄などを歌うのは熊本市に拠点を置いて活動する民謡歌手・邦楽家の濱口百合さん。「若い人たちに、お座敷の楽しさをもっと知ってもらうために頑張りたい」と目を輝かせる。

  5. よど 五穀豊穣願う 白装束 黒装束で
     400年以上の伝統があるとされる「上井手夜燈祭り」が10日夜、荒尾市の上井手神社とその周辺であった。白装束や黒装束姿の太鼓若衆が楽を奉納し、五穀豊穣などを願った。


     先日、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防開門を求める訴訟の判決が、福岡高裁で言い渡された。漁業被害と開門しないこととの間に因果関係は認められないとして、漁業者側の控訴を棄却した。一審の長崎地裁が、漁業者側の請求を退けた判決を支持するかたちとなった▼諫早湾干拓事業に関する訴訟は三つある。最初は、諫早湾の潮受け堤防が完成した3年後の平成14(2002)年に有明海沿岸の漁業者らが、潮受堤防の水門締め切りが不漁の原因であるとして、工事中止を求めて佐賀地裁に提訴したものである▼当時、工事中止を求めた反対運動は盛んなものであった。佐賀と福岡、熊本、長崎の4県の漁業関係者が連携して反対運動を展開。同20(2008)年に排水門の開放を命じる判決が下された。しかし、すでにその1年前には干拓事業は完成していた▼二つ目である今回の控訴の一審は、干拓事業が完成し、漁業被害が拡大する中、開門を求めて長崎県と佐賀県の漁業者が、長崎地裁に起こした提訴から始まる▼三つ目は、同23(2011)年に、干拓農地の営農者らが開門差し止めを求めて、長崎地裁に提訴したものである▼その後、漁業者側は、開門を命じた福岡高裁の判決に応じず開門しない国に対して、制裁金を支払わせる間接強制を佐賀地裁に申し立て、認められた。反対に長崎地裁においては、営農者側が主張する開門を行った場合の間接強制を認めた▼諫早湾干拓事業の主体者である国は、控訴されて最高裁で決着されることを望んでいる。


平成27(2015)年 9月 13日 日曜日


  1. 東京五輪関係者へPR 組立式茶室手掛けた縁で 大川市がシティーセールス展開
     大川市は15日、東京都港区白金台の結婚式場・レストラン八芳園で行われるイベント「WAZA DEPARTMENT」に参画。大川のインテリア製品や特産品などを東京オリンピックや旅行代理店関係者ら国内外へPRする。

  2. 笑って健やかに 大牟田市健康づくり市民大会 講演やアトラクション
     第38回大牟田市健康づくり市民大会が12日、大牟田文化会館小ホールで開かれ、多くの人が来場。三笑亭夢之助さんの特別講演もあり、笑って健やかに生きる大切さを学んだ。

  3. 子どもの無病息災願う にしばるさんでお参り 荒尾
     古くから子どもの神様として親しまれる、荒尾市西原町の西原大神宮(弘格宮司)で11日、秋の大祭「にしばるさん」があった。近隣市町をはじめ、熊本、福岡市などからも子や孫の無病息災を願う人たちが、お参りやおはらいを受けに訪れた。

  4. 長寿と健康祝う 荒尾、長洲で敬老会
     「敬老の日」を前に、荒尾市、玉名郡長洲町で12日、敬老会があった。戦中、戦後の厳しい時代を乗り切り、社会の発展に尽くしてきたお年寄りの長寿と健康を祝った。

  5. 会長、社長就任パーティー 対月館お披露目も 柳川・御花
     柳川市新外町の株式会社御花の会長・社長就任パーティーが11日夜開かれた。リニューアルオープンの対月館の披露を兼ね、日ごろの感謝も込め実施。約300人の出席者を前に立花寛茂会長、立花千月香社長は共に「御花が柳川にあって良かったと言われるよう頑張る」と決意を表した。


     消費税増税が先送りになっていた関係で、しばらく立ち消えになっていた消費税の軽減税率が再浮上してきた▼消費税は平成29(2017)年4月1日から、8%から10%に増税される。消費税は、全ての国内消費を行う者に課せられる間接税である。このため低所得者であるほど、収入に占める消費税の負担が大きくなる。つまり課税の逆進性があり、問題点となっている▼消費税増税を進める政府・与党は、低所得者に対する増税の負担を軽減することで、その逆進性を希薄化して、増税への批判を避ける狙いがある。対象となる品目は、酒を除く全ての飲食料品を想定している。エンゲル係数で分かるように食料品の消費は、全ての世帯において必要不可欠な項目である▼この消費税の軽減税率は、以前から話題にされてきた。これまでの案は、所得を基準にした給付方式だった。今回は、マイナンバーを活用する方式であることが、政府案として準備されている。基本的に給付額の制限を設ける点においては変わらない▼大きく異なるのは、マイナンバーが登録された個人カードを購入時に提出して、購入データを記録していく方式に変わることだ。実際の購入額に応じた還付金を給付するシステムとなる。導入に当たっては、多くの課題が発生してくる▼一番の問題点は、消費税増税が始まる再来年4月1日までに、マイナンバーの個人カードの配布、それに零細小売店舗を含め、購入データを記録する機器の整備導入が間に合うのかどうかだ。どうみても無理難題である。


平成27(2015)年 9月 15日 火曜日


  1. 熊本県側で初着手 有明海沿岸道路が荒尾へ 延伸に大きな弾み
     大牟田市の地域高規格道路有明海沿岸道路三池港インターチェンジ(IC)から荒尾市の荒尾競馬場跡地まで、約2.7キロを結ぶ連絡路の現地測量着手に伴う「中心杭打ち式」が13日、競馬場跡地であった。ICの形状変更という形ながら、熊本県側では沿岸道路初の事業着手となる。

  2. おもてなしの心を込めて 掘割で藻除去に汗 柳川
     柳川市の観光を代表する川下りの舟を運航する舟会社などによる藻の除去作業がこのほどあった。柳川橋付近から城堀水門まで、ドンコ舟などを使って水郷の情緒を感じる掘割の旅を快適に楽しんでもらうための環境美化活動に汗を流した。

  3. 器用に乗りこなす 三橋公民館 児童がカヌー楽しむ 柳川市
     柳川市三橋公民館(田中利光館長)の平成27年度ふれあい学校外活動「カヌー教室」が12日、同市大和B&G海洋センター艇庫横の水路で開かれた。三橋地区の児童15人が参加。パドルを使って器用にカヌーを乗りこなし、教室を楽しんでいた。

  4. 気づかせ隊が初手柄 大牟田柳川信金勝立支店 大牟田三川町郵便局 詐欺被害防止で感謝状 大牟田署
     ニセ電話詐欺の被害を未然に防いだとして大牟田警察署(大倉英治署長)は14日、大牟田柳川信用金庫勝立支店と大牟田三川町郵便局に感謝状を贈った。大倉署長は「皆さんの協力があって詐欺事件を未然に防げた。今後も協力をお願いします」と謝辞を述べた。

  5. 「ご縁くぐり」初お目見え 四山神社こくんぞさん 福銭求めてにぎわう 荒尾
     「こくんぞさん」の愛称で地域から親しまれる、荒尾市大島の四山神社(黒田明司宮司)の秋季例大祭が13日にあった。好天に恵まれ、境内は縁起物の「福銭」を求める参拝客らでにぎわった。福銭をかたどった「ご縁くぐり」も初お目見えし、記念撮影する人もいた。


     関東、東北地方では台風などの影響による大雨で、茨城県常総市が鬼怒川の堤防決壊に見舞われるなど大きな被害を受けた。少しでも早い復旧が望まれる▼九州での豪雨災害といえばまだ生まれる前のことだが、昭和28年の筑後川大水害の話をよく聞く。同57年の長崎大水害、記憶に新しい平成24年の九州北部豪雨もあった。近年は気候変動で豪雨被害が頻発している▼今度の豪雨に際して大雨特別警報が出された。特別警報は数十年に1度しかないような非常に危険な状況にあることを意味し、発令があればただちに命を守る行動をとるようにと気象庁は呼び掛けている。同25年8月30日から運用開始となった。九州北部豪雨のころはまだなかったのだ▼今回を含めて過去2年間で特別警戒が6件発令され、その中で大雨特別警報は4件目という。気候変動でめったにないとされる事態がこれだけ発生し、数十年に1度という状況ではなくなってきている▼昨年は台風接近を考慮し、大川木工まつりで2日目から屋外の行事が屋内開催に代わった一部を除いて、ほとんど中止になった。まだしばらく台風の心配はあるし、いつどこが災害に襲われるか分からない。今からでもできる対策を取って備えておこう▼各自治体でも今年の防災訓練が行われたり、これから実施される。より充実した訓練にするよう努めるとともに、住民への防災減災啓発も忘れないでほしい。大規模な災害が多くなった中で、住民と行政が力を合わせて災害に強いまちづくりを進めなければならない。


平成27(2015)年 9月 16日 水曜日


  1. 伝説を科学する 三池大蛇の大きさは 山頂三つの池から計測 体長84メートル、体重95万キロ 大牟田市民カレッジ講座
     大牟田市民カレッジ講座「伝説を科学する〜三池山に伝わる大蛇の大きさはどれくらい?〜」が13日、同市三池地区公民館で開かれ、約50人が参加。有明工業高等専門学校の学生が三池山伝説に登場する大蛇の大きさを科学的に検証した結果を発表した。

  2. 未来へのステップ 世界高校生サミット 柳川で 技術テーマに発表
     第16回世界高校生サミットが18日午後1時半から、柳川市の柳川総合保健福祉センター「水の郷」大ホールで開かれる。同市本城町、柳川高校国際科の生徒を主体に実施。「Technology〜未来へのステップ〜」をテーマに意見発表や講演、討論を通じて科学の最先端技術に関する各国の状況や将来の生活を考える。入場は無料。

  3. 街なかストリートデザイン まち歩き 今を知ろう 60人が空き店舗見学 大牟田
     まちの今を、見て知ろう―。空き地・空き店舗の活用方法を探る「街なかストリートデザイン」の第2回作戦会議≠ェこのほど、大牟田市の中心市街地一帯で開催された。約60人が参加して実際にまちなかを歩き、空き店舗を見学して現状を把握。その後、ワークショップが開かれ、これからのまちの姿を考えて自由に意見を出し合った。

  4. 高齢者支援策に理解深める 中逸町長と懇談 長洲長民児協
     玉名郡長洲町民生委員児童委員協議会(宮崎ミツエ会長)の定例会がこのほど、同町中央公民館で開かれた。中逸博光町長との懇談会があり、約40人の出席者が同町の高齢者支援策について理解を深めた。

  5. 文化活動の成果披露 山門高が柏友祭 みやま
     みやま市瀬高町上庄、山門高校(木本和宏校長)の文化祭「柏友祭」が11、12の両日、同校で行われた。2日目は一般に公開。モザイクアートなどで来場者を出迎え、作品展やステージ発表を通して日ごろの文化活動の成果を披露した。


     三池炭鉱の宮原坑、万田坑、三池港、炭鉱専用鉄道敷が、世界文化遺産に登録されて2カ月以上が経過した。当面の来場者対策は、後手に回りながらも少しずつ整備されてきている。しかし、大牟田市に限って言えば、このままの状態では決して良くない▼一番欠けているのは、世界遺産登録を今後の「まちづくり」に生かすビジョンが、一向に見えてこないことだ。市の世界遺産登録に至るまでの努力は、目を見張るような素晴らしさを久々に感じた。シリアルノミネーションということもあり、候補他市の足を引っ張らないよう積極的に進めていった▼だが市議会の答弁では、民間の動きも含めて今後さらなる広がりを期待しているとあり、市の積極的な関与を感じさせない▼大牟田商工会議所は、三池炭鉱関連施設を地域資源として、産業振興やまちづくりに有効活用する方向性を打ち出そうと産業活用特別委員会を設置した。既に大牟田観光協会や各種団体でも来場者対策やPRなどを実施している▼市は、これら独自に開始している動きをまとめて、今後の「まちづくり」を具体的に推進させる立場にあり、その責務があるはず。市全体が一丸となって、世界遺産に登録された絶好の機会を生かしていってほしい。まさに今しかないのだ▼平成29年に、市制100周年を迎える。大牟田は團琢磨が三池炭鉱を核にして開発、発展させてきた産業都市である。市民はそれぞれに三池炭鉱への思いをたくさん持っている。三池炭鉱は閉山した今日も、大牟田を代表するキーワードなのだ。


平成27(2015)年 9月 17日 木曜日


  1. 柳川市シルバー人材センター 高齢社会進展で新事業 防犯と福祉面など期待
     柳川市シルバー人材センター(近藤善彦理事長)は「高齢者ささえ愛」を理念にした新たな事業「ふるさと見守り安心サポート」「親孝行お手伝いサービス」を始めた。空き家の見回りや墓の世話、日常生活支援など高齢社会の進展を踏まえた取り組みで、これまでも依頼があっていたものを正式に事業化した。空き家の防犯面など福祉だけでなく安全安心の住みよいまちづくりにもつながると期待。今後、市など関係機関と連携し進めていきたいという。

  2. 今年も「祭り」開催 26日 ヤヨイサンフーズ 旬のサンマ3千匹直送 大牟田
     マルハニチログループの潟сイサンフーズ(川島義則代表取締役社長)主催の「第5回さんま祭り」が26日午前10時から午後2時まで、大牟田市宮山町の同社九州工場で開催される。旬のサンマ3千匹が産地から直送され、炭火焼きにして振る舞われるほか、佐賀「がばい鶏」の鉄板焼きなども提供。気仙沼の銘酒などの飲み比べなどを満喫できる。同社は例年どおり市内外から3千人前後の来場を見込んでいる。

  3. 音と光の祭典 26日 宮崎兄弟の生家 万田坑世界遺産など記念 荒尾
     今年で10回目を迎える 「音と光の祭典in宮崎兄弟生家」が26日午後2時か ら、荒尾市宮崎兄弟の生家施設で開かれる。今回は「わがふるさと荒尾〜風を感じて未来(あした)へ〜!」がテーマ。同市の万田坑の世界文化遺産登録と宮崎兄弟の六男、民蔵の生誕150年を記念して多彩なイベントがある。

  4. 50メートルダッシュ王に挑戦 世代超え全力”かけっこ” 大木町
     三潴郡大木町50メートルダッシュ王選手権が13日、同町の柏原団地跡地で開かれ、参加者が世代を超え「かけっこ」の速さを競った。

  5. 筑後大会で詩吟や剣舞披露 合吟コンクールも盛り上がる 大牟田
     第33回福岡県吟剣詩舞道筑後大会がこのほど、大牟田文化会館小ホールで開催。筑後地区を中心に415人が参加し、詩吟や剣舞を披露。合吟コンクールも行われ、盛り上がりを見せた。


     近代化産業遺産は、当時の先端技術の粋を集めた芸術作品だといえよう。三池炭鉱関連施設を含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は7月上旬に世界文化遺産に登録され、市内外からの来訪者が増えている▼そこへ、新たに「アートの目線」でその魅力を感じることができよう。そんな仕掛け人≠スちが10月から開催するのが第3回を迎える「炭都国際交流芸術祭in大牟田」である。今回のテーマは「現代アートが大牟田の地の底を掘り起こす」▼世界遺産になったことを大いに喜びながら、未来に向け新たな取り組みが進められている。芸術祭は大牟田市出身・在住の現代画家が企画して平成24年に第1回を開催した▼その1、2年前にこの画家が「大牟田に国内外の作家を集め、芸術祭を開催する」と言いだした時には「確かに実現すれば素晴らしいが難しいのでは」と夢物語≠セと感じていた。「夢を思い描くことも地域おこしになるだろう」と思っていた▼それが次第に現実化していったことにも驚いたし、何より大変なはずのスタッフの誰もが楽しそうなことに今度は新たな興味が湧いてきた。エストニア、フランス、ポルトガルなど世界各国から訪れる作家たちも、しっかりと感じているようだ。「大牟田には何かがある」▼それが何かは行かんと分からん。だから、この地を訪れるわけだ。作家に創作の場を提供。講演やワークショップ、大牟田再発見アートツアーなども。炭鉱の固定観念を打破しながら、その魅力を伝えてくれる行事となろう。


平成27(2015)年 9月 18日 金曜日


  1. 高校生が家具デザイン競う 全国から最多341点の力作 市議長賞に出口君(大川樟風3年)
     「デザイン甲子園」の愛称で知られ、高校生が家具のデザインを競う全国高等学校インテリアデザイン展(大川インテリア振興センター主催)の審査が16日にあり、入賞作品24点が決まった。最高賞の内閣総理大臣賞は東京都立工芸高校3年の村山恵実子さん。地元の大川樟風高校から3年の出口大君が大川市議会議長賞を獲得した。

  2. まるごと南関フェア 特産品や旬の味覚並ぶ 20日 あらおシティモール
     「玉名郡南関町合併60周年記念なんもかんも特産品 2015まるごと南関フェアinあらおシティモール」が20日午前10時から午後5時まで荒尾市のあらおシティモールで開かれる。同町の特産品や旬の味覚がずらりと並ぶ。

  3. 40周年記念し歌声披露 うぶすなが定期演奏会 感謝込め白秋など多彩に
     合唱団「うぶすな」の第16回定期演奏会がこのほど、柳川市民会館大ホールで開かれた。創立40周年を記念。団の歴史と重ね合わせながら、同市出身の詩聖で生誕130年を迎えた北原白秋作詞の歌など混声による歌声を披露した。

  4. 伝えることの大切さ知って 杉浦さんが児童に講話 長洲小学校
     玉名郡長洲町長洲小学校(松永光親校長)の6年生を対象とした防災講話が11日、同校であった。「ともしびプロジェクト」代表の杉浦恵一さん(29)が、東日本大震災被災地の支援活動を通して学んだ「災害を伝えることの大切さ」を児童たちに訴えた。

  5. 低燃費競技全国大会に挑戦 排ガス発電 成果を実証実験 有明高専 3年間研究続ける
     大牟田市東萩尾町の有明工業高等専門学校機械工学科、柳原聖准教授の研究室は排ガス発電ユニットを搭載した燃費競技車両を製作。実証実験を兼ねて、19、20日に栃木県茂木町で開かれる「Hondaエコマイレッジチャレンジ2015全国大会」の二輪車クラスに出場する。


     荒尾梨の販売が行われている。これから、荒尾梨の代名詞にもなっているジャンボ梨「新高」の販売が始まる▼荒尾梨の歴史は、明治40年にさかのぼる。新高の栽培が始められたのは昭和7年から。新高の生産が増加したのは、昭和50年代に入ってからである▼新高の品種は、新潟県の「天の川」と高知県の「今村秋」の交配によるもの。両県の頭文字を取って名付けられたという。荒尾で栽培されている梨の種類は、収穫時期の早いものから「幸水」、「秋麗」、「豊水」、「あきづき」そして「新高」などの種類がある。どれも糖度が高くみずみずしい▼この時季になると荒尾市内の梨園周辺では、梨の直売所が設けられる。「荒尾梨でおもてなし」と書かれたくまモンの、のぼり旗が目印となっている。毎年、9月下旬から10月初旬には、新高の品評会が開かれ、糖度や硬さ、色や形の優れた梨を栽培した生産者の表彰を行っている▼荒尾市の花に指定されている梨の花は、桜の開花より1週間ほど遅く始まる。同じバラ科で、桜より色が白く、見事な咲きぶりである。ぜひとも開花の時季には荒尾市を訪れていただきたい。毎年、4月の第1土曜日には「梨の花元気ウオーク」も開催されている▼梨の手入れは一年中行われ、手間が掛かる作業である。梨の花にはミツバチが来ないので、人間の手で人工授粉が行われる。摘果や袋掛け、収穫に至るまで、ほとんどが上を向いての作業。生産者の苦労は大変なことだと思われる。今年も、おいしい荒尾梨を多くの方々に食べていただきたい。


平成27(2015)年 9月 19日 土曜日


  1. 有明圏 進む高齢化 南関、みやま、大牟田は3人に1人 筑後は人口増 大木が維持
     21日の「敬老の日」を前に、有明新報社では本紙エリア6市3町の高齢者数および人口規模について調査した。今年4月1日現在(三潴郡大木町のみ3月31日現在)の高齢化率(全人口に占める65歳以上の比率)を見ると、玉名郡南関町の35.0%をトップに、みやま市(33.5%)と大牟田市(33.4%)が3人に1人を占めた。30%未満は筑後市(25.2%)と大木町(25.1%)のみ。5年前に30%を超えていたのは南関町だけで、人口が減少する一方で高齢化に拍車が掛かっていることが浮き彫りになった。

  2. ホークス優勝祝う ファーム本拠地 筑後市が大型看板 きょうちっご祭でも催し
     福岡ソフトバンクホークスがパ・リーグ優勝したことで、ファーム本拠地が建設されている筑後市は18日、市役所総合案内所に優勝を祝う大型の横看板を設置して、来庁した市民にアピール。また、「優勝おめでとう」のポスターを市役所、筑後商工会議所、市観光協会に掲げた。

  3. 荒尾 市民病院候補地検討へ 調査費を可決 付帯決議も
     荒尾市議会の本会議が18日に開かれた。決算認定を除く議案の採決があり、全て可決した。市民病院移転候補地検討資料作成のための調査委託料などを盛り込んだ平成27年度一般会計補正予算については、速やかな調査と有識者による資料の検証、幅広い市民への意見聴取、市議会の大方の理解と賛同を得た上での建設地決定などを求める付帯決議がついた。

  4. 水の恵みを再認識 筑後川上流で森づくり 大川市からも参加
     200海里の森下草刈り事業がこのほど大分県日田市中津江村で行われ、大川市からも55人が参加した。同事業は上流域での森づくりを通して筑後川の恵みを受けている人たちに水や水源地域の自然の大切さを再認識してもらおうと、「よみがえれ 海のめぐみと大地のめぐみ」をテーマに毎年実施。同市も平成14年から参加している。

  5. 柳川の四季テーマに 観光列車「水都」運行 西鉄・10月から
     西日本鉄道による柳川観光列車「水都―すいと―」が10月4日から運行され る。太宰府観光列車「旅人」に続くもので、人気の観光スポットである柳川への列車の旅を一層楽しめるようにし、まちの新たなシンボルとなるよう柳川の四季をテーマにラッピングするという。今月25日にお披露目会、27日に試乗会を予定している。


     今年のシルバーウイークは大型連休となっている。19日の土曜日を含めると5連休である。シルバーウイークの名前の由来は、5月のゴールデンウイークに対する呼び方として付けられた。シルバーから「敬老の日」を連想する方も多いと思われる。この名称は当初、10月末から11月初旬の「文化の日」を含めた連休を指していた▼ハッピーマンデー制度は、平成10(1998)年に祝日法が改正されて制定された。同15(2003)年から、「敬老の日」を9月の第3月曜日に移動。9月後半には連休が必ず組まれるようになった。現在、ハッピーマンデーが適用されている休日は、「成人の日」「海の日」「敬老の日」「体育の日」の4回である▼そして今年は、祝日が飛び石となり「国民の休日」が発生。「国民の休日」は、改正された祝日法により、祝日と祝日に挟まれた日は休日になるというもの。今回、それが適用された▼今年は残暑も長続きせず、過ごしやすい気候になってきた。行楽に行かれる方も多いだろう。たまった仕事を片付けるにも都合が良い。子どもたちにとっては、再び夏休みが戻ってきた感じだろう。「敬老の日」にちなんだ行事も多く企画されている▼大牟田市とみやま市では、65歳以上の高齢者人口が3分の1を超えて超高齢化社会だ。全国平均でも4分の1を超えている。少子高齢化社会といわれだしてから、もう耳にタコができるくらい経過しているが、この傾向は毎年確実に進行している▼次の新たな国民の祝日には、「健康の日」を制定してはどうだろうか。


平成27(2015)年 9月 21日 月曜日


  1. 認知症になっても安心なまちへ 1時間余りで無事保護 SOSネットワーク 2千人が模擬訓練
     認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指して、第12回認知症SOSネットワーク模擬訓練が20日、大牟田市全域で開催され、この日は20校区(中友校区は27日に独自開催)の約2千人(速報値)が参加。「市内統一型」の訓練は軽度の認知症の女性が行方不明になったという想定で行われ、訓練開始から1時間12分後に無事に保護された。

  2. 科学技術の課題考える 柳川高で世界サミット 生徒が意見交換
     柳川市本城町、柳川高校(古賀賢校長)の生徒による第16回世界高校生サミットが18日、同市の柳川総合保健福祉センター「水の郷」で開催された。「Technology〜未来へのステップ〜」をテーマに講演やパネルディスカッションを実施し、ロボットなど国内外の科学技術の進化や課題、将来に役立つ技術などを共に考えた。

  3. 利用者と地域住民らが交流深める 木の香まつり2015 大川
     木の香まつり2015が19日、大川市下林の木の香園生活支援センターで開かれた。同センターがある下林や道海島、北古賀の3事業所利用者と来場した地域住民らが交流を深め、楽しいひとときを過ごした。

  4. 右と左よく見て渡ります 秋の交通安全運動スタート 各地で街頭キャンペーン
     19日から始まった福岡県の「秋の交通安全県民運動」と21日からの「秋の全国交通安全運動」に合わせ、有明地域各地では18日から20日にかけて街頭キャンペーンなどがあり、さまざまな啓発活動で住民の交通安全意識の高揚を図った。

  5. ちっご祭にぎわう グルメフェスタやダンス 元気な筑後市へ
     第46回ちっご祭が19日、筑後市の市民の森公園、サザンクス筑後、シンボルロード周辺で開かれ、ちっごはねてん祭や恋のくに筑後グルメフェスタなどもあり、多くの人が訪れ、多彩なイベントを楽しんだ。


     柳川市の株式会社御花は、対月館をリニューアルオープンした。今春、立花千月香新社長が誕生し、立花寛茂前社長から経営を受け継いだ。今回の対月館リニューアルは、新社長の御花に対する思いが伝わる事業だ▼御花ではウエディング事業が好評とのことである。すでに前年をはるかに上回る申し込みがあるという。御花のウエディングは、柳川市日吉神社での神式や御花の西洋館館内でのキリスト式などで執り行われている。日吉神社からは川下りの舟に乗り御花に向かう。地元の女性たちの憧れの挙式である。披露宴は、松濤園に面する大広間で行われる▼対月館のお披露目を兼ねた会長、社長の就任パーティーが行われた。対月館の入口からは、鹿鳴館様式で造られた西洋館の1階と2階を通り、さげもんが飾られている御役間と松濤園を望む大広間を巡る館内見学コースを体験した。御花は、和の松濤園と大広間、洋の西洋館を組み合わせた建物と敷地を活用した柳川観光の目玉である。近隣の方をはじめ、ぜひとも一度はご覧になっていただきたい▼御花は、柳川藩を治めた立花家の子孫が経営している。旧藩主家が祖先の土地建物を活用して経営するのは全国でも珍しい。金子健次柳川市長は、伯爵令嬢から料亭の女将になった故立花文子さんの自伝「なんとかなるわよ」を、NHK朝の連続テレビ小説に採用してもらえるよう、同局へ盛んに申し込まれている▼これからも「柳川に御花があって良かった」を、社是にされている御花に注目していきたい。


平成27(2015)年 9月 22日 火曜日


  1. 世界遺産に人の列 シルバーウイーク 宮原坑や万田坑で 大牟田・荒尾
     シルバーウイーク5連休もすでに終盤。世界文化遺産になった大牟田、荒尾市内の近代化産業遺産などに両市内外から多数の来場者があり、ゴールデンウイークやお盆休みなどと同様、かなりのにぎわいを見せた。

  2. 3つの北高≠ェ熱戦 校舎移転記念しスポーツフェスタ 大牟田
     大牟田市甘木の大牟田北高校(長俊一校長)は20日、校舎移転記念「北高スポーツフェスタ」を開いた。同校と熊本北高校=熊本市北区兎谷=、佐賀北高校=佐賀市天祐=の三つの「北高」が集い、サッカーとバレーボールで熱戦を繰り広げた。

  3. 台風災害募金に協力を 杉森高 生徒が協力呼び掛け 柳川
     柳川市奥州町、杉森高校の生徒有志がこのほど、台風18号災害に対する募金活動を同市のにしてつストアレガネット柳川店とゆめモール柳川で実施。約20人の生徒が参加し、「台風被害に対する募金にご協力お願いします」と買い物客に呼び掛けた。今回集まった浄財は日本赤十字社へ送る予定という。

  4. 南関の魅力を発信 特産品集めて初単独フェア
     玉名郡南関町を多くの人に知ってもらおうと20日、「南関町合併60周年記念なんもかんも特産品2015まるごと南関フェアinシティモール」が荒尾市のあらおシティモールで開かれた。会場には同町の特産品が並び、訪れた人に町の魅力を発信した。

  5. 海の安全祈って風流 綿津見神社例大祭 獅子頭奪い合いも みやま
     海の神様として信仰される、みやま市高田町江浦、綿津見神社(海津美神社)例大祭が20日、同神社であり、海の安全を祈って風流舞が奉納された。


     安全保障関連法案が今月19日の参議院本会議で自民、公明などの賛成多数で可決成立した。集団的自衛権の行使が可能になったことで、今後の動きが注目される。今回の安保法は、日本の防衛に関してあらためて考えさせられる機会となった▼内容は、集団的自衛権の行使により、自衛隊の活動範囲が飛躍的に拡大すること。自衛隊は日本の防衛を担う中枢である。海上保安庁も民間に対する国境警備を遂行している▼日本は米国と日米安全保障条約を結んでいる。沖縄の基地問題は長年の課題である。朝鮮戦争からベトナム戦争など、東アジアが不安定な中、沖縄の地政学的な理由で米軍の基地が残ってしまった。沖縄では普天間基地の移設先として、辺野古海岸の基地建設が問題となっている▼中国は古来より世界覇権の伝統がある国家である。尖閣諸島、南シナ海では、侵略の行動を続けている。朝鮮半島は、世界でもまれな同一民族が対立する国家が存在する。ロシアは、旧ソ連時代から北方四島を実効支配している▼もし自分たちの住む地域の近くに、米軍基地が移設されるとなると反対運動をするであろう。最近の話題では、シリア難民がドイツなどへ移動しており、ヨーロッパ全体の問題となっている。日本は島国であるため、国境が明確であるのが幸いしている▼国を守るのは自衛隊が中心である。机上の理論で振り回されるのは気の毒だ。今回の安保法は、不明な点が数多く散見する。憲法の拡大解釈であるのは間違いない。政府は安保法を国民に説明する義務がある。


平成27(2015)年 9月 23日 水曜日


  1. 68年ぶり無投票か 大牟田市長選 共産は「検討中」
     任期満了に伴う大牟田市長選挙は11月8日告示、同15日に投開票される日程が決まっている。告示まであと1カ月半となった現時点で前副市長の中尾昌弘氏(60)以外に立候補への具体的な動きはない。同市長選としては昭和22年以来、68年ぶりに無投票となる可能性が高まっている。

  2. 南関町 住民の定着狙う 家新築等50万円交付 転入者へ奨励金 推進策アピール 11月から体感事業展開
     移住を考えている人に、玉名郡南関町の魅力に触れてもらおうと、11月22日から、町移住定住推進事業「南関☆体感!実感!!事業」が行われる。実際に同町に移り住んだ人の話を聞いたり体験活動を通して、町の良さを知ることができる。定員は50人で定員に達し次第締め切る。南関町主催。

  3. 川下りコースへぼんぼり 柳川RC 高校生と一緒に設置 観光客歓迎
     柳川ロータリークラブ(古賀俊一郎会長)と同RCが育成するインターアクトクラブの柳川高校の生徒たちが20日、柳川市内の川下りコースにぼんぼりを設置した。多くの観光客が訪れる11月の白秋祭を前に同市観光協会のぼんぼりの近くに置き、乗船客らを歓迎している。

  4. 昔ながらのみそ造り 住民が仕込み体験 荒尾市桜山地区
     荒尾市桜山地区の元気づくり会「桜山げんきかい」(久能健司会長)は20日、桜山中央集会所でみそ造りの講習会を開いた。地区の住民が大豆、塩とこうじだけを使った昔ながらの仕込みを体験した。

  5. 溝口城の灯浮かぶ 竈門神社で千燈明祭 筑後
     筑後市溝口、竈門神社千燈明祭がこのほど、同神社境内であった。地区内の小学生による「裸ん行」の後に、溝口城の天守閣をかたどった高さ約20メートルの櫓に点灯、境内には竹灯籠がともされ、幻想的な雰囲気に包まれた。


     イングランドで開幕したラグビーワールドカップ。世界ランク13位の日本は、3位で優勝候補の南アフリカを接戦の末に下し、初戦を飾った。イギリスのメディアは「史上最大の番狂わせ」と報じたそうだ▼開幕前に日本代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチが日本の躍進を引っ張ったキーマンとして、スポーツニュースなどで紹介されていたのを何度か見た。「ハッピーにならない」「満足しない」「諦めない」という向上心を信条とし、「練習は試合のつもりでしなければ意味がない」などの言葉も▼外国人の指導者を迎えて大きく力が伸びた例はまだある。「日本サッカーの父」と呼ばれ、最近亡くなったデットマール・クラマーさんは東京五輪ベスト8、メキシコ五輪銅メダルに導いた。クラマーさんが息子を亡くした時、「日本にはあなたの息子がたくさんいます」と励ました教え子もいるそうだ。絆の深さがうかがえる▼逆にシンクロナイズドスイミングで日本チームの指揮を取っている井村雅代さんは日本から中国チームの指導に赴き、北京とロンドンの五輪で続けてメダルを取らせるまでに成長させている▼スポーツ指導者が母国以外のチーム強化に力を尽くすことを快く思わない人もいる。だが台頭した新たなライバルと競い合うことも、自国のレベルアップにつながる。そんな意図を持ってオファーを受ける人もいるのでは▼それにスポーツを通じた国際交流も深まる。今後も内外を問わずこの流れは続くだろう。どんな成果が見られるか楽しみ。


平成27(2015)年 9月 24日 木曜日


  1. 三川坑 炭鉱の光と影♀wぶ 世界文化遺産ではないけれど 5連休 確かな人気 大牟田
     シルバーウイーク5連休が23日で終了。大牟田、荒尾市内の世界文化遺産施設が多数の来場者でにぎわった。一方で、世界遺産施設ではない三川坑には19日から22日までの4日間に400人が訪れ、23日も来場者が相次いだ。三池炭鉱の仕組みや歴史、「炭鉱の光と影」などを学ぶには最適の施設として、確かな人気を集めているようだ。

  2. 直木賞作家へ思いはせる 檀一雄しのぶ 柳川で文学顕彰祭
     第29回檀一雄文学顕彰祭(檀一雄文学顕彰会主催)が23日、柳川市新外町の川下りコース沿いにある檀一雄文学顕彰碑前であった。顕彰会会員や長男でエッセイストの檀太郎さんなど約70人が出席。献花や献酒、講話、歌を通して、柳川を「故郷」としてこよなく愛した直木賞作家の作品や人柄に思いをはせた。

  3. 南関がベスト4入り 荒玉地区11チーム熱戦 中学軟式野球
     平成27年度荒玉地区中学校軟式野球大会が19、20の両日、荒尾運動公園野球場などで開催された。合同チームを含めて11チームが出場し、チームプレーで熱戦を繰り広げた。天水が優勝し、郷土勢では南関がベスト4に入った。

  4. セーラー服姿の少女も投票 未来の有権者たたえる 明るい選挙 コンクール表彰式 大牟田
     平成27年度明るい選挙啓発ポスター・毛筆書写コンクールの表彰式が23日、大牟田市新栄町の「えるる」で開かれた。絵や書を通して、明るい選挙を呼び掛ける未来の有権者たちの栄誉がたたえられた。

  5. いつまでもお元気で 大野島コミ協 独居老人へ彼岸菓子 大川
     大川市の大野島コミュニティ協議会(山崎正晴会長)は「秋分の日」の23日、同市大野島に住む独居老人へ彼岸菓子を宅配。「いつまでもお元気で」と励まし、喜ばれた。


     「マウンドで投げる47の後にいつもあなたの声援があったこと、この5年間に感謝を込めてありがとうございます」。自宅の郵便受けに届いたはがきには、差出人の直筆のサインと一緒に、そんな言葉が書かれていた▼その差出人とは現在、プロ野球、福岡ソフトバンクホークス監督の工藤公康さん(52)。前年優勝チームを率いて新監督が連覇するのは29年ぶり。前年日本一では初の快挙だ。工藤さんが宙に舞う姿を見て16年前の福岡ダイエーホークス初優勝の歓喜、日本一直後から続いた一連の移籍騒動を思い出した▼チームの福岡移転11年目の平成11(1999)年秋、45年ぶり福岡と名古屋のチーム対決となった日本シリーズ第1戦。エースの工藤さんは緩急をつけた自在のマウンドさばきで中日ドラゴンズからシリーズ1試合最多となる13三振を奪い3―0の完封勝ちを飾った▼まさに仁王立ち=B笑顔で王貞治監督やナインと握手する姿にスタンドから拍手を送ったことも忘れられない。勢いづいた若鷹軍団は第2戦を落としながらも敵地名古屋で怒濤の3連勝で日本一となった▼福岡永住を考えていた工藤さんに「君が投げる試合には客が入らない」などと球団幹部の心ない言葉。この年のオフ、彼はFA(フリーエージェント)でチームを去り巨人に移籍した▼残留を願う地元ファンなど約17万3千人の署名に住所が分かる人へ約7年かけ自分と家族で宛名書きをして直筆のサイン入りのお礼のはがきを送った。そこまでファンを大切をする人の胴上げを今年あと2回は見たい。


平成27(2015)年 9月 25日 金曜日


  1. 日本一の規模 ソフトバンクホークスファーム本拠地 進捗率60% 施設を公開 筑後
     福岡ソフトバンクホークスのファーム本拠地建設工事が筑後市津島で順調に進んでいる。球団は24日、報道関係者に施設を公開。記者会見した筑後ファーム準備室の三笠杉彦室長は「来年春の開業を目指して工事が進んでおり、現在の進捗率は60%。ヤフオクドームには及ばないが、ファーム施設としては日本一の規模」と説明した。

  2. 消防行政に役立てて 平川さんが100万円寄付 柳川市へ
     柳川市防災協会会長の平川実夫さん(67)=柳川市大和町塩塚=が24日、市役所柳川庁舎を訪れ、「消防行政に役立ててほしい」と市へ100万円を贈った。6月に一般財団法人全国危険物安全協会理事長表彰を受け、地域に恩返しをしたいと寄付。同市は平成27年度中に行う24時間営業のコンビニエンスストアへのAED設置事業に活用する。

  3. 観光まちづくりへ提案 跡見学園女子大 学生と市長ら意見交換 柳川
     柳川市の観光まちづくりの一環で、東京などにキャンパスのある跡見学園女子大学の学生たちと金子健次市長らの意見交換会が22日夜、同市の滞在型体験施設「もえもん家(ハウス)」で開かれた。学生は23日まで4日間滞在し、観光を体験。「歴史、体験、グルメの三拍子そろっている」との評価の一方で、情報発信などの課題、体験スタンプラリーやレンタサイクルの活用など提案も含め、活発に意見を交わした。

  4. 世界が二つ 荒尾干潟 万田坑 来月18日 創作ステージ
     今年で7回目を迎える荒尾総合文化センターの創作ステージ。今回の公演日は10月18日、「世界が二つ あらお」と題し、荒尾市の二つの宝、ラムサール条約登録湿地の「荒尾干潟」と世界文化遺産になったばかりの「万田坑」をテーマに取り上げる。23日には子どもたちが出演する場面を中心に稽古があった。

  5. 女性が運転技術確認 コースで走行実践 安全意識高める みやま
     秋の交通安全運動に合わせたセーフティードライビングスクールが24日、みやま市の瀬高自動車学校で行われた。同市女性倶楽部の会員23人が参加し、教習コース内で急ブレーキやクランクなどに挑戦。自分の運転を再確認し、安全運転への意識を向上させた。


     国勢調査が全国一斉に行われている。5年に1度の調査で、今回は20回目となる。第1回は大正9(1920)年に実施された▼今回からは、新たにパソコンやスマートホンを利用し、ウェブでの回答ができるようになった。回答するのに必要なパスワードが送られてきたので、早速、パソコンでの入力を試みた。回答内容は世帯ごとに行われるので、家族全員の氏名や性別、生年月日、就業や通学の状態などが質問事項になっている▼このオンライン調査は、調査する側にとって、回答用紙を回収する手間が省ける利点がある。国勢調査は基本的に全数調査であるため、回収率を可能な限り100%に近づける努力がなされている▼国勢調査の目的は、日本の人口、世帯の実体を把握し、各種の行政施策の基本資料とすることである。例えば国政選挙における選挙区確定の基準など。また民間においても、市場規模や需要を見積もり、出店計画など経営判断や研究活動に活用されている。さらに、将来人口を推計するための基礎データとしても活用される。人口動態を知ることは、最近の地方創生課題における人口減少対策に直接、関わることだ▼個人情報保護法が適用されることは当然であるが、税務や警察の業務に利用されることは禁止されている。就業状態を回答するため、気になるところだ。以前、調査員を装い調査表を盗み取る「かたり調査」事件が発生した。オンライン調査は、これを防御できるものだ▼国勢調査の結果は、総務省統計局ホームページで知ることができる。


平成27(2015)年 9月 26日 土曜日


  1. 中学は2校に統合 適正規模・配置化検討委が答申 大川市 小中一貫校設置も
     大川市学校適正規模・適正配置化検討委員会の第9回会議が24日に同市役所で開かれ、市教育委員会への答申案を承認。市立小学校、中学校の適正化に向け八つの小学校は適正規模に満たない学校が生じれば統合すべき、四つの中学校を2校に統合すべきとし、小中一貫校(義務教育学校)の設置検討などを求める付帯意見も付けて答申した。教育委員会は答申に基づいて再編計画案をまとめ、5年後の再編校開校を目指す。

  2. 認知症へ理解深める 公開講座に市民100人 講演や体験コーナー みやま
     みやま市民公開講座・認知症セミナー「認知症を知ろう!〜よりよい生活を目指して〜」がこのほど、同市瀬高公民館で開かれた。船小屋病院の三根浩一郎院長による「認知症」の早期発見・治療についての講演、保健所の保健師からのメッセージ、地域包括支援センターの取り組み説明があり、約100人が聞き入った。船小屋病院、福岡県南筑後保健福祉環境事務所、みやま市地域包括支援センターの共催。

  3. 地域福祉に役立てて 住友生命労組熊本支部 市社協へ車いす贈る 荒尾
     地域福祉に役立てて―。住友生命労働組合熊本支部はこのほど、荒尾市社会福祉協議会(坂井誠子会長)に車いす1台を寄贈。同市下井手の同市社協事務所で贈呈式があった。

  4. 「大正の広重」に迫る 鳥瞰図絵師 吉田初三郎がテーマ 三池カルタ・歴史資料館
     大牟田市立三池カルタ・歴史資料館(梶原伸介館長)は23日、カルタックスおおむた3階研修室で文化講座「吉田初三郎と九州の鳥瞰図」を開き、29人が受講。「大正の広重」と呼ばれた鳥瞰図絵師、吉田初三郎の人物像や功績をたどった。

  5. ふれあいサロンの充実 「募金百貨店おおむた」とタッグ 社会福祉協議会 市内130団体へ呼び掛け
     大牟田市社会福祉協議会(西村直会長)に登録する「ふれあいサロン」の充実を図ろうと、福岡県共同募金会大牟田市支会が推進する「募金百貨店おおむた」加盟店や団体が出向いて講師を務める出張講座の体験会が24、25の2日間、市総合福祉センターで開かれた。地域福祉活動の活性化のためにサロン、商業者、赤い羽根が連携し「ウイン・ウイン」の関係を目指す。


     福岡ソフトバンクホークスの2軍が、4年連続でウエスタン・リーグ優勝を決めた。1軍では既にパシフィック・リーグの優勝を決めている。選手層の厚さを物語る1、2軍でのダブル優勝だ▼水上善雄監督が今シーズンから2軍の指揮をとっている。元ロッテ内野手としてのイメージが残っているが、ダイエーに2年間在籍して現役を退いている。ロッテ時代の関係で、村田兆治氏による離島の少年野球教室活動に補佐役として参加していた▼来春からは、筑後市の筑後広域公園にホークスファームが移転してくる。2軍の公式戦は、ホークスが所属するウエスタン・リーグとイースタン・リーグの東西に分かれて行われる。両リーグの優勝チーム同士による2軍の日本一を争うファーム日本選手権が毎年開催。今年は10月3日、宮崎を会場に行われる▼3年前と昨年が千葉ロッテマリーンズに負けている。一昨年は、東京ヤクルトスワローズに勝ち、日本一になった。今年のイースタンは、読売ジャイアンツが優勝。ウエスタンは5チームであるが、イースタンは7チームでリーグ戦を戦う。東西で分けてあるので、変則的なリーグ編成になっている▼2軍の試合は、勝敗よりも選手の調整が目的となる場合が多いので、必ずしも強いチームが優勝するとは限らない。それでも4年連続で優勝するのだから、よほど選手層が豊富といえる。1軍で見られる選手も多く出場するので、2軍の試合とはいえ、見応えがあり盛りだくさん。来春から身近に観戦できるのが、今から楽しみである。


平成27(2015)年 9月 28日 月曜日


  1. 水郷柳川deイマジン音楽祭 平和への思い 世界に オノ・ヨーコさんを顕彰 エピソードなど聞く
     第1回「水郷柳川deイマジン音楽祭」が26、27の両日、柳川市で開かれた。ビートルズのメンバーだった故ジョン・レノンの曲「イマジン」にちなみ、妻で世界的に著名な芸術家、オノ・ヨーコさんを顕彰し、平和への思いを世界に発信。ヨーコさんのゆかりの同市新外町の小野英二郎邸跡地での野外コンサートなどを通じ、来場者が音楽や平和への思いを共有した。

  2. 東日本被災地の復興を ヤヨイサンフーズ さんま祭りに2千人 大牟田
     マルハニチログループの食品メーカー、潟сイサンフーズ(川島義則代表取締役社長)主催の「今年もするばい!!第5回さんま祭りin大牟田2015」が26日、大牟田市宮山町の同社九州工場で開催された。市内外から約2千人の来場者が宮城県の気仙沼港に水揚げされた旬のサンマ3千匹の炭火焼きや銘酒などを味わい、同社スタッフらと交流を深めた。

  3. 先輩の長岡選手(バレーボール)と交流 山川東部小で閉校記念授業 みやま
     みやま市の学校統合で来年3月に閉校する山川東部小学校で26日、閉校記念事業・PTA夢授業があった。同校の卒業生で全日本女子バレーボール選手として活躍する長岡望悠さんが駆け付け、児童たちと交流を深めた。

  4. 甘くて柔らかい 新高ナシの品評会 優等は河野さん 荒尾
     荒尾市特産のジャンボナシ「新高」が出荷の時季を迎え、27日にあらおシティモールで品評会があった。69点の出品があり、普通部門の優等に河野秀法さん(下赤田)が選ばれた。

  5. 藩境のまちで観月会 大川 音楽や俳句楽しむ
     「藩境のまち小保・榎津名月を愛でる夕べ」と題した観月会が26日、大川市榎津の藩境のまち広場であった。月見気分の来場者が音楽に耳を傾けながらゆったりとひとときを過ごし、俳句を詠んだ。藩境のまちづくりを考える会主催。


     先日、献血に行ってきた。ここ数年は年に2回のペースで献血している。しかも、同じ会場での献血だ。時間と場所の関係で、自然とパターン化されてしまった。2回とも校区献血を利用している。献血者が多くないので、待ち時間がほとんど無いのが一番の魅力に感じている。今回で47回目となるが、献血を続けている理由は、献血後の数日間、体内がスッキリした気分になるからだ▼一般的な400t献血は、年間に3回以内の回数制限がある。なおかつ、12週間が経過しないと献血できない。かなり前のことであるが、知らずに献血会場に行って断られたことがある。今では献血カードに可能な日付が刻字されているので、間違うことはない▼年齢制限は69歳以下、体重は50`以上なければならない。最高血圧が90以上で、異常な高血圧も診断により断られるようだ▼輸血を受けられる方は、60歳以上が4分の3以上を占めている。高齢化社会が進行しているため、輸血の必要性が高まっている▼献血に協力している全体の4分の3以上が、40歳代以下となっている。そのうち、20歳代、30歳代が最近の5年間で減少し続けている。逆に50歳代以上が、少しずつ増加しているらしい▼以前は、「ちょっとボランティア」というテレビCMを見掛けたが、最近は見なくなった。若い世代の献血協力が減少しているが、人の命を救うばかりではなく、わが身の健康管理の一環として、その意識の広がりを期待したい。気軽に始められるボランティアである。多くの協力をお願いしたい。


平成27(2015)年 9月 29日 火曜日


  1. 炭鉱電車保存を支援 ふるさと遺産定期 大牟田柳川信用金庫 来月1日から取り扱い開始
     大牟田柳川信用金庫(小柳敏昭理事長)は10月1日から、三池炭鉱関連施設が世界文化遺産に登録されたことを記念して「ふるさと遺産定期預金」の取り扱いを開始する。大牟田市が推進している炭鉱電車の移設・展示保存を支援する。

  2. 「正しい商い」の実践を 商業界九州沖縄ゼミ 450人が心構え学ぶ
     「正しい商い」の実践を目指して、第50回商業界九州沖縄ゼミナール福岡が28日、玉名郡南関町のホテルセキアで始まった。初日は九州一円や東京、大阪、北海道からも参加があり、約450人が講座を通じて 「店は客のためにあり、従業員とともに栄える」の精神や商人としての心構えを学んだ。29日まで。

  3. 世界遺産盛り上げ支える 万田坑から荒尾駅まで清掃 玉名法人会
     玉名法人会(山崎政明会長)は27日、地域貢献活動の一環で、荒尾市の万田坑周辺やJR荒尾駅までの道路を清掃した。万田坑の世界文化遺産登録による地元の盛り上がりを支えようと、会員やその家族ら約60人が汗を流した。

  4. 水都 柳川観光列車試乗会 四季をテーマにラッピング 西鉄 来月4日から運行
     西日本鉄道による柳川観光列車「水都―すいと―」の試乗会が27日にあった。福岡(天神)―大牟田間を運行する列車が西鉄柳川駅に登場した。運行開始は10月4日からで、当日は市民挙げてのおもてなしも計画されている。

  5. 婚活とまちの魅力も体感 難関突破し2組誕生 南関
     玉名郡南関町の魅力を楽しめる婚活イベント「なんでもかんでも突破コンin南関町」が27日、同町で行われた。男性11人、女性10人が参加。町内の名所を巡ったり、特産品を味わうなどして、交流を深め、将来のパートナーを探した。


     東京オリンピック・パラリンピックが5年先の2020年に開催される。メーンスタジアムやエンブレム問題を考えると、東京オリンピックの開催を是が非でも獲得する必要があったのか、疑問に思われる。あきれたことに開催責任者が不在である▼2009年に広島市と長崎市の共催によるオリンピック開催構想が発表されたが、わずか2カ月後にIOC(国際オリンピック協会)により却下された。2011年に石原東京都知事がオリンピック招致の立候補を表明した▼当時のコンセプトは、既存の確立したインフラを活用し、コンパクトな開催と安全面を確保すること。東日本大震災の復興を進行させるために、パラリンピック開催や事前合宿地を東北地方で行う支援計画が盛り込まれた▼招致活動でいちやく有名になったのは「おもてなし」のフレーズである。流行語にもなった「おもてなし」は、最近の東京オリンピック騒動の中で、もみ消された感となった。いったい何を目指して、何を目標としたオリンピック招致だったのか。今さらながら、首をかしげるしかない▼オリンピック競技は確かに面白い。けれども国民の大多数はテレビで観戦することになる。このため、わざわざ日本で開催する必要はない。スポーツが必ずしも好きではない国民もいる▼長野オリンピックでは、遺産として残った競技場や開催費用の問題が発生した。東京オリンピックでは、開催後の振興に生かすプランが見えてこない。地方創生の推進を考えれば、東京に話題を集中することはマイナスとなる。


平成27(2015)年 9月 30日 水曜日


  1. 柳川産のり¢ナち出す 市と漁協、有明海漁連 上級品に認定マーク ブランド化し産地PR
     柳川市などによる柳川産海苔ブランド化推進協議会は今シーズンから、柳川産ののりを使用した製品を「有明海柳川産」として認定し市内外にPRする。市内で生産された一番摘みの3等級以上の上級ののりを使った商品が対象で、審査を経て認定されると「柳川産海苔」と書かれたマークを表示。のりの付加価値を高め、産地としてアピールする。

  2. ファーム本拠地名決まる ドームで筑後市デー
     福岡ソフトバンクホークスは29日、福岡ヤフオクドームで記者会見を開き、筑後市津島に建設中のファーム本拠地の施設名称を「HAWKS(ホークス)ベースボールパーク筑後」とすると発表。引き続き、記念品贈呈式が行われ、筑後市の中村征一市長が工藤公康監督に同市の特産品の巨峰などを贈った。

  3. 子どもの「生きる力」育む 野外活動など挑戦 長洲町
     子どもらに災害時の「生きる力」を身に付けてもらおうと、「危機管理キャンプinながす」が26、27の2日間、玉名郡長洲町B&G海洋センターなどで開かれた。マリンスポーツなどの屋外活動や救急救命講座があり、町内や熊本、八代市の中学生以下の子どもや保護者44人が参加した。

  4. 新校舎の見学も 体験入学に300人 大牟田北高
     大牟田市甘木の大牟田北高校(長俊一校長)は27日、平成27年度体験入学を実施した。近隣の中学生とその保護者合わせて約300人が参加し、同市吉野の新校舎も見学した。

  5. 沿岸の犯罪防ごう 荒尾署と警備協力会が警戒
     沿岸での犯罪を防ごうと熊本県下の沿岸部全域で29日、一斉パトロールが行われた。荒尾警察署沿岸警備協力会(井上憲一会長)と同署(木村浩憲署長)などは合同で有明海沿岸を船舶で巡回。参加者は平穏で安全な地域づくりに向け、船上から警戒に当たった。


     荒尾干潟は日本有数の湿地帯として、ラムサール条約湿地に登録されている。現在、日本では50件が登 録。荒尾干潟は38番目である▼日本の登録地の中で有名なところでは、釧路湿原や琵琶湖がある。広島県の宮島南部海岸は塩性湿地として、また山口県秋吉台がカルストの地下水系としてそれぞれ登録されている。九州では大分県九重町の坊ガツル湿原や鹿児島県藺牟田池の火口湖一帯に広がる湿原がある▼荒尾干潟は、荒尾競馬場跡干拓地の地先から、長洲町との境になる牛水地区の地先までがラムサール条約湿地の登録範囲である。この付近は砂質の干潟が形成されていて、有明海奥部の佐賀県側に多い泥質の干潟とは性質が異なっている。粗い砂と貝殻などからできているため、歩いても沈みこむことはない▼今から20年前。平成7年に、九州国際ハブ空港誘致の期成会が発足した。三池炭鉱閉山を見据えた新たな産業を打ち立てる構想だった。福岡県南部と熊本県北部地域の経済団体で設立された▼場所は荒尾市地先。まさに荒尾干潟がある場所に沿って有明海中央側に埋め立てて建設する事業である。しかし、過密度が増す福岡空港の代替空港として玄界灘沖が有力候補となった。新北九州空港や佐賀空港の建設計画もあり、結局は、実現しなかった▼荒尾市の国道208号沿いに「九州国際ハブ空港を荒尾市地先に」の看板が立っていた。いまは、それを書き換えて「渡り鳥のオアシス・荒尾干潟」に変わっている。幸いしたとはいえ、何とも苦笑いの結果である。